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筑波大が大本命の東海大下し優勝、大将田中崇晃が世界王者高藤直寿を破る・全日本学生柔道体重別団体優勝大会男子

(2013年11月9日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版11月4日掲載記事より転載・編集しています。
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筑波大が大本命の東海大下し優勝、大将田中崇晃が世界王者高藤直寿を破る
全日本学生柔道体重別団体優勝大会男子
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(写真:勝利決定の瞬間、殊勲の田中崇晃が両手を突き上げ、筑波大の選手たちは抱き合って喜ぶ)

全日本学生柔道体重別団体優勝大会は3日、ベイコム総合体育館(尼崎市)で最終日の競技が行われ、男子は筑波大が3年ぶり3度目の優勝を飾った。

山場と目された国士舘大との3回戦を3-1と快勝して波に乗った筑波大は準々決勝の鹿屋体育大戦に6-1の大差で勝利。明治大との準決勝も五将黒岩貴信、副将永瀬貴規の一本勝ちなどで一度もビハインドを負わぬまま4-2で勝利して決勝進出を決めた。

大本命・東海大との決勝戦は先鋒近藤拓也が相手の主将・羽賀龍之介の釣り手を完封して引き分けをもぎ取る殊勲、これで流れを掴んだかに思われたが次鋒戦を落とし、さらに五将の黒岩貴信が「勝負に出た」(増地克之監督)試合で王子谷剛志に大外刈「一本」を食らって敗戦、3人終了時点で0-2のビハインドという極めて苦しい試合。

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(写真:決勝副将戦、残り35秒で永瀬貴規が小原拳哉に右大外刈、肩から落ちた小原に被さって「技有」を奪う)

しかしあきらめない筑波大はここから逆襲開始。中堅西山雄希が橋本壮市から4つの「指導」を奪って勝利。三将戦も安昌林が本間大地を攻め続けての引き分け、攻める自軍と守る相手という構図を確定させて流れを繋ぐと、副将戦の最終盤、永瀬貴規が引き分け濃厚と思われた試合の流れを強引にブレイク、小原拳哉に右大外刈を引っ掛けて落とし、残り35秒に「技有」を奪って優勢勝ち。内容差では劣るものの土壇場で2-2として大将戦に望みを繋ぐ。

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写真:大将戦、田中が左大外刈で「有効」奪取。「一本」級の投げをとっさに回避した高藤は滞空時間なく鋭角に肩から落ちて負傷)

それでも大将田中崇晃の前に立ち塞がるのは8月の世界選手権で優勝したばかりの王者・高藤直寿。田中は開始早々に左一本背負投を返されて「技有」失陥、もはや東海大の勝ちは動かないかに思われたがここからドラマが待っていた。
直後、釣り手で左片襟を差した田中が思い切った左大外刈。入りが深く「一本」級のこの技を高藤は必死で身を捻って回避するが、失点を「有効」に抑えたその代償に左肩を負傷。肩を押さえてなかなか立ち上がれない高藤の姿に会場がどよめく。

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(写真:残り48秒で田中が左背負投「技有」、ついに逆転に成功)

田中は左片襟を差しての左背負投と左大外刈を連発、高藤の目が慣れるとみるや右腰車を放つなど一方的に攻め続けて3分11秒までに2つの「指導」を獲得。田中が攻める度、「指導」が宣告される度に場内は地鳴りのようなどよめきに包まれる。

そして4分12秒、田中が片襟を差して思い切った左背負投。高藤が耐えたところに勢いそのまま、て体を預けて乗り回るとこらえの効かない高藤は一回転して「技有」。

田中は以後も攻め続けて「指導3」まで追加。そのまま試合は終了となり、最終スコア3-2、筑波大が逆転勝ちで3年ぶり3度目の優勝を決めた。

増地監督は「相手は穴がないチーム、厳しい戦いを覚悟していましたが、選手には勝負はどうなるかわからないぞと話していました。選手があきらめずに良く戦ってくれました」と劇的な逆転勝利に感激の面持ち。「田中のような思い切りのいい1年生がいる年は強い。田中や黒岩のような思い切りの良い選手、仕事が出来る近藤や西山らの上級生と、チームがうまくまとまりました」と、巨大戦力の東海大を相手に見事勝利を収めた選手達を称えていた。増地監督の言葉の通り、細い糸を手繰り寄せるように展開を繋ぎ続けながら、ワンチャンスを確実に生かした筑波大の執念とチームワークの勝利だった。

3位には明治大、日体大が入賞した。

入賞者と3回戦スコア、準々決勝以降の対戦詳細は下記。

◇      ◇      ◇
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(写真:優勝の筑波大)

