PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

グランプリ済州最終日5階級ひとこと展望

(2014年11月28日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版11月28日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード
グランプリ済州最終日5階級ひとこと展望
■ 90kg級・王者イリアディスに絶好調イギュウオンが挑戦
【概況・有力選手】

今季も世界選手権を制した王者イリアス・イリアディス(ギリシャ)が参戦。勿論第1シード配置、優勝候補の筆頭だ。世界選手権で見せた「小手投げ」の形で相手の腕を固定して内股、払腰、体落、大腰と振っていく新戦術、そしてその上に何か新しい積み上げは見られるのか注目ポイント。

トーナメントを見渡す限り、対抗し得る選手は第2シード配置のイ・ギュウオン(韓国)のみ。第1日展望の冒頭に書かせて頂いた通りイは長年階級の国内第一人者と目されながら9月のアジア大会個人戦の代表から漏れる屈辱を味わったばかり。その悔しさを晴らすかのように同大会最終日の団体戦ではキレキレのパフォーマンスを披露、大会MVP級の強さを発揮して母国の優勝に貢献している。世界選手権で優勝してから5年、25歳と年齢的にも脂が乗り切り得意の背負投に代名詞の「韓国背負い」の威力は増すばかり。イリアディスとの直接対決実現となれば今大会屈指の好カードだ。

もう1人、第3シードに置かれたガク・ドンハン(韓国)の存在も忘れてはいけない。昨年大会では決勝でイリディスをGS延長戦内股「一本」で破って見事優勝を飾っている。しかしおそらくはこの勝利をテコに抜擢を受けたアジア大会では準々決勝で国際大会ではほぼ無名のラグワスレン・オトコンバータル(モンゴル)に「技有」優勢で敗れ、3位決定戦でもこれまた無名に近いコムロンショフ・ウストピリョン(タジキスタン)にGS延長戦「指導2」でようやく勝利するという超低空飛行。アジア大会における韓国代表選考の歪みの象徴的存在となってしまった感があった。
実は今大会ガクは2戦目でそのラグワスレン・オトコンバータルと戦うことが濃厚。もしここで敗れ、イが優勝するようなことがあれば「国内トップ」の座を完全に明け渡すこととなってしまう。キャリア上非常に重要な大会。


【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー23名

[プールA]
シード選手:イリアス・イリアディス(ギリシャ)

[プールB]
シード選手:シリル・グロウスクラウス(スイス)
有力選手:クータグ・ツォトゲレル(モンゴル)

[プールC]
シード選手:イ・ギュウオン(韓国)

[プールD]
シード選手:ガク・ドンハン(韓国)
有力選手:ラグワスレン・オトコンバータル(モンゴル)

■ 100kg級・プールDのナイダン対レイズが注目カード
【概況・有力選手】

激戦区はツブシンバヤル・ナイダン(モンゴル)と日本大のカヨル・レイズ(カナダ)が同居するプールD、第1シードのエルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)とまだ階級変更後日が浅くランキングのないチョ・グハン(韓国)が初戦でぶつかるプールA。

上記の4人に、第2シード選手ディミトリ・ピータース(ドイツ)を加えた5人が表彰台候補と考えておきたい。

ナイダンは既に30歳だが、9月のアジア大会ではマキシム・ラコフ(カザフスタン)を「押し出し」作戦で完封して優勝を飾るなど元気一杯。ただし世界選手権(イワン・レマレンコに大外刈で一本負け)で見せたようにパワーファイトと加齢のため、体を固めてしまって一発を食う可能性は排し切れず、その観点からは技の切れるレイズは嫌な相手のはず。しかしその一方、アジア大会の出来であればチョ・グハンのような「ガチャガチャ系」に星を落とすこともまた考えにくく、これまでの実績と今季の出来を考え合わせるならナイダンを優勝候補筆頭と考えておくのが事前評としては穏当だろう。
ただし、アジア大会で見つけた「押し出し続けて場外指導を誘う」戦術には最終日の団体戦でダメが出されていることも忘れてはならない。あの戦法を継続するのか、北京-ロンドン期終盤に獲得した投げの効く柔道を再び志向するのかにも注目したい。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー18名

[プールA]
シード選手:エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)
有力選手:チョ・グハン(韓国)

[プールB]
シード選手:トマ・ニキフォロフ(ベルギー)

[プールC]
シード選手:ディミトリ・ピータース(ドイツ)

