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全国高等学校柔道選手権大会・女子個人戦ひとこと展望

(2014年3月19日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版3月19日掲載記事より転載・編集しています。
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全国高等学校柔道選手権大会
女子個人戦ひとこと展望
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優勝候補筆頭は黒木七都美

■52kg級

-黒木七都美を軸に前田千島、村上栞奈がトーナメントを引っ張る-

絶対の優勝候補は存在しない。48kg級と52kg級の混成階級だが、これまでなかなか48kg級の選手が勝ちあがれていないという事情にも鑑み、第2シードの昨年度全国中学大会王者黒木七都美(大成高)、世界カデ3位の前田千島(国分中央高)の52kg級勢2人がトーナメントを引っ張ると考えるのが妥当だ。これに今大会階級を一個落として臨んできた57kg級世界カデ準優勝者村上栞奈(夙川学院高)が絡むというのがトーナメントの大きな流れ。村上は第3シードに入っており、順当なら準決勝で黒木と対戦することになる。

軽量級勢では48kg級世界カデ王者の常見海琴(埼玉栄高)、44kg級世界カデ王者の鈴木茉莉(藤枝順心高)らが有力。

この階級は全般に混戦、入賞レベルの力を持つ有力選手は数多いが、優勝者は上記から生まれるものと観測される。団体戦を睨んでその出来が注目されるのは埼玉栄の常見、大成の黒木。勝敗、内容ともに注視したいところ。

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悲願の高校カテゴリ初制覇に挑む大本命・西尾直子

■57kg級

-大本命西尾直子が高校カテゴリ初制覇に挑む-

昨年2位の西尾直子(帝京高)が大本命。もちろん第1シードに配されている。
担ぎ技を打ち込み続け、その手数の中に取り味のある一撃を織り込んでくる、相手にとっては非常にやりにくい選手。中学時代中盤から取り組み始めたこのスタイルに終着点の固技の強さも盛って、その試合力の高さは折り紙つきだ。

西尾は全国中学大会優勝後、高校1年で早くもインターハイ2位に入賞。以後も全国大会で入賞を続けているがいまだ高校カテゴリでの優勝がない。昨年全日本カデで久々のタイトルを得たが、どうしても欲しい高校タイトルにいよいよ挑む、待ったなしの大会となる。

後を追うのは全国中学大会と昨年の全日本カデで西尾と決勝を争い、昨年は世界カデで3位に入賞している立川莉奈(敬愛高)。昨年ベスト8、インターハイでは3位と成績を伸ばし続けている小川寧々(創志学園高)、1年生世代の全中王者村井惟衣も有力。

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(高校1年生で講道館杯2位入賞を果たした嶺井美穂)

■63kg級

-嶺井と鍋倉の一騎打ち再び。階級アップの米沢夏帆にも注目-

中学時代から激戦を繰り広げてきた同学年のライバル嶺井美穂(桐蔭学園高)と鍋倉那美(大成高)がそれぞれ第1、第2シード配置。この2人の直接対決なるか、そしてその勝敗の行方は、というのがこの階級最大のテーマ。

既に講道館杯2位という実績があり高校世代になっても体重区分を、もしくは年代別カテゴリを超えて「一本」を連発する嶺井のほうがキャリア的には一歩先のステージを歩んでいるが、この2人の直接対決は縺れる。全国中学大会では僅差の旗判定で鍋倉が勝ち、昨夏のインターハイ準決勝では今度は旗判定で嶺井が勝利している。客観的には嶺井優位のはずだが、直接戦えば、今回もどちらが勝つかはわからない。

しかし鍋倉の側には初戦で原琳々子(松商学園高)、準決勝は階級アップして好調が伝えられる米澤夏帆(東大阪大敬愛)と多田隈玲菜(沖学園高)の勝者と厄介な敵が多い。ひところの元気のなさを払拭したという情報のある鍋倉、フォーカスすべきはむしろ決勝以前の内容、準決勝の勝敗だろう。

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2階級制覇を狙う池絵梨奈。今大会は第1シード

■70kg級

-中江、池、畠石が三つ巴で激戦-

昨年までは上位と下位が二極分解、極めて少ない人材で優勝が争われる傾向にあった苦しい階級だが今回は面白い選手が揃った。

優勝争いは四つ角シードを占めた中江美裕(大成高)、昨年の63kg級覇者池絵梨奈(東大阪大敬愛)、畠石香花(土浦日大高)の強豪3人に絞られると見てまず間違いないだろう。池は階級アップ後初の全国大会だが、昨秋の講道館杯の出来を見る限りでは第1シードへの抜擢は妥当なところだ。

この3人はいずれも団体戦では無差別の大将枠にエントリーしており、特に中江と池のこの日の出来は優勝の行方を左右する。全ての試合に注目。

世界カデ2位の実績がある遠田真子(東海大翔洋)、スケール感ある柔道をする飯島彩加(敬愛高)、杉山歌嶺(修徳高)らも力を持っているが上記3人とは少々差がある印象。飯島は初戦が池という、非常に面白い組み合わせ。強気の柔道を期待したい。

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朝比奈不在で優勝候補筆頭は冨田若春

■無差別

-朝比奈は欠場決定的、優勝争いの軸は冨田と斉藤-

唯一絶対の優勝候補と目されていた朝比奈沙羅(渋谷教育学園渋谷高)が、足の甲の負傷のため4月の選抜体重別の辞退を表明。当然ながら今大会に間に合うとは思えず、欠場が確定的な状況だ。

となると優勝争いは第2シードの斉藤芽生(東大阪大敬愛高)と第3シードの冨田若春(埼玉栄高)の1年生2人に絞られると見てよい。

斉藤は泥臭い巻き込みも厭わない試合力の高さが売り。重量級選手らしく消耗は早いが、切所ではまるでキューバ選手のような突然の一撃、いきなりギアを上げる一発を披露する面白い選手。

一方の冨田はいまメキメキ力をつけている正統派の重量選手。内股に払腰、大外刈に大内刈と技はオーソドックスだがパワーと投げの切れ味を高い平面で揃える本格派だ。

斉藤は準々決勝で山口凌歌(敬愛高)、冨田は準々決勝で鈴木伊織(大成高)とそれぞれ厄介な選手との対戦がある。

斉藤-山口戦。勝負どころの見極めが上手い斉藤に対し、山口の弱点はまさしく展開の見極めや相手の意図の読みというような「試合力」の部分で、団体戦ではこの点を誤り試合を壊してしまうこともあった。ここは中学時代から徹底的に団体戦での展開力を叩き込まれてきた斉藤の戦う力が山口を凌ぐと見る。

冨田-鈴木戦は、冨田にとって最大の山場。不十分な組み手からでも技が打て、かつ確実に崩すところまで押し込んでくる鈴木の柔道に先手を許すと試合はどう転がるかわからない。冨田勝利を推すが、様相読みがたい一番。

準決勝で予想される斉藤-冨田戦も、泥沼の削りあいになれば斉藤が優位、明らかにこの様相を志向してくる斉藤に対し冨田が一撃食らわせる方法論を確立していれば投げの威力に勝る冨田の勝利と見る。

逆側の山は朝比奈が欠けてまことに先行き不透明。新垣さつき(沖縄尚学)と山内真子(國學院大栃木高)の78kg級の強者2人がが準決勝を争い、一発の切れ味がある1年生・山内が決勝に進むことになるのではないだろうか。

新垣が来た場合には、冨田(斉藤)の勝利濃厚。アップセット要素のある山内だと試合は非常に面白くなるはずだ。熱戦に期待したい。

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