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竪山将がザンタライア下して優勝、河野亮哉はモンゴル勢2人投げる健闘も決勝でキムウォンジンに苦杯・グランプリ済州第1日男子レポート

(2014年12月2日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版12月2日掲載記事より転載・編集しています。
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竪山将がザンタライア下して優勝、河野亮哉はモンゴル勢2人投げる健闘も決勝でキムウォンジンに苦杯
グランプリ済州第1日男子レポート
■ 60kg級・学生王者河野亮哉大健闘、モンゴル勢2人投げて2位入賞
【入賞者】 エントリー23名
1.KIM, Won Jin(KOR)
2.KAWANO, Ryoya(JPN)
3.DASHDAVAA, Amartuvshin(MGL)
3.GANBOLD, Kherlen(MGL)
5.MCKENZIE, Ashley(GBR)
5.SAFAROV, Orkhan(AZE)
7.CHAMMARTIN, Ludovic(SUI)
7.KULIKOV, Dmitriy(RUS)

リオ世界選手権銀メダリストのダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)に同大会銅メダリストのキム・ウォンジン(韓国)、さらにオルハン・サファロフとイルガー・ムシュキエフのアゼルバイジャン勢2人に階級最強国モンゴルで3番手を務めるガンボルド・ケーレンと非常に役者が揃った階級。

その中で今季の学生王者の河野亮哉(日体大4年)がなんと決勝進出の大躍進。準々決勝ではダシュダバーを開始7秒の大外刈「一本」で屠り去り、準決勝ではガンボルドに終了間際の内股「技有」で逆転勝ち。決勝はリオ世界選手権銅メダルのキム・ウォンジン(韓国)に屈したが、いま軽量級において「国際大会で通用するかどうか」の重要指標であるモンゴル勢に連勝を果たしたことは大きい。予想をはるかに超える存在感を示した大会となった。

というわけで優勝はキム・ウォンジン。2回戦では今季の世界ジュニア王者フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)を左小内巻込「有効」、直後豪快な左背負投「一本」(2:40)と圧倒。準々決勝はルドヴィック・シャンマルタン(スイス)の左払巻込をめくり返して「技有」を獲得、守勢に回って「指導3」まで失うも逃げ切って優勢勝ち。準決勝はサファロフを膝車に捉えて鮮やかな一本勝ち(2:13)。決勝は河野亮哉が仕掛けた、左小内刈の形で相手を抱えとめる「サリハニ状態」の膠着を裏投でキッチリ打開して「有効」奪取、さらに残り59秒には右背負投で「技有」を追加して優勢勝ち。地力の高さは勿論、「サリハニ状態」に対して予め答えを準備しておいたかのようなその確信的な動きには、日頃の研究ぶり、国際柔道の中で「試合に勝つ」ことを考えている普段の稽古ぶりが伺い知れた。昨年高藤直寿に喫した連敗と、今季の世界選手権欠席にアジア大会での敗戦とやや存在感が薄れかけていたキムだが、来年度の世界選手権は間違いなく表彰台の有力候補と考えておくべきだろう。

世界選手権代表を務めたチョ・インヒュク(韓国)は2回戦でサファロフに大外返「有効」で敗戦。第4シードのムシュキエフは2回戦でデミトリ・クリコフ(ロシア)に小外掛「技有」で敗れた。ツァイ・ミンイェン(台湾)も2回戦でシャンマルタンに横落「有効」を奪われて逆転負け、入賞に絡むことは出来なかった。

【3位決定戦】

ダシュダヴァー・アマーツブシン(モンゴル)○優勢[技有・内股]△オルカン・サファロフ(アゼルバイジャン)

ガンボルド・ケーレン(モンゴル)○優勢[技有・浮落]△アシュレイ・マッケンジー(イングランド)

【決勝】

キム・ウォンジン(韓国)○優勢[技有・背負投]△河野亮哉(日本)

【日本選手勝ち上がり】

河野亮哉(日体大4年)
成績:2位

[1回戦]
河野亮哉○横四方固(1:32)△チェン・イェンルン(台湾)

河野右、チェンが左組みのケンカ四つ。チェンの左外巻込の掛け潰れをめくって横四方固「一本」。

[2回戦]
河野亮哉○反則[指導4](2:48)△アルティオム・アーシャンスキ(イスラエル)

ケンカ四つ。開始早々に両袖の右袖釣込腰を食って「技有」失陥。しかし足技を止めずに右内股、右払腰と攻め立てて早い段階で4つの「指導」を獲得、逆転勝利。

[準々決勝]
河野亮哉○大外刈(0:07)△ダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)

右相四つ。奥襟を掴むとダシュダバーが裏投の構え。河野そのまま首を抱え込んで大外刈に乗り込み豪快な「一本」。リオ世界選手権銀メダリストのダシュダバーに勝利。

[準決勝]
河野亮哉○優勢[技有・内股]△ガンボルド・ケーレン(モンゴル)

