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インターハイ柔道競技女子団体戦マッチレポート②3回戦

(2014年8月22日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月22日掲載記事より転載・編集しています。
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②3回戦
インターハイ柔道競技女子団体戦マッチレポート
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池絵梨菜が櫻井眞子から袖釣込腰「一本」

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【Dブロック】

3回戦8試合中もっとも注目すべきはこの試合。池絵梨菜、斉藤芽生、米澤夏帆の「香長中トリオ」を擁して頂点を狙う東大阪大敬愛高と、63kg級講道館杯2位の嶺井美穂を押し立てて今季高校選手権準優勝を果たした桐蔭学園高が対戦する大一番。

東大阪大敬愛高 - 桐蔭学園高
(先)池絵梨菜 - 櫻井眞子
(中)斉藤芽生 - 嶺井美穂
(大)米澤夏帆 - 鈴木双葉

東大阪大敬愛は抜き役の高校選手権70kg級王者池絵梨菜を先鋒、各チームのポイントゲッターが集中する中堅には重量級でエース級相手にも我慢の利く「和製オルティス」斉藤芽生を置き、大将にまとめ役の担ぎ技ファイター米澤夏帆を置くという非常に役割のハッキリした布陣。

対する桐蔭学園は三人制団体の定石通り絶対のエース嶺井美穂を中堅に配置。
東大阪大敬愛としては「前か後ろで取って、中堅戦を止める」、桐蔭学園としては「中堅戦を取って、他を凌ぐ」と非常に勝負どころがわかりやすい試合。

先鋒戦は池が左相四つの櫻井眞子をガップリ持っての支釣込足と執拗な寝技で追い詰め、1分20秒櫻井に「指導1」。
続く展開、嶺井が引き手で袖を持つと櫻井明らかに嫌う。嶺井は嫌った櫻井の動きに合わせて右袖釣込腰一閃「一本」、1分32秒。東大阪大敬愛シナリオ通りの1点先制。

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斉藤芽生が嶺井美穂に思い切った左内股

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終盤、嶺井が技に入ろうとするとすかさず斉藤は後ろに返す構え

続く中堅戦は東大阪大敬愛・斉藤芽生が左、桐蔭学園の嶺井美穂が右組みのケンカ四つ。
斉藤は序盤から鋭い出足払に左内股、左大外刈を仕掛けて攻勢を演出。度々掛け潰れるため「指導」奪取には至らないが、主導権は完全に斉藤。嶺井奮起して1分10秒過ぎに思い切った右大外刈に打って出るが、斉藤は回避するのみならず、その技の戻りに左出足払。相手の膝裏に入る膝車の恰好で崩し、嶺井に攻めの実績を積ませない。

斉藤は両襟を握って嶺井の動きを封殺、ケンケンの左内股を連発して手数を確保し中盤戦は嶺井にとっての見せ場はほとんどなし。

残り1分となってペースを上げたい嶺井が右大内刈に触ると、斉藤スイッチを押されたかのように鋭い膝車で嶺井を崩し、続く嶺井の右内股も右小外刈で振り戻して伏せさせる。動作の起こりの度に体格のある斉藤に返し技を晒され、嶺井は主導権奪取のきっかけを掴めない。

以降嶺井は沈黙。斉藤は左払腰に左内股と掛け潰れずにあくまで立ったままの技で手数を積み、双方の技が止んだ攻撃の間合いではことごとく出足払気味の膝車を入れて嶺井の攻撃の芽を摘む。

この「膝裏に入れる出足払」が非常に良く利き、この試合はそのまま終了。斉藤、完璧な仕事ぶりで63kg級講道館杯準優勝者の嶺井を止めて引き分け。1-0のリードを保つ。

この中堅戦で試合は実質終了。大将戦は米澤夏帆が左一本背負投に右背負投と要所で的確に仕掛けて試合を進め、鈴木双葉の担ぎ技を防ぎ順行運転で引き分け獲得。東大阪大敬愛が1-0で勝利することとなった。

東大阪大敬愛高 1-0 桐蔭学園高
(先)池絵梨菜○袖釣込腰(1:32)△櫻井眞子
(中)斉藤芽生×引分×嶺井美穂
(大)米澤夏帆×引分×鈴木双葉

斉藤の成長が際立った試合であった。かつては「掛けて潰れるが、掛けの思い切りの良さで相手を止める」結果オーライの試合が多かった斉藤であるが、立ち続けての連続攻撃に加えて金鷲旗大会で見せた送足払、それにこの試合で見せた膝車風の崩しと足技の獲得によって「攻めながら封じる」斉藤の個性を生かす手立てが増え、一段も二段も戦闘力が上がった印象。東大阪大敬愛、好ゲームを3戦続けてベスト8入り決定。

