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黒木七都美が前田千島にリベンジ、高校カテゴリ初の全国制覇決める・インターハイ柔道競技52kg級レポート

(2014年9月19日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版9月19日掲載記事より転載・編集しています。
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黒木七都美が前田千島にリベンジ、高校カテゴリ初の全国制覇決める
インターハイ柔道競技52kg級レポート
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高校カテゴリ2つ目のタイトル奪取を狙う前田千島

決勝を戦うのはともにここまで全試合を「一本」で勝ち上がった前田千島(国分中央高3年)と黒木七都美(大成高2年)の本命2人。昨年の全日本カデ決勝、そして3月の全国高校選手権決勝と同じ顔合わせとなった。

昨年、今年と全日本カデを連覇している前田は1回戦で岡本光理(京都学園高3年)を大腰(1:12)、2回戦は吉田晴香(喜多方桐桜高1年)を袖釣込腰(0:53)、3回戦は成宮妃世梨(藤枝順心高2年年)を縦四方固(1:50)、準々決勝でも田北明日香(徳島北高2年)を縦四方固(0:38)に仕留め、準決勝は福添みのり(長崎明誠高2年)を払腰(1:17)で仕留めて決勝進出。体の強さを生かした柔道で周囲を全く寄せ付けず、この日も圧倒的な勝ち上がり。3月の高校選手権に続く高校カテゴリ2つ目の全国タイトル獲得を狙う。

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全試合「一本」で決勝に勝ち上がった黒木七都美

一方の黒木は1回戦で西口楓雪(比叡山高年)を内股(1:24)、2回戦は小畑樺奈(佐賀商高3年)を合技(3:21)、3回戦はしぶとさが売りの七野柚芽(富士学苑高2年)を合技(2:47)、準々決勝は阪部りり子(紀央館高2年)を横四方固(0:46)、そして準決勝は伊澤星花(作新学院高2年)を僅か30秒の大外刈「一本」に仕留めるという勝ち上がり。優位確保に走るのではなく投げ、抑え、と持ち前の攻撃性を十分発揮して充実の内容で迎える決勝の畳。

昨年の全日本カデ、そして今春の高校選手権といずれも前田が逆転で勝利しているこのカードは前田、黒木ともに右組みの相四つ。

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黒木の強烈な右大外刈に前田が転がり伏せる。直後前田に「指導1」。

黒木、思い切った右大外巻込で先制攻撃。厳しい組み手争いの中、前田が釣り手を絞ると持たせたまま腕を回し上げてまたもや大外巻込。さらに絞り合いから今度は自ら釣り手を切って思い切り右大外刈を放つ。強烈な一撃に前田転がり伏せて「待て」。直後前田に「指導」が宣告される。経過時間は1分6秒。

以後も両者横変形から右大外刈で攻め合い、1分35秒には黒木が右出足払からの左一本背負投で前田を大きく崩す。
しかしこれまでの試合で逆転を果たしている経験ゆえか前田は全く退かずに技を打ち返し、3分38秒には大外返で黒木を大きく崩す場面も現出。

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最終盤、前田がラッシュを掛けて「指導」を奪い返す

そして互いの激しい攻め合いによる動的膠着が続いた末の最終盤、残り25秒を過ぎたところから前田がラッシュ。釣り手を抱き込んでいわゆる「ケンカ四つクロス」の形の入りから両襟を掴んだ右大外落に体を捨て、耐えた黒木を捻じ伏せるように畳に呼び落とす。黒木なんとか伏せて凌ぐが、直後、黒木に「指導1」が宣告される。残り15秒にしてスコアはタイ。

以後も両者まったく退かず、横変形で大外刈を掛けあう激しい攻め合いの中終了ブザーが鳴り響く。本戦4分では勝負がつかず、試合の決着はGS延長戦へと持ち込まれる。

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GS延長戦、黒木の払巻込「一本」で激戦決着

延長戦は両者交互に釣り手を肩越しのクロスに入れて、右大外刈の掛け合い、支釣込足での蹴り合い。51秒、黒木が前田の前進を肩越しクロスの大外刈に捉え、副審1人が「有効」をアピールする大インシデント。ついに試合が揺れ始める。

直後、再び肩越しクロスでの右大外刈の掛け合いという乱打戦。その中、黒木が一段深く入り込んで大外刈。捕まえた感触を得ると大きく体を捻って巻き込みに連絡する。体ごと制される深い一撃に前田たまらず宙を舞い「一本」、1分24秒。

黒木、ついに前田にリベンジ。全試合一本勝ちという素晴らしい結果で高校カテゴリ初制覇を決めた。

本人が語る通りこれまでは逆転負けも多く、窮地になると単調な先手攻撃に陥って泥沼の試合を演じてしまうことも多々あった黒木だが、初戦から決勝まで強気で投げを繰り出し続けた今大会の出来はまさしく出色。投げの威力にメンタルの強さと今後に大きな可能性を感じさせる大会であった。

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優勝の黒木七都美

【入賞者】

優 勝:黒木七都美(大成高2年)
準優勝:前田千島(国分中央高3年)
第三位:福添みのり(長崎明誠高2年)、伊澤星花(作新学院高2年)
敢闘賞:向江紗良(淑徳高3年)、田北明日香(徳島北高2年)、柳海音(名張高3年)、阪部りり子(紀央館高2年)

黒木七都美選手のコメント
「高校選手権でもカデでも負けていて、3度目の正直。絶対勝ちたいと思っていました。相手は試合が上手いので、こちらはガンガン行くしかないと。『指導』で追いつかれても『ここからだ』と気合を入れ直しました。延長は相手もガツガツ来たけどその分だんだん雑になってもきていたので『これから取れるかな』という予感がありました。今日の4分は全体的に自分のほうが守っていたんじゃないかと思いますが、最後に取れたし、とにかく、やっと勝てたのでうれしいです」

【準々決勝】

福添みのり(長崎明誠高2年)○上四方固(2:55)△向江紗良(淑徳高3年)
前田千島(国分中央高3)○縦四方固(0:38)△田北明日香(徳島北高2年)
伊澤星花(作新学院高2年)○袈裟固(1:57)△柳海音(名張高3年)
黒木七都美(大成高2年)○横四方固(0:46)△阪部りり子(紀央館高2年)

【準決勝】

前田千島○払腰(1:17)△福添みのり
黒木七都美○大外刈(0:30)△伊澤星花

【決勝】

黒木七都美○GS払巻込(GS1:24)△前田千島

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