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優勝候補はアグベニュー、組み合わせ分かれた田代未来は決勝での対戦目指す・チェリャビンスク世界柔道選手権63kg級展望

(2014年8月28日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月28日掲載記事より転載・編集しています。
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優勝候補はアグベニュー、組み合わせ分かれた田代未来は決勝での対戦目指す
チェリャビンスク世界柔道選手権63kg級展望
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初代表の田代未来

■日本代表選手

田代未来(コマツ)
20歳 ワールドランキング12位

主な戦績:2009年世界カデ選手権1位、2010年世界ジュニア選手権1位、2010年ユース五輪1位、2013年11月グランドスラム東京2位
最近の成績:2014年2月グランドスラム・パリ3位、4月全日本選抜体重別選手権3位、6月グランプリ・ブダペスト1位

■有力選手×階級概況

優勝候補筆頭はワールドランキング1位のクラリス・アグベニュー(フランス)。ジブリス・エマヌを代表として送り込んでいた北京-ロンドン期後半の2010年にグランドスラム東京を制覇するなど10代にして既にトップクラスの実力を有していたが、名実ともに同国の第一人者となった現在63kg級シーンを牽引するのはまさにこの人。もはや世界選手権で未勝利という現実が意外なほどの実力者である。奥襟、あるいは肩越しのクロスグリップで相手を無理やり固定しての左払巻込、左大外巻込を連続して一本」を狙ってくる典型的なパワーファイター。北京-ロンドン期に上野順恵らとともに上位陣を形作って来た欧州の強豪たちがあるいは引退し、あるいは階級変更で去り、あるいは勢いを失う中でこの人だけは変わらぬ強さを保っている。

昨年のリオ大会、代名詞となった「ゲルビチョーク」を駆使して準決勝で阿部香菜から「参った」、決勝ではアグベニューを絞め落として優勝を飾ったヤーデン・ゲルビ(イスラエル)も有力候補として挙げておくべきだろう。ゲルビチョークは反則技として使えなくなったが2月のグランプリ・デュッセルドルフでは2位入賞を果たしており、世代交代の只中で順位不安定な選手の多いこの状況ではやはり買っておくべき選手の1人。

昨年世界選手権3位のアニカ・ファンエムデン(オランダ)は上野、アグベニュー、エマヌ(フランス)、ウィルボーダス(オランダ)らと一時代を築いた強豪。相手の袖を絞っておいての袖釣込腰、一本背負投で試合を作ってくる。今年も2月のグランドスラム・パリとグランプリ・デュセルドルフ、4月の欧州選手権に5月のグランドスラム・バクー、6月のグランプリ・ブダペストと全て3位に入賞しているが上位グループにはほとんど勝てておらずパフォーマンスは下降線。スタミナのなさが致命的であるが、今大会に向けてどこまでコンディションを戻してくるか。

上位候補には昨秋のフランス選手権での優勝をきっかけに選抜された国際大会で好成績を残し32歳にして世界選手権代表となったアンロール・ベラル(フランス)、スタミナをベースに戦うトータルファイターであるカトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)とスタイルも実績も少々地味めの名前が並ぶ。

その大混戦に割って入る気配を示しているのが日本の田代未来。ほぼ5年近くに当たってパワーファイターがギッシリ並んで上位の顔ぶれが固定されていたこの階級の序列は現在再編中、6月のグランプリ・ブダペストを制したときのようなイキの良いパフォーマンスを見せれば表彰台に上ることは十分現実的だ。

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唯一絶対に近い優勝候補アグベニュー

■組み合わせ

田代未来はもっとも嫌なアグベニューと山が分かれた。十分決勝進出が狙える好配置。

【Aブロック】

アグベニューの山。Bシードのエドウィッジ・グウェン(イタリア)、同パートのツェンドアユシュ・ナランジャルガル(モンゴル)では対抗は難しいだろう。

【Bブロック】

AシードのウンターヴルツァハーとBシード選手アンロール・ベラルが争う混戦、大チャンスブロック。とはいえこの2人に絡みうるのは辛うじてマリアナ・シウバ(ブラジル)くらい。勝ち上がりは両シード選手のいずれかであろう。長身ベラルの経験と、技種的な相性の良さを推す。

【Cブロック】

ゲルビの山。Bシードがティナ・トレステニャク(スロベニア)という有様でゲルビの勝ち上がり濃厚。とはいえ下側の山の1回戦、バルドルジ・ムングンチメグ(モンゴル)とマルタ・ラバジナ(ロシア)の試合は今大会のダークホース候補決定戦とでもいうべき好カード。勝者はゲルビを食う可能性も十分。

【Dブロック】

ファンエムデンの山。直下に田代が配された。
北京-ロンドン期のイメージで言えば不運の組み合わせということになるのだろうが、ファンエムデンは長期低落傾向にあり、かつ日本選手に対して相性が悪く、実際に昨年のグランドスラム東京では田代が勝利しているという実績がある。持てる側から持ち、場外に向かって左右の一本背負投と袖釣込腰を仕掛けながら試合を作ってくるこの人に、付きあわず早い段階で二本持ってしっかり試合を進めることが大事だ。ワールドツアーを観察する限りでは、担ぎ潰れに崩れなければ偽装攻撃で「指導」大量奪取も可能。
勝ち上がれば準々決勝はマルチナ・トラジドス(ドイツ)との対戦濃厚。この人も爆発力があるわけでなく、その最高到達点も平均値も田代の戦闘力の対応範囲に収まる。しっかり勝ち抜きたい。

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2012年グランドスラム東京でのアグベニューと田代の試合。この時はアグベニューが勝利している

【準決勝-決勝】

アグベニュー – ベラル
ゲルビ – 田代

ワールドツアーで見せているゲルビの映えない、マクロに見て「ゲルビチョーク」禁止に不貞腐れているかのようなローパフォーマンスからして、田代にはチャンス十分。
決勝のアグベニュー戦をどう戦うか、強化陣と田代の方策に注目。

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