PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

第36回全国高等学校柔道選手権大会・男子団体マッチレポート③3回戦

(2014年3月27日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版3月27日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード
第36回全国高等学校柔道選手権大会・男子団体マッチレポート
③3回戦
eJudo Photo
3回戦でシード校国士舘に挑む桐蔭学園

■3回戦

優勝を伺う強豪同士がA、Bブロックでそれぞれ激突。
Aブロックの国士舘高-桐蔭学園高、Bブロックの白鴎大足利高-大成高の2カードにはひときわ注目が集まった。

桐蔭学園は大会前からこの試合に絞って作戦を練り上げ、前戦では岡田武志をベンチに温存、小原弘暉と大塚翔悟を後衛において試合をさせずにこの試合に備えてきた。一方の国士舘も戦前から桐蔭学園への警戒を隠さず、双方今大会最初の山場と規定しての大一番。

白鴎大足利-大成は体重別で戦った黒潮旗武道大会準々決勝の再戦カード。この時は大成が軽量級枠での1点と、川田修平が山中勇希から払巻込「有効」で挙げた優勢勝ちをテコに2-1で勝利している。白鴎大足利の得点は太田彪雅が並木泰雅から「指導2」で挙げた優勢勝ちのみ。チーム最初期のこの時点とは別のチームに変貌した感のある白鴎大足利は「なんとしても借りを返す」と直接対決に燃え、連戦を経てきた白鴎大足利とは対照的に地元の稽古で地力を練ってきた大成は返り討ちを狙う。

eJudo Photo
国士舘の先鋒釘丸将太が大内刈「一本」で桐蔭学園の田中太基を下す

【Aブロック】

国士舘高 - 桐蔭学園高
(先)釘丸将太 - 田中太基(先)
(次)竹村昂大 - 小原弘暉(次)
(中)山田稔喜 - 岡田武志(中)
(副)山田伊織 - 大塚翔悟(副)
(大)吉良儀城 - 坂内哲平(大)

前重心が予想された桐蔭学園に対し、国士舘は先鋒にもっとも安定感のある主将の釘丸将太を置き、次いで防御力に欠けるところはあるがリアルな得点力のある竹村昂大と山田稔喜という仕事師タイプの2枚を配置。この2人に比べて安定感に勝る大型選手の山田伊織をまとめ役として副将に置き、スクランブルに備えてエースの吉良儀城を大将に据えた。

一方の桐蔭学園は抜き役を担うべき小原弘暉と岡田武志を次鋒と中堅に置き、攻めも守りもできるオールラウンダーの大塚翔悟を副将に配置するという中盤重視の布陣。なんとしても小原と岡田の2枚、そして三の矢の大塚で2人差以上のリードを作り出し、1人でも多くの人数を掛けて吉良に対峙しようという先行志向の攻撃型オーダーだ。

体格的にも明らかに劣る「持たざる」桐蔭学園にとっては絶対に先行されてはいけない、失点をしてはいけない試合であったが、この出端を国士館がいきなり挫く。先鋒戦で釘丸将太が田中太基の右小外刈の探り際を反時計周りに刈り込んで豪快な左大内刈「一本」。試合時間はわずか1分6秒、国士舘にとってはこの上ないスタート。

勝利必須のミッションがさらに一段重いものとなった桐蔭学園の次鋒小原弘暉は、畳上に残る先鋒戦の余韻から抜けきれず、釘丸に上下にあおられて「指導」を先行される苦しい試合。しかしここから左背負投、左小外刈に左内股と連発してペースを取り返すと、1分44秒に肩車を入れて「有効」奪取。このポイントを持ったまま試合を終えて優勢勝ち、1人を抜き返して試合をタイに戻す。