2戦続けてモンゴルの強豪とマッチアップ。
右相四つ、「指導」2つをリードするが残り40秒、技を仕掛けて正対が出来上がった瞬間ガンボルドが横落に打って出て「有効」失陥。絶体絶命かと思われた残り10秒で相手の首を抱えて右内股「技有」を奪取、逆転勝利。

[決勝]
河野亮哉△優勢[技有・背負投]○キム・ウォンジン(韓国)

41秒河野に「指導1」。直後、ケンカ四つの組み手争いから河野が「サリハニ状態」の膠着を作り出すがキム迷わず裏投に打って出て「有効」。残り50秒には右背負投で「技有」も追加してキムの圧勝で試合終了。

■ 66kg級・竪山将見事優勝、準決勝でザンタライアを破る
【入賞者】 エントリー23名
1.TATEYAMA, Sho(JPN)
2.AN, Baul(KOR)
3.ARDANOV, Anzaur(RUS)
3.OATES, Colin(GBR)
5.POLLACK, Golan(ISR)
5.ZANTARAIA, Georgii(UKR)
7.BATTSETSEG, Batgerel(MGL)
7.VAN GANSBEKE, Kenneth(BEL)


日本代表の竪山将(鹿屋体育大3年)が見事優勝。準決勝でマッチアップした世界選手権3位のゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)戦が最大の山場だったが、左相四つの相手に対して肘抜きの左背負投を連発。受けの柔らかさが売りのザンタライアはことごとく逃れるがそんなことは織り込み済みだとばかりに攻めの手を緩めず、「指導3」対「指導2」の優勢でこの大一番を勝ち抜け。

決勝は世界ジュニア2年連続出場、今年は同大会の初戦で阿部一二三に「指導1」で敗れているアン・ボウル(韓国)と対戦。竪山も講道館杯で阿部と接戦(「指導1」対「指導2」で阿部が勝利)を演じたばかりで縺れること確実と思われたこの試合は両者左組みの相四つ。アンは釣り手を片襟に差しての左背負投で攻めるが、中盤からは引き手を先に取ることに成功した竪山が左大外刈に左小内巻込と有効打を連発。明らかな山場を作るところまで展開を引き離すには至らなかったが、序盤の33秒に奪った「指導」1つを最後まで持ったまま終戦、見事優勝を決めた。

竪山、そして橋口祐葵(明治大2年)と世界ジュニア王者を輩出し続けたこの世代の日本の66kg級だが、高校2年生の超新星阿部一二三の出現により世代丸ごと「ホープ」の座をかっさらわれた感がある。その情勢下にあって再び竪山が存在感を示した形の大会であった。

アンは2011年世界ジュニア選手権に60kg級で出場、前述の通り66kg級でも世界ジュニアに2年連続で派遣されいるがいずれの大会も入賞なし。これで地元開催のシニア国際大会であるチェジュ大会で成績が残さなければこの先のキャリアが事実上終わってしまう可能性もある大事な大会だったが、組み合わせにも恵まれて無事2位入賞。決勝では竪山と接戦も演じたこともあり、おそらくはこれで「次代のエース」への権利を留保したものと思われる。

ザンタライアは3位決定戦を落として表彰台から陥落。アンザルウル・アルダノフ(ロシア)を相手に攻めに攻めたがどうしてもあと1つの「指導」が取れず、合計7分23秒の激戦の末、右小内巻込で前隅に落とされ「一本」で終戦。失意の5位に終わった。

【3位決定戦】

コリン・オーツ(イングランド)○優勢[技有・横四方固]△ゴラン・ポラック(イスラエル)
アンザルウル・アルダノフ(ロシア)○GS小内巻込(GS2:23)△ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)


【決勝】

竪山将(日本)○優勢[指導1]△アン・ボウル(韓国)

【日本選手勝ち上がり】

竪山将(鹿屋体育大3年)
成績:優勝

[2回戦]
竪山将○小内巻込(4:01)△ヤスパー・レフェフィレ(ベルギー)

竪山左、レフェフィレ右組みのケンカ四つ。相手の股中に潜り込む左背負投から左小内巻込に繋いで「技有」。4分1秒、同様の連携で今度は「一本」。

[準々決勝]
竪山将○横四方固(3:38)△ゴラン・ポラック(イスラエル)

ケンカ四つ。長身の相手に上から組まれて劣勢。「指導3」まで追い込まれるも。相手の右内股を潰して横四方固「一本」。

[準決勝]
竪山将○優勢[指導3]△ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)

左相四つ。ザンタライアの圧力を潜り抜けては肘抜きの背負投を連発して横三角。エンジンを止めずに攻め続け「指導」2つを連続奪取。ザンタライア追い掛けるが結局「指導2」対「指導3」で竪山の勝利。ザンタライアは畳に座り込んでガッカリ。

[決勝]
竪山将○優勢[指導1]△アン・ボウル(韓国)

左相四つ。序盤の33秒に「指導」を奪う。引き手から先に得て左大外刈、左小内巻込に寝技と技を切らず、大枠危なげなし。そのままタイムアップとなり序盤の「指導」ひとつを以て優勢勝ち。

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