PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

白鴎大足利が強豪校連破で見事優勝、蓬田監督は「今年は狙う」と全国制覇挑戦を宣言・朱雀杯高校柔道大会男子第1部

(2013年10月28日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版10月21日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード
白鴎大足利が強豪校連破で見事優勝、蓬田監督は「今年は狙う」と全国制覇挑戦を宣言
朱雀杯高校柔道大会男子第1部
eJudo Photo
(写真:2回戦、白鴎大足利の副将・太田竜聖(右)が東海大浦安・村田大祐の猛攻を凌ぐ)

全国高等学校柔道選手権を狙う新チームが参戦するハイレベル大会シリーズ。その幕開けとなる第17回朱雀杯争奪選抜高等学校対抗柔道大会が、20日、平成国際大学総合武道館(加須市)で開催された。

昨年全国2冠の東海大浦安高(千葉)、金鷲旗大会2位の東海大相模高(神奈川)、高校選手権と金鷲旗大会でいずれも3位入賞の桐蔭学園高(神奈川)、さらにインターハイ3位の修徳高(東京)ら全国レベルの強豪が集う中、優勝を浚ったのは今期充実が噂され前評判の高かった白鴎大足利高(栃木)。

eJudo Photo
(写真:2回戦、柳原尚弥が杉本洸太郎の右大内刈を弾き返して「一本」)

白鴎大足利は1回戦で安田学園高(東京)を5-0で下すと2回戦で早くも東海大浦安高と対戦。
この試合は先鋒戦を「有効」優勢で落としたものの、次鋒のエース柳原尚弥が杉本洸太郎を相手に大内返「一本」で勝利して内容差で逆転。中堅戦の引き分けを受けた副将太田竜聖が東海大浦安のエース・村田大祐の猛攻を「指導2」までに抑えて試合を繋ぐと、大将戦は太田彪雅が田島優人から「指導2」優勢で勝利。2対2の内容差でこの試合をもぎ取った。

続く準々決勝は埼玉栄高(埼玉)を相手に5試合オール一本勝ち(中堅戦は反則勝ち)の圧勝。

eJudo Photo
(写真:準決勝、太田彪雅が大塚翔梧から右払巻込「有効」を奪う)

桐蔭学園高との準決勝は1-2のビハインドで迎えた大将戦で太田彪雅が大塚翔梧を相手に払巻込「有効」、さらに残り14秒で支釣込足「有効」を奪う殊勲の勝利。代表戦では、柳原が大塚を相手に右内股で攻めまくって僅差3-0の勝利。見事決勝進出を決めた。

eJudo Photo
(写真:決勝、柳原尚弥が芦川泰隆から右背負投で「有効」を奪う)

決勝では負傷者続出ながらしっかりここまで勝ちあがって来た東海大相模高と対戦。

先鋒戦は開始早々に浅野が島田陸を右背負投で投げつけて「有効」奪取、そのまま上四方固で抑え込むと、落下の際に負傷した島田が「参った」のゼスチャーを示して試合終了。あっという間に1点先制。

次鋒戦は柳原が芦川泰隆を相手に釣り手側に一旦寄せ回しておいての右背負投で1分43秒「有効」を獲得。芦川の猛攻で「指導2」までを失ったが引き分けで試合を終え、リードを保ったまま勝負の襷を繋ぐ。

eJudo Photo
(写真:太田竜聖が西井大智から大内返「一本」)

中堅戦は不戦勝。この時点でスコアは2-0となり負けはなくなったが圧巻はここから。副将太田竜聖が西井大智を相手に50秒、相手が探るような右大内刈を入れてきたところをインパクトの前に踏み込んで思い切り返し大内返「一本」。

eJudo Photo
(写真:太田彪雅が松井巧希から小外刈で一本勝ち)

勝利決定の余韻さめやらぬまま登場した大将太田彪雅は松井巧希を相手に開始10秒、内股のフェイントを入れた右小外刈。松井の左足を引っ掛けるとそのまま支えて回し文句なしの「一本」。合計スコア4-0の大差で見事優勝を決めた。

【決勝】

白鴎大足利高 4-0 東海大相模高
(先)浅野大輔○棄権勝△島田陸
(次)柳原尚弥×引分×芦川泰隆
(中)山中勇希○不戦勝△
(副)太田竜聖○大内返△西井大智
(大)太田彪雅○小外刈△松井巧希


