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優勝のチリキシビリ筆頭に成績上位者は概ね順当、永瀬貴規は世界王者2人に2敗で5位・チェリャビンスク世界柔道選手権81kg級レポート

(2014年8月29日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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優勝のチリキシビリ筆頭に成績上位者は概ね順当、永瀬貴規は世界王者2人に2敗で5位・チェリャビンスク世界柔道選手権81kg級レポート
チェリャビンスク世界柔道選手権81kg級レポート
【成績上位者】 エントリー64名
1.TCHRIKISHVILI, Avtandili(GEO)
2.VALOIS-FORTIER, Antoine(CAN)
3.NIFONTOV, Ivan(RUS)
3.PIETRI, Loic(FRA)
5.NAGASE, Takanori(JPN)
5.SCHMITT, Alain(FRA)
7.ELIAS, Nacif(LIB)
7.PENALBER, Victor(BRA)

当たり前だが、ベスト8に残った面子はそのまま上記の「成績上位者」8名。Aブロックから順にアヴァンディル・チリキシビリ(グルジア)、永瀬貴規、アラン・シュミット(フランス)、ナディフ・エリアス(リビア)、ロイック・ピエトリ(フランス)、イワン・ニフォントフ(ロシア)、ヴィクター・ペナウベル(ブラジル)、アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)と揃ったこの8名のうち実に5名がシード選手。非シードの3名のうち1人は1回戦でスヴェン・マレシュ(ドイツ)に「指導3」対「指導2」で勝利した昨年の銅メダリストであるシュミット、もう1人は13年ワールドマスターズ王者のニフォントフと全く順当な選手で、意外な選手はナシフ・エリアス(リビア)のみ。全く順当、ガチガチ鉄板のトーナメントとなった。意外だったのはインサイドワークが生命線で地力に一段劣ると思われていたヴァロアフォルティエが決勝まで勝ち残ったことくらい。

金メダルを獲得したのは優勝候補筆頭、ランキング1位のチリキシビリ。初戦から特段技が切れたわけではなく一本勝ちはゼロだったが、「左右両組みが出来て、パワーは他選手よりも上」という自身の特徴を良く理解した柔道で終始危なげのない試合ぶり。圧巻は準々決勝の永瀬貴規戦で、右、左と構えを変えながら永瀬の攻めを封殺、かつ際が強い永瀬にチャンスを与えるような深い投げは一切撃たずに手数を積み上げることに腐心し、3つの「指導」を奪って勝利。
かと思うと地力に大きく勝るヴァロアフォルティエとの決勝では相手の大外刈を呼び込んで、天井まで持ち上げる勢いで放り投げ「技有」を獲得しての優勢勝ち。自己理解と勝負どころを見極める目、作戦選択の柔軟さ。勝つべくして勝ったという印象だった。

昨年優勝のピエトリ、3位シュミットのフランスコンビはそれぞれ3位、5位と一段後退する形でフィニッシュ。

シード選手の寝技ファイター、トラヴィス・スティーブンス(アメリカ)は初戦で売り出し中のラスズロ・クソクナイ(ハンガリー)に「指導3」で敗れた。

準決勝以降の結果と永瀬の勝ち上がり詳細は下記。

【準決勝】

アヴァンディル・チリキシビリ(グルジア)○反則[指導4](4:39)△アラン・シュミット(フランス)
アントワーヌ・ヴァロワ フォルティエ(カナダ)○優勢[指導1]△ロイック・ピエトリ(フランス)

【3位決定戦】

ロイック・ピエトリ(フランス)○優勢[技有・内股返]△永瀬貴規
イワン・ニフォントフ(ロシア)○優勢[指導1]△アラン・シュミット(フランス)

【決勝】

アヴァンディル・チリキシビリ○優勢[技有・裏投]△アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ

■日本選手勝ち上がり

永瀬貴規(筑波大3年)
成績:5位

[1回戦]

永瀬貴規○崩上四方固(1:23)△ボアス・ムニョンガ(ザンビア)

永瀬右、ムニョンガ左組みのケンカ四つ。
右小外刈で崩し、横三角から崩上四方固「一本」。

[2回戦]

永瀬貴規○腕挫十字固(0:27)△マッシミラーノ・カルロ(イタリア)

開始早々にケンケンの右内股。逃げる相手の股中に背中が入るところまで追い掛け、縦回転に体を捨ててまとめ「有効」。
続いて右大内刈。左に反転して逃れようとした相手の首を固めて振り向きを許さず「技有」、続いて腕挫十字固「一本」。27秒で3つのポイントを奪いこの試合も快勝。

[3回戦]

永瀬貴規○体落(1:24)△シャクゾド・ソビロフ(ウズベキスタン)

ケンカ四つ。ソビロフは距離を詰めて腰の差し合いに誘導し、永瀬の乗り越える動作に合わせて左内股を狙う。
永瀬、右内股。ソビロフが高く脚を上げて捌こうとすると走って前進、背中に相手の股を載せるところまで進み、いったん足を下げて右体落の形で捻り落とす。「一本」

[準々決勝]

永瀬貴規△優勢[指導3]○アヴァンディル・チリキシビリ(グルジア)

永瀬は右組み、チリキシビリは両組み。
チリキシビリ、左構えから右にスイッチして右腕を永瀬の奥襟に叩き込む。瞬間永瀬狙い済まして抱き付きの右大内刈。深く入ったが投げ切れず「待て」。
この攻防が永瀬唯一のチャンスだった。以後チリキシビリは右相四つ横変形の形で永瀬の釣り手を下げ、右内股、左一本背負投、右大外刈と手数を積む。永瀬は釣り手の位置が低くほとんど技が出ない。

チリキシビリが思い切って投げに来れば永瀬の際の強さが生きるところだが、心得たチリキシビリは深い投げには行かず、ひたすら遠間から「掛ける」のみ。中盤は組み力の強さと手数攻撃という手堅い構成で永瀬を完封する。残り47秒で永瀬に場外の「指導3」。

残り15秒からチリキシビリは勝負を見切り、残り13秒、残り2秒と確信的な偽装攻撃を行って時間を消費「指導」を受け、試合終了。累計「指導3」対「指導2」でチリキシビリ勝ち抜け。

[敗者復活戦]

永瀬貴規○優勢[指導3]△ナーシフ・エリアス(レバノン)

ケンカ四つ。手堅くスローに内股を仕掛け続け3つの「指導」を奪って勝利。

[3位決定戦]

永瀬貴規△優勢[技有・内股返]○ロイック・ピエトリ(フランス)

右相四つ。探りで入れた右内股から畳に潰れようとしたところを捕まり、釣り手側に走られる。めくり返されて「技有」失陥。後半首抜き、偽装攻撃で「指導3」まで追いすがるが試合終了。

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