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金鷲旗高校柔道大会男子マッチレポート①1回戦~6回戦(パート決勝)

(2014年8月1日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月1日掲載記事より転載・編集しています。
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金鷲旗高校柔道大会男子マッチレポート
①1回戦~6回戦(パート決勝)
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選手宣誓は前年度優勝の東海大浦安・村田大祐主将

五人制抜き試合、オーダー順固定という過酷なレギュレーションで高校柔道日本一を争う金鷲旗高校柔道大会は21日開幕、男子団体戦は22日から24日までの3日間にわたって激戦が繰り広げられた。

大混戦が予想される中、優勝候補筆頭は攻撃型の1年生2人を加えて布陣が完成した感のある国士舘高(東京)。続く勢力は高校選手権王者の修徳高(東京)、同2位の白鴎大足利高(栃木)、3位入賞の天理高(奈良)、昨年のインターハイ王者崇徳高(広島)。これに大成高(愛知)、作陽高(岡山)、東海大相模高(神奈川)らが絡んで上位グループを形成する。

組み合わせは偏りはあるものの、強豪はほぼほぼセパレート配置され、準々決勝
までにこのレベルの強豪が潰しあうブロックは僅少。まずは各パートの勝ち上がりとその内容を簡単に確認してみたい。

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修徳は1年生先鋒の増山香輔が14人抜きの奮戦

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坂口真人が東北高・後藤北斗を内股「一本」に仕留める

【Aパート】

準々決勝進出校:修徳高(東京)
勝ち上がり
[2回戦]修徳高○不戦四人(5勝0敗0分)△鈴鹿高(三重県)
[3回戦]修徳高○不戦三人(5勝2敗0分)△松山聖陵高(愛媛)
[4回戦]修徳高○不戦四人(5勝0敗0分)△高水高(山口)
[5回戦]修徳高○不戦三人(4勝0敗1分)△東海大甲府高(山梨)
[6回戦]修徳高○不戦三人(4勝0敗0分)△東北高(宮城)

修徳高が順当に勝ち上がり。インターハイ東京予選、国体東京予選、東京ジュニアとチーム全体に明らかに元気がない中どうこの大会に入っていくかが注目されたが、修徳はスターティングの先鋒に1年生の増山香輔を起用。東京都インターハイ予選90kg級2位の増山は期待に応えて初戦の鈴鹿高戦で5人抜き、3回戦は松山聖陵高を3人抜き(1敗)、4回戦は高水高(山口)を5人抜きと大活躍。この活躍を受けて継続起用された昨年インターハイベスト8の東海大甲府高戦でも1人抜きをマークして一番槍の役割を十分果たす。

高校選手権以来緩やかに続いてきた停滞ムードをどう払拭するか、という課題には勢いのある1年生の増山の起用とその活躍でひとつの答えが出た。

修徳もう1つの大きな課題は、昨年のインターハイでの大活躍以降徹底マークに逢って未だ本領を発揮できず、今春以降深刻な不調に陥っている業師坂口真人の再生。坂口は5回戦の東海大甲府戦から投入され、そのポジションは2年生福田宝に代わる次鋒。この試合は南条伯彬、中川将嗣、坂内つばさと同校のエース格2枚を含む後衛3枚に3連勝とまずまずの滑り出し。

修徳は6回戦でパート内もうひとつのシード校である東北高とベスト8進出を争う。

修徳高○不戦三人△東北高
(先)佐藤竜○大内刈△日野賢明(先)
(先)佐藤竜○出足払△藤嶋尭海(次)
(先)佐藤竜△後袈裟固○原田優吾(中)
(次)坂口真人○小内刈△原田優吾(中)
(次)坂口真人○内股△後藤北斗(副)
(次)坂口真人○大外刈△中嶋剛志(大)
(中)伊藤佑介
(副)原沢脩司
(大)小川雄勢

修徳はこの試合から先鋒に佐藤竜を投入して上位対戦モードの布陣を完成。佐藤が66kg級の好選手日野賢明と対戦する先鋒戦がひとつの山場だったが、佐藤は大内刈「一本」であっさり突破。注目の坂口は佐藤の2勝1敗を受けた第4試合から畳に上がる。
坂口は体重115kgの原田優吾を左小内刈「一本」に仕留めて滑り出すと、後藤北斗、中嶋剛志といずれも100kgを超える大型選手にも一本勝ちで3連勝。まだ過程にもたつきがあり、かつ体を離した巻き込みのフィニッシュが多く、本来の技の切れ味全開には届かない印象。おそるおそるの試運転という感じだが、しかしながら結果はしっかり残して修徳はシード校東北を前衛2人のみで賄い、悠々ベスト8進出決定。