試合後、蓬田正郎・白鴎大足利高監督は「今年は狙っている。地方の学校でも出来るんだということを証明したい」と堂々全国大会優勝への挑戦を宣言。今大会は東海大相模が飯島俊佑、早川佑斗、長谷川優、浅野未来の4人を負傷で欠き、修徳高も小川雄勢と坂口真人の夏のレギュラー2人を下げての布陣で臨むなど決して全チームが万全の状態ではなかったが、その状況も蓬田監督は織り込み済み。「今まで全国では勝てなかったチームだし先輩が優勝することも見たことがないチーム。その中で勝つには優勝を続けて、その中で勉強して辿り着くしかない」との長期戦略に則ってのシーズン序盤からの全力投球。3年生の石井大稀を中心に好チームを作り上げながら金鷲旗では体調不良で柳原を、インターハイでは世界カデ派遣のために太田彪雅を使えずにベストメンバーを組めなかった経験を踏まえての、負傷者なしで挑んだガチンコ勝負だった。

体幹の強さで戦えるタイプの柳原に天才肌の世界カデ王者・1年生太田彪雅という超級選手2人、戦闘力のある100kg級の太田龍聖に身長191cm、体重170kgの超巨漢山中勇希、切り込み隊長役で上位対戦でも得点の狙える担ぎ技ファイター、73kg級の浅野大輔とタイプの違う役者が揃ったのも今期の魅力。昨年以上の大混戦が噂される高校柔道界にあって、まず白鴎大足利が大きなインパクトを残した大会であった。

負傷者が12月までには復帰予定でそのいずれもが潜在的な爆発力を秘める東海大相模高、竹内徹監督が「スタートが遅かったがこれから。この時点で白鴎大足利と接戦できるのであれば十分。今年も勿論狙います」と語ってくれた王者・東海大浦安高、「2枚落ち」ながらベストメンバーの桐蔭学園高と内容差の接戦を演じた修徳高、明石将太を中心に好パフォーマンスを見せた小杉高など、今大会で有力各校が共通して示したのは、その可能性の大きさ、これから埋めるべき空白域の大きさ。大混戦の今期は例年以上に、全国大会に辿り着くまでの「過程」から目が離せない状況だ。

2部は東海大相模高と小杉高が決勝を争い、東海大相模高が4-1の大差で勝利して優勝を飾った。

第1部入賞校と1回戦、2回戦の結果、準々決勝以降のスコア詳細と蓬田監督のコメント、および第2部の結果は下記。

eJudo Photo
(写真:男子1部優勝の白鴎大足利高)

■第1部(出場23校)

【入賞者】

優勝:白鴎大足利高(栃木)
準優勝:東海大相模高(神奈川)
第三位:桐蔭学園高(神奈川)、山形工業高(山形)

最優秀選手賞:柳原尚弥(白鴎大足利高)
優秀選手賞:中島颯樹(東海大相模高)

蓬田正郎・白鴎大足利高監督のコメント
「全国大会ではなかなか勝てず、先輩が優勝したのも見たことがない生徒たちですが、今年は全国優勝を狙っています。地方でも出来るんだということを証明したい。柳原と太田彪雅が競り合うことを軸に、今年は良いチームが作れてきたと思っています。浅野も地力がついてきましたし、うちは代々軽量級が売りのチームだったのでその中で団体戦に軽量選手がいるのは誇らしい。チーム全体としてはBチームが突き上げてくれるかどうかが課題ですね。今大会にベストで出ていないチームがあるのはわかっていますが、全国優勝の経験がないうちが勝つにはこういう大会で優勝を続けて、勝つということを勉強していくしかない。これからの大会も勝ち続けて、必要なことを積み上げていきたいです。」


【1回戦】

白鴎大足利高 5-0 安田学園高
前橋商高 4-1 加藤学園高
つくば秀英高 3-0 作新学院高
東京学館新潟高 ②代-2 成田高
國學院大栃木高 3-0 前橋育英高
木更津総合高 3-2 日大三高
豊栄高 2-1 大宮工高

【2回戦】

白鴎大足利高 ②-2 東海大浦安高
埼玉栄高 ②-2 前橋商高
桐蔭学園高 3-2 つくば秀英高
修徳高 3-1 東京学館新潟高
國學院栃木高 2-1 足立学園高
山形工高 2-1 市立柏高
小杉高 4-0 木更津総合高
東海大相模高 2-0 豊栄高


