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全日本実業柔道団体対抗大会・男子第二部マッチレポート

(2013年8月2日)

※ eJudo携帯版「e柔道」7月20日掲載記事より転載・編集しています。
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全日本実業柔道団体対抗大会
男子第二部マッチレポート
準決勝
25チームが出場した第2部、準決勝に進んだのは、東芝A、京葉ガス、パーク24、センコーの4チーム。

パーク24 ②-2 センコー
(先)小林雅司△優勢[指導2]○制野龍太郎
(次)羽沢頼誠○内股返△鈴木貴之
(中)中井貴裕×引分×中川裕喜
(副)吉井健○優勢[指導3]△谷村裕介
(大)田村和也△優勢[指導2]○金子亮平

パーク24が内容差で勝利。次鋒羽沢頼誠が内股返「一本」、副将吉井健が「指導」3つの優勢勝ちと盤面配置からして得点必須と思われた2ポジションでしっかりポイントを獲得。センコーの戦力が高い3ポジションのうち中堅戦の中川裕喜を中井貴裕が引き分けで止め、スコア2-2で競り勝って決勝進出を決めた。

センコーは制野龍太郎と金子亮平の2人が得点を挙げたがいずれも「指導2」に留まる。さらに試合を決める一点を担うべき中川がしぶとい中井とマッチアップしてしまう不運で惜しい試合を落とした。

京葉ガス 3-2 東芝A
(先)西岡和志○総合勝△鈴木盛将
(次)手塚龍大○反則[指導4]△久米川弘文
(中)市川裕治△縦四方固○乙津瑞希
(副)須藤紘司○合技△當眞和季
(大)紺野大輔△裏投○奥井真也

京葉ガスがなんとか東芝Aを振り切った。東芝Aは中堅戦で乙津瑞希が一本勝ち、試合が決まった後の大将戦でも奥井真也が紺野大輔を裏投「一本」に仕留めて3-2と健闘。得点の推移的に危ない場面こそなかったが、京葉ガスの強さ以上に東芝Aの頑張りが印象に残る試合だった。

結果、決勝カードは

京葉ガス - パーク24

と決定した。

決勝
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(写真:パーク24と京葉ガスによる決勝戦)
パーク24 - 京葉ガス
(先)小林雅司 - 西岡和志
(次)羽沢頼誠 - 手塚龍大
(中)中井貴裕 - 市川裕治
(副)吉井健 - 須藤紘司
(大)田村和也 - 紺野大輔

非常に厳しい盤面配置、どちらもしぶとい選手を揃えて事前に勝負のポイントを見出すのが難しい。一発のある小林にしぶとい西岡がマッチアップする先鋒戦、ともに勝負が見えて返し技の巧みな羽沢と手塚が戦う次鋒戦、パーク24が試合巧者タイプ、京葉ガスが大型選手を並べた中堅・副将戦と、どれも試合が揺れる可能性は十分だが勝敗予測の極めて難しい試合ばかり。少なくとも取り合いの乱戦となる可能性は低く、ロースコアゲームとなる可能性が高い。

大将戦はそれまでの流れを「引き継ぐ」可能性が高い対戦であり、勝負は前4戦での、特に先制点の獲得に掛かる。

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(写真:西岡(左)-小林の先鋒戦)
先鋒戦はパーク24の小林が右、京葉ガスの西岡が左組みのケンカ四つ。
序盤は小林が相手に持たせないまま右大外刈を合わせるなど巧みに展開を保ちつつ試合を進めるが、2分を過ぎたあたりから西岡が左内股を連発。小林は股中で透かしてめくりかえしあわやポイントという場面も作るが西岡は引かず、次第に流れは西岡へ。西岡が引き手を持ちながらの左小内刈で小林を場外に弾き出した3分7秒、小林に「指導1」。

奮起した小林再開するなり西岡をはたき込んで伏せさせ展開を押しとどめると、片手の大内刈で先手を取って攻撃。西岡に攻めの上積みを許さず拮抗したまま後半戦を戦いきり、この試合は引き分け。

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(写真:羽沢頼誠が再三担ぎ技を見せ、裏に抜けて寝技を狙う)
次鋒戦はパーク24の羽沢頼誠、京葉ガスの手塚龍大ともに左組みの相四つ。
切り合いの中から羽沢が左の背負投を数度、1分51秒には手塚に「指導1」が与えられる。

