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グランプリ・ウランバートル第1日各階級レポート

(2014年7月7日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版7月7日掲載記事より転載・編集しています。
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各階級レポート
グランプリ・ウランバートル第1日
■ 60kg級
-地元ガンバット・ボルトバータルが優勝、川端龍と志々目徹はともに3位に留まる-

【入賞者】(エントリー24名)
1.GANBAT, Boldbaatar(MGL)
2.TAKABATAKE, Eric(BRA)
3.KAWABATA, Ryo(JPN)
3.SHISHIME, Toru(JPN)
5.BAHRAMIAN KHAYAT, Ehsan(IRI)
5.CHAMMARTIN, Ludovic(SUI)
7.GANBOLD, Kherlen(MGL)
7.TSENDOCHIR, Tsogtbaatar(MGL)

優勝は第2シードのガンバット・ボルドバータル(モンゴル)。最大の勝負どころとなった準々決勝の志々目徹(了徳寺学園職)戦を「指導3」対「指導2」の反則累積差で勝ち上がると、準決勝はダークホースのエーサン・バーラミアン・カーヤト(イラン)に横落と横四方固の合技で一本勝ち。決勝はプールA-Bの大乱戦の中を勝ち上がってきたエリック・タカバタケ(ブラジル)を小内巻込「一本」に仕留めて優勝決定、詰めかけた地元の観衆から大歓声を浴びた。

2位のタカバタケは昨年の南米選手権王者。これまではパンナム地域の国際大会が主戦場だったが、6月のグランプリ・ハバナ準優勝を受けて今大会に参戦、最初の「アウェー」戦で見事2位入賞を果たした。フェリペ・キタダイに続くブラジルの新勢力として今後注目の選手。

日本の川端龍(了徳寺学園職)は失意の3位。2回戦で第1シードのベスラン・ムドラノフ(ロシア)を逆転の「一本」で降す殊勲を挙げてこの時点で優勝候補ナンバーワンに躍り出たが、準々決勝ではルドヴィック・シャンマルタン(スイス)の担ぎ技を受けた際に思わず足を触ってしまい、ダイレクト反則負け。
シャンマルタンはスイスの第一人者で13年2月のスイスオープン決勝では負傷からの復帰を目指す野村忠宏と矛を交えたこともある強豪だが、ワールドツアーでは皆勤もIJF主催大会の表彰台は1度のみで幾度も3位決定戦の壁に跳ね返されている選手。いかに反則負けとはいえ、このランクの選手に星を落としたという結果は首脳陣に厳しい評価を受けることは避けられず、まさしく痛恨の敗退。

アジア大会で日本代表を務める志々目徹(了徳寺学園職)も3位を確保するに留まった。抜群の技の切れ味を誇る一方、自分の形が出来上がる前に相手に先制攻撃を許す弱点がある志々目、十分対策をしていたはずだが敗退を喫した準々決勝ではこの弱点が顔を出し、狙い過ぎの散発傾向を相手に狙われ「指導」連続失陥。最終戦の3位決定戦では組みたがらない相手を片手技で追い詰めつつ自身の形を作り上げるという手堅い戦い方が出来ていただけに、なんとも勿体ない試合だった。立場上絶対に負けてはならないはずのアジア勢に苦杯を喫したということもあり、合格点とは呼び難い出来。前述の通り3位決定戦では不十分な形でも相手を崩し続ける展開力を見せ、得意の内股だけでなく大外刈の一撃を狙うなど自身の課題はしっかり意識出来ているようであり、次戦に期待したい。

【日本人選手勝ちあがり】

川端龍(了徳寺学園職)
成績:3位

[1回戦]
川端龍○背負投(2:41)△ガンボルド・ムンクフツア(モンゴル)
川端が右、ガンボルド左組みのケンカ四つ。引き手の探りあいが続いて両者に「指導」。再度同じ形で両者に「指導」。続く展開は相手が組み手を直すところにうまく右大外刈を入れて「一本」、しかしこれは取り消され「技有」となる。2分41秒、いわゆる韓国背負いで相手を右方向に投げ落として「一本」。

