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グランドスラム東京女子概況

(2013年12月4日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版11月29日掲載記事より転載・編集しています。
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グランドスラム東京女子概況
【第1日】
高校3年生の近藤亜美が世界王者2人を倒して初優勝、橋本優貴と宇高菜絵も勝利し日本勢は全階級制覇スタート
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(写真:48kg級決勝、近藤亜美が世界王者ムンクバット・ウラントツェトセグから小内巻込で一本勝ち)

グランドスラム東京大会は29日、東京体育館で開幕。第1日の女子は48kg級、52kg級、57kg級の3階級の競技が行われ、いずれも日本勢が優勝を飾った。

48kg級は今期インターハイ王者の高校3年生、近藤亜美(大成高)が驚きの戴冠。
ロンドン五輪王者のメネゼス(ブラジル)と対戦した準決勝は1分11秒にメネゼスが両襟を絞って接近してきた瞬間に右小内刈で押し返してまず「有効」奪取。さらに残り1分となったところでメネゼスが放った得意の座り込む左小内刈を一歩下がって捌くと、そこから寝技に持ち込んで横四方固で一本勝ち。

リオ世界選手権で優勝したばかりのムンクバット(モンゴル)と対戦した決勝は「指導1」を奪ってリードを得た後の2分30秒、場外際で左小内巻込に飛び込み、抱えて返そうとした相手もろとも転がって背中をつかせ「一本」奪取。今大会の主役と目された世界王者2人をいずれも「一本」で破って初出場、初優勝の快挙を達成した。

「初出場なので思い切りやりました」と試合を振り返った近藤は「誰が強いかも知らなかったので、緊張することもなかった」と初々しいコメント。小、中、高といずれも全国優勝を重ねてきた近藤、高校カテゴリではメンタルコントロールに波がありなかなか安定して成績を残せなかったが、この日は久々その爆発力、最高到達点の高さを示した勝利だった。

ほか日本勢からは山岸絵美(三井住友海上)が3位入賞。十田美里(自衛隊体育学校)は準決勝でムンクバットの「韓国背負い」で一本負けした際に後頭部から畳に落ちてしまい、以後は出場せずに5位。講道館杯優勝の森﨑由理江(鹿屋体育大学柔友会)は2回戦でチェルニアク(ウクライナ)に「技有」優勢で敗れて入賞はならなかった。

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(写真:52kg級決勝、橋本優貴がエリカ・ミランダに右大内刈を決める)

52kg級は世界選手権銅メダリストの橋本優貴(コマツ)が全試合一本勝ちで順当に優勝。決勝はリオ世界選手権2位のエリカ・ミランダ(ブラジル)を僅か29秒の大内刈「一本」で沈めて勝利決定。南條充寿女子監督も「色々な経験を自分のものとして生かしていく強さがある」と立って良し、寝て良しの完勝劇に納得の表情だった。

この階級では志々目愛(帝京大2年)が敗者復活戦で五味奈津美(JR東日本女子柔道部)、3位決定戦でヤーナ・スンドベルグ(フィンランド)を破って3位に入賞した。

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(写真:57kg級決勝、宇高菜絵がマーチ・マロイを得意の右大外刈に捕まえて一本勝ち)

五輪王者松本薫は欠場したものの国内選手、そして海外勢といずれも強豪が揃った57kg級は28歳のベテラン宇高菜絵(コマツ)が充実の内容で優勝。3回戦でドルジスレン・スミヤ(モンゴル)を「指導3」、準々決勝でロンドン五輪2位のコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)を大外刈「一本」、準決勝で山本杏(国士舘大1年)を「指導2」と強豪を連続で破って決勝に進むと、世界選手権銅メダリストのマーチ・マロイ(アメリカ)を技と組み手で追い詰め、2分9秒得意の右大外刈で豪快に投げつけて「一本」獲得。悲願の初優勝を決めた。

精神面が弱いと言われ続けた宇高だが、昨年春から本格的にメンタルトレーニングを導入、「ちょうど良い緊張感で試合に臨めるようになった」と今大会の本領発揮にこぎつけた。南條監督も「今日の3人で一番良かった」と敢えて名前を挙げて高く評価、間違いなく今後につながる貴重な勝利だった。

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(写真:57kg級3位決定戦、出口クリスタが世界王者ラファエラ・シウバから右背負投で「有効」を奪う)

