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平成26年全日本柔道選手権 全試合写真入り詳細 ③三回戦

(2014年5月1日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版5月1日掲載記事より転載・編集しています。
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平成26年全日本柔道選手権 全試合写真入り詳細
③三回戦
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吉永慎也が相手の右脇下から顔を抜き、左への袖釣込腰で鈴木誉広を転がし「有効」

吉永慎也○合技[袖釣込腰・上四方固](3:54)△鈴木誉広

右相四つ。吉永、鈴木の奥襟圧力を掻い潜って右一本背負投に右大外刈で良く攻め1分50秒、2分40秒と立て続けに「指導」を奪取。3分37秒、作戦変更した鈴木が逆構えから引き手で背中を掴むと、吉永間を置かずに首を相手の右脇から抜いたまま変則の左袖釣込腰で転がし「技有」獲得。そのまま抑え込む。吉永、145kgの巨漢鈴木に見事一本勝ち。この試合も業師ぶりを見せ付けた。

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上川が払腰、野村が押し込むと崩れながら右内股を仕掛け直して「一本」

上川大樹○内股(4:56)△野村幸汰

右相四つ。この試合も上から目線の上川、ガップリ組み合うとやや横変形に位置をずらそうとする野村に対し、釣り手操作で柔道衣のズレを調整しながら相手を戻し、ジックリ正対して勝負。正面に立つことを強いられる時間が長い野村にプレッシャーが掛かり始める。

1分4秒、双方に「指導」。
上川あくまで正対に位置関係を直し、釣り手の手首操作に混ぜ込んで引き寄せの右内股、上下のアオリを入れて支釣込足、右出足払のフェイントを入れた右払腰と攻撃を一弾、また一弾と打ち込み続ける。上川はいずれの技も掛け潰れる事なく、組み手を離すことなく正対の立ち姿勢に復帰して攻防を継続。散発ながら丁寧的確、しかも確実に仕留めることを狙ってくる上川の攻めの前に野村の足が止まり、2分16秒野村に「指導2」。

奮起した野村、右内股、支釣込足で右足を狙った蹴り崩しと連発し展開を押し戻しに掛かる。しかし冷静な上川はその蹴り崩しを透かして右払腰。野村大きく崩れる。

上川は正対、上下にあおっての右内股と臨戦態勢のまま攻防継続。しかし狙いすぎた感ありで双方技が止まり、間合いの探りあいが続いた末に4分25秒双方に「指導」。

野村、上川の頭を下げさせて右小内刈で攻める。上川は頭を上げ、右小内刈で野村の右足を蹴り払って体勢を整えると、右出足払のフェイントを入れた右払腰。押し込んで潰そうとした野村が前傾姿勢のまま腕を突っ張って前に出ると、この崩れを捕らえた上川は一歩下がりながら右内股に入り直す。野村たまらず宙を舞って見事な「一本」、4分56秒。

上川は素晴らしいバランスの良さを披露。双方崩れあった中で、回避するのではなく投げを仕掛ける度胸、バランスの取り合いをピンチではなく自身のチャンスと捉える自信はさすがであった。

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西潟健太が「ハンドル投げ」で影浦心を転がし「有効」。

西潟健太○横四方固(0:57)△影浦心

双方左組みの相四つ。
引き手で襟、釣り手で奥襟とガップリ持って間合いを整えた西潟、一瞬左前技のフェイントを入れて影浦の左側に体を逃がすと、出来た空間に向かって反時計周りのハンドル操作で腰を切る。重心移動の方向に向けて上体を崩された影浦は、右の前技を食った形になって転がり右浮落「有効」。

同時にほとんど抑え込みの形が出来上がっていたが、影浦なんとか伏せて逃れる。しかし西潟は相手の下に体を入れてめくり回すと、横四方固に抑え込み直し「一本」。ここまで僅か57秒。

まさしくパワー全開。本日の西潟は絶好調。

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七戸龍が右内股で加藤博剛を"秒殺"、自身軸足まで宙に浮く鮮やかな一撃

七戸龍○内股(0:37)△加藤博剛

七戸が右、加藤は左組みのケンカ四つ。
七戸釣り手で背中を確保。引き手の欲しい加藤は両手で七戸の左袖を手繰るが、七戸が嫌って切り離すと、クロスして左手一本で左袖の確保を継続するしぶとい組み手。七戸うるさいとばかりに切り離しながら残った右手で加藤を振り飛ばすと、加藤は場外まで吹っ飛んで転び伏せ「待て」。