[2回戦]
川端龍○足車(4:43)△ベスラン・ムドラノフ(ロシア)
ケンカ四つ。組み手争いの中、左一本背負投に入り込むがかわされて左小外刈「技有」失陥。さらに奥襟を叩かれ場外際の左隅返で「有効」を失う苦しい試合。残り30秒、右足車を裏投で返そうとした相手が自滅。逆転「一本」で第1シードのムドラノフに勝利。

[3回戦]
川端龍△反則(1:22)○ルドヴィック・シャンマルタン(スイス)
ケンカ四つ。相手の左一本背負投を受けた際に下半身に触れてしまい、痛恨の反則負け。

[敗者復活戦]
川端龍○不戦△ツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)

[3位決定戦]
川端龍○反則(1:38)△エーサン・バーラミアン・カーヤト(イラン)
1分14秒、相手が右奥襟を叩きに来るところを右一本背負投に捕まえ「有効」。直後に「技有」に変更される。再開後しばらくして試合が止められ、バーラミアンカーヤトが失点の際にスボンを持って技を受けたとの判断でダイレクト反則負けが宣告される。

志々目徹(了徳寺学園職)
成績:3位

[1回戦]
志々目徹○体落(4:58)△ホーァ・ユインローン(中国)
左相四つ。場外際での攻勢を続け、「指導1」さらに「有効」1つを先制。終盤は守勢になり偽装攻撃の「指導」を失うが、左体落で2つ目の「有効」を奪ってペースは乱さず。試合終了間際、フェイントをはさんでの左体落「一本」でフィニッシュ。

[2回戦]
志々目徹○横四方固(2:03)△ルーカス・キエルバシンスキー(ポーランド)
ケンカ四つ。開始早々、場外に追い込まれ「指導1」を失うが、左大内刈で相手を崩し、引き手を離さず寝技に繋いで横四方固へ。

[準々決勝]
志々目徹△優勢[指導3]○ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)
ケンカ四つ。引き手を与えることを嫌って「指導1」先制されるも、以後は攻撃志向。しかし狙いすぎの散発傾向を突かれて手数を積まれ「指導2」失陥。追いつこうと積極姿勢を見せるが場外へ押し込まれる形で「指導3」まで失い、攻め切れずに優勢負け。

[敗者復活戦]
志々目徹○内股(1:30)△ガンボルド・ケーレン(モンゴル)
ケンカ四つ。組み手争いが続いて両者に「指導」。奥襟を確保した相手に頭を下げさせられる形になるが、懐深く潜り込んで左内股「一本」。

[3位決定戦]
志々目徹○優勢[指導3]△ルドヴィック・シャンマルタン(スイス)
左相四つ。引き手で袖を確保して押し込む形を続けて優位に試合を進め、なかなかまともに組ませてくれない相手に対して振り回すような浮腰、片手の左大外刈、片手の左内股と不十分ながら技を連続で繰り出して崩す。2分7秒の段階で「指導」3つまで奪取、以後はやや詰めを欠くも試合をまとめて勝利。

■ 66kg級
-高上智史がダバドルジとの決勝制す、竪山将も落ち着いた戦い披露し3位入賞-

【入賞者】(エントリー28名)
1.TAKAJO, Tomofumi(JPN)
2.DAVAADORJ, Tumurkhuleg(MGL)
3.DOVDON, Altansukh(MGL)
3.TATEYAMA, Sho(JPN)
5.GAGNE, Patrick(CAN)
5.SCHNEIDER, Rene(GER)
7.SEIDL, Sebastian(GER)
7.ZAGRODNIK, Pawel(POL)

第2シードの高上智史(旭化成)が第1シードのダバドルジ・ツムクフレグ(モンゴル)との決勝を制して見事優勝。決勝は右相四つのダバドルジのパワーに苦戦、圧殺の強さに加えて振り回すような左浮腰に横落と迫力十分の技を打ち込んでくる相手の前にジリジリと主導権を握られ3分32秒には2つ目の「指導」を失う難しい試合。追撃気運を作りかけた残り1分を過ぎたところで再び隅返、さらに打点の高い右背負投を仕掛ける山場を作られて逆転の目は少ないかと思われたが、4分33秒、組み際に一瞬スピードアップ、右背負投に潜り込む。ダバドルジは外側に伏せて逃れようとするが、高上は相手の腹の下から体をねじ込んでめくり回し遂に逆転の「技有」獲得。見事優勝を決めた。

