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グランプリ・チェジュ女子各階級概況×詳細

(2013年12月15日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版12月8日掲載記事より転載・編集しています。
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グランプリ・チェジュ女子各階級概況×詳細
【第1日】
■ 48kg級
-山岸絵美がGPデュッセルドルフの雪辱、ジョン・ボギョンを決勝で下す-

【入賞者】 エントリー16名
1.YAMAGISHI, Emi(JPN)
2.JEONG, Bo Kyeong(KOR)
3.CHERNIAK, Maryna(UKR)
3.FIGUEROA, Julia(ESP)
5.CHUNG, Jung-Yeon(KOR)
5.KRAUS, Kay(GER)
7.KAO, Wei Ting(TPE)
7.QIU, Xiang Ting(TPE)

グランドスラム東京(3位)に続き2週連続のツアー参戦となった山岸絵美が見事優勝。1回戦はチュ・プイヤン(台湾)をわずか22秒の大内刈「一本」で片付け、準々決勝のチュン・ジュンヨン(韓国)戦は巴投で引き込んだところから縦四方固に固めて一本勝ち(1:11)、準決勝の第2シード者ケイ・クラウス(ドイツ)戦も組み合うなりの左背負投、足を出して体落に連絡してわずか15秒での「一本」奪取。3試合連続の一本勝ちで見事決勝に進出した。

決勝は第1シード、前週のグランドスラム東京で3位入賞のジョン・ボギョン(韓国)を相手に「指導」をリードでして迎えた残り5秒、両袖から背負投の形に腕を纏めた左大外刈で「有効」奪取。そのまま優勢勝ちで優勝を決めた。

山岸はジョンと今年2月のグランプリ・デュッセルドルフで対戦、この時は「指導2」をリードした残り十数秒でジョンに両袖の引き出し小内刈「有効」を食って敗れている。反則ポイントリードのまま迎えた終盤戦、そしてジョンとの袖の絞りあいと非常に似た状況だったが今回は心を乱さず、ジョンの焦りを突いて見事得点。見事同大会の雪辱を果たすこととなった。山岸は11年11月に行われたグランプリ・アブダビ以来の国際大会タイトル獲得。

3位には3位決定戦でクラウスを「指導」差優勢で破った世界選手権ウクライナ代表のチェルニアク、チュン・ジュンヨンを大内刈「一本」で破ったジュリア・フィゲロア(スペイン)が入賞した。

【日本人選手勝ちあがり】

山岸絵美(三井住友海上)
成績:優勝

[1回戦]
山岸絵美○大内刈(0:22)△チュ・プイヤン(台湾)
[準々決勝]
山岸絵美○縦四方固(1:11)△チュン・ジュンヨン(韓国)
[準決勝]
山岸絵美○体落(0:15)△ケイ・クラウス(ドイツ)
[決勝]
山岸絵美○優勢[有効・払巻込]△ジョン・ボギョン(韓国)

■ 52kg級
-3週連続出場のキトゥは初戦敗退、ムンクバータル・ブンドマーが優勝浚う-

【入賞者】 エントリー15名
1.MUNKHBAATAR, Bundmaa(MGL)
2.JUNG, Eun Jung(KOR)
3.CHITU, Andreea(ROU)
3.FLORIAN, Larisa(ROU)
5.HA, Ju Hee(KOR)
5.LEVYTSKA, Tetiana(UKR)
7.CHINTOGTOKH, Azzaya(MGL)
7.KIM, Mi-Ri(KOR)

アビダビ(3位)、東京(3位)に続いて3週連続出場となった第1シードのアンドレア・キトゥ(ルーマニア)は初戦となる準々決勝で同国の後輩フロリアン・ラリッサ(ルーマニア)に敗退。内股で「有効」を奪われ、取り返そうと組み際に仕掛けた大内刈を裏投で切り返されて一本負け(2:02)を喫した。

キトゥは敗者復活戦でチングフトフ・アザーヤ(モンゴル)を内股「一本」(3:19)、3位決定戦でタチアナ・レヴィツカ(ウクライナ)を崩袈裟固「一本」(3;52)で下して3位を確保。
「戦いながら鍛える」方針で戦った2013年、この人は確認できるだけでも実に13大会に出場。年齢もまだ25歳、そのタフネスぶりに来期も注目だ。