【準々決勝】

白鴎大足利高 5-0 埼玉栄高
(先)浅野大輔○背負投△長谷川雷
(次)柳原尚弥○上四方固△前田一也
(中)山中勇希○反則勝△吉田翼
(副)太田竜聖○袖釣込腰△高橋拓己
(大)太田彪雅○内股△渋谷圭吾

桐蔭学園高 ②-2 修徳高
(先)岡田武志△合技○佐藤竜
(次)坂内哲平△優勢[指導2]○伊藤祐介
(中)小原弘暉○横四方固△三島一輝
(副)田中太基○一本背負投△福田宝
(大)大塚翔梧×引分×原澤脩司

山形工高 3-2 國學院栃木高
(先)渡辺匠○内股△赤岩和樹
(次)大沼将太△小外刈○金田康太
(中)峯田龍祈△内股○新井輝
(副)石山蒔恩○裏投△橡本貴明
(大)庄治湧貴○優勢[有効・小外刈]△大井陽平

東海大相模高 ①代-1 小杉高
(先)島田陸×引分×北山達也
(次)芦川泰隆○優勢[指導2]△吉田周平
(中)中島颯樹△優勢[有効・払腰]○明石将太
(副)西井大智×引分×坂田豊士
(大)松井巧希×引分×大田雄祐
(代)島田陸○優勢[有効・小外刈]△明石将太

【準決勝】

白鴎大足利高 ②-2 桐蔭学園高
(先)浅野大輔△優勢[有効・内股]○岡田武志
(次)柳原尚弥○優勢[指導3]△坂内哲平
(中)山中勇希△優勢[指導3]○小原弘暉
(副)太田竜聖×引分×田中太基
(大)太田彪雅○優勢[有効・払巻込]△大塚翔梧
(代)柳原尚弥○優勢[僅差3-0]△岡田武志

東海大相模高 3-1 山形工高
(先)島田陸○内股△渡辺匠
(次)芦川泰隆○横四方固△大沼将太
(中)中島颯樹×引分×峯田龍祈
(副)西井大智△払腰○石山蒔恩
(大)松井巧希○払腰△庄治湧貴

【決勝】

白鴎大足利高 4-0 東海大相模高
(先)浅野大輔○棄権勝△島田陸
(次)柳原尚弥×引分×芦川泰隆
(中)山中勇希○不戦勝△
(副)太田竜聖○大内返△西井大智
(大)太田彪雅○小外刈△松井巧希

eJudo Photo
(写真:男子2部優勝の東海大相模高)

■第2部(出場24校)

優勝:東海大相模高(神奈川)
準優勝:小杉高(富山)
第三位:修徳高(東京)、東海大浦安高(神奈川)


【準々決勝】

修徳高 3-2 桐蔭学園高
小杉高 2-1 國學院栃木高
東海大浦安高 2-1 木更津総合高
東海大相模高 2-1 白鴎大足利高


【準決勝】

小杉高 2-1 修徳高
(先)原田誠丈×引分×執行雅治
(次)高波勁佑○体落△久原力
(中)宮林寛太○優勢[有効・一本背負投]△仲島拓志
(副)岡崎良樹△袈裟固○吉川隆浩
(大)三井健太×引分×佐々木和也

東海大相模高 4-0 東海大浦安高
(先)中村寿輝×引分×瀬内龍虎
(次)中尾旭○合技△宇田川力輝
(中)杢康次郎○大内刈△室山健吾
(副)瀬戸高矩○優勢[技有・支釣込足]△楢原爽太
(大)小澤一徹○裏投△向井俊輔

eJudo Photo
(写真:決勝、杢康次郎が支釣込足で一本勝ち)

【決勝】

東海大相模高 4-1 小杉高
(先)中村寿輝○大内刈△原田誠丈
(次)中尾旭○支釣込足△高波勁佑
(中)杢康次郎○支釣込足△宮林寛太
(副)瀬戸高矩△内股○岡崎良樹
(大)小澤一徹○小外掛△三井健太


※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版10月21日掲載記事より転載・編集しています。
ドコモ版QRコード
docomo版QRコード
KDDI版QRコード
au版QRコード

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る



supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.