しかし小原は国士舘の次鋒竹村昂大に苦戦、1分1秒には首抜きで2つ目の「指導」を受けるなど劣勢が続き「指導」3つを受けて敗退。

eJudo Photo
国士舘の次鋒竹村昂大が桐蔭学園の抜き役岡田武志から豪快な左払腰「一本」

前で差をつけるミッションの完遂が危うくなってきた桐蔭学園はここでいよいよエースの中堅岡田武志が登場。なんとしてもここで複数を抜きたい岡田は左払腰、左大外刈と攻めるが竹村は深く踏み込んでの左大外刈を放つなど、止めるというよりはここで決着をつけることを志向するかのような強気の柔道。岡田はなかなか思うように試合を運べない。
そんな中、1分32秒に竹村が首を抱えて左払腰。これまで竹村の大外刈に大外返で対抗していた岡田は初動が遅れ、深い位置まで相手の侵入を許してしまう。竹村一段力を込めて捻り伏せるように体を捨てると岡田宙を舞いこれは文句なしの「一本」。桐蔭学園は抜き役の小原、岡田の2名を消費した時点で逆に2人差のリードを許すという最悪のシナリオに嵌まり込む。

eJudo Photo
桐蔭学園・大塚翔悟が竹村昂大から大内刈「有効」

桐蔭学園は副将大塚翔悟が竹村から大内刈「有効」、払巻込「技有」と連取してまたもや1人を抜き返し反撃機運を醸成するが、その大塚も山田稔喜の裏投で「技有」を奪われて敗退。それでも大将坂内哲平が再度山田を抜き返すなど試合自体は最後まで抜きつ抜かれつの接戦の様相を保っていたが、国士舘が大将に吉良儀城を置く盤面構成を考えると岡田敗退の時点で勝負はほぼ決していた。国士舘は副将山田伊織が坂内を横四方固「一本」で仕留めてフィニッシュ。二人残しの大差で試合を決め、準々決勝進出を果たした。

eJudo Photo
国士舘・山田稔喜が大塚翔悟から裏投で「技有」、桐蔭学園は取っても取られる泥沼の試合に嵌まり込み、差を詰められない

国士舘高○二人残△桐蔭学園高
(先)釘丸将太○大内刈(1:04)△田中太基(先)
(先)釘丸将太△優勢[有効]○小原弘暉(次)
(次)竹村昂大○優勢[指導3]△小原弘暉(次)
(次)竹村昂大○払腰(1:31)△岡田武志(中)
(次)竹村昂大△優勢[技有]○大塚翔悟(副)
(中)山田稔喜○優勢[技有]△大塚翔悟(副)
(中)山田稔喜△優勢[有効]○坂内哲平(大)
(副)山田伊織○横四方固(1:12)△坂内哲平(大)
(大)吉良儀城

「取るが取られる」「取られるが取る」という歴代のこのチームらしからぬ特徴のある今代の国士舘に対して先行逃げ切りを試みた桐蔭学園であるが、自身も水を汲むそばから漏らしてしまう安定感のない試合を展開。互いがその長所短所を出しあったところで、総合戦力の差と先制点を得たというバックグラウンドの違いが露出、国士舘が勝利したと評すべき一番と思われる。

桐蔭学園は小原、大塚、坂内で実に3勝を挙げて局面局面の殴り合いでは決して負けてはいなかったが、先鋒戦を落としたというバックグランドにより階段の一歩上に立つ相手と殴りあうような悲壮感が全体に漂う試合だった。
何よりの誤算は神奈川県予選で大活躍したエース岡田武志の不調。1回戦の東海大翔洋戦と合わせてエースが2戦2敗という成績では全国大会を勝ち抜くことは難しい。得点の出し入れが多い撃ち合いではあったが、大枠快勝と評すべき内容で国士舘が準々決勝進出決定。


神戸国際大附高○三人残△田村高
(先)新井滉燿○優勢[指導2]△星優平(先)
(先)新井滉燿×引分×田辺巧(次)
(次)秋定礼×引分×増子智也(中)
(中)高木育純○優勢[技有]△熊田流星(副)
(中)高木育純○優勢[技有]△安部晴輝(大)
(副)鳥居天凱
(大)石山潤平

絶好調の田村高を神戸国際大附高が粉砕。これまで5勝を挙げている田村の先鋒星優平を新井滉燿が「指導2」で下し、前戦の大将対決で松本第一高のエース鳥羽潤に大内刈で一本勝ちしている増子智也を60kg級の秋定礼が攻めながら止めるという理想に近い展開。最後は中堅高木育純が2人を抜き去り、3勝負けなしという電車道で準々決勝進出を決めた。

eJudo Photo
浅野大輔と古賀颯人による先鋒戦

【Bブロック】

白鴎大足利高○一人残△大成高
(先)浅野大輔×引分×古賀颯人(先)
(次)山中勇希○払腰(0:51)△友田皓太(次)
(次)山中勇希△優勢[指導2]○並木泰雅(中)
(中)柳原尚弥○優勢[指導2]△並木泰雅(中)
(中)柳原尚弥△優勢[指導2]○神鳥剛(副)
(副)太田竜聖×引分×神鳥剛(副)
(大)太田彪雅○小外掛(2:45)△川田修平(大)