なかなか二本しっかり持たせてくれない相手に対し、1回だけ自分の形を作り出したその瞬間に繰り出した鮮やかな一撃。ワンチャンスを生かす勝負強さを見せつけた、価値ある優勝だった。

世界ジュニア王者の堅山将(鹿屋体育大3年)は準々決勝でダバドルジに敗退も3位を確保。初のシニア国際大会出場でしっかりと表彰台に上がった。全戦一貫した骨の太い攻めと落ち着いた試合の進め方には大物感が漂う。日本の層の厚さを改めて示す入賞劇だった。

事前予想通りにダバドルジ対日本勢という構図のままに進んだトーナメント、と総括すべき階級。客観的に見ても新発見はツアー初参戦となった世界ジュニア王者竪山が力を示したというワントピックに留まり波乱は僅少。まずまず穏当な結果であったと言える。

【日本人選手勝ちあがり】

高上智史(旭化成)
成績:優勝

[2回戦]
高上智史○優勢[技有・背負投]△マー・ドワンビン(中国)
右相四つ。「指導」1つを先行するが以後は拮抗。残り時間1分を切ったところで背負投「技有」、そのまま試合を終えて勝利。

[3回戦]
高上智史○優勢[有効・背負投]△ドフトン・アルタンスフ(モンゴル)
ケンカ四つ。序盤に背負投で「一本」の宣告を得るが「有効」に変更される。その後抑え込みで「有効」一つを追加、危なげない内容で優勢勝ち。

[準決勝]
高上智史○背負投(3:01)△パトリック・ガニュ(カナダ)
ケンカ四つ。背負投から右大外刈への連絡技で「技有」を奪う。その後「韓国背負い」で「有効」を失うが、3分1秒に背負投を決めて一本勝ち。

[決勝]
高上智史○優勢[技有・背負投]△ダバドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)

右相四つ。相手のパワーに手を焼き苦しい試合。手数で主導権を取り返したいところだが、横落、振り回す浮腰、隅返に打点の高い背負投と具体的に投げに来るダバドルジを止められず自分の形で組むことが出来ない。消極と偽装攻撃で残り1分半の時点で「指導2」まで失い希望の持ちにくい状況だったが、残り27秒の組み際に右背負投、外側に逃げる相手に体をネジ入れて回し「技有」を獲得。劇的な逆転勝利で地元ダバドルジを凌ぎ優勝決定。

堅山将(鹿屋体育大3年)
成績:3位

[1回戦]
堅山将○袖釣込腰(3:33)△セルジュ・オレニック(ポルトガル)
堅山が左、オレニック右のケンカ四つ。終始背負投で攻め続け「指導3」まで奪取。後が無くなった相手を背負投で「一本」に仕留める。隙のない試合運びで初戦突破。

[2回戦]
堅山将○合技[背負投・上四方固](3:48)△トリスタン・ペイクリシビリ(グルジア)
左相四つ。力任せの浮落で「技有」を先制されるも終盤左背負投で「技有」獲得、そのまま抑え込んで合技「一本」。

[準々決勝]
堅山将△優勢[有効・背負投]○ダバドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)
ケンカ四つ。序盤に「指導」1つのリードを得るが右背負投で「有効」失陥。反撃のきっかけを掴めず優勢で敗退。

[敗者復活戦]
堅山将○合技[小内刈・背負投](4:36)△パウエル・ザグロドニック(ポーランド)

ケンカ四つ。序盤相手の肩車で「技有」を失う。「有効」一つを取り返した残り1分に左小内刈で「技有」。逆転に成功すると、落ち着いて左背負投を決めて2つ目の「技有」獲得。

[3位決定戦]
堅山将○合技(4:36)△パトリック・ガニュ(カナダ)

左相四つ。相手は両袖を絞って低い一本背負投と泥臭い試合を志向するが竪山は落ち着いて試合を展開。序盤に双方に与えられた「指導」1回以降は完全に主導権を握り、片襟の左背負投、二本持っての巴投、左小内刈と取り味のある技を繰り出して3分10秒までに累計3つの「指導」を獲得。以後やや組み立てが単調になり仕留めるまでには至らなかったが、危なげなく試合を終えて表彰台を確保。

