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野村忠宏、4勝1敗の3位で講道館杯出場権獲得・全日本実業柔道個人選手権

(2013年9月20日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版9月3日掲載記事より転載・編集しています。
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野村忠宏、4勝1敗の3位で講道館杯出場権獲得・全日本実業柔道個人選手権
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(写真:1回戦、国内2年ぶりの試合に臨む野村忠宏)

31日開幕した全日本実業個人柔道選手権に、38歳の野村忠宏(ミキハウス)が登場。ベスト4入りを果たして11月に行われる講道館杯全日本体重別選手権の挑戦権を得た。

8月14日の練習中に「グキっときて、すぐに戻った」と右肩を脱臼するアクシデントに襲われテーピングでガチガチに肩を固めての試合だったが、詰め掛けた報道陣の見守る中、野村は初戦を巴投「技有」に「指導」を3つ奪っての優勢勝ち。2回戦では試合中に再度肩を痛めてなかなか立ち上がれない場面もあったが、一本背負投「一本」、3回戦は袖釣込腰「一本」、準々決勝は合技「一本」と4試合連続の一本勝ちでベスト4入り。

迎えた準決勝は昨年王者の石川裕紀(了徳寺学園職)に立て続けに「技有」を奪われて敗退したが、途中小外刈「技有」を取り返すなど意地も見せ、堂々3位を確保。今年度からベスト4進出者に年齢制限なく与えられることとなった講道館杯への出場権を手にすることとなった。

試合後の野村は「悔しいがやりきった。アスリートとしては0点だけど柔道家としては100点だと思う」と38歳という年齢での、そして負傷を抱えながらの挑戦を振り返り「非常識に挑戦したい」と当面の現役続行を明言した。

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(写真:3回戦終了後、肩をアイシングして苦悶の表情を浮かべる野村)

5戦して4つの一本勝ちという好結果とヒーローの復活に会場は沸き立ったが、仕事の合間に柔道を楽しむアマチュア柔道家相手の試合がほとんどという配慮された組み合わせ、痛む右肩を抑えて苦痛に顔を歪めながらの試合ぶりなどを考えると講道館杯レベルでの活躍は正直疑問符がつく。本人も十分それは自覚しているようで、盛り上がる報道陣をよそにコメントは慎重なものが多かった。

全試合結果と試合経過のサマリー、野村忠宏選手のコメントは下記。

◇      ◇      ◇
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(写真:1回戦、巴投「技有」)

【1回戦】
野村忠宏○総合勝[巴投・指導3](2:37)△清成周作(東京ガス)

右相四つ。後ろに重心を置きながら巴投に腕挫十字固、左一本背負投で先手を打つ相手になかなか技が決まらず、背負投も双方が座り込む形で投げにもっていくことが出来ない。それでも前進を続けて「指導2」を奪った直後の2分9秒に巴投で転がす。審判団の評価は「一本」、「技有」「有効」の三者三様でルール通りこれは「技有」となる。2分37秒に3つめの「指導」を積み上げて勝利。

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(写真:2回戦、右大外刈「技有」)

【2回戦】
野村忠宏○一本背負投(1:06)△岩下亮祐(横浜国大柔友会)

右相四つ。硬かった前試合に比べて動きはスムーズ、27秒に片襟を差した右大外刈で「技有」、続いて横落「有効」。1分過ぎに左一本背負投「一本」。

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(写真:3回戦、袖釣込腰「一本」。痛めた右肩を使わず完璧な一撃)

【3回戦】
野村忠宏○袖釣込腰(2:02)△森健斗(VILLAGE)

右相四つ。釣り手で右片襟を差して前進、54秒に右小内刈で相手を腹ばいに転がし「指導1」を奪取。再三右体落で攻め、1分27秒には相手が奥襟を叩いてくるところに右体落を入れて転がし、直後2つ目の「指導」を獲得。
右背負投、右小内刈で攻めて相手の意識が右技に定まったところで鋭い左袖釣込腰。高い打点で投げきり、2分2秒「一本」で終戦。

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(写真:準々決勝、横落「技有」)

【準々決勝】
野村忠宏○合技[一本背負投・横落](3:44)△尾張太一(水戸刑務所)

この日初のケンカ四つ。41秒、釣り手一本の状態から左一本背負投に飛び込んで「技有」。さらに2分4秒、左一本背負投の形に腕を抱えた左大外刈で「有効」。
残り時間僅か、残り16秒で横落に入り込み「技有」。試合終了。ベスト4入りで講道館杯出場権獲得。

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(写真:準決勝、石川の左体落を潰すが、この後内股の形で巻き込まれ「技有」失陥)

【準決勝】
石川裕紀(了徳寺学園職)○合技[浮落・内股](0:59)△野村忠宏

昨年度王者、そしてこの日初めての「講道館杯クラス」の選手との対戦。
野村は右、石川は左組みのケンカ四つ。
開始早々に野村が右小外刈、見切った石川振り返して被さり浮落「技有」。

直後、野村が石川の左内股に右小外刈を合わせて「技有」を取り返す。
さらに直後、場外際で石川が左体落。野村は潰すが体を密着させてしまい、石川は股中に足を入れて内股の形で巻き込む。野村相手の体ごと1回転、「技有」となって試合終了。

野村忠宏選手のコメント
「負けたことは悔しいが、やり切った。アスリートとしては(結果を出せなかったことは)0点だけど、柔道家としては100点、0か100しかなければそういうことになる。この数ヶ月は自分の柔道と向き合って、ひとつの大きな覚悟を持ってやってきた。プレッシャーとも向き合って苦しかったですが、今日の声援を聞いて『続けてよかったな』と思えました。スタミナも、努力の量も若いころのほうがありましたが、今までは考えるようなことがなかった技も考えるようになったし、技術的に若い頃に出来なくなったところが出来るようになったかなと思います。ケガは、14日の練習で相手の払腰を止めようとしたら肩がゴキッと言った。一瞬ズレたらしいです。ただ、やめる選択はなく、今日まで徐々に回復してきました。ベスト4に入っていなかったら引退会見になっていたかもしれませんが、ここまで来たら非常識に挑戦したい。(もう一度世界に行ける可能性は自分では感じているか?)可能性を感じているからやっているのであって、そうでなければ続けていません。」


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