キトゥに続き第2シードのローラ・ゴメス(スペイン)も初戦でハ・ジュヒー(韓国)に敗退し、荒れた大会の中で優勝を飾ったのは第3シードのムンクバータル・ブンドマー(モンゴル)。1回戦はメリッサ・テンプルマン(アメリカ)、準々決勝はキム・ミリ(韓国)をいずれも「有効」優勢で下すと、準決勝は前戦でハを下したツェツィアナ・レヴィツカ(ウクライナ)に袈裟固「一本」(4:55)で勝利。決勝は準決勝でフロリアンを下したジュン・ジュンユン(韓国)を大内返、大外刈と2度投げつけていずれも「技有」獲得、合技の一本勝ち(4:42)で優勝を決めた。

フロリアンは3位決定戦でハを内股「有効」と浮技「一本」で下す快勝。キトゥとともにルーマニア勢2人で3位を独占した。

■ 57kg級
-出口クリスタが全試合一本勝ちでワールドツアー初優勝、決勝は五輪2位のカプリオリウを圧倒-

【入賞者】 エントリー15名
1.DEGUCHI, Christa(JPN)
2.CAPRIORIU, Corina(ROU)
3.HEVONDIAN, Shushana(UKR)
3.ROGIC, Jovana(SRB)
5.CHA, Yoomi(KOR)
5.SUNG, Ji Eun(KOR)
7.EQUISOAIN, Jaione(ESP)
7.YANG, Jia Lin(TPE)

前週のグランドスラム東京では3位入賞、衝撃的なシニア国際大会デビューを果たしたばかりの18歳・出口クリスタが全試合一本勝ちで圧勝V。山場と目された1回戦は第2シードのキム・ジャンディの奥襟圧力に苦戦したが出足払「有効」、さらに組み際に抱きつきの大内刈に飛び込んで得意の寝技に持ち込むと片手絞を決めて一本勝ち(3:30)。準々決勝はハイオーネ・エキソアイン(スペイン)を相手に大内刈「有効」、大外刈「一本」(0:52)と立て続けに奪って圧勝、準決勝は第3シードのヨヴァナ・ロギッチ(セルビア)を巴投で崩すと、"秋本返し"でめくり返し、左側に降りて横四方固、と流れるように手順を進め一本勝ち(2:51)で決勝進出。

決勝は第1シード、ロンドン五輪2位のカプリオリウ(ルーマニア)と対戦。開始早々に思い切りの良い巴投で「技有」、さらに内股で「有効」と連取すると圧力を掛けに来るカプリオリウをいなしながら動的膠着を演出。攻撃のきっかけを得られないカプリオリウが精神的に膿んだと見るや、4分9秒には得意の右大内刈に飛び込んで「技有」奪取。「一本」相当が妥当の強烈な一撃でとどめを刺し、見事ワールドツアー初優勝を飾った。

出口は前週のグランドスラム3位と合わせてこの2週間で500点のランキングポイントを獲得。山本杏、石川慈、松本薫、昨週グランドスラムに勝利した宇高菜絵に続く20位台前半でのワールドランキング入りがほぼ確実で、欧州国際大会は主役級のパリ、もしくはデュッセルドルフ派遣の可能性すら出てきた。

カプリオリウは今年度人が変わったようにワールドツアーに皆勤、今大会も敗れはしたが180点を獲得。モンテイロとマロイ、クアドロスをかわしてワールドランクトップ5入りを果たして来期の開幕を迎えることなった。

【日本人選手勝ちあがり】

出口クリスタ(松商学園高3年)
成績:優勝

[1回戦]
出口クリスタ○片手絞(3:30)△キム・ジャンディ(韓国)
[準々決勝]
出口クリスタ○大外刈(0:52)△ハイオーネ・エキソアイン(スペイン)
[準決勝]
出口クリスタ○横四方固(2:51)△ヨヴァナ・ロギッチ(セルビア)
[決勝]
出口クリスタ○大内刈(4:09)△ヨヴァナ・ロギッチ(セルビア)

