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坂上彩が攻撃柔道で初優勝、決勝は常見海琴との打ち合いを制す・インターハイ柔道競技48kg級レポート

(2014年9月19日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版9月19日掲載記事より転載・編集しています。
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坂上彩が攻撃柔道で初優勝、決勝は常見海琴との打ち合いを制す
インターハイ柔道競技48kg級レポート
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4つの秒殺「一本」を決めて決勝まで勝ち上がった坂上綾

序盤の最注目対決、世界カデ選手権44kg級王者鈴木茉莉(藤枝順心高2年)と高校選手権52kg級3位で全日本カデ48kg級王者の常見海琴(埼玉栄高2年)による2回戦は常見がGS延長戦「指導1」(GS1:36)で勝利。

世界カデ選手権40kg級王者の山内穂乃花(京都学園高3年年)は2回戦で下向瑶寧(秀岳館高3年)に「指導2」優勢で敗退。
全日本選抜体重別出場者である高橋瑠璃(修徳高3年)は2回戦で藤井恵奈(名張高3年)に「技有」優勢で敗れてトーナメント脱落。高校1年時のインターハイで3位に入賞しながら、全国タイトルにはついに手が届かないまま最後の夏を終えた。

激戦を勝ち上がって決勝に進出したのは坂上綾(夙川学院高2年)と常見海琴(埼玉栄高2年)の2人。

坂上の勝ち上がりは抜群。1回戦は奥薗聖奈(明桜館高3年)を袖釣込腰「一本」(0:12)、2回戦は上領悠月(高川学園高3年)を出足払「一本」、3回戦は森川莉歩(金沢向陽高3年)を「指導3」の優勢で下し、準々決勝は金城有里(沖縄尚学高2年)に合技で一本勝ち(0:49)、準決勝は酒向亜矢香(鶯谷高3年)戦も開始早々の大内刈「一本」(0:19)で勝負を決めて決勝進出。5戦して4つの一本勝ち、一本勝ちは全てが1分以内に勝負を決める「秒殺」という素晴らしい内容で迎える決勝の畳。

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準決勝、常見海琴が五十嵐真子との延長戦を左大腰「有効」で制する

一方の常見は1回戦で大澤沙弥華(南筑高3年)から得意の大腰で一本勝ち(2:15)という滑り出し。2回戦は前述の通り鈴木茉莉をGS「指導1」で下し、3回戦は小泉涼華(土浦日大高3年)から「技有」優勢、準々決勝は辻田愛佳(柳ヶ浦高2年)を「有効」優勢で勝利してベスト4入り。強敵五十嵐真子(横須賀学院高2年)とマッチアップした準決勝は常見が右釣腰「有効」、五十嵐が右大外刈「有効」を奪い合う激戦となったが、GS延長戦16秒の左大腰「有効」で勝負を決めて決勝進出決定。高校カテゴリ初の全国制覇を狙う。

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決勝、開始早々の打ち合いから坂上が右大腰。最後は足を上げて打点高く決め切り「有効」

決勝は坂上、常見ともに右組みの相四つ。

始まるなり常見が釣り手を奥襟を振り入れながら組みつき、掴みながら思い切り良い右大外刈。常見が裏に抜けると坂上右一本背負投に入ってともに崩れ「待て」。

再開するなり常見は両袖の左袖釣込腰。常見の左に降りた坂上は右大内刈に入って「待て」。ともにポイントが想起される思い切りの良い一撃、軽量級らしく攻防のテンポの速い、殴り合いとでもいうべき序盤戦。経過時間は30秒。

「始め」の声が掛かるなり坂上相手の脇を差して抱き付き、右大腰。深く腰を入れ、最後は脚を上げて一段打点高く決めに掛かったこの一撃に常見たまらず宙を舞い、なんとか身を捻るもこれは「有効」となる。経過時間は45秒。