この階級では高校3年生の出口クリスタ(松商学園高3年)も大活躍。2試合連続一本勝ちで迎えた準々決勝では優勝候補筆頭の呼び声高かった世界選手権3位のミリアム・ローパーにも得意の大内刈で一本勝ち。準決勝はマロイを一時抑え込んで「技有」を奪いながら腕挫十字固で一本負けを喫してしまい決勝に進むことはできなかったが、3位決定戦では世界王者ラファエラ・シウバから背負投「有効」と4つの「指導」を奪って圧勝。初出場で見事3位入賞を果たした。

世界選手権代表、今期は不調が続く山本杏も3位入賞。3位決定戦はラファエラ・シウバから3つの「指導」を奪って勝利したものの掛け潰れが多くまだまだ本来の調子にはほど遠い様子。今期の迷走を清算できぬまま、本年最後の試合を終えた。

各階級の入賞者と準決勝、3位決定戦、決勝の結果は下記。

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(写真:48kg級優勝の近藤亜美)

■48kg級

【入賞者】
1.近藤亜美(大成高3年)
2.MUNKHBAT, Urantsetseg(MGL)
3.MENEZES, Sarah(BRA)
3.山岸絵美(三井住友海上)
5.RUMYANTSEVA, Kristina(RUS)
5.TODA, Miri(JPN)
7.CHERNIAK, Maryna(UKR)
7.LABORDE, Maria Celia(CUB)

【準決勝】

近藤亜美○横四方固(4:35)△MENEZES, Sarah (BRA)
十田美里△背負投(3:22)○MUNKHBAT, Urantsetseg (MGL)

【3位決定戦】

山岸絵美○棄権△十田美里
MENEZES, Sarah (BRA)○棄権△RUMYANTSEVA, Kristina (RUS)

【決勝】
近藤亜美○小内巻込(3:31)△MUNKHBAT, Urantsetseg (MGL)

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(写真:52kg級優勝の橋本優貴)

■52kg級

【入賞者】
1.橋本優貴(コマツ)
2.MIRANDA, Erika(BRA)
3.CHITU, Andreea(ROU)
3.志々目愛(帝京大2年)
5.SUNDBERG, Jaana(FIN)
5.VALENTIM, Eleudis(BRA)
7.DELGADO, Angelica(USA)
7.五味奈津美(JR東日本女子柔道部)

【準決勝】

橋本優貴○合技[小外刈、崩上四方固](3:49)△SUNDBERG, Jaana (FIN)
MIRANDA, Erika (BRA)○腰車(4:23)△CHITU, Andreea (ROU)

【3位決定戦】

志々目愛○優勢[技有・横四方固]△SUNDBERG, Jaana (FIN)
CHITU, Andreea (ROU)○腰車(2:52)△VALENTIM, Eleudis (BRA)

【決勝】
橋本優貴○大内刈(0:29)△MIRANDA, Erika (BRA)

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(写真:57kg級優勝の宇高菜絵)

■57kg級

【入賞者】

1.宇高菜絵(コマツ)
2.MALLOY, Marti(USA)
3.出口クリスタ(松商学園高3年)
3.山本杏(国士舘大1年)
5.QUADROS, Ketleyn(BRA)
5.SILVA, Rafaela(BRA)
7.CAPRIORIU, Corina(ROU)
7.ROPER, Miryam(GER)

【準決勝】
宇高菜絵○優勢[指導2]△山本杏
出口クリスタ△腕挫十字固(1:49)○MALLOY Marti(USA)

【3位決定戦】
出口クリスタ○反則[指導4]△SILVA, Rafaela (BRA)
山本杏○優勢[指導3]△QUADROS, Ketleyn (BRA)

【決勝】
宇高菜絵○大外刈(1:09)△MALLOY, Marti (USA)

【第2日】
新井千鶴が今期最強選手ポリング下し初優勝、阿部香菜は決勝で田代未来との日本人対決制す
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(写真:70kg級決勝、新井千鶴がワールドランキング1位のポリングから左内股で「有効」を奪う

