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全て大技「一本」、阿部一二三が圧倒的強さで優勝決める・インターハイ柔道競技66kg級レポート

(2014年9月12日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版9月12日掲載記事より転載・編集しています。
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全て大技「一本」、阿部一二三が圧倒的強さで優勝決める
インターハイ柔道競技66kg級レポート
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1回戦、阿部一二三が伊藤寛康を右袖釣込腰「一本」に仕留める

優勝候補筆頭、高校選手権73kg級王者阿部一二三(神港学園神港高2年)の全試合、それも全て投技による「一本」による優勝達成という離れ業に沸いた階級だった。

阿部は1回戦から伊藤寛康(大垣日大高3年)という簡単ではない相手との対戦だったが、この試合は僅か11秒の袖釣込腰「一本」で片づけ、2回戦は中川和士(津幡高3年)を背負投(1:25)、3回戦はしぶとさが売りの一面護(崇徳高3年)を大腰(2:51)、準々決勝は清家裕馬(宮崎日大高2年)を背負投(0:37)と並み居る強豪を次々投げつけ準決勝に進出。

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準決勝、阿部は最大の難敵と目された福岡克仁も僅か17秒「一本」であっさり退ける

準決勝では昨年3位、今大会最大の難敵と目された福岡克仁(関西高3年)と対戦。力の阿部、技の福岡という垂涎カードに沸く関係者の熱い視線の中行われたこの試合も、試合が始まるなり正面から腹を付けに出て浮かし、そのまま一気に投げつけてなんと僅か17秒、右大腰「一本」であっさり勝利決定。ここまで5試合を一本勝ち、うち3試合が1分掛からぬ「秒殺」という圧倒的な勝ち上がりで決勝進出を決めた。

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決勝に勝ち残った田川兼三

決勝の相手となったのは田川兼三(長崎日大高3年)。こちらの勝ち上がりは2回戦で宮地悠太(岡豊高3年)を合技「一本」(0:20)、2回戦は澤橋海斗(秋田高2年)を腕挫十字固「一本」(0:46)、3回戦は中島雄大(成田高3年)に「指導1」の優勢で競り勝ち、準々決勝は牧野壮一郎(王寺工高3年)を腕挫十字固「一本」(2:21)、準決勝は長谷川雷(埼玉栄高3年)を小外掛「一本」(1:54)というもの。こちらも5戦して4つの一本勝ちという素晴らしい内容で迎える決勝の畳。

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田川が阿部の右内股を振り返す

決勝は阿部、田川ともに右組みの相四つ。

阿部は一手目の形に拘らず釣り手で袖を抑えて組み手をスタート、引き手を確保して形を整えるとほとんど大腰と言って良いくらいに腰を差し込んだ右内股。田川は技の低さを利して振り返し、阿部が崩れて「待て」。

続く展開は田川が奥襟を叩いてやや膠着、1分19秒双方に「指導」が宣告される。

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阿部の釣込腰が決まって「一本」

再開後、田川は思い切って釣り手を振り上げて奥襟をキャッチ。しかし阿部は呼吸を合わせて迎え撃ち、自身も釣り手を深く入れる。相手の頭を下げさせて間合いを測るや右釣込腰一閃。最後は引き手が剥がれ、回り過ぎて相手が腹から落ちたかのように見えたが、あまりに高い打点と鮮やかな放物線に背中を押されたか、はたまた「スーパー一本」を採ったか主審は迷わず「一本」を宣告。

試合時間1分34秒、阿部の「奪一本ショー」はここに完結。勝負の勝敗自体はもはや興味の埒外、どう勝つか、どう投げるかのみが焦点の「捕食」とでも評するべき完璧な6試合だった。

阿部は「内容にこだわらず必ず優勝するぞという気持ちだった」と語ったが、その一方「立ち背負いなど、(打点が)高い技をやろうとしてきた」「大腰が好き、豪快で見栄えも良いし、自分の力が一番出せる」など、柔道観が匂う発言連発。競技成績や目先の戦術、ルールの対応にフォーカスして目標を語る選手が多い中で、コメントでも一段格の違う大物ぶりを醸し出していた。

入賞者、優勝者のコメント、準々決勝以降の結果は下記。

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優勝の阿部一二三。高校選手権73kg級に続き早くも高校2タイトル目を獲得

【入賞者】

優 勝:阿部一二三(神港学園神港高2年)
準優勝:田川兼三(長崎日大高3年)
第三位:福岡克仁(関西高3年)、長谷川雷(埼玉栄高3年)
敢闘賞:清家裕馬(宮崎日大高2年)、檜貝幹太(東海大浦安高3年)、飯島敦也(國學院大栃木高2年)、牧野壮一郎(王寺工業高3年)

阿部一二三選手のコメント
「初戦から体も動いて調子が良かったです。内容よりも必ず優勝と思って臨んだ大会ですが、全試合『一本』で勝てて良かった。高校に入った頃は技が転がったり潰れたりしていたんですが、立ち背負いなどの高い技が出来て来ました。自分の技に自信を持てていることが結果に繋がっていると思います。好きな技は大腰、豪快で見栄えも良いし自分の力が一番出せる。次はユース五輪、全日本ジュニアで勝って講道館杯に上位に入ること。東京五輪は確実に狙いたいし、リオも狙っていきたいので今年の結果でそれが出来るかどうかが決まってくる。シニアはまだ遠い存在だけど、講道館杯でどれだけ出来るか手応えを試したい。」

【準々決勝】

阿部一二三(神港学園神港高2年)○背負投(0:37)△清家裕馬(宮崎日大高2年)
福岡克仁(関西高3年)○GS横四方固(GS5:07)△檜貝幹太(東海大浦安高3年)
長谷川雷(埼玉栄高3年)○優勢[指導2]△飯島敦也(國學院大栃木高2年)
田川兼三(長崎日大高3年)○小外掛(1:54)△牧野壮一郎(王寺工業高3年)

【準決勝】

阿部一二三○大腰(0:17)△福岡克仁
田川兼三○小外掛(1:54)△長谷川雷

【決勝】

阿部一二三○釣込腰(1:34)△田川兼三

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