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5回戦、この試合から先鋒に入った作陽高・岩崎恒紀が東海大浦安・田島優人の背負投を返して「有効」

【Bパート】

準々決勝進出校:作陽高(岡山)
勝ち上がり
[2回戦]作陽高○不戦三人(4勝1敗1分)△北陸高(三重県)
[3回戦]作陽高○不戦三人(5勝1敗0分)△同朋高(愛知)
[4回戦]作陽高○不戦四人(5勝0敗0分)△近江高(滋賀)
[5回戦]作陽高○不戦一人(1勝0敗4分)△東海大浦安高(千葉)
[6回戦]作陽高○大将同士(2勝1敗3分)△桐蔭学園高(神奈川)

5回戦の作陽高と東海大浦安高の試合がパート最初の大きな山場。作陽はここまでの3試合で10勝2敗2分けと活躍してきた2年生先鋒、身長186cm体重139kgの巨漢菊地盛を下げて、中国高校総体100kg級を制して急成長中の2年生岩崎恒紀を投入。
この試合は先鋒対決に登場したその岩崎が田島優人の背負投を潰して出足払を合わせ「有効」奪取で優勢勝ち。以後は岩崎-杉本洸太郎、鎌田魁翔-染谷涼央、高橋恭平-村田圭祐、野地優太-村田大祐と4戦連続の引き分けでゴールに辿り着き、大将安達健太を残したまま勝ち抜け決定。高校選手権時は登録外だった秘密兵器岩崎の起用が当たった形だが、その一方で村田大祐ワントップチームの東海大浦安を相手に挙げた得点が「1」のみと、手堅さと同時に意外なおとなしさも披露。東海大浦安が、弱点であった防御力を強化して春から一段力を上げてきたという観察はもちろん正しいものであろうが、浦安という恰好のスケイルが与えられて、今季の作陽の力とメンタリティがある程度照らし出された印象。手堅さと強さを見せつけた一方で、昨年この大会とインターハイで見せた規格外の成長ぶり、どこと戦っても上から目線で殴りにいった底抜けの強気、どこまで上り詰めるかわからないというような良い意味での未完成感は感じられず。これが企図しての手堅さなのか、チーム全体のカラーと実力を規定するものなのか、次戦が待たれるという印象の試合であった。

作陽高○大将同士△桐蔭学園高
(先)岩崎恒紀×引分×大塚翔悟(先)
(次)鎌田魁翔×引分×渡部甲誠(次)
(中)高橋恭平△大外刈○岡田武志(中)
(副)野地優太○上四方固△岡田武志(中)
(副)野地優太×引分×田中太基(副)
(大)安達健太○小内刈△小原弘暉(大)

その作陽、6回戦では乱戦を制してベスト8進出決定。こちらは安定感には欠けるが一撃の攻撃力随一というチームカラーの桐蔭学園に対して野地優太が岡田武志を、安達健太が小原弘暉をとポイントゲッターがポイントゲッターを潰す効果的な一勝を挙げ、大将対決の末に勝ち抜け決定。準々決勝へと駒を進めることとなった。

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6回戦、大成高の中堅神鳥剛が増本大輝から大内刈「有効」

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大将対決、大成・川田修平が香川大吾を左内股で投げ落とし「有効」

【Cパート】

準々決勝進出校:大成高(愛知)
勝ち上がり
[2回戦]大成高○不戦三人(4勝2敗1分)△関西高(岡山)
[3回戦]大成高○不戦三人(4勝0敗1分)△英真学園高(大阪)
[4回戦]大成高○不戦四人(5勝0敗0分)△柳ケ浦高(大分)
[5回戦]大成高○不戦二人(5勝2敗0分)△埼玉栄高(埼玉)
[6回戦]大成高○大将同士(4勝3敗1分)△崇徳高(広島)

崇徳高(広島)、大成高(愛知)という予想通りの2校が勝ち上がってパートファイナルで激突。崇徳は前半活躍した1年生先鋒森近唯と次鋒の村上隆貴を5回戦の福井工大福井戦から山本健太と一面護に代えて上位対戦布陣完成。ここまでトータル15勝8敗6分けとやや安定感には欠けるものの上位対戦に向けて一段ペースを上げたいところ。大成もベストメンバーでこの大一番に臨む。

