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世界柔道選手権63kg級プレビュー×組み合わせ展望

(2013年8月29日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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世界柔道選手権63kg級プレビュー×組み合わせ展望
阿部、田中が準々決勝で潰しあいも組み合わせは追い風、
勝負どころ絞れる日本勢は銀メダル以上が濃厚
【日本代表選手】

阿部香菜
年齢:25歳
所属:三井住友海上

田中美衣
年齢:25歳
所属:了徳寺学園職

ともに世界選手権は二度目。充電中の第一人者上野順恵不在の中、日本は男子の73kg級同様、投技の阿部と固技の田中というタイプの違う「二つの矢」を送り込んで、この激戦階級での頂点を狙う。

阿部は2011年パリ世界選手権以来の出場。この時は国際大会で華麗な「一本」を連発し大穴の優勝候補として乗り込んだ大会だったが、初戦で左肘を負傷して敗退。以後長期低迷が続きあの年の光を取り戻すには至っていないが、復調気配がこの世界選手権に噛み合っての代表選出。内股の威力は力関係を一発で覆すだけの魅力がある。5月のワールドマスターズを制して今回はシード権を確保、目指すは金メダルだ。

田中は2010年東京世界選手権で銀メダルを獲得(決勝で上野順恵に僅差で敗退)して以来の出場。体の強さを生かした寝技で頂点を狙う。

63kg級は国内の若手が多士済々、各世代に強者がミッシリだが、阿部と田中はこれらの若手を「段が違う」とばかりに蹴散らしての出場決定。ただし、今後は確実に突き上げがあるはずで、リオ五輪までを考えるとここで結果を残しておくほかはない状況。晴れ舞台であるとともに、競技人生の正念場だ。

■有力選手

パワーファイターが揃う。わけてもアグベニュー(フランス)とエマヌ(フランス)、ファンエムデン(オランダ)の欧州勢3人が強力だ。これに前任者シュレシンッジャーの後を受け今期は成績を残し続けているゲルビ(イスラエル)を加えた4人が、優勝争いというレベルでの日本勢のライバルだ。今期の出来を見る限り、V候補筆頭はアグベニュー。実績からの補助線ではエマヌ。

阿部はワールドマスターズでファンエムデンを「指導2」、ゲルビを腕挫十字固「一本」とこの壁のうち2つを撃破したばかり。期待はいや増す・

■組み合わせ

プールCで阿部と田中が潰しあう一見厳しい組み合わせだが、アグベニュー、ファンエムデン、エマヌという日本勢にとって厄介な強者が揃って逆側の山に配される幸運な組み合わせ。阿部はランキングを上げておいた甲斐があった。プールCを勝ち上がれば天国、負ければ逆サイドの強者と銅メダルを争う厳しい戦いが待っている。

→63kg級組み合わせ

【プールA】

ゲルビの山。3回戦でツェンドアユシュ・ツェレクハンド(モンゴル)との対戦があり、ここをクリアしたほうが準々決勝でジョン・ダウン(韓国)と戦って準決勝進出ということになる。

【プールB】

阿部の山だが、逆側の山に田中が配された。日本にとっては勿体無い組み合わせ。
阿部のサイドは無風、田中は初戦がエスピノサ(キューバ)だが両者ともに準々決勝までの勝ち上がりは堅い。ほぼ間違いなく直接対決が実現するだろう。選抜体重別では阿部の圧力の前に田中が自滅する形で「指導2」決着だったが、今回はどうなるか。第3日の異常なまでの「指導」の早さはおそらくきょうも受け継がれると思われ、「有利はますます有利に、不利な流れはますます不利に」という試合傾向はさらに強まるはず。互いを良く知る選手同士だけに、序盤戦がカギを握る。

【プールC】

アグベニューの山。無風。ランキング的な対抗馬はトラジドス(ドイツ)、波乱要素を含む選手はバルドルジ・ムングチメグ(モンゴル)だが、パリとデュッセルドルフを圧勝で制したアグベニューを脅かすレベルにあるかというと難しい。よほどのことがない限り勝ち上がりはアグベニュー。


【プールD】

ファンエムデンの山。逆側はエマヌで、両者がプールファイナルを戦うところまでは鉄板。エマヌは出来不出来の波が激しいがキッチリフォーカスしてくる選手でもあり、4月のグランプリサムスンではゲルビを外巻込「一本」に沈めて優勝を飾っている。ファンエムデンが数年スパンの緩やかな低落傾向にあることもあり、ここはエマヌを推すべきか。ファンエムデンは五輪代表をウィルボーダスに奪われたゴタゴタの悔しさをここで晴らすべく、その思いの強さと準備のほどに期待。

【準決勝-決勝】

阿部、田中いずれが来てもゲルビには相性、地力ともにほぼ問題ないかと思われる。日本勢の決勝進出は織り込んでおいてよいだろう。

逆側の山だが、この際日本勢にとっては若く勢いもあるアグベニューのほうが嫌な相手。が、エマヌが同国第一人者の意地でアグベニューを潰してくれる可能性があるこの組み合わせはラッキー。少なくとも消耗を期待しておきたいところ。

厳しい階級のはずだったが、日本勢は順行運転で銀、最後のひとがんばりで「金」も可能という、組み合わせ的には良い風が吹いている。この風に、乗りたい。


※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版8月29日掲載記事より転載・編集しています。
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