■ 48kg級
-ムンクバット・ウランツェトセグ順当に優勝、準決勝ではウ・シュウゲンにデュッセルドルフ大会のリベンジ果たす-

【入賞者】(エントリー17名)
1.MUNKHBAT, Urantsetseg(MGL)
2.JEONG, Bo Kyeong(KOR)
3.GALBADRAKH, Otgontsetseg(MGL)
3.WU, Shugen(CHN)
5.JIANG, Yahong(CHN)
5.KIM, Sol Mi(PRK)
7.AKKUS, Sumeyye(TUR)
7.SAHIN, Ebru(TUR)

世界王者となって地元に凱旋のムンクバット・ウランツェトセグ(モンゴル)が順当に優勝。準々決勝はキム・ソルミ(北朝鮮)に苦戦し「指導2」ビハインド、さらに左小内巻込で「有効」を失う厳しい試合となったが逆転の隅返「技有」を奪って切り抜け、準決勝ではグランドスラムパリ決勝で「指導」差で敗れたウ・シュウゲン(中国)を相手に、足首を相手の膝裏に掛けて自ら倒れこむ小外掛「有効」で勝利。決勝はジョン・ボキョン(韓国)を横三角からの崩上四方固という得意の形で抑え込んで一本勝ち。さすがの強さを見せつけた。

昨夏のユニバーシアードで優勝し、秋季シーズンもグランプリ青島で1位、グランプリアビダビで2位と一時躍進気配のあった第3シード選手アレッシャ・クズネトソワ(ロシア)は2回戦で無名のジャーン・ヤホン(中国)に大外刈「有効」で敗退。今年はまだ入賞がなく、トップレベルの壁に当たっている形となった。他は第2シードのガルバトラフ・オトコンツェトセグ(モンゴル)とウ・シュウゲンが3位とほぼ波乱なく進行したトーナメントだった。

■ 52kg級
-無印のマー・イーンナンが圧勝V、決勝はケリーを圧倒-

【入賞者】(エントリー16名)
1.MA, Yingnan(CHN)
2.KRAEH, Mareen(GER)
3.ADIYASAMBUU, Tsolmon(MGL)
3.MUNKHBAATAR, Bundmaa(MGL)
5.MAROS, Barbara(HUN)
5.TARANGUL, Romy(GER)
7.CHINTOGTOKH, Azzaya(MGL)
7.JUNG, Eun Jung(KOR)

ノーシード選手マー・イーンナン(中国)が圧勝優勝。1回戦は連佩如(台湾)を右一本背負投と横四方固の合技「一本」(3:10)で退け、準々決勝は第2シード選手アディヤサンプ・ツォルモン(モンゴル)を背負投で崩しておいての上四方固「一本」(1:42)であっさり下す。唯一の苦戦となった第3シード選手ムンクバータル・ブンドマー(モンゴル)との準決勝を「指導1」で乗り切ると、決勝では第1シードの強者マリーン・ケリー(ドイツ)と対戦。機関車のような体の強さと連続攻撃でケリーに柔道をさせず、左構えからの右小内刈「有効」、袈裟固「有効」と連取して完全に試合を支配。最後はケリーの一本背負投を引き落として絞め固め、送襟絞「一本」(2:05)で優勝を決めた。

マーは30歳で2013年度の国際大会出場はなし。それ以前も2011年のグランプリ・アムステルダムで5位、2012年のグランプリ青島で1位と2大会の入賞記録があるのみ、2012年の世界団体選手権決勝で起用されて橋本優貴に横四方固で敗れていることが確認は出来るが、国際大会の出場自体がほとんどなかった選手である。今年は2月のグランドスラムパリオに突如参戦、この大会は初戦でボンナ(フランス)に敗れたが、以後はヨーロッパオープン・ローマと今大会に出場し連続優勝を飾っている。今大会の好パフォーマンスは絶対的なパワーや技術というよりも連続攻撃を可能にするコンディションの好調さに支えられているという印象ではあったが、世界選手権では注意を払うべき選手だろう。