大成高○大将同士△崇徳高
(先)古賀颯人○反則[指導4]△山本健太(先)
(先)古賀颯人○優勢[有効・内股]△一面護(次)
(先)古賀颯人△横四方固○増本大輝(中)
(次)前濱忠大△反則[指導4]○増本大輝(中)
(中)神鳥剛○合技△増本大輝(中)
(中)神鳥剛×引分×貫目純矢(副)
(副)並木泰雅△優勢[指導3]○香川大吾(大)
(大)川田修平○優勢[有効・内股]△香川大吾(大)

大成の先鋒古賀颯人が2人を抜くも、増本大輝が2人を抜き返して試合は拮抗。ここで大成の神鳥剛が増本を抜き、さらに崇徳の今回のオーダー順のキモというべき副将貫目純矢を引き分けで止める大殊勲。試合は大成ペースとなる。

大成の副将並木泰雅は次戦を優位に運ぶべく図太く畳に居残って、崇徳の大黒柱香川大吾に「指導3」まで奪われるもフルタイムを戦い切り、大将のエース川田修平に全てを委ねる。

大将対決は川田、香川ともに左組みの相四つ。川田はいきなり取り味のある左大内刈に飛び込んでやる気十分。前戦に引き続きやや狙い過ぎて具体的な技が遅い香川に46秒「指導」が与えられると、機と見た川田再開の瞬間とびかかって左内股。落ちた体勢は微妙だが主審勢いに背中を押されるように「有効」を宣告。

以後も香川の「狙い過ぎ」の傾向は変わらず。残り49秒で香川に「場外」による「指導」が宣告された時点で累積警告は香川が「3」、川田が「2」。もはや後のない香川だが釣り手を良い位置で確保できないせいかスクランブルを思い切れず、大技は繰り出すものの散発で山場を作るには至らない。そのままタイムアップとなり試合終了、大成、各人の役割を心得た試合ぶりと大将川田の一撃の威力で見事インターハイ王者崇徳を降し、ベスト8入り決定。

【Dパート】

準々決勝進出校:大牟田高(東京)
勝ち上がり
[2回戦]大牟田高○不戦二人(4勝1敗1分)△静岡学園高(静岡)
[3回戦]大牟田高○不戦三人(4勝1敗1分)△武相高(神奈川)
[4回戦]大牟田高○不戦一人(5勝3敗0分)△高岡工芸高(富山)
[5回戦]大牟田高○不戦一人(4勝3敗1分)△東海大四高(北海道)
[6回戦]大牟田高○大将同士(5勝4敗1分)△国東高(大分)

九州総体(全九州高等学校柔道競技大会)王者のシード校、地元の期待を受けて上位進出の使命を背負う大牟田が順当にベスト8進出決定。国東との九州対決となったパート決勝は大将同士の対決まで縺れたが、大黒柱の山口智広が近藤優貴を内股「一本」に仕留めて勝利を決めた。

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初戦、白鴎大足利高は先鋒長島立弥が袖釣込腰で一本負けという波乱含みのスタート

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5回戦、太田竜聖が一色勇輝から裏投「有効」

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6回戦、白鴎大足利の太田彪雅が辻湧斗に右小外刈を押し込んで、抑え込みへと繋ぐ

【Eパート】

準々決勝進出校:白鴎大足利高(栃木)
勝ち上がり
[2回戦]白鴎大足利高○不戦二人(5勝2敗0分)△東北学院高(宮城)
[3回戦]白鴎大足利高○不戦二人(5勝2敗0分)△鹿児島実高(鹿児島)
[4回戦]白鴎大足利高○不戦一人(5勝2敗0分)△法政二高(神奈川)
[5回戦]白鴎大足利高○不戦一人(2勝0敗3分)△近大福山高(広島)
[6回戦]白鴎大足利高○大将同士(2勝1敗3分)△東海大相模高(神奈川)

白鴎大足利は先鋒に昨年の全国中学大会90kg級王者長島立弥、次鋒に佐俣楓を入れて
大会をスタート。前半戦はこの2人に仕事をさせて勢いをつけ、上位対戦に駒を温存する構え。

