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グランプリ済州第1日5階級ひとこと展望

(2014年11月26日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版11月26日掲載記事より転載・編集しています。
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第1日5階級ひとこと展望
グランプリ済州
グランプリ青島(11/19~21)、グランプリ済州(11/27~29)、グランドスラム東京(12/5~7)と続く所謂「東アジアシリーズ」、第2戦となるグランプリ済州(チェジュ)大会は、韓国・済州で27日から3日間の日程で開催される。
この東アジアシリーズ、今年は例年と比べ明らかに出場選手が豪華。例年2月に行われるグランドスラム・パリの来年度大会が会場であるベルシー体育館改装のため10月に延期され。これを受けて世界の強豪がその強化&ポイント獲得スケジュールの重心を前倒ししていることがその原因と思われる。ツアーの締めである東京大会を睨みつつ、今大会もなかなかの陣容が揃った。

男子の目玉はなんといっても100kg超級の絶対王者テディ・リネール(フランス)の参戦だ。なんのかんので毎年グランドスラムパリと世界大会、多くても欧州選手権くらいしか出てこないリネール。今回も1次エントリーだけの「名前見せ」かと思われていたが、少なくとも組み合わせ抽選の段階ではエントリーを取り消さずどうやら本当に出場する模様。11月のフランス選手権に続き、意外にも今季は精力的に試合をこなす気配。
とはいえ、グランドスラム東京に出る見込みがほとんどないリネール、普通であれば早くとも4月の欧州選手権、あるいは来年の世界選手権まで試合を見ること自体がまずないはず。絶対王者のパフォーマンス、必見である。

男子では、地元韓国勢がどう戦うかが観戦の大きなポイント。今年韓国男子チームは地元で開催されるアジア大会に合わせて主力を長期間温存、なんと8月のチェリャビンスク世界選手権にまで若手中心のBチームを派遣するという極端なシフトを敷いたが、国内選考の歪さもあって結果は惨敗。今大会は国内のファンに向けて汚名返上すべき、負けられない大会だ。
81kg級に世界大会3度優勝のキム・ジェブンともと73kg級世界王者のワン・キチュン、100kg超級にキム・スンミン、そして60kg級にリオ世界選手権3位のキム・ウォンジンを配してきた韓国だが、もっとも注目すべきは90kg級のもと世界選手権王者イ・ギュウオン。アジア大会では最終日の団体戦で圧倒的なパフォーマンスを披露、あまりの強さと技の切れに「なぜイが個人戦代表に選ばれなかったのか」と国外の関係者を唖然とさせたものだが、もっとも悔しい思いをしたのは当の本人のはず。今大会はその力を証明すべく闘志を燃やしているのは間違いない。90kg級にはイリアス・イリアディス(ギリシャ)が第1シードせ参戦、アジア大会の出来からすればアップセットの可能性はゼロではない。イの意地がイリアディスの力に対抗し得るか、見逃せない対決だ。

女子は、ケイラ・ハリソン(アメリカ)とオドレイ・チュメオ(フランス)の2人の世界王者が参加する78kg級が注目。48kg級のムンクバット・ウランツェトセグ(モンゴル)、63kg級のヤーデン・ゲルビ(イスラエル)の世界王者2人は直前で出場を回避したが、この2人はともにグランドスラム東京に出場が濃厚(11/26時点)で、さすがに連戦を避けた模様。
日本勢は若手中心の陣容で上位進出を狙う。注目はグランドスラム東京の代表でもある志々目愛。

■ 60kg級・優勝候補はモンゴル勢2人とキムウォンジン、予選ラウンドはガリーゴスとチョのジュニア組に注目
【概況・有力選手】

現在階級最強国であるモンゴルからリオ世界選手権2位のダシュダバー・アマーツブシンとガンボルド・ケーレンという2,3番手が揃って出場しており、この2人がそのままトーナメントの目玉。
第1シードはダシュダバー、第2シードがオルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)、第3シードがキム・ウォンジン(韓国)で、第4シードがイルガー・ムシュキエフ(アゼルバイジャン)。

