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リパルテリアニが優勝候補筆頭、ベイカー茉秋は3回戦でイリアディスに挑む・チェリャビンスク世界柔道選手権90kg級展望

(2014年8月29日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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リパルテリアニが優勝候補筆頭、ベイカー茉秋は3回戦でイリアディスに挑む
チェリャビンスク世界柔道選手権90kg級展望
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初出場のベイカー茉秋

■日本代表選手

ベイカー茉秋(東海大2年)
19歳 ワールドランキング 20位
おもな戦績:2013年11月グランドスラム東京1位、2014年2月グランドスラム・パリ3位
最近の成績:2014年4月全日本選抜体重別選手権2位

■有力選手×階級概況


ヴァーラム・リパルテリアニ(グルジア)とイリアス・イリアディス(ギリシャ)、それにアシュレイ・ゴンザレス(キューバ)の3人が優勝を争う第1グループを構成する。

イリアディスは現在ワールドランキング4位、言わずと知れた柔道界のスター。既に27歳だが、階級随一のパワーを誇る人気選手。思い切り良く、かつ投げ一発に拘るそのスタイルはもちろんその「柔道小僧」ぶりでファンに愛される階級随一の役者でもある。中量級選手が軒並み出場を躊躇した無差別世界選手権に単身陸路をドライブして乗り込んだり、そこから日本の国際合宿に乗り込むなりその足で乱取りに飛び込んだり、体格差ある中敢えて衆人環視の中リネールとの乱取りを請けたり、調整期でも試合に出たいと最高峰大会のグランドスラム東京に一階級上の100kg級にエントリー(2012年、2013年)して決勝まで進んだり(2012年)とその「お好きゆえ」のエピソードは枚挙に暇がない。かつては圧殺して相手のスタミナを奪い、後半に首を抱えた腰車や釣腰で相手を捻じ伏せるスタイルであったが自身のスタミナの減少とともに今は跳ね、担ぎ、刈りとなんでもこなすオールラウンダー的柔道へと変質しつつある。昨年はワールドマスターズ1位、リオ世界選手権でも3位獲得と相変わらずの強さを見せている。いまだ優勝に届くだけの力は十分。

リパルテリアニは昨年の世界選手権では2位、今春の欧州選手権では2度目の優勝を飾ったばかりでおそらく現時点での実力ナンバーワン。まだ世界タイトルがないことが不思議なくらいの素質と強さを誇る現在のワールドランキング1位選手だ。長身から繰り出す右内股、右払腰の前技が強烈。逆技の隅返もあるがその前にこの前技で勝負がついてしまう試合が非常に多い印象。調整期の昨冬のグランドスラム東京でベイカー茉秋に苦杯を喫し、2月のグランドスラムパリ決勝でもイ・ギュウオン(韓国)に苦杯を喫したが以後は勝負を掛けた欧州選手権と調整試合のグランプリ・ハバナに優勝して全勝。いよいよ初の戴冠を狙い、チェリャビンスクに乗り込むこととなる内股系強者タイプの戦い方を貫く、上から目線の戦いで世界選手権初戴冠なるか。

ゴンザレスは昨年の世界選手権王者。2011年パリ世界選手権では3位、2012年のロンドン五輪では銀メダルを獲得している強者。もともと試合出場自体が少なく、かつ出場する大会では着実に結果を残すという選手ではあるが、昨年の世界選手権以後の出場試合は確認できる限りグランドスラムパリ1試合(2回戦敗退)のみで、今大会のパフォーマンスはさすがに読み難いものがある。Aグループの力を保ち続けているか否か、序盤戦に注目。・

ほか、上位にはノエル・ファンテンド(オランダ)、マルク・オーデンタール(ドイツ)、もと世界選手権王者のチアゴ・カミロ(ブラジル)らおなじみの選手、そして今年前半戦で一期の躍進を遂げたクリスチャン・トス(ハンガリー)と昨季世界ジュニア選手権優勝者で次代の90kg級をリードすると目されるベカ・グビニアシビリ(グルジア)という若手グループのリーダー2人と有力候補が名を連ねるが、その中にあって頂点に届き得るダークホースとして挙げられるのが日本から初出場するベイカー茉秋。東海大浦安高3年時に同校の絶対的エースとして「高校三冠」獲得、そして自身は高校選手権とインターハイの個人二冠獲得と暴れまくったモンスターがいよいよ世界の舞台に乗り出す。国際大会デビュー戦となった昨冬のグランドスラム東京では準決勝でリパルテリアニに右内股「有効」と組み際の大内刈「技有」で勝利、大いに会場を沸かすと決勝では2009年ロッテルダム世界選手権王者のイ・ギュウオンから大内刈で「有効」を奪って勝利。いきなり最高峰大会で優勝を飾って見せた。
徹底マークを受けた続くグランドスラム・パリでも3位入賞を果たして、以後は国際大会出場なし。他国にとっては「不気味な存在」と言ったところだろう。ランキング20位のベイカーはシード権がなく、3人のうちどの選手の山に配されるか、抽選に注目。リパルテリアニとの再戦、ベイカーにとって経験のない格上担ぎ技トップファイターゴンザレスとの勝負、そして右組み腰技系パワーファイターと実はタイプの重なるイリアディスとの初対戦、どれも垂涎のカードだ。

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V候補筆頭はリパルテリアニ

■組み合わせ

ゴンザレスが参戦せず。リパルテリアニ、デニソフ、イリアディス、そしてノエル・ファンテンド(オランダ)がそれぞれのブロックのAシード選手。
ベイカーはイリアディスの山に配された。

【Aブロック】

リパルテリアニの山。注目はBシードのトス・クリスチャン(ハンガリー)。前述の通り、ベイカー、グビニアシビリとともに次の世代の90kg級の旗手と目される期待の新人である。メキメキ力を伸ばしてはいるが、さすがに現時点でリパルテリアニに抗するのは厳しい。どこまでやれるかと、敗者復活戦に向けてその内容に注目。

【Bブロック】

ノエル・ファンテンド(オランダ)の山。勝ち上がりの中心はグビニアシビリとキリル・ヴォプロソフ(ロシア)が揃った下側の山だろう。勝ち上がるのは2回戦、この2人の戦いの勝者。
【Cブロック】

キリル・デニソフ(ロシア)の山。対抗馬のBシード選手はもと世界王者のチアゴ・カミロ8ブラジル)であり、これはデニソフの勝ち上がりと読んでおくしかない。

【Dブロック】

イリアディスの山。ベイカーは直下に配され、2試合を経た3回戦でイリアディスに挑戦する。
自身よりパワーが上、しかも相四つのイリアディスにベイカーがどんな試合を繰り広げるか。様相は読み難い。一つ言えるのは、勝つのであればイリアディスが「投げに来る」とうな状況を作るだけの勝負を挑むことである。上から目線で怒りを呼び起こしても良い、「指導」を積み上げても良い。ベイカーの「試合の中で効く手を探す」能力と際の強さ、投げのセンスを生かすのはその戦いしかないはずだ。

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