試合が再開されると坂上再び相手を抱くようにして前に走る。しかし常見は回避を考えず右大外刈で迎え撃ち、坂上転がり伏せて「待て」。経過時間は56秒。強気と強気がぶつかりあう好試合。

このノーガードでの打ち合いも1分を過ぎるとさすがにやや収束。互いに懐に飛び込む間を探り合う形になった1分17秒坂上に「取り組まない」判断の「指導1」、以降坂上が右大内刈、常見は右大外刈で攻め合って譲らず終盤まで双方ポイントなく試合が進行。

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常見が大外刈を狙うが坂上も攻め合いから降りず

2分53秒、互いが釣り手をクロスに入れ合う攻防の終点で常見が左大腰、坂上が畳に崩れ伏せる。ここで主審は坂上に2つ目の「指導」を宣告。

奮起した坂上片手の右袖釣込腰、これが崩れると立ち上がって釣り手を叩き入れながら思い切りよく右大内刈を放つ。しかし直後放った左大腰を待ち構えた常見に潰され、主審は坂上に偽装攻撃の「指導3」を宣告する。経過時間は3分19秒、残り時間は41秒。常見があと1つの「指導」を得れば逆転勝利というところまで状況が煮詰まる。

ここで常見、組み手をブロックしてなかなか攻め込ませない坂上に対して、前進を続けて「場外」の指導を狙う手に打って出る。しかし坂上は右大内刈で一旦回り込むことに成功、常見の再度の前進も両袖を絞って踏み止まり続ける。
「人」の字の形で踏ん張り合ったこの攻防が仇となり、過程を飛ばして懐に飛び込みたいはずの常見は両腕を捕まえられて動きを止められてしまい、脇を差すことすら叶わず。そのままタイムアップとなり、「有効」優勢による坂上の勝利が決まった。

決勝は序盤の攻め合いを退かずに制した坂上の強気が勝利の因。常見は目論み通り得意の乱戦に試合を持ち込んだが坂上もまたノーガードでの打ち合いを得意とする大技ファイターであったこと、あと1つの「指導」で勝利に届く最終盤で持ち味の投げではなく場外追い込みで「指導」を狙った判断が響き、惜しくも優勝を逃すこととなった。

入賞者、準々決勝以降の結果、優勝者のコメントは下記。

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優勝の坂上綾

【入賞者】
優 勝:坂上綾(夙川学院高2年)
準優勝:常見海琴(埼玉栄高2年)
第三位:酒向亜矢香(鶯谷高3年)、五十嵐真子(横須賀学院高2年)
敢闘賞:中村伊織(福井工大福井高2年)、金城有里(沖縄尚学高2年)、浅岡美名(大成高2年)、辻田愛佳(柳ヶ浦高2年)

坂上綾選手のコメント
「緊張よりも、ワクワクして試合に臨めました。普段稽古している夙川の中学生のほうが今日出ている選手より強いと、ガチガチにならずに戦えたのが良かった。ただ決勝は組んだ瞬間『強いな』と、体幹の強さも圧力も感じて、これではいけないとちょっと情けなくなりました。最後の1秒まで勝てるかどうか確信が持てなかったですが、本当に自分は弱いので、前に出る気持ちだけは忘れずに戦いました。1度カデで強化選手になったことがあるんですが落ちてしまい、これから復活して頑張りたいです。」

【準々決勝】

酒向亜矢香(鶯谷高3年)○優勢[有効]△中村伊織(福井工大福井高2年)
坂上綾(夙川学院高2年)○合技(0:49)△金城有里(沖縄尚学高2年)
五十嵐真子(横須賀学院高2年)○縦四方固(3:29)△浅岡美名(大成高2年)
常見海琴(埼玉栄高2年)○優勢[有効]△辻田愛佳(柳ヶ浦高2年)

【準決勝】

坂上綾○大内刈(0:19)△酒向亜矢香
常見海琴○GS有効(GS4:16)△五十嵐真子

【決勝】

坂上綾○優勢[有効]△常見海琴

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