■ 57kg級
-大友真貴子惜しくも2位、ブーシェミンピナードはワールドツアー初優勝飾る-

【入賞者】(エントリー22名)
1.BEAUCHEMIN-PINARD, Catherine(CAN)
2.OTOMO, Makiko(JPN)
3.MONTEIRO, Telma(POR)
3.ZELTNER, Tina(AUT)
5.KARAKAS, Hedvig(HUN)
5.KIM, Jan-Di(KOR)
7.KOCHER, Fabienne(SUI)
7.LIEN, Chen-Ling(TPE)

優勝は20歳のキャサリン・ブーシェミンピナード(カナダ)。2回戦はリー・ヒュエイン(韓国)にGS延長戦の末「指導」1つを奪って勝利(GS1:15)、準々決勝はティナ・ツェルトナー(オーストリア)が前に出てくるところに合わせた右一本背負投「技有」の優勢で勝ち上がり、準決勝はもっか好調のヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)との消耗戦に「指導2」対「指導1」で競り勝って決勝進出。大友真貴子(コマツ)との決勝は1分17秒に右内股から隅返と鋭く技を繋いで「有効」を獲得。以後は大友の猛攻を強い体幹を生かしてギリギリで凌ぎ続けて試合を終え、見事優勝を決めた。

ブーシェミンピナードは昨年からワールドツアーに参戦して9月のグランプリ・リエカ大会では3位入賞、10月の世界ジュニアでは出口クリスタを破って2位入賞を果たしており、ついに今回IJF主催大会初優勝を飾るに至った。今後も注視しておきたい選手。

大友は準々決勝で第1シードのテルマ・モンテイロ(ポルトガル)を降してトーナメントの主役に踊り出ながら、まことに惜しい2位。
大友に敗れたモンテイロは3位決定戦でカラカスから「技有」「有効」を連取して圧勝、表彰台を確保した。世界選手権に向けてはこの試合の内容と結果がもっとも大きなトピック。

山梨学院大出身の連珍羚(台湾)は準々決勝でカラカスに大内刈を透かされて「技有」を失い本戦脱落、敗者復活戦ではツェルトナーに「指導」3つを失って敗戦し7位に留まった。未だ2010年と2012年のグランドスラム東京3位以外はIJF主催大会の表彰台に立てず、世界選手権でも厳しい戦いが予想される。

【日本人選手勝ちあがり】

大友真貴子(コマツ)
成績:2位

[1回戦]
大友真貴子○優勢[指導2]△リ・ヒョスン(北朝鮮)
大友が左、リは右組みのケンカ四つ。逆の左一本背負投を仕掛けて手数で勝とうと目論む相手を丁寧な組手で封殺。「指導」2つを得て危なげなく勝利。

[2回戦]
大友真貴子○優勢[指導2]△ジョウ・イーン(中国)
ケンカ四つ。奥襟を叩かれて危うい場面も散見されたが、大枠組み手で優位に立ち続け「指導」1つ差で勝利。
[準々決勝]
大友真貴子○優勢[有効・袖釣込腰]△テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
左相四つ。序盤攻め込まれるも、組み際の右袖釣込腰「有効」獲得で形勢一転。その後も相手の逆技を警戒しつつ積極的に前に出続け、危ない場面なく優勢勝ち。優勝候補モンテイロを降す。

[準決勝]
大友真貴子○優勢[指導2]△キム・ジャンディ(韓国)
左相四つ。外巻込を狙う相手を、引き手で襟、次いで両手と手堅く手順を踏んで封殺。「指導」1つ差で勝利。

[決勝]
大友真貴子△優勢[有効・隅返]○キャサリン・ブーシェミンピナード

大友左、ブーシェミンピナードが右組みのケンカ四つ。1分17秒にブーシェミンピナードが場外際で右内股、さらに引き手が切れた戻りに隅返と動きを止めずに技を繋ぐ。引き手が切れたところで一瞬棒立ちとなっていた大友まともに食って「有効」失陥。大友は以後猛攻を見せるが崩せども投げ切れず、惜しい技を積み重ねるのみでノーポイント。そのまま時間となる。



文責:古田英毅
text by Hideki Furuta

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版7月7日掲載記事より転載・編集しています。
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