■ 63kg級
-"噛み付き女"ジョンダウンが順当に勝利、全試合「指導4」奪って優勝決める-

【入賞者】 エントリー10名
1.JOUNG, Da-Woon(KOR)
2.KIM, Seulgi(KOR)
3.BERNHOLM, Anna(SWE)
3.PARK, Jiyun(KOR)
5.BALDORJ, Mungunchimeg(MGL)
5.HERMANSSON, Mia(SWE)
7.AHN, Saho(KOR)
7.PUCHE, Isabel(ESP)


前週のグランドスラム東京準決勝で形勢の不利にイラついたか阿部香菜の手に噛み付くという醜態を晒し、日本中のファンからブーイングを受けたばかりのジョン・ダウン(韓国)が第1シード。準々決勝でパク・ジユン(韓国)を「指導4」(3:10)、準決勝でミア・ヘルマンソン(スウェーデン)を「指導4」(4:44)で下して順当に勝ち上がり、決勝もキム・セルジ(韓国)を相手に「指導3」対「指導4」で勝利。切れる技があるわけではないが圧力と組み手のしぶとさで一貫して相手を寄せ付けず、いかにもジョンらしい内容であっさり優勝を決めた。

3位には同僚ヘルマンソンとともに3週連続出場のアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)とパク・ジユンが入賞。

日本の大住有加は1回戦でパク・ジユンに「指導4」で敗退。背中を深く持つものの攻め切れずにいったん自ら切り離し、また相手の組み手を嫌って自ら切り離し、と繰り返すうちに連続して「切り離す」行為の「指導」を食らい、残り時間は双方に消極の反則が累積。次戦で対戦するはずのジョン・ダウンと矛を交えることなくわずか1試合で大会を終えた。

大住は70kg級で選抜体重別2位入賞など活躍していたが、パワー中心のファイトスタイルでは国際大会で戦うことが難しいと自ら見極めて今秋から1階級下の63kg級へ転向。しかし講道館杯では優勝を逸し、そして「そのため」の転向であったはずの国際大会で全く力を発揮できず。初戦敗退という結果以上の厳しい現実を突きつけられることとなった。

【日本人選手勝ちあがり】

大住有加(JR東日本女子柔道部)
成績:1回戦敗退

[1回戦]
大住有加△反則[指導4](3:40)○パク・ジユン(韓国)

【第2日】
■ 70kg級
-ファンイスル名誉回復の優勝、上野巴恵はキムセンヨン下すも決勝で敗れ2位-

【入賞者】 エントリー10名
1.HWANG, Ye-Sul(KOR)
2.UENO, Tomoe(JPN)
3.CONWAY, Sally(GBR)
3.KIM, Seongyeon(KOR)
5.BERNABEU, Maria(ESP)
5.PAREDES, Maria Del Mar(ESP)
7.DIEDRICH, Szaundra(GER)
7.JANG, Eun Young(KOR)

この階級の韓国勢はファンイスルが長年エースを張っていたが、2人枠を行使したリオ世界選手権ではキム・センヨンがポリング(オランダ)を下す大金星を挙げて3位入賞、一方のファンはそのポリングに敗退して5位に沈んだ。

前週のグランドスラム東京ではキム・センヨンのみが参加しポリングに敗退して3位。久々の試合となるファン、そしてキムセンヨンにとっては地元で迎える"序列確定"の大事な試合だったが優勝したのはファン。第3シード配置で迎えた準々決勝はマリアデルマ・バレデス(スペイン)から大内刈「一本」(2:53)、準決勝は第2シードのサリー・コンウェイ(イギリス)から4つの「指導」を奪って勝利し、決勝は上野巴恵を「指導2」対「指導1」で凌いで優勝を飾った。

日本からは上野巴恵が参加。講道館杯では3位入賞もグランドスラム東京出場を逃した上野は欧州シリーズ派遣に向けて優勝が必須と思われていたが、惜しくも2位。準決勝では第1シードのキムセンヨンから払腰「技有」に4つの「指導」を奪う完勝を挙げていただけに何とも勿体無い成績。ファンのペースに巻き込まれた決勝が悔やまれる大会だった。

【日本人選手勝ちあがり】

上野巴恵(自衛隊体育学校)
成績:優勝

[準々決勝]
上野巴恵○合技[小外刈・肩固](1:42)△マリア・ベルナベウ(スペイン)
[準決勝]
上野巴恵○反則[指導4](4:36)△キム・センヨン(韓国)
[決勝]
上野巴恵△優勢[指導2]○ファン・イスル(韓国)

