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宇高菜絵がモンテイロとのベテラン対決制して金メダル獲得、22歳フェルハーヘンが大躍進の3位入賞果たす・チェリャビンスク世界柔道選手57kg級レポート

(2014年8月28日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月28日掲載記事より転載・編集しています。
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宇高菜絵がモンテイロとのベテラン対決制して金メダル獲得、22歳フェルハーヘンが大躍進の3位入賞果たす
チェリャビンスク世界柔道選手57kg級レポート
【成績上位者】 エントリー42名
1.UDAKA, Nae(JPN)
2.MONTEIRO, Telma(POR)
3.PAVIA, Automne(FRA)
3.VERHAGEN, Sanne(NED)
5.DORJSUREN, Sumiya(MGL)
5.SILVA, Rafaela(BRA)
7.FILZMOSER, Sabrina(AUT)
7.KOCHER, Fabienne(SUI)

ロンドン五輪金メダリストの松本薫が2回戦でマーティ・マロイ(アメリカ)にまさかの敗戦。右相四つのマロイに引き手で右袖を制されたまま左出足払を食い、伏せて回避。この際残った右腕を制されたが、残った腕を収納するどころか相手側に振り向くというありえない動作選択。この動作に合わせた腕挫十字固を食って「参った」、僅か24秒での敗戦となった。相手を舐めたと評されても仕方のないリアクションがまさしく致命傷、王者らしからぬ内容と結果であった。

そんな中、日本の宇高菜絵が見事金メダル獲得。膝の負傷の影響もあってか序盤戦は苦しい試合が続いたが準々決勝のサンナ・フェルハーヘン(オランダ)戦を僅か40秒の大外刈「一本」で制して勢いに乗ると、最大の勝負どころと目された準決勝のオトーヌ・パヴィア(フランス)戦は釣り手で奥襟を得たワンチャンスを的確に生かし、一瞬相手を引き寄せながらの右大外刈「有効」で勝ち抜け。世界選手権銀メダル3度のテルマ・モンテイロ(ポルトガル)との決勝はGS延長戦に入って一段ギアを上げて連続攻撃、放った支釣込足にモンテイロが思わず宇高の足を取りダイレクト反則負けで試合決着。宇高、うれしい初優勝となった。

昨年王者のラファエラ・シウバ(ブラジル)は準々決勝で13年ワールドマスターズ王者ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)に「指導2」で敗退。意地のぶつかり合いとなったパヴィアとの3位決定戦もGS延長戦「指導」で敗れて5位に陥落。

上記の成績上位者リストで分かる通り入賞者8名のうち宇高、フェルハーヘンを除く5名はワールドツアー常連。宇高という爆弾は投下されたものの、限られた上位グループ(ファビアン・コッヒャーは普段勝っている選手ではないのでここには当てはまらないが)による勝ったり負けたりのダンゴレースというワールドツアーの様相が引き続いたトーナメントではあった。

ニューカマーでひときわ目立っていたのはフェルハーヘン。22歳、昨年欧州選手権5位のこの人はこれまでのIJF主催大会出場がおそらく今年のグランドスラム・バクー(7位)一度のみのダークホース。この日は準々決勝で宇高に秒殺されたが敗者復活戦ではサブリナ・フィルツモザー(オーストリア)を右背負投「技有」、3位決定戦ではドルジスレン・スミヤ(モンゴル)を左一本背負投「有効」で破って銅メダル獲得。なかなか上位が入れ替わらないこの階級の欧州勢にあって、今後の躍進が期待できる結果と内容であった。

準決勝以降の結果と日本選手勝ち上がり詳細は下記。

【準決勝】

宇高菜絵○優勢[有効・大外刈]△オトーヌ・パヴィア(フランス)
テルマ・モンテイロ(ポルトガル)○袖釣込腰(2:47)△ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)

【3位決定戦】

サンナ・フェルハーヘン(オランダ)○優勢[有効・一本背負投]△ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
オトーヌ・パヴィア(フランス)○GS指導2(GS1:30)△ラファエラ・シウバ(ブラジル)

【決勝】

宇高菜絵○GS反則(GS1:09)△テルマ・モンテイロ


■日本選手勝ち上がり

松本薫(フォーリーフジャパン)
成績:2回戦敗退

[2回戦]

松本薫○優勢[指導1]△イ・ヒョスン(北朝鮮)

松本右、イは左組みのケンカ四つ。松本足技で攻めるが動き重く決め手を欠き、終盤の抑え込みのチャンスも逃がしてしまい取り切れず。「指導1」により勝利。

[2回戦]

松本薫△腕挫十字固(0:24)○マーティ・マロイ(アメリカ)

右相四つ。マロイ、引き手で松本の右袖を腹側に織り込んで押し込み左出足払。
大きくバランスを崩した松本伏せるが、マロイは確保した袖を離さず右腕が残る。
マロイ腕を極めに掛かるが松本は肘を収納せず相手側に振り向く不可解な選択。マロイ松本をめくりかえして腕挫十字固。「一本」。

宇高菜絵(コマツ)
成績:優勝

[2回戦]

宇高菜絵○優勢[指導2]△ヤディニス・アマリス(コロンビア)

宇高右、アマリスは左組みのケンカ四つ。アマリスが引き手を嫌いなかなか二本持てない状況が続くが、釣り手一本での右小外刈を効果的に使い「指導」1つ差で勝利。

[3回戦]

宇高菜絵○優勢[指導2]△アリウスカ・オヘダ(キューバ)

右相四つ。オヘダは宇高の釣り手を絞ることに腐心、宇高はなかなか技を出せない。
オヘダの偽装攻撃による「指導」1つの差で優勢勝ち。

[準々決勝]

宇高菜絵○大外刈(0:40)△サンナ・フェルハーヘン(オランダ)

右相四つ。釣り手で奥襟を確保して右大外刈一閃。会心の試合。

[準決勝]

宇高菜絵○優勢[有効・大外刈]△オトーヌ・パヴィア(フランス)

右相四つ。なかなか釣り手が持てない状況が続く。1分4秒、引き手を確保した宇高が釣り手で奥襟を叩きながら右大外刈。相手を引き出しながらノーステップで仕掛けたこの技は深く入り、首に回した釣り手の決めも効いて「有効」。奮起したパヴィアは釣り手をクロス、奥襟と変えながら猛攻、宇高なんとかしのぎ切り終戦。

[決勝]

宇高菜絵○GS反則(GS1:09)△テルマ・モンテイロ

右相四つ。モンテイロは左
に構えて宇高に引き手を与えず、組めば偽装攻撃スレスレの右一本背負投、巴投、片手の巻き込みと仕掛けてあくまで宇高に技を掛けさせない。1分11秒宇高に「指導1」。残り32秒でモンテイロの巴投に偽装攻撃の「指導1」。試合はGS延長戦へ。

宇高引き手で襟を握っての右足車、右大外刈で攻めて支釣込足。体勢を崩したモンテイロたまらず足を取り、ダイレクト反則負けで試合決着。宇高の初優勝決定。

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