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創志学園高の大将山内美輝がリードを守るべく必死に攻める

創志学園高 1-0 新田高
(先)三浦裕香理×引分×佐藤史織
(中)井上あかり○横四方固(3:13)△奥本華月
(大)松下夕紀×引分×山内美輝

創志学園が会心の試合で昨年の準優勝チーム新田を撃破。
先鋒戦で全日本カデ2位の1年生三浦裕香理が同階級の高校選手権準優勝者佐藤史織を引き分けで止めると、中堅戦の超級対決では井上あかりが奥本華月に一本勝ち。耐えるべきところを耐え、エースでエース潰すという完璧な試合振りで、見事準々決勝へと駒を進めることとなった。

[Dブロック3回戦結果]

東大阪大敬愛高 1-0 桐蔭学園高
創志学園高 1-0 新田高

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鈴木伊織が右大内刈、舟久保遥香は釣り手を利かせて押し返しに掛かる

【Aブロック】

大成高 3-0 富士学苑高
(先)中江美裕○崩上四方固(1:42)△渡辺聖未
(中)粂田晴乃○上四方固(0:36)△巣山栞里
(大)鈴木伊織○優勢[僅差]△舟久保遥香

大成は文句なしの出来で2試合目も3-0で突破。中江美裕が渡辺聖未を相手に大内刈「有効」からの崩上四方固、粂田晴乃が巣山栞里を出足払で崩しておいての上四方固と寝技の強さが売りの富士学苑から逆に寝技で2点を挙げ、大将鈴木伊織は舟久保遥香を相手に先手攻撃に徹して「指導」を連続奪取して勝利。ここまで6勝、うち5勝が寝技とまことに手堅い試合ぶりを見せつけて順当にベスト8進出決定。

下側の山では広陵高(広島)が先鋒戦、中堅戦の連勝によって東北高(宮城)を2-1で退け、大混戦ブロックからのベスト8勝ち上がりを決めている。

[Aブロック3回戦結果]

大成高 3-0 富士学苑高
広陵高 2-1 東北高

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井上舞子が岡本希望を攻める

【Bブロック】

淑徳高 2-1 紀央館高
(先)浜未悠○横四方固(1:23)△山本七海
(中)井上智賀△優勢[僅差]△松田なみき
(大)井上舞子○優勢[技有]△岡本希望

淑徳高が今季高校選手権3位、金鷲旗ベスト8で名をあげた紀央館高を退けた。先鋒戦の敗退を受けた紀央館は中堅松田なみきが「指導」累積で勝利して抵抗を試みたが、大将戦では淑徳のエース井上舞子が岡田希望を攻めに攻め、場外際で右大内刈を押し込んで獲得した「技有」優勢で勝利。紀央館のアップセットはならず、2-1で淑徳がベスト8入り決定。

下側の山では地元・木更津総合高が夙川学院高に競り勝ち。先鋒戦で鳥潟みちるが荒木穂乃佳に「技有」優勢で勝利、中堅戦を「技有」優勢で落として迎えた大将戦で泉真生が岡田桃子に合技「一本」で劇的勝利。観客席の大声援を背に見事ベスト8へと駒を進めることとなった。

[Bブロック3回戦結果]

淑徳高 2-1 紀央館高
木更津総合高 2-1 夙川学院高

【Cブロック】

敬愛高 2-1 西京高
(先)児玉ひかる○合技(1:17)△甲斐七海
(中)山口凌歌○合技(0:48)△上林美咲
(大)梅津志悠△優勢[技有]○蓮尾沙樹

大将梅津志悠が78kg級の強豪蓮尾沙樹に敗れる波乱があったものの、先鋒児玉ひかると中堅山口凌歌の連続一本勝ちで敬愛高があっさり準々決勝進出決定。

もう1試合は八千代高が東海大熊本星翔高を2-1で破り、木更津総合高とともに地元千葉勢はベスト8に2チームを送りこむこととなった。

[Cブロック3回戦結果]

敬愛高 2-1 西京高
八千代高 2-1 東海大熊本星翔高

結果決まった準々決勝4試合のカードは、

大成高 - 広陵高
淑徳高 - 木更津総合高
敬愛高 - 八千代高
東大阪大敬愛高 - 創志学園高

の4試合となった。

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