【入賞者】

優勝:筑波大学
準優勝:東海大学
第三位:日本体育大学、明治大学

優秀選手賞:
田中崇晃、西山雄希(筑波大)
ベイカー茉秋、王子谷剛志(東海大)
高上智史(日体大)、橋口祐葵(明治大)

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(写真:筑波大・近藤拓也が国士舘大・小川竜昂から袖釣込腰で一本勝ち)

【3回戦】

東海大 6-0 国際武道大
日本大 4-3 桐蔭横浜大
日体大 4-1 早稲田大
中央大 ②-2 慶應義塾大
筑波大 3-1 国士舘大
鹿屋体育大 4-2 専修大
明治大 5-1 帝京科学大
國學院大 7-0 清和大

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(写真:ベイカー茉秋が杉田龍文から背負投で一本勝ち)

【準々決勝】

東海大 4-1 日本大
(先)羽賀龍之介×引分×レイズカヨル
(次)ベイカー茉秋○背負投(1:40)△杉田龍文
(五)王子谷剛志×引分×原沢久喜
(中)橋本壮市△送足払(1:40)○茅野圭祐
(三)本間大地○片羽絞(1:50)△永野雅人
(副)小原拳哉○優勢[有効]△片岡仁
(大)高藤直寿○優勢[有効]△田原大資

日本体育大 4-2 中央大
(先)五味江貴○合技(4:15)△石原隆介
(次)大堀直也×引分×端雄大
(五)小幡豪紀△内股返(3:21)○土屋潤
(中)佐藤鉄馬△横四方固(0:51)○千田聖也
(三)高上智史○内股(3:08)△杉下健
(副)豊田純○大内刈(3:05)△三苫亮人
(大)志々目徹○裏投(2:23)△秋元大地

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(写真:永瀬貴規が徳永一光から内股巻込で一本勝ち)

筑波大 6-1 鹿屋体育大
(先)長倉友樹○優勢[有効]△荒巻隆太朗
(次)近藤拓也○反則[指導4](2:31)△矢櫃晃生
(五)黒岩貴信○大外刈(3:45)△安部祥央
(中)西山雄希○内股(0:31)△有田翔
(三)安昌林○背負投(0:56)△竪山将
(副)永瀬貴規○内股巻込(2:39)△徳永一光
(大)田中崇晃△裏投(1:56)○齋藤昂矢

明治大 5-1 國學院大
(先)高橋良介○小外刈(2:07)△地崎亮祐
(次)山下大輔×引分×糸井洸平
(五)寺崎達也○大内刈(3:00)△横山尭世
(中)六郷雄平○合技(2:24)△星光
(三)橋口祐葵○背負投(2:47)△渡邊恭章
(副)赤迫弘幸○合技(2:43)△國分雅夫
(大)宮澤大希△反則[指導4](2:50)○斉藤弘樹

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(写真:小原拳哉が豊田純から小外刈で一本勝ち)

【準決勝】

東海大 4-1 日本体育大
(先)羽賀龍之介×引分×五味江貴
(次)ベイカー茉秋○背負投(1:48)△大堀直也
(五)王子谷剛志○横四方固(4:53)△渡辺裕太
(中)橋本壮市○袖釣込腰(3:38)△吉田健人
(三)本間大地△背負投(1:43)○高上智史
(副)小原拳哉○小外刈(1:51)△豊田純
(大)高藤直寿×引分×志々目徹

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(写真:永瀬貴規が小外刈「一本」、これで筑波大は勝利を確定)

筑波大 4-2 明治大
(先)近藤拓也○優勢[有効]△高橋良介
(次)小林悠輔×引分×重松賢太郎
(五)黒岩貴信○小外刈(0:23)△寺崎達也
(中)西山雄希○優勢[技有]△六郷雄平
(三)安昌林△優勢[有効]○橋口祐葵
(副)永瀬貴規○小外刈(1:46)△赤迫弘幸
(大)島達人△合技(1:22)○宮澤大希

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(写真:王子谷剛志が黒岩貴信から大外刈「一本」)

【決勝】

筑波大 3-2 東海大
(先)近藤拓也×引分×羽賀龍之介
(次)小林悠輔△反則[指導4]○ベイカー茉秋
(五)黒岩貴信△大外刈(1:20)○王子谷剛志
(中)西山雄希○反則[指導4]△橋本壮市
(三)安昌林×引分×本間大地
(副)永瀬貴規○優勢[技有]△小原拳哉
(大)田中崇晃○優勢[有効]△高藤直寿


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