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香川大吾が全試合一本勝ちで優勝、高校選手権王者小川雄勢は奥野拓未に屈して入賞ならず・インターハイ柔道競技100kg超級レポート

(2014年9月16日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版9月16日掲載記事より転載・編集しています。
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香川大吾が全試合一本勝ちで優勝、高校選手権王者小川雄勢は奥野拓未に屈して入賞ならず
インターハイ柔道競技100kg超級レポート
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3回戦、奥野拓未が払巻込、小川雄勢から2つ目の「有効」を奪う

高校選手権無差別王者の小川雄勢(修徳高3年)が3回戦で奥野拓未(東海大仰星高3年)に敗退。左相四つの巨漢奥野に対して、肩越しの組み手による「指導」、場外の「指導」と反則ポイントを2つ先行する順調な戦いぶりだったが、近い間合いで仕掛けた支釣込足の軸足を左小外掛に捉えられ1分34秒「有効」失陥。これで感触を得た奥野は肩越しクロスの組み手から思い切り左払巻込を放つと小川転がり2分18秒に2つ目の「有効」。もはや自信満々となった奥野は再び釣り手を肩越しに入れ、2分43秒に呼吸を整えてまたもや払巻込。小川またもや耐えきれずこれは「技有」となる。奥野はそのままガッチリ袈裟固に抑え込んで合技で一本勝ち。奥野のスケールの大きさ、そして当代随一の大駒として機能してきた小川の、「自分より大きな選手」に対しての意外な脆さが伺われる一番であった。

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準々決勝、香川大吾が太田彪雅から左小内刈「一本」

激戦を決勝まで勝ち上がったのは香川大吾(崇徳高3年)と田中源大(高川学園高3年)、ともに今春現役高校生の立場で全日本柔道選手権出場という偉業を成し遂げたばかりの2人。

香川はここまで全試合を一本勝ちという抜群の出来を披露。1回戦で黒田悠正(水戸啓明高2年)を内股(0:45)、2回戦は西川天(高松商高3年)を横四方固(3:32)、3回戦は奈良翔太(弘前実高2年)を後袈裟固(1:22)で勝ち抜き、準々決勝では太田彪雅(白鴎大足利高2年)戦という正念場を迎える。

この試合はケンカ四つの太田に対して左内股、左体落で攻め込み「指導1」を先制。そして迎えた1分51秒、組み際の左内股で崩すと前進を止めずに左小内刈を引っ掛けて押し込み鮮やかな一本勝ち。準決勝は新井滉燿(神戸国際大附高2年)を僅か27秒の大外刈「一本」に仕留めて決勝進出決定。

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準決勝、田中源大が奥野拓未を支釣込足で叩き落とし「有効」、そのまま横四方固に抑え込む

一方の田中は1回戦で山田大輝(仙台育英高)を合技「一本」(1:48)、2回戦の西野孝祐(東海大甲府高1年)も合技「一本」(0:38)、3回戦は並里樹(天理高2年)を「指導2」優勢で破り、準々決勝は中島公康(土気高3年)を横四方固「一本」(1:01)に仕留めてベスト4入り。そして山場の準決勝では奥野拓未を横四方固「一本」に仕留めて決勝へと辿り着いた。

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香川が田中の左大外刈を呼び込んで返し「一本」

決勝は香川、田中ともに左組みの相四つ。
双方過剰に組み手を嫌うことなくガップリ組み合うの形となり、やや横変形にズレつつ、ともに相手の近い足を支釣込足で蹴り崩して牽制しながら試合を進める。

田中、支釣込足で位置を直すと左大外刈。これは浅く入ったのみで田中が戻るが、これで狙いを定めたか以後香川はさらに悠揚と構え、高い位置に入った田中の釣り手を切り離さず、柔道衣をずらしながら間合いを探る。

47秒、香川の左への動きに合わせて田中が左大外刈。香川は斜めにずらして隙間を作りながら受け止めると、その隙間を利して後ろ回りの大外返に捉え返し豪快な「一本」。(※公式記録は払腰)

香川、全試合「一本」という素晴らしい成績で高校最高峰大会インターハイを制覇。決勝で決めた相手を呼び込みながらの大外返は先輩であるもと世界王者上川大樹の絶好調時を想起させるような、高い技術の豪快な一撃であった。

昨年崇徳高のインターハイ制覇の原動力となった香川だが、金鷲旗大会では不調でチームも上位に進めず。以降「プライドは捨てよう」と加美富章監督の号令一下、大会直前としては異例の猛稽古で鍛え上げたとのこと。僅か10日前とは別人のような素晴らしい出来での戴冠劇だった。

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優勝の香川大吾

【入賞者】

優 勝:香川大吾(崇徳高3年)
準優勝:田中源大(高川学園高3年)
第三位:新井滉燿(神戸国際大附高2年)、奥野拓未(東海大仰星高3年)
敢闘賞:石山蒔恩(山形工高3年)、太田彪雅(白鴎大足利高2年)、中島公康(土気高3年)、上野翔平(津幡高2年)

香川大吾選手のコメント
「うれしいです。春に負けて、『夏は勝つんだ』と思い続けていました。中学ではそんなに強くなかったですし、高校で一から育ててくれた加美先生にお礼を言いたいです。金鷲旗でうまくいかず、『毎回出し切る稽古をするしかない』『調整しない覚悟でやれ』と先生に言われ、プライドを捨てて稽古をしました。今にして思えば、全日本に出て自身がついた反面、浮かれていた部分があったように思います。この稽古で自分を見つめなおせたことが優勝に繋がったと思います。田中とはずっと決勝をやろうと話していて、上がって来てくれてうれしかった。最後に決着をつけたいと思っていました。」

【準々決勝】

新井滉燿(神戸国際大附高2年)○合技(0:43)△石山蒔恩(山形工高3年)
香川大吾(崇徳高3年)○小内刈(1:51)△太田彪雅(白鴎大足利高2年)
田中源大(高川学園高3年)○横四方固(1:01)△中島公康(土気高3年)
奥野拓未(東海大仰星高3年)○合技(3:40)△上野翔平(津幡高2年)

【準決勝】

香川大吾○大外刈(0:27)△新井滉燿
田中源大○上四方固(2:11)△奥野拓未

【決勝】

香川大吾○大外返(0:47)△田中源大

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