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ハリソンとソル・キョンが復活、迎え撃つチュメオ、アギアールら上位常連組・チェリャビンスク世界柔道選手権78kg級展望

(2014年8月29日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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ハリソンとソルキョンが復活、迎え撃つチュメオ、アギアールら上位常連組・チェリャビンスク世界柔道選手権78kg級展望
チェリャビンスク世界柔道選手権78kg級展望
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表彰台を狙う佐藤瑠香

■日本代表選手

佐藤瑠香(コマツ)
22歳 ワールドランキング18位
主な戦績:2013年リオ世界選手権7位、2013年ワールドマスターズ5位、2010年グランドスラム・リオ1位、2012年グランドスラム東京1位
最近の成績:2013年12月グランドスラム東京3位、2014年4月全日本選抜体重別選手権1位

■有力選手×階級概況

世界選手権直前のタイミングで、これまで沈黙していたビッグネーム2人が戦線に復帰。
1人は2010年東京世界選手権王者で2012年ロンドン五輪金メダリストの24歳、ケイラ・ハリソン(アメリカ)。ロンドン五輪の後は70kg級に階級を下げたが出場試合はパンナム地域の大会のみに留まり、13年春以降は大会出場自体をとりやめて長期休養。今年もワールドサーキット中もっとも大事な冬季欧州シリーズに姿を現さずあるいはこのまま引退との観測すら聞かれたが、6月初旬のグランプリ・ハバナ大会で突如国際舞台に復帰。現在のワールドランキング1位選手オドレイ・チュメオ(フランス)を破っていきなり優勝を飾った。グランドスラムチュメンでライバルの1人マイラ・アギアール(ブラジル)との対決を避けて決勝を棄権、さらに地元マイアミでのローカルゲームに出場して優勝とその動向からは今大会への本気度の高さが匂い立つ。逆に同大会に掛けるモチベーションの高さがクローズアップされることとなった。得意技は組み際の大内刈と一本背負投だが、なによりの武器はその粘り強さと柔らかさ。グニャリとした受けと、腰の差しあいから大きなお尻をドスンと入れての前技の威力で消耗戦にも強い。
今大会で3つ目となる世界タイトル獲得を虎視眈々と狙っている。

もう1人は昨夏のリオ世界選手権で突如ブレイク、並み居る強豪を退けて優勝をかっさらったソル・キョン(北朝鮮)。もともとビッグゲームにしか出場しない北朝鮮の選手で、かつ同年10月の東アジア選手権では中国選手に敗れて2位に終わるなどその実力が測りがたいところがあったが、今年7月のグランプリ・ウランバートルに北朝鮮が突如選手を大量派遣。ソルは圧倒的な強さで優勝を飾り、変わらぬ実力の高さと世界選手権へのフォーカスぶりが明らかになることとなった。異常とも言える体幹の強さと、ウランバートル大会の序盤戦で決めまくりながら決勝ラウンドでは明らかに隠した変則の袖釣込腰は要注意。

2人の不在期間、この階級は北京―ロンドン期にハリソンとともに階級をリードしたオドレイ・チュメオ(フランス)、マイラ・アギアール(ブラジル)、緒方亜香里、マルヒンデ・フェルケルク(オランダ)のうち、負傷離脱中の緒方を除く3人が主役を張り続けてきた。内股、大内刈に大外刈と持ち技も組み手もオーソドックスながら地力の高さで相手を捻じ伏せるチュメオ、足技の切れ味で膠着に変化をつけられるアギアール、上位対戦でも一発で試合を終わらせる威力の支釣込足を持つフェルケルクと上位グループの層は非常に厚い。この3人にソル・キョンとハリソンを加えた5人の中からメダリスト4名が輩出されるところまではほぼ確実で、他選手が割って入ることは至難の業。5名による優勝争いは拮抗、直前までのコンディション調整にその行方が掛かる。

日本の佐藤瑠香は度重なる負傷もあって今季パフォーマンスは低調。潜在能力の高さではこれらの強豪に伍し、突き抜けるだけのものがあるが、もともとインサイドワークに難があるタイプでハンデ戦を競り勝っていくというシナリオには少々無理がある。勝つとすれば圧倒的なパワーと技で相手を圧する場合のみ。今大会はダークホース扱いだが、得意の大内刈の一撃はどんな強者相手にも「一本」獲り切る威力がある。なんとか表彰台を狙いたい。

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復帰なったハリソン。グランドスラムチュメンは決勝棄権の「戦術的撤退」で今大会に備えた

■組み合わせ

【Aブロック】

チュメオの山。
Bシード選手はナタリー・ポウエル(イギリス)で佐藤はこちら側の山に配された。順行運転でもポウエルに勝って、チュメオと戦うところまで辿り着く可能性は十分。というよりもここまでは絶対にこなさなければならない「仕事」だ。チュメオ超えに期待。

【Bブロック】

準々決勝は成長著しいルイーズ・マルツァン対ソル・キョンという垂涎カード。ソルが明らかに隠していた袖釣込腰をどう使ってくるかに注目したい。勝ち上がり候補はソル。

【Cブロック】

超激戦ブロック。Aシードのヴェレンチェクに2回戦でリューシー・ルエット(フランス)が挑み、逆側の山ではハリソンとBシード選手キャサリン・ロバージ(カナダ)が待ち受ける。
ヴェレンチェクとハリソンの試合は様相読み難い。完調ならハリソンだが調整が緩ければヴェレンチェクの硬質な柔道がハリソンを打倒する可能性も十分。事前予想の段階ではハリソンだが、勝負はどうなるかわからない。

【Dブロック】

アギアールとヨー・アビゲイルがぶつかる、ここも相当に厳しいブロック。これもハイコンディション時であればアギアールに分があるが、今回いったいにブラジル勢は不調。予想はなかなか難しいところ。

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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