浅野大輔と古賀颯人による先鋒戦は、12月の黒潮旗(引き分け)、そして前日の個人戦準々決勝(古賀の旗判定による僅差勝ち)に続いて双方相譲らず。ケンカ四つの腰の差しあいから古賀は右内股に右体落、浅野は左背負投で攻めあい、互いにあと一歩でポイントという場面を作りながらも、これも互いに降り際の空中感覚の良さを発揮してしのぎ続けて、試合は引き分け。

次鋒対決は山中勇希が気合十分にケンカ四つの友田皓太を追い詰め、友田が押し返したところを場外際に向かって左払腰一閃、バウンドする勢いで相手を叩きつけて文句なしの「一本」。豪快な一撃に会場は大歓声、白鴎大足利ベンチの意気大いに揚がる。

eJudo Photo
山中勇希が並木泰雅を攻めるが捕まえ切れず

続く試合は大成のポイントゲッター並木泰雅が足回りの良さを生かして山中から「指導」2つを奪う優勢勝ち。山中は並木を捕まえられないながらもフルタイム戦い切ろうという意志の見える試合で、相手の消耗を誘って次戦に襷を繋ぐ。

第4試合は柳原尚弥と並木が対峙するポイントゲッター対決。右相四つ、互いに横変形で構えあった序盤戦を経て36秒並木に片襟の「指導」。中盤は両者散発で技を出し合う展開ながらも柳原がジリジリと前に出て、互いに技が止まった残り35秒で双方に「指導」が宣告される。
これでリードを得た直後、定石通り柳原まず内股で先手を取り、並木に反撃の暇を与えず。この試合はそのまま柳原の「指導」2つによる優勢の勝利に終わり、白鴎大足利再び一人差のリードを得る。

白鴎大足利としてはこのあたりで試合をまとめてリードを得たまま終盤戦を迎えたいところだが、柳原は続く神鳥剛を相手に片袖を両手で抱きこんだ所謂「ケンカ四つクロス」の形からの右内股を仕掛けて自ら潰れてしまう。構造上投げを狙う理屈にないこの技を見て主審即座に偽装攻撃の「指導」を宣告、28秒。
慌てた柳原、攻撃姿勢を見せようとしたか直後果敢に挑みかかるがこれもスッポ抜けて自ら前に畳に落ちる形になってしまい、主審再び偽装攻撃の「指導2」を宣告。最初の「指導」からここまで僅か5秒、柳原窮地に陥る。

リードを得た神鳥は自信を持って試合を展開。2分8秒にはケンケンの左小外刈で激しく柳原を追い、なんとか内股に切り返した柳原はなかなか立ち上がれず疲労が明らか。しかし必死でこれ以上の失点を許さずタイムアップの声を聞き、神鳥の「指導2」優勢によって決着。再び試合はタイスコアとなる。

eJudo Photo
エースが激突する大将戦、太田彪雅が川田修平から隅落「技有」

副将同士の対決となった第6試合は太田竜聖が右、神鳥が左組みのケンカ四つ。引き手争いから序盤は太田が得意の鋭いステップからの支釣込足でペースを掴み掛けるが、1分55秒に太田が自らの捨身技で背中をついたところに神鳥が体を合わせて一旦は「一本」が宣告(直後に取り消し)される攻防が現出。以後神鳥の際の強さを警戒したか双方やや散発傾向となり、太田の思い切りの良い右内股、神鳥の左小外刈による猛進と以後の見どころは1回ずつのみで、この試合は引き分け。試合の行方は大将同士のエース対決に委ねられることとなった。