続く展開で手塚が右方向への巻き込みで掛け潰れ、羽沢すかさず食いついて寝技を開始。「国士舘返し」で2度めくりかえすがその都度手塚は足を絡み、なんとか耐え切って「待て」。
終盤は手塚が左小外刈、羽沢が左背負投に右の一本背負投、袖釣込腰を出し合うが得点の気配は漂わず。この試合も両者ポイントなく引き分けに終わる。

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(写真:中井が市川を再三場外際に追い込む)
中堅戦はパーク24の中井貴裕が左、京葉ガスの市川裕治が右組みのケンカ四つ。81kg級の中井に対し31歳のベテラン市川は181cm、100kgと大きく体格に勝るが、ケンカ四つが得意な中井は釣り手を突いて市川をライン際に追い込んで優位に試合を進める。
中井、場外際に追い込んだ市川を横方向に誘導。応じてスライドしてきた市川に左体落を合わせるが、投げきれず「待て」。経過時間は46秒。

市川は組み際に小外刈を放って展開についていこうと試みるが中井は一歩下がってこれを透かして膝をつかせ、さらに前進して市川を追い込む。3分9秒、市川に「指導1」。

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(写真:中井の左体落が炸裂「一本」)
続く展開、中井は再び市川を場外際に追い込むと、場外を背にして踏みとどまった市川を固定したまま左小内刈で牽制。さらに再び相手を横に誘導しようとする構えを見せる。市川が応じて左方向にスライドしようとしたその刹那、その目指す足先に向かって左体落。腰を突き出し、引き手を腹に引き寄せて固定してコンパクトに相手を崩したこの技に市川つんのめるようにして左前隅に大きく崩れ、中井は落ち着いて体を浴びせてフィニッシュ、これは文句なしの「一本」。

2分31秒、中井の鮮やかな一本勝ちでパーク24が一点を先制。

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(写真:吉井(左)と須藤の副将戦)
中井の一撃でパーク24の側に以降の戦い方が見えたこともあり、試合の流れはさらにソリッドなものとなる。吉井と須藤による副将戦は須藤の攻撃意図を吉井がたくみにずらしながら左内股に引き出しの小内刈で細かく攻め続けて、手数の多さに得点の予感が伴わない体のまま5分が終了し、引き分け。






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(写真:大将戦、田村が背負投を放って展開を保つ)
大将戦もケンカ四つの田村と紺野が細かく小外刈を撃ち合い、しかし大技は互いが余裕を持って捌くという波乱の起こりにくい展開。

終盤に紺野が奮起、奥襟を握って前に出ると田村はまっすぐ場外に出てしまい3分19秒田村に「指導1」。
さらに紺野は左内股を1度、2度。いずれも田村は腹を突き出して受け止めるが、まっすぐ上にあがって着地した4分4秒、再び田村に「指導」が与えられる。

しかし残り40秒を切り、ゴールが見えた田村は右背負投で展開を保ってクロージング。

この試合は紺野の「指導2」による優勢勝ち、しかし中堅戦で失った「一本」には届かず、1-1の内容差でパーク24が勝利を決めた。

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(写真:優勝を喜ぶパーク24)
パーク24 ①-1 京葉ガス
(先)小林雅司×引分×西岡和志
(次)羽沢頼誠×引分×手塚龍大
(中)中井貴裕○体落△市川裕治
(副)吉井健×引分×須藤紘司
(大)田村和也×優勢[指導2]○紺野大輔

1部参戦、3部の2位、そしてこの2部の優勝。1部は準々決勝敗退だったが監督吉田秀彦の試合参加という話題性も含め、今大会もっとも存在感を放ったチームは間違いなくパーク24。このチームが柔道界の一大勢力となりつつあることをあらためて感じさせる25年度大会だった。

【入賞者】

優勝:パーク24
準優勝:京葉ガス
第三位:センコー、東芝A

優秀選手
中井貴裕(パーク24)、吉井健(パーク24)、紺野大輔(京葉ガス)、須藤紘司(京葉ガス)、制野龍太郎(センコー)

【準々決勝】

東芝A 4-0 MMGミヤザワメディカルグループ
京葉ガス 2-1 自衛隊体育学校
パーク24 4-0 東芝B
センコー 5-0 東洋水産

【準決勝】

パーク24 ②-2 センコー
京葉ガス 3-2 東芝A

【決勝】

パーク24 ①-1 京葉ガス



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