加藤、七戸の右側から接近して「巴十字」。しかし距離が遠すぎ、極める前に七戸が立って防ぎ「待て」。

続く展開。七戸はまず引き手から狙う強気の組み手。嫌がる加藤を逃がさずあっという間に引き手で袖、釣り手は肩口からにじり上げて奥襟を外側から掴む。

この形が出来上がるや、引き手を腹に抱きこんで遠間から右内股。高く脚が上がり、加藤滑るように崩れるとあっさり宙を舞って「一本」。僅か37秒。

跳ね上げの際には「軽すぎる」とばかりに、高く上がった七戸の掛け脚に引っ張られて双方の両足が宙に浮いていた。七戸は一昨年の覇者を子ども扱い。一方の加藤は苦手の七戸の前に何も出来ずに試合を終えた。体格差と相性の掛け算が生んだ秒殺劇。

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残り時間僅か逆転を狙う吉田優也の右大内刈、惜しくもノーポイント

永瀬貴規○優勢[指導2]△吉田優也

右相四つ。片襟からの引き手の手繰りあい、釣り手での奥襟の取り合い。
右内股に右背負投と攻めるのは吉田だが、片襟で2つの「指導」が累積。吉田終盤はひときわ猛攻、特に残り13秒で見せた片襟の右大内刈はポイント奪取が想起される強烈な一撃であったが、永瀬身を捻って逃れ、そのまま試合終了。
攻め続けた吉田が負け、試合を壊さずにジックリ抵抗を続けていた体の永瀬が勝利を得るという、試合の印象と結果が逆になった一番だった。

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高橋和彦がフェイントの小外掛、身を翻した瞬間完全に逆を突かれた香川大吾は大きく崩れる

高橋和彦○合技[小外掛・横四方固](3:20)△香川大吾

左相四つ。香川果敢に組み付くが高橋容易に切り離して再三引き手で袖、釣り手で奥の完璧な組み手を作り出す。
香川、腹を思い切り出しての支釣込足等で攻めるが、高橋弾き返して崩れず。1分38秒香川に場外の「指導」、2分13秒香川に消極の「指導」。

3分過ぎ、高橋が内股フェイントの左小外掛、フェイントで身を切った瞬間、まだ脚を差し入れる前のその時点で香川が既に大きく崩れる強烈な一撃は「技有」。そのまま抑え込んで決着。香川は戦術的に勝ちを拾いにいくのではなくあくまで投げを狙う高校生らしい試合。堂々たる戦いぶりだった。

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王子谷剛志が右大外刈、深く入り込むが大野将平は驚異的な力とバランスで足を抜いて残す

王子谷剛志○優勢[指導3]△大野将平

右相四つ。王子谷、両襟の圧をベースに手堅く試合を展開。大野は果敢に右内股を見せるが王子谷の前進に高度が取れずいずれも潰れる。
1分37秒大野に場外の「指導」、2分15秒大野に消極の「指導2」、4分37秒大野に場外の「指導3」。この反則累積差で試合は決着。

大野は王子谷の技を良く凌ぎ、特に「一本」確実と思われた2分15秒の王子谷の右大外刈をケンケンで抜き捌いた場面は会場を大きく沸かせた。戦後王子谷が「73kg級の力じゃないなと思った」と振り返った、今大会の名場面だった。

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原沢久喜が増渕樹を畳から引っこ抜き、谷落「一本」

原沢久喜○谷落(2:09)△増渕樹

原沢が右、増渕が左組みのケンカ四つ。
開始早々に原沢が右内股、回って捌いた増渕は右一本背負投に切り返しやる気十分。原沢が背中に乗りかかり場内大いに沸くが、耐えて「待て」。

以後は原沢がフェイントの右小外刈を交えながら引き手争いを優位に運ぶ。
1分11秒、原沢が引き手で襟を得るなり強烈な右内股。しかし増渕体を浮かせながらも股中でこの技を透かし、最大高度で双方一瞬ストップ。ともに落下を始めたときに相手を制したのは増渕で、原沢肩から畳に落ちて内股透「有効」。

奮起した原沢は前へ。原沢が釣り手を上から、増渕は下から互いに背中を握り合う引き手争い。
2分9秒、原沢がフェイントを入れた右小外掛。同時に増渕は左内股のアクションを起こしており、双方両足を畳に付けたまま一瞬停止して力の込めあい。原沢一段力を込めて増渕を畳から引っこ抜き、増渕を裏返しに叩き付けて谷落「一本」。
原沢の力と意地、増渕の強気と巧みさ、双方が持ち味を発揮した見ごたえのある一番だった。

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