白鴎大足利・太田彪雅は右、大成・川田修平は左組みのケンカ四つ。
双方引き手を争いつつ、川田は相手を上下にあおりながらの左小外刈、太田はステップを切った支釣込足で攻めあう。
1分30秒、川田が釣り手で背中を抱えて左払腰。捻るように体を捨てて一段力を込めるが、太田は川田を引き戻しながら釣り手側に体を捨てて飛びこみ、めくり返して隅落「技有」。双方が畳にバウンドしてもう1回回りかかる強烈な一撃だった。両雄の力を考えると残り1分30秒で覆すにはあまりにも大きなポイント。

双方内股を仕掛け合い、そして互いに股中で相手を捌いて引き戻しめくろうとする攻防が続く。
残り22秒、後のなくなった川田が左大内刈から左内股と最後の賭けに出る。待ち構えた太田は股中で捌いてめくり落とす。一か八かの思い切りの良い技の分、逆に我慢が利かない川田これに屈して背中から畳に落ち、「一本」。

eJudo Photo
激戦は白鴎大足利の勝利で決着

全7試合、白鴎大足利3勝、大成が2勝をあげた激戦はこれで決着。白鴎大足利が1人残しで勝利決定、準々決勝へと駒を進めることとなった。

大成の勝利はいずれも「指導」累積、一方相手を投げての勝利が2つあり、かつエース対決に勝利した白鴎大足利の勝利は妥当な結果。大成は投げの威力で評価を大きく上げた黒潮旗大会の良さをここまで持ち込むことができなかった。

各校が招待試合に積極参加する中で敢えて地元での強化に舵を切った大成だが、少なくともこの時点では若干のスケールダウンの感が否めなかった。特に大物・川田は一大会のみで関係者の心を鷲づかみにしたあの攻撃力と骨太の柔道を個人・団体通じてほとんど発揮することが出来なかった。前評判の高さゆえの徹底マークにあったこと、2日通して得意の相四つとの対戦がなかったことなどがその因と推測されるが、前代のチームが夏に見せたあのジャンプアップが今年も見られるのであれば以後の活躍の可能性はまだまだ十分。キャリア初の団体戦全国大会を経た川田と有望人材を揃えた今期の大成の巻き返しに期待したい。

作陽高○三人残△東北高
(先)鎌田魁翔○横四方固(2:23)△後藤陸斗(先)
(先)鎌田魁翔○優勢[指導2]△日野賢明(次)
(先)鎌田魁翔△優勢[指導3]○藤嶋尭海(中)
(次)田村淑真○優勢[指導2]△藤嶋尭海(中)
(次)田村淑真○優勢[技有]△原田優吾(副)
(次)田村淑真△優勢[技有]○中島剛志(大)
(中)高橋恭平○腕挫手固(0:38)△中島剛志(大)
(副)野地優太
(大)安達健太

作陽高がベスト16入りを果たした好調・東北高を一蹴。
東北は次鋒に入った軽中量級の好選手日野賢明が前衛の核だが、作陽先鋒鎌田魁翔の体の強さと試合の巧さに屈して「指導2」で優勢負け、鎌田に2人抜きを許してしまう。
続く藤嶋尭海が鎌田を「指導3」で止めたが、作陽は次鋒田村淑真が再び2人抜き。最後は中堅高橋恭平が東北の大将中島剛志を腕挫手固「一本」で下してフィニッシュ。野地優太と安達健太のエース2枚を温存したまま、三人残しの大差で準々決勝進出を決めた。

【Cブロック】

崇徳高○一人残△日体荏原高
(先)一面護×引分×長井達也(先)
(次)増本大輝×引分×中村親良(次)
(中)貫目純矢○内股(1:45)△東部雄大(中)
(中)貫目純矢×引分×大畑公祐(副)
(副)山本健太△棄権(2:11)○松井海斗(大)
(大)香川大吾○袈裟固(1:17)△松井海斗(大)

インターハイ王者の崇徳に東京都第三代表の日体荏原が挑戦。
先鋒戦は軽量級の一面護が長井達也の圧力を良く凌いで引き分け。次鋒戦も増本大輝と中村親良が引き分けるが、ここで登場した崇徳のポイントゲッター貫目純矢が東部雄大から内股「一本」で勝利。続く大畑公祐とも引き分けて崇徳が順調に勝利のレールに乗ったかと思われた。