東京体育館で行われているグランドスラム東京は30日、第2日の男女それぞれ2階級ずつの競技が行われた。

女子70kg級は今期ここまで国際大会27勝1敗、今大会来日した海外勢最大の大物キム・ポリング(オランダ)を決勝で下した新井千鶴(三井住友海上)が優勝。

新井はここまで全試合一本勝ちのポリングに怖じずに開始早々思い切った左内股。ポリングが受け止めたところを押し込んで15秒に「有効」を奪取。

以後もポリングのパワーをうまく捌きながら出足払、内股で展開を保ち、ポリングの反撃を「指導3」までに抑えて試合終了。見事グランドスラム東京初制覇を達成した。

新井は準決勝でリオ世界選手権王者ユリ・アルベール(コロンビア)も崩袈裟固「一本」で下しており、インタビューの際に南條充寿監督が「きょう一番輝いていた」と開口一番名前を挙げる出色の出来。もっともメダルが遠いと評されるこの階級で世界屈指の強豪2人を下して優勝、来期の世界選手権代表一番手に躍り出た形となった。

初戦敗退したリオ世界選手権以来の試合出場となった田知本遥(ALSOK)は準々決勝でポリングに一本背負投「技有」、内股「一本」と立て続けに失ってトーナメントから脱落。3位決定戦もアルベールに破れて5位に終わった。

選抜体重別、講道館杯と国内大会2連勝中のヌンイラ華蓮(環太平洋大4年)は2回戦で世界選手権3位のキム・センヨン(韓国)を相手に一本背負投で「有効」「一本」と失って敗退、入賞はならず。

大野陽子は1回戦で中国選手に一本負けを喫してこちらも入賞はならなかった。

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(写真:63kg級準決勝、阿部香菜がジョン・ダウンから左内股で一本勝ち)

63kg級は世界選手権代表の阿部香菜(三井住友海上)が優勝。3戦連続の一本勝ちで決勝に進むと、準々決勝で第1シードのファンエムデン(オランダ)を破る殊勲を挙げた田代未来(コマツ)と対戦。相四つ横変形の消耗戦を「指導3」対「指導2」で勝ち抜け、初のグランドスラム東京制覇を決めた。

講道館杯優勝の片桐夏海(コマツ)は1回戦でポーランド選手に大腰「一本」で敗退。
リオ世界選手権で代表を務めた田中美衣(了徳寺学園職)は準々決勝でジョン・ダウン(韓国)に「指導2」で敗退、3位決定戦を勝って表彰台は確保した。

各階級の入賞者と準決勝、3位決定戦、決勝の結果は下記。

◇      ◇      ◇
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(写真:63kg級優勝の阿部香菜)

■63kg級

【入賞者】
1.阿部香菜(三井住友海上)
2.田代未来(コマツ)
3.JOUNG, Da-Woon(KOR)
3.田中美衣(了徳寺学園職)
5.BARROS, Mariana(BRA)
5.BELLARD, Anne-Laure(FRA)
7.CAMPOS, Katherine(BRA)
7.VAN EMDEN, Anicka(NED)

【準決勝】

田代未来○反則(4:30)△BELLARD, Anne-Laure (FRA)
阿部香菜○内股(3:24)△JOUNG, Da-Woon (KOR)

【3位決定戦】

JOUNG, Da-Woon (KOR)○反則[指導4](3:37)△BARROS, Mariana (BRA)
田中美衣○棄権△BELLARD, Anne-Laure (FRA)

【決勝】

阿部香菜○優勢[指導3]△田代未来

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(写真:70kg級優勝の新井千鶴)

■70kg級

【入賞者】
1.新井千鶴(三井住友海上)
2.POLLING, Kim(NED)
3.ALVEAR, Yuri(COL)
3.KIM, Seongyeon(KOR)
5.MARZOK, Iljana(GER)
5.田知本遥(ALSOK)

【準決勝】
POLLING, Kim (NED)○合技(0:38)△KIM Seongyeon(KOR)】
新井千鶴○崩袈裟固(2:37)△ALVEAR, Yuri (COL)

【3位決定戦】
田知本遥△優勢[指導3]○ALVEAR, Yuri (COL)
KIM, Seongyeon (KOR)○反則[指導4](4:17)△MARZOK, Iljana (GER)

【決勝】
新井千鶴○優勢[有効・内股]△POLLING, Kim (NED)

【最終日】
78kg超級で田知本愛が連覇達成、78kg級は今大会唯一日本勢が優勝逸す
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(写真:78kg超級決勝、田知本愛が山部佳苗を攻める)