予選ラウンドで面白いのはムシュキエフとガンボルドがぶつかるプールB、サファロフに対して今夏世界選手権代表を務め、世界ジュニアでも3位に入賞したチョ・インヒョク(韓国)が挑むプールC、そしてシード選手キム・ウォンジンに世界ジュニア王者フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)と東アジアきっての好選手ツァイ・ミンエン(台湾)が順番に挑戦するプールD。日本の河野亮太(日体大4年)はプールAに配置され、2戦目でアリチオム・アーシャンスキ(イスラエル)に勝利すればダシュダバーと戦うことが可能。高藤直寿を下したこともある大物食いぶりを発揮することが出来るか。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー23名
[プールA]
シード選手:ダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)
日本選手:河野亮太

[プールB]
シード選手:イルガー・ムシュキエフ(アゼルバイジャン)
有力選手:ガンボルド・ケーレン(モンゴル)

[プールC]
シード選手:オルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)
有力選手:チョ・インヒョク(韓国)

[プールD]
シード選手:キム・ウォンジン(韓国)
有力選手:フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)、ツァイ・ミンエン(台湾)

■ 66kg級・スター選手はザンタライアのみ、日本代表竪山将の奮闘に期待
【概況・有力選手】

知名度と現在の実力がともに揃ったスタークラスは第1シードのゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)のみ。第2シードがコリン・オーツ(イギリス)、第3シードが既に30歳でビッグゲーム以外はさほど警戒の必要がないと思われるスゴイ・ウリアルテ(スペイン)、第4シードがゴラン・ポラック(イスラエル)とやや厚みに欠けるトーナメント。地元韓国も今季世界ジュニア代表を務めたアン・ボウルと昨年のチェジュ大会以外にシニア国際大会出場歴が確認できない22歳のイ・ドンキョとこの階級は一線級を出してきておらず、トーナメントのみどころはチェリャビンスク世界選手権以来これが初試合となるザンタライアの出来、そして我々日本人の興味は竪山将(鹿屋体育大3年)がどのような結果を残すかという一点に尽きる。
竪山は2011年に世界ジュニアで優勝。昨年も同大会で2位入賞を果たしており、その際決勝を戦った橋口祐葵とともに66kg級の次代を担うと目される期待の星であったが、高校2年生阿部一二三の出現によって世代まるごとその座を浚われつつある厳しい情勢下にある。なんとかここで存在感を示しておきたいところ。順当に勝ち進めば準決勝でザンタライアと対戦濃厚。日本選手の誰もが怖れる担ぎ技の威力でアップセットを起こすことが出来るか。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー23名
[プールA]
シード選手:ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)

[プールB]
シード選手:ゴラン・ポラック(イスラエル)
日本選手:竪山将

[プールC]
シード選手:コリン・オーツ(イギリス)
[プールD]
シード選手:スゴイ・ウリアルテ(スペイン)
有力選手:アン・ボウル(韓国)

■ 48kg級・ムンクバットは出場回避、実力急上昇のブシャーの出来に注目
直前までエントリーを続けていた13年世界選手権王者ムンクバット・ウランツェトセグが出場を回避。ムンクバットは先週末に日本でサンボの世界選手権に出場して優勝したばかり、さらに来週はグランドスラム東京にもエントリー予定とあってさすがに中休みを入れることにした模様。

となるとトーナメントで注目すべきは第4シードに配された19歳のアマンディーヌ・ブシャー(フランス)のパフォーマンスということになる。8月のチェリャビンスク世界選手権で3位に入賞して注目を浴びたブシャーは10月の世界ジュニア選手権には52kg級で出場、見事優勝を飾っている。フレデリク・ジョシネ引退後インパクトのある選手を輩出していないフランス最軽量級の切り札となるか、トップ選手とゴリゴリに戦うところまで成長してくる可能性はあるのか、目下若手でもっとも目の離せない選手である。
組み合わせは2戦目(準々決勝)で、気持ちで戦うタイプの地元選手ジョン・ボキョン(韓国)、準決勝で第1シードのポウラ・パレト(アルゼンチン)。もはや勝利は前提として、その内容をしっかり見ておきたいところ。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー16名
[プールA]
シード選手:ポウラ・パレト(アルゼンチン)