しかし初戦の東北学院戦、その1年生先鋒長島がいきなり宮城県81kg級2位の矢口佑輔に袖釣込腰で高々放られ「一本」で敗北するという衝撃のスタート。次鋒佐俣が出動して矢口を抜き返し試合は落ち着くかと思われたが、その佐俣も東北学院の次鋒淀川倫太郎に送襟絞を決められて「参った」するというバタバタの試合。早くも登場の中堅柳原尚弥があっという間に4人を抜いて試合を終えて形を整えたが、入れ込み過ぎか、それともレギュラー5人と補欠2人に力の差があるのか、練習試合や遠征に出ずに自分たちだけのカレンダーでジックリ鍛えてくる策を取った自軍の選手たちが疑心暗鬼に陥りかねない少々不安の残る立ち上がり。

3回戦の鹿児島実業戦は長嶋と佐俣がともに2勝1敗、4回戦の法政二戦は長嶋2勝1敗に佐俣が3勝0敗とやや体勢を立て直した白鴎大足利は5回戦の近大福山戦から前衛2枚を浅野大輔と山中勇希に入れ替える本気モードにスイッチ。中堅までの3引き分けを受けた副将太田竜聖がまず1人を抜き、さらに大将一色勇輝から裏投「有効」、大外返「技有」と連取して2人抜きでフィニッシュ。不戦一人でここを切り抜けパート決勝で東海大相模との大一番に臨む。

白鴎大足利高○大将同士△東海大相模高
(先)浅野大輔×引分×中尾旭(先)
(次)山中勇希×引分×芦川泰隆(次)
(中)柳原尚弥×引分×飯島俊佑(中)
(副)太田竜聖△横四方固○辻湧斗(副)
(大)太田彪雅○上四方固△辻湧斗(副)
(大)太田彪雅○優勢[技有・小外掛]△長谷川優

前衛3枚は試合を壊したくない意図がカチあった印象で、3試合連続の引き分け。
ポイントとなると思われた副将対決は東海大相模の1年生・辻が太田竜聖を横四方固「一本」で破ったが、白鴎大足利は今大会初めて畳にあがる太田彪雅が辻を上四方固「一本」、さらに慎重に組み手を進める東海大相模の大将長谷川優を相手に一瞬ペースを上げて小外掛「技有」で連勝。緊張のゲームであったが白鴎大足利がベスト8勝ち上がりを決めることとなった。

前戦の小杉高戦でも独特の柔らかい受けと強心臓振りで活躍した東海大相模の1年生副将辻と白鴎大足利の大将太田彪雅の取り味の高さ、そして両軍の4人の選手の意外とも言える大人しい試合振りが印象に残る一番であった。

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東海大仰星・奥野拓未が日体荏原・長井達也から支釣込足「技有」

【Fパート】

準々決勝進出校:天理高(奈良)
勝ち上がり
[2回戦]天理高○不戦四人(4勝0敗1分)△おかやま山陽高(岡山)
[3回戦]天理高○不戦三人(5勝1敗0分)△台東大付(台湾)
[4回戦]天理高○不戦四人(5勝0敗0分)△柏高(千葉)
[5回戦]天理高○不戦二人(3勝0敗2分)△嘉穂高(福岡)
[6回戦]天理高○不戦二人(4勝1敗2分)△東海大仰星高(大阪)

天理高は極めて順当にパート決勝に進出。
山場は東海大仰星高の側にあり、まず4回戦の高川学園高(山口)戦ではエースの奥野拓未が全日本選手権出場者の田中源大と大将対決で激突、この試合は奥野があっという間の豪快な内股「一本」で勝利。続く5回戦では中学時代のスター選手をズラリと並べた日体荏原高(東京)と対戦することとなった。この試合は日体荏原の次鋒松井海斗が2人抜きを果たしてペースを掴みかけるものの、抜き返した東海大仰星の副将福迫大幸を迎え撃った大型選手大畑公祐がまたしても我慢利かず2人抜きを許して再び主導権は東海大仰星へ。日体荏原は副将東部雄大が福迫を抜いて大将奥野を引っ張り出す。畳に上がった奥野は冷静、組み手が上手く受けが柔らかい東部に「指導」を先行されて立ち技での勝負に不確定要素が強いと見るやベンチの指示をスルーして寝技を選択、相手の両脚を脚で纏め固める「脚三角」で固定して縦四方固「一本」。続く長井達也との大将対決では場外の「指導」でビハインドを負ったが落ち着いて圧力を掛け、長井の出足払に支釣込足を引っ掛けて転がし「技有」、そのまま崩上四方固に抑え込んで合技の一本勝ち、見事6回戦進出を決めた。日体荏原としては相手の大駒・奥野の存在はともかく、これだけの人材を揃え、さらに松井の2人抜きというテコまで得て十分勝利し得る試合であった。他校がうらやむ有望人材を獲得し続け、育成、戦術ともに来年度は真価が問われる年。チームとしての正念場だ。

