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役者揃った最激戦階級、復活カイブラエフをクリパレクとママドフが迎え撃つ・チェリャビンスク世界柔道選手権100kg級展望

(2014年8月30日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月30日掲載記事より転載・編集しています。
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役者揃った最激戦階級、復活カイブラエフをクリパレクとママドフが迎え撃つ
チェリャビンスク世界柔道選手権100kg級展望
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悲願の初優勝を狙うクルパレク

■有力選手×階級概況

日本選手の出場はないが、この階級は役者が揃った。観戦という観点からは外すことの出来ない、むしろ全7階級中もっとも面白いのではないかという最注目階級だ。

実力ナンバーワン選手は昨年のリオ世界選手権3位のルーカス・クルパレク(チェコ)。昨年は2月のグランドスラム・パリ、4月の欧州選手権に7月のユニバーシアードと狙うべきタイトルを全て取って臨んだ大会であったが失意の3位。今春は欧州選手権を再び制していよいよ初優勝を狙う。選手間での評価が非常に高い、今大会の優勝候補筆頭だ。長身から放たれる大外刈と内股を軸に、隅返、裏投にロンドン五輪で穴井隆将を抑え切った寝技と「出来ないことがない」オールラウンダー。チェコには稽古相手が数名しかおらず国際大会サーキットと合宿で鍛え上げているが、その妥協のない稽古振りはどこに行っても驚愕と尊敬の的、7月の日本遠征でもその評価を大いに上げた。死角があるとすればその真面目すぎる性格。曲者揃う100kg級を今度こそ勝ち抜くことが出来るか、注目したい。

優勝に届くというレベルでの対抗勢力は昨年王者のエルハン・ママドフ(アゼルバイジャン)、シリル・マレ(フランス)、マキシム・ラコフ(カザフスタン)らこの階級を引っ張り続けて来た強者たちだが、世界選手権直前の7月、2011年パリ世界選手権王者にしてロンドン五輪金メダリストのタギル・カイブラエフ(ロシア)が突如畳に復帰するという大事件が発生。復帰戦となったグランプリ・ウランバートルでノーシードからスタートして全試合一本勝ちの圧勝優勝。左右の背負投に袖釣込腰、一本背負投を駆使して投げまくるスタイルも、相手が気づいた時には既に深々と懐に入り込んでいる抜群のスピードも、そして担いだら最後決して逃げを許さぬ追い足の速さと鋭さも相変わらずで、決勝では伸び盛りの若手選手カールリヒャード・フレイ(ドイツ)を全く相手にしなかった。これを以て一気にこの階級の勢力地図は塗り替えられ、金メダリスト・カイブラエフを現時点のナンバーワン選手クルパレクとカイブラエフの戦線離脱後唯一の世界王者であるママドフが迎え撃つという新たな構図が出来上がった。カイブラエフのランキングは38位で、当然シード権はなし。抽選の結果この人がどこに配されるのかが、今大会の強豪選手の運命を大きく左右することになる。

他、表彰台候補は相変わらずの技の切れ味とインサイドワークで上位入賞を続けている「シルバーコレクター」ヘンク・グロル(オランダ)、ドイツが誇る本格派ディミトリ・ピータース、昨年からワールドツアーに連続参戦、2度の優勝を重ねて上位に名を連ね始めたドイツのガキ大将、23歳のカールリヒャード・フレイ、もと世界王者ルシアーノ・コヘア(ブラジル)、しぶとく入賞を続けるラムズディン・サイドフ(ウズベキスタン)ら役者揃い。爆発力のあるダークホースとしては日本大所属で今季の成長著しいカヨル・レイズ(カナダ)を挙げておきたい。ロングスパンでの実力の上昇カーブがこの世界選手権にピタリと合っており、単なる表彰台候補に留まらない活躍を見せる可能性がある。

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カイブラエフはロンドン五輪後の休養から復活

■組み合わせ

シード選手は順にクルパレク(Aブロック)、ママドフ(Cブロック)、マレ(Dブロック)、ガシモフ(Bブロック)。
注目のカイブラエフはBブロック。レイズカヨルはDブロック、そしてなんと北京五輪王者ツブシンバヤル・ナイダン(モンゴル)が参戦、Dブロックに配された。

【Aブロック】

クルパレクの山。2回戦でもと世界王者ルシアーノ・コヘア(ブラジル)との対戦があるが、コヘアのここ1年の最高到達点と平均値、受けの脆さを考えるに勝敗が揺れる可能性は少ない。逆側の山は巴投ファイターのロビン・パチェック(スウェーデン)がシード選手に入っているが、アップセットの可能性は僅少。

【Bブロック】

激戦区。ガシモフの山だが、直下にカイブラエフとディミトリ・ピータース(ドイツ)が集まるというありえない詰め込まれぶり。一緒に配されたソイブ・クルバノフ(ウズベキスタン)らが気の毒になってしまう状態だ。下側のシード選手はグロルというおまけつき。
勝ち上がり候補はカイブラエフ。2回戦で戦うピータースは前述のウランバートル大会で一蹴しており、ガシモフといえども地元開催にむけてしっかり調整しているであろうカイブラエフを凌ぐのは容易ではない。

【Cブロック】

AシードのママドフとBシードのフレイが準々決勝を争い、ママドフが決勝ラウンドに進むと見てほぼほぼ間違いないだろう。激戦のB、Dブロックに挟まれ比較的平和なブロック。

【Dブロック】

Bブロックに迫る激戦区。Aシードのマレの山は穏当だが、下側はシード選手ラコフとツブシンバヤルが初戦で戦い、勝者はレイズカヨルと3回戦で対戦する。最高到達点ではBブロックに劣るが、ベスト4クラスの選手が4人という密度は大会最凶。
レイズの初戦は筑波大のシャーフセイン・シャー。思わぬところでの日本勢対決となった。

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月30日掲載記事より転載・編集しています。
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