[プールB]
シード選手:アマンディーヌ・ブシャー(フランス)
有力選手:ジョン・ボキョン(韓国)

[プールC]
シード選手:マリア・チェルニアク(ウクライナ)

[プールD]
シード選手:モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

■ 52kg級・連戦渦中のキトゥが優勝候補筆頭、2週連続国際大会に挑む志々目愛は決勝進出目指す
前週のグランプリ青島に出場(5位)、そして来週のグランドスラム東京にもエントリーしているアンドレア・キトゥ(ルーマニア)が果敢に出場。昨年周囲を驚かせた皆勤ぶりを今年も如何なく発揮している。

欧州きってのパワーファイターであるキトゥは昨年の連戦期間中一貫してパフォーマンスが良くなく、ゆえに当然世界選手権での前評判もさほど高くなかったのだが蓋を開けてみればここ数年でナンバーワンではないかという素晴らしい出来を披露、見事決勝まで進出している。試合で鍛えるタイプゆえおそらくベストコンディションではないだろうが、前週の青島大会では西田優香を脇固で決勝棄権に追いこむなど(キトゥの反則負けで西田が勝利)暴れん坊ぶりは健在。今大会はもちろん第1シード。

第2シードはマリーン・ケリー(ドイツ)、第3シードはギリ・コーヘン(イスラエル)、第4シードはアディヤサンプ・ツォルモン(モンゴル)。さらに寝技を盛ることで昨年からキャリア最盛期を迎えつつある37歳のイルゼ・ヘイレン(ベルギー)、ローラ・ゴメス(スペイン)と中堅の強豪が揃い、まずまず平均値やや上の「グランプリレベル」は確保というところ。

日本の志々目愛(帝京大3年)は初戦が世界ジュニア代表のパク・ダソル(韓国)。勝ち進めば準々決勝でケリーと対戦する。世界選手権では団体戦要員として抜擢を受けたが結果を残し切れず、そうこうするうちに西田優香と中村美里のベテラン2人が着々復帰の階段を上る、と志々目をとりまく状況は厳しい。グランドスラム東京の前週という過密日程の中、敢えて結果を上積み出来る今大会に派遣されたことはキャリアアップの大チャンス。組み合わせから考えてもここは決勝進出を狙いたい。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー21名
[プールA]
シード選手:アンドレア・キトゥ(ルーマニア)

[プールB]
シード選手:アディヤサンプ・ツォルモン(モンゴル)
有力選手:イルゼ・ヘイレン(ベルギー)

[プールC]
シード選手:マリーン・ケリー(ドイツ)
有力選手:志々目愛、パク・ダソル(韓国)

[プールD]
シード選手:ギリ・コーヘン(イスラエル)
有力選手:ローラ・ゴメス(スペイン)

■ 57kg級・トーナメントに波乱の気配は僅少、パヴィアとカプリオリウが優勝争う
ワールドクラスは第1シードのオトーヌ・パヴィア(フランス)、第2シードのミリアム・ローパー(ドイツ)、第3シードのコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)の3人。

パヴィアの側には第4シードのヴィオラ・ベディティ(スロベニア)らがいるが、パヴィアはアップセットを許すタイプの柔道ではなく、手堅さと優位確保の上手さが売り。この人の決勝進出はまずまず確実と言って良いだろう。

ローパー(プールC)、カプリオリウ(プールD)の山も、ダークホース的存在はアジア大会2位のキム・ジャンディ(韓国)くらい。波乱少なくシード選手が上位を争うという展開になりそうだ。

【組み合わせ(シード選手・有力選手)】
エントリー24名

[プールA]
シード選手:オトーヌ・パヴィア(フランス)
有力選手:ティナ・ツェルトナー(オーストリア)

[プールB]
シード選手:ビオラ・ベディティ(スロベニア)

[プールC]
シード選手:ミリアム・ローパー(ドイツ)

[プールD]
シード選手:コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)
有力選手:キム・ジャンディ(韓国)

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