天理高○不戦二人△東海大仰星高
(先)時本勇治○小外刈△池上大貴(先)
(先)時本勇治×引分×山内凌太(次)
(次)正木聖悟○優勢[技有・大内刈]△西村崇志(中)
(次)正木聖悟○優勢[技有・内股]△福迫大幸(副)
(次)正木聖悟△合技○奥野拓未(大)
(中)山崎壱盛○内股△奥野拓未(大)
(副)並里樹
(大)古田伸悟

迎えたパート決勝は天理高が圧勝。ここまでの4試合で13勝1敗2分けと大活躍の先鋒時本勇治を下げず、時本の1人抜き1分けを受けた次鋒正木聖悟が圧倒的な柔道を披露。上から目線の攻撃的な組み手と抜群の技の切れ味で2人を抜き、抜き返した奥野に対しては中堅山崎壱盛が一本勝ち。通常の抜き試合で言えば三人残しという圧倒的なスコアで強豪東海大仰星を一蹴してみせた。

夏に向けて、天理の強化力はやはり一段違う。会場震撼の圧勝劇であった。

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国士舘の先鋒山田稔喜は15人を1人で賄う活躍

【Gパート】

準々決勝進出校:国士舘高(東京)
勝ち上がり
[2回戦]国士舘高○不戦四人(4勝0敗1分)△報徳学園高(兵庫)
[3回戦]国士舘高○不戦四人(5勝0敗0分)△川内商工高(鹿児島)
[4回戦]国士舘高○不戦四人(5勝0敗0分)△箕島高(和歌山)
[5回戦]国士舘高○不戦二人(5勝2敗0分)△新田高(愛媛)
[6回戦]国士舘高○不戦二人(4勝1敗1分)△宮崎工高(宮崎)

国士舘高はスターティングの先鋒に、高校選手権3位時にレギュラーで活躍した3年生の山田稔喜を起用。決戦兵力に1年生を取り置き3年生がお膳立てをするという国士舘としては異例の事態だが、投入された山田は1回戦から3回戦までの15人を全て1人で片づけるド根性ファイトを披露。最終戦となった簑島高戦の4人目には「有効」を奪取しながら残り数秒で一段ギアを上げて「技有」を獲得するなど攻撃意欲も体力も衰えず、最後は「一本」で五人抜き決定。チーム全体の猛稽古振りと今大会に向けた雰囲気の良さを感じさせる奮戦であった。

5回戦からは先鋒に主将の釘丸将太が座り、トータル5勝2敗の不戦二人で新田を降して勝ち抜け。
6回戦も同じオーダで臨み、次鋒の1年生磯村亮太が宮崎工の副将後迫孝誠に払腰で思い切り放られる場面はあったものの、4勝1敗の不戦二人で勝ち抜け。副将山田伊織、大将吉良儀城を座らせたままベスト8進出決定。

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回戦、東海大五の川野義文と神戸国際大付・石山潤平による大将対決

【Hパート】

準々決勝進出校:東海大五高(福岡)
勝ち上がり
[2回戦]東海大五高○不戦四人(5勝2敗0分)△飾磨工高(兵庫)
[3回戦]東海大五高○不戦一人(4勝2敗1分)△前橋育英高(群馬)
[4回戦]東海大五高○不戦一人(4勝2敗1分)△飛龍高(静岡)
[5回戦]東海大五高○不戦一人(4勝3敗1分)△沖縄尚学高(沖縄)
[6回戦]東海大五高○大将同士(2勝1敗3分)△神戸国際大付高(兵庫)

地元の大声援を背に、東海大五高(福岡)がベスト8へと駒を進めた。
パート決勝では全国高校選手権ベスト8の神戸国際大付高と対戦。大将の川野義文登場までに0勝1敗3分けという苦しい戦いとなったが、ここで全九州高校大会90kg級王者の川野が相手の副将高木育純、さらに大将石山潤平をそれぞれ大内刈「一本」、「指導3」優勢で抜いて勝利決定。神戸国際自慢のポイントゲッター2人を抜く大活躍で、大牟田高に続く九州2校目の準々決勝進出を決めた。


結果決まった準々決勝カードは、

修徳高 - 作陽高
大成高 - 大牟田高
天理高 - 白鴎大足利高
国士舘高 - 東海大五高

となった。

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