グランドスラム東京大会は1日、東京体育館で最終日の競技が行われた。

女子78kg超級は8月のリオ世界選手権で代表を務めた田知本愛(ALSOK)が2連覇達成。ロンドン五輪とリオ世界選手権を制したオルティス(キューバ)、アルセマム(ブラジル)、チン(中国)らの強豪が参加したトーナメントを順当に勝ち上がり、準決勝で朝比奈沙羅(渋谷教育学園渋谷高2年)を「指導2」対「指導1」の反則ポイント累積差で、決勝も山部佳苗(ミキハウス)を「指導3」対「指導2」で退けて優勝を決めた。

田知本は「世界選手権に集中していた分、気持ちが切れて準備不足のところがあった。技術ではなく気持ちで勝てたという大会」と今大会を総括。海外の強豪ともども世界選手権組が調整不足の中、安定した力を見せての優勝だった。

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(写真:78kg超級2回戦、朝比奈沙羅がリオ世界選手権2位のアルセマムから払腰「一本」)

山部は準々決勝でチン、準決勝でオルティスをいずれも「指導」4つを奪っての反則で勝利したが前述の通り田知本に敗れて2位。朝比奈は2回戦で第2シードのアルセマム(ヌラジル)を払腰「一本」で破る活躍を見せたが、3位決定戦ではチンに腕挫脇固に腕を極められて5位に終わり、昨年に続く表彰台には手が届かなかった。世界ジュニア王者の稲森奈見(三井住友海上)はキム・ユンキョン(韓国)を相手に「指導3」を失って1回戦で敗退した。

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(写真:78kg級決勝、フェルケルクがジョンギョンミから支釣込足で「技有」を奪う)

勝は第1シードのジョン・ギョンミ(韓国)を支釣込足「技有」で下し、今大会の女子7階級で唯一となる日本勢以外の優勝を決めた。

日本勢は岡村智美(コマツ)と佐藤瑠香(コマツ)が3位入賞。岡村は準決勝でフェルケルクに「指導3」、佐藤は同じく準決勝でジョンに「指導4」で敗れた。
梅木真美(環太平洋大1年)は2回戦でジョンに「指導2」で敗退、今期の世界ジュニア王者吉村静織(三井住友海上)は2回戦でタークス(トルコ)に「指導1」で敗れた。

チュメオ(フランス)、アギアール(ブラジル)といった一線級が出場を回避する中で日本勢、特に佐藤と岡村には優勝の期待が掛かっていたがいずれも単調な柔道を修正できず決勝進出を逃し、階級全体として非常に厳しい結果に終わった。

各階級の入賞者と準決勝、三位決定戦、決勝の結果は下記。

◇      ◇      ◇
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(写真:78kg級入賞者。左からジョン、フェルケルク、岡村、佐藤)

■78kg級

【入賞者】
1.VERKERK, Marhinde(NED)
2.JEONG, Gyeong-Mi(KOR)
3.岡村智美(コマツ)
3.佐藤瑠香(コマツ)
5.MALZAHN, Luise(GER)
5.THIELE, Kerstin(GER)
7.TURKS, Victoriia(UKR)
7.WANG, Szu-Chu(TPE)

【準決勝】

岡村智美△優勢[指導3]△VERKERK, Marhinde (NED)
佐藤瑠香△反則[指導4]○JEONG, Gyeong-Mi (KOR)

【3位決定戦】

佐藤瑠香○崩袈裟固(3:57)△THIELE, Kerstin (GER)
岡村智美○反則(1:00)△MALZAHN, Luise(GER)


【決勝】

VERKERK, Marhinde (NED)○優勢[技有・支釣込足]△JEONG, Gyeong-Mi (KOR)

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(写真:78kg超級入賞者。左から山部、田知本、チン、アルセマム)

■78kg超級

【入賞者】
1.田知本愛(ALSOK)
2.山部佳苗(ミキハウス)
3.ORTIZ, Idalys(CUB)
3.QIN, Qian(CHN)
5.朝比奈沙羅(渋谷教育学園渋谷高2年)
5.MA, Sisi(CHN)
7.LEE, Jung Eun(KOR)
7.NUNES, Rochele(BRA)

【準決勝】

山部佳苗○反則[指導4]△ORTIZ, Idalys (CUB)
田知本愛○優勢[指導2]△朝比奈沙羅

【3位決定戦】

ORTIZ, Idalys (CUB)○一本背負投(4:27)△MA, Sisi (CHN)1
QIN, Qian (CHN)○腕挫脇固(1:37)△朝比奈沙羅

【決勝】

田知本愛○優勢[指導3]△山部佳苗


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