■ 78kg級
-不調のジョンギョンミが意地の優勝、西田香穂はハイランク選手との対戦ないまま初戦敗退で大会終える-

【入賞者】 エントリー10名
1.JEONG, Gyeong-Mi(KOR)
2.TURKS, Victoriia(UKR)
3.CHOI, Mi-Young(KOR)
3.HEISE, Annika(GER)
5.PARK, Yujin(KOR)
5.POWELL, Natalie(GBR)
7.WANG, Szu-Chu(TPE)
7.ZIECH, Maike(GER)

第1シードの地元韓国のエース、ジョンギョンミ(韓国)という大きな看板はあるものの、第2シードが2012年まで大学カテゴリ中心に戦ってきたイギリスの2番手ナタリー・ポウエル、第3シードが国際大会での優勝歴がまだないヴィクトリア・タークス(ウクライナ)と前週グランドスラム東京という一大イベントが行われたばかりの東アジアシリーズを締める大会としては少々寂しい顔ぶれ。

優勝はやはりジョン・ギョンミ。2回戦でパク・ユジン(韓国)を背負投「技有」で破り、準決勝ではアニカ・ハイゼ(ドイツ)に払腰「有効」をリードされるも4つの「指導」を奪って逆転勝ち、決勝はタークスを右一本背負投「有効」で下して優勝を飾った。

上記の通りジョンの勝ち上がりは良くなかった。決勝で見せた消耗は異常なほどで、表彰台でも再三咳き込むなど明らかに体調不良のさ中にあったが、それでも地力のみでなんとか優勝。参加選手層の薄い中、地元開催の「グランプリ」の看板を背負った意地の優勝だった。

日本からは大学2年生の西田香穂が参加。初戦を勝利すればジョンとの対戦という貴重な経験が得られたはずだが、1回戦で国際大会参加歴のないパク・ユジン(韓国)に「指導2」で敗退。戦果なしで大会を終えた。

【日本人選手勝ちあがり】

西田香穂(山梨学院大2年)

[1回戦]
西田香穂△優勢[指導2]○パク・ユジン(韓国)

■ 78kg超級
-国内の序列覆しキム・ユンキョンが勝利、市橋は3位で韓国対決に割って入れず-

【入賞者】 エントリー9名
1.KIM, Eunkyeong(KOR)
2.LEE, Jung Eun(KOR)
3.ICHIHASHI, Suzuka(JPN)
3.LEE, Eun-Ju(KOR)
5.JO, Ara(KOR)
5.WEISS, Carolin(GER)
7.GRANT, Stephanie(AUS)
7.ODKHUU, Javzmaa(MGL)

昨年から台頭した韓国の25歳同士、2人枠でリオ世界選手権に出場して3位入賞を果たした今期のアジア王者イ・ジュンヒュン(韓国)と、同大会で7位入賞、7月のユニバーシアードではイとともに5位入賞を果たしているキム・ユンキョンが決勝で激突。

手の内を知り合った「カベ」タイプがぶつかったこの一番は大方の予想通り膠着し、イが「指導2」奪取、ユンが「指導3」奪取というスコアで終了。技らしい技はイが残り10秒で仕掛けた払巻込一発のみという映えない内容のまま、世界選手権で出来上がった序列を覆してイが優勝を飾った。

日本の市橋寿々華は3位入賞。初戦でオドクー・ジャブズマー(モンゴル)に「指導4」で勝利、準決勝でイに「指導3」で敗退、3位決定戦は2011年世界ジュニア3位の20歳、ジョ・アラ(韓国)に横四方固で一本勝ちと、良くも悪くも予想を覆すような試合はなし。トーナメント配置の序列通りとも言える順当な結果で大会を終えた。


【日本人選手勝ちあがり】

市橋寿々華(大阪府警)
成績:3位

[1回戦]
市橋寿々華○反則[指導4](3:01)△オドクー・ジャブズマー(モンゴル)
[準決勝]
市橋寿々華△優勢[指導3]○イ・ジュンヒュン(韓国)
[3位決定戦]
市橋寿々華○横四方固(3:59)△ジョ・アラ(韓国)


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