[プールD]
シード選手:ナイダン・ツブシンバヤル(モンゴル)
有力選手:カヨル・レイズ(カナダ)

■ 100kg超級・リネールが来た!その一挙手一投足がみどころそのもの
【概況・有力選手】

絶対王者テディ・リネール(フランス)が出場するという大サプライズ。

例年世界大会(世界選手権か五輪)と地元のグランドスラム・パリ、多くてもプラス欧州選手権くらいしか試合に出ないリネールであるが、今年は11月初旬のフランス選手権にも出場しており異例の秋季連戦を敢行中。調整スケジュールを変えたのか、それとも世界選手権決勝の七戸龍戦における苦戦が危機感をあおったのか(少々身びいきが過ぎる観察かもしれないが)、いずれこれまでのリネールには見られなかった行動。

この因を読み解くためにも、調整具合やモチベーションのありようなど、リネールの試合は一試合も見逃せない。

リネールを迎えるメンバーは韓国の誇るキム・スンミンとキム・ソーワンの2トップで、ここまでが世界大会の入賞クラス。以降今季好調のダニエル・ナテア(ルーマニア)、そして世界ジュニアを制したウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)に今季ついにワールドツアー初優勝を飾ったバトトルガ・テムーレン(モンゴル)ら。

格で言えばキム・スンミンが最上位だが、既にスタイル、実力ともに天井を打った感ありで率直に言って観戦上の面白みには欠ける。ここはアジア大会でキムを打倒し、決勝で王子谷剛志と激戦を繰り広げたウルジバヤル・デューレンバヤルとナテア、若い力がリネールとマッチアップする状況に期待したい。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー23名

[プールA]
シード選手:テディ・リネール(フランス)

[プールB]
シード選手:ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)
有力選手:キム・ソーワン(モンゴル)

[プールC]
シード選手:キム・スンミン(韓国)
日本選手:上田轄麻

[プールD]
シード選手:ダニエル・ナテア(ルーマニア)
有力選手:バトトルガ・テムーレン(モンゴル)

■ 78kg級・チュメオvsハリソンの準決勝は必見
【概況・有力選手】

オドレイ・チュメオ(フランス)とケイラ・ハリソン(アメリカ)という豪華世界王者同時出場が実現。チュメオは第1シード(プールA)、一方今季復帰したばかりのハリソンは大会皆勤者のルイーズ・マルツァーン(ドイツ)とヴィクトリア・タークス(ウクライナ)の2人にシード順位で上を行かれてしまい第4シード(プールB)。

つまりチュメオ-ハリソン戦は予選ラウンド(準決勝)で実現することになるわけで、これは見逃せない対決。確認出来る限りこの顔合わせはこれまでチュメオの3勝2敗だが、最後の対決は2011年。ハリソンの休養期間を経て実に4年ぶりとなるこの対戦はいかなる様相となるのか。楽しみとしかいいようがない一番。

逆側の山からは、チュメオやハリソン、アギアールらの「Aグループ」入りを虎視眈々と狙うルイーズ・マルツァン(ドイツ)が腕を撫す。成績を残しても残しても結局このクラスの選手にはほぼ全敗というマルツァンがどこまでやれるかに注目。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー17名

[プールA]
シード選手:オドレイ・チュメオ(フランス)

[プールB]
シード選手:ケイラ・ハリソン(アメリカ)


[プールC]
シード選手:ルイーズ・マルツァン(アメリカ)
有力選手:サマハワ・カマラ(フランス)

[プールD]
シード選手:ヴィクトリア・タークス(ウクライナ)

■ 78kg超級・アンドルとコニッツの一騎打ち濃厚
【概況・有力選手】

第1シードのエミリー・アンドル(フランス)と第2シードのフランジスカ・コニッツ(ドイツ)の決勝対決が濃厚。いったいに豪華なメンバーが揃った今大会の女子にあって少々寂しい陣容だ。

日本の滝川真央(日本大1年)は初戦でドイツの三番手カロリン・ヴァイス(ドイツ)とマッチアップ。勝てばシード選手のサラ・アドリントン(イギリス)との準々決勝に進むがこの選手に勝つところまでは十分可能性ありと見る。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー14名

[プールA]
シード選手:エミリー・アンドル(フランス)

[プールB]
シード選手:サラ・アドリントン(イギリス)
日本選手:滝川真央

[プールC]
シード選手:フランジスカ・コニッツ(ドイツ)

[プールD]
シード選手:イリナ・キンザルスカ(ウクライナ)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版11月28日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.