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ケルメンディ圧勝で2連覇、決勝は絶好調キトゥを子供扱い・チェリャビンスク世界柔道選手52kg級レポート

(2014年8月27日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。
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ケルメンディ圧勝で2連覇、決勝は絶好調キトゥを子供扱い
チェリャビンスク世界柔道選手52kg級レポート
【成績上位者】 エントリー42名
1.KELMENDI, Majlinda(IJF)
2.CHITU, Andreea(ROU)
3.KUZIUTINA, Natalia(RUS)
3.MIRANDA, Erika(BRA)
5.BERMOY ACOSTA, Yanet(CUB)
5.MA, Yingnan(CHN)
7.HASHIMOTO, Yuki(JPN)
7.KRAEH, Mareen(GER)

決勝の顔合わせは第1シードのマイリンダ・ケルメンディ(IJF)とベスト8シードのアンドレア・キトゥ(ルーマニア)というパワーファイター同士の対決。

ケルメンディは2回戦でヴァネッサ・コルテジア(ベネズエラ)を左釣込腰「一本」(0:49)、3回戦でムンクバータル・ブンドマー(モンゴル)を「指導3」で下すと、最初の山場の準々決勝では曲者ヤネット・ベルモイ・アコスタ(キューバ)から左内股「技有」、さらに相手の膝を着いた右大腰を隅落でめくり返して「技有」と連取しあっという間の一本勝ち(1:05)。準決勝は地元の期待を背負ったナタリア・クズティナ(ロシア)の手数作戦に「指導1」を先行されたが、場外際の巻き込みをめくり返して隅落「有効」奪取。優勢勝ちで決勝進出を決めた。

一方のキトゥは2回戦で、無名選手のクルスティアーヌ・レジョンティ(モーリシャス)に、右大内刈で「技有」を奪われる波乱のスタート。その後互いにポイントを奪い合う乱打戦を右内股「一本」(3:47)で制して初戦を勝ち抜け、3回戦はオデット・ジュッフリダ(イタリア)から右内股「技有」、燕返「一本」(2:40)と連取して勝利、マリーン・ケリー(ドイツ)との準々決勝は開始早々に「有効」、さらに組み際の右内股「一本」と僅か25秒で二度投げつけてベスト4入り。エリカ・ミランダ(ブラジル)との準決勝は始まるなり左大内刈で「技有」を失ったが、試合終盤に右内股「一本」(3:22)を決め、逆転勝利で決勝進出決定。

実力ナンバーワンのケルメンディとこの日絶好調のキトゥが対峙する形となった決勝はケルメンディが左、キトゥが右組みのケンカ四つ。

1分26秒、腰を差し合ったところからケルメンディが左大腰で思い切り投げつけ「技有」を奪取。この攻防で自信を得たケルメンディは2分9秒には左内股巻込で縦回転に体を捨て「有効」も追加。好調のキトゥを全く寄せ付けず、この試合も圧勝で世界選手権2連覇を達成した。

キトゥはこの日技が切れまくって絶好調。昨年12の国際大会をこなした疲労ゆえかここのところワールドツアーでは全く映えない試合が続いていたが、4月以降の出場ペース調整が効いた模様でこの日はここ数年で一番と言って良い圧倒的パフォーマンス。それでも、ケルメンディには全く歯が立たなかった。

キトゥとクズティナの活躍によって大いに盛り上がったこの階級だが、表彰台の中央にに上がったのはやはりケルメンディ。その圧倒的な強さ際立つ一日であった。

地力ナンバーワンのケルメンディ、絶好調のキトゥ、強さを一段さらに上積みした地元のクズティナ。トーナメントを通じて明らかに目立っていたこの3人が表彰台に上るというまことに正当な結果。パフォーマンスと結果が一致したトーナメントであったと総括したい。

もう一人の銅メダリストはエリカ・ミランダ。
展望記事でも紹介したニューカマー(年齢は30歳だが)のマー・インナン(中国)はワールドツアーの好調を持ち込んで2回戦ではユリア・リツォヴァ(ロシア)、敗者復活戦ではマリーン・ケリー(ドイツ)を破って5位入賞を果たしている。

日本の橋本優貴は完全なアウトサイダー。準々決勝ではクズティナに左大腰で畳に埋まるほどの勢いで叩き付けられ、敗者復活戦では得意のはずの寝技でベルモイに抑え込まれる屈辱を味わうというおまけつきで7位に沈んだ。結果はもちろんその内容も上位入賞者と比べるとインパクト不足は否めず、事前評の高さが不思議になるほどの出来の悪さだった。

準決勝以降の結果と橋本の勝ち上がり詳細は下記。

【準決勝】

アンドレア・キトゥ(ルーマニア)○内股(3:22)△エリカ・ミランダ(ブラジル)
マイリンダ・ケルメンディ(IJF)○優勢[有効・隅落]△ナタリア・クズティナ(ロシア)

【3位決定戦】

エリカ・ミランダ(ブラジル)○優勢[指導2]△ヤネット・ベルモイ アコスタ(キューバ)
ナタリア・クズティナ(ロシア)○優勢[有効・隅返]△マー・インナン(中国)

【決勝】

マイリンダ・ケルメンディ○優勢[技有・大腰]△アンドレア・キトゥ

■日本選手勝ち上がり

橋本優貴(コマツ)
成績:7位

[2回戦]

橋本優貴○崩袈裟固(1:36)△ヘラ・アヤリ(チュニジア)

無名選手に二度抑えられ掛かるも最後は一本勝ち。
アヤリ、左大内刈で橋本を崩すと意外にも寝技勝負を挑んで橋本を抑えかかる。
続く展開も橋本に寝技を挑み、「抑え込み」宣告直前かというところまで被りやる気十分。
1分過ぎ、橋本右大内刈から隅返。相手が耐えるとロックした釣り手をそのままに立ち上がり直して押し込み小外掛「有効」。抑え込むとアヤリが「参った」。


[3回戦]

橋本優貴○横四方固(2:26)△プリシラ・ネト(フランス)

橋本右、ネトは左組みのケンカ四つ。相手を場外に押し込み続けて「指導」2つを先制。
2分過ぎに右大内刈から巴投、ネトが回り過ぎる形で崩れると背中について横崩しでめくり返し、絡まれた足を抜いて横四方固「一本」。

[準々決勝]

橋本優貴△大腰(0:39)○ナタリア・クズティナ(ロシア)

右相四つ。左構えのクズティナと腰を差し合う攻防となり、奥襟を触って右腰車の形を探った瞬間思い切り左大腰を食う。文句なしの「一本」。

[敗者復活戦]

橋本優貴△崩袈裟固(2:35)○ヤネット・ベルモイ アコスタ

右相四つ。ベルモイの右内股を透かして「有効」獲得、そのままほとんど抑え掛かるが、体勢を一段良くしようと相手の体を上ったところを被り返されて抑え込まれる。逆転負け。

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