しかし続く試合で副将山本健太が松井海斗を相手に負傷棄権という大アクシデント。長身の松井の襟を高い位置で握って突っ張ったまま反転して前に倒れ、その際腕を伸ばした状態で肩に体重をまともに受けてしまった。
大将香川大吾の出動で勝利自体は掴んだものの、山本は肩を亜脱臼する重症で以後の戦線離脱が決定。インターハイでもレギュラーを務めた貴重な戦力を失い、崇徳は傷だらけの準々決勝進出となった。


大牟田高○代表戦△大垣日大高
(先)奥大成○優勢[有効]△伊藤寛康(先)
(先)奥大成△横四方固(1:21)○牛丸了英(次)
(次)山田琢也×引分×牛丸了英(次)
(中)西山瑠星×引分×北村夕騎(中)
(副)山口智広△優勢[有効]○吉田優平(副)
(大)浜野大生○優勢[指導2]△吉田優平(副)
(大)浜野大生×引分×高井佳太(大)
(代)山口智広○内股(1:02)△吉田優平(代)

大牟田高と大垣日大高の試合は予想通りの激戦。
副将対決の再現となった代表戦の試合結果は本戦と逆転、大牟田・山口智広が吉田優平を内股「一本」で破る劇的決着。
大牟田は浜野、山口の2人で大垣日大のエース吉田に2度土をつけ、シード校の意地を見せ付ける形で堂々のベスト8進出決定。
【Dブロック】

天理高○一人残△小杉高
(先)山崎壱盛×引分×大田雄祐(先)
(次)森元希×引分×明石将太(次)
(中)西岡丈×引分×北山達也(中)
(副)並里樹○内股(2:10)△沢辺将成(副)
(副)並里樹×引分×坂田豊志(大)
(大)古田伸悟

天理は副将と大将にポイントゲッター並里樹とエース古田伸悟を置く後ろ重心の布陣。一方の小杉は次鋒にエースの明石将太、中堅に1年生ポイントゲッター北山達也を入れて大将に副将格の坂田豊志を据える分散配置で対抗。

前半3戦は引き分け。スコア上は互角だが、上記の戦力配置上、ポイントゲッター2枚を消費したこの時点でリードを奪えなかった小杉の形勢不利は否めない。

直後の第四戦は天理・並里樹が沢辺将成から内股「一本」で勝利。並里は続く試合を坂田豊志ときっちり引き分け、天理は1勝4分けの1人残しで準々決勝進出決定。まとめるべきところをまとめ、取るべきところでしっかり得点する隙のない試合だった。

eJudo Photo
修徳高・佐藤竜が前戦で大活躍した国東高・猪俣大輝から小内刈でまず「有効」を奪う

修徳高○三人残△国東高
(先)坂口真人○優勢[指導3]△阿部将一郎(先)
(先)坂口真人×引分×下山和哉(次)
(次)佐藤竜○優勢[技有]△猪俣大輝(中)
(次)佐藤竜△優勢[技有]○寄尾大聖(副)
(中)原澤脩司○横四方固(1:10)△寄尾大聖(副)
(中)原澤脩司○優勢[指導2]△近藤優貴(大)
(副)伊藤佑介
(大)小川雄勢

修徳高が前戦で高川学園高を破った国東高に圧勝。先鋒坂口真人の1人抜き1分け、次鋒佐藤竜の1人抜き1敗を受けて登場した原澤脩司が副将寄尾大聖を立ち姿勢から直接崩して横四方固で抑え込み「一本」、さらに大将近藤優貴を「指導2」で破って2連勝。3人残しの大差で勝ちあがりを決めた。

eJudo Photo
修徳高・原澤脩司が佐藤竜を大内刈「技有」で抜い寄尾大聖を立ち姿勢から崩して横四方固に持ち込む

修徳は戦前予想された四日市中央工、高川学園の2チームと対戦することなく準々決勝進出決定。この山は中途でアップセットが2試合あり荒れた印象のブロックだったが、大本命修徳の勝ちあがり自体は揺るがなかった。

結果決まった準々決勝の顔合わせは、

国士舘高 - 神戸国際大附高
白鴎大足利高 - 作陽高
崇徳高 - 大牟田高
天理高 - 修徳高

の4カードとなった。

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版3月27日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.