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全日本実業柔道団体対抗大会・女子第一部マッチレポート

(2013年8月2日)

※ eJudo携帯版「e柔道」7月15日掲載記事より転載・編集しています。
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全日本実業柔道団体対抗大会
女子第一部マッチレポート
第一巡~第三巡 1/3
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(写真:開会式、コマツ・宇高菜絵による優勝旗返還)
第63回全日本実業柔道団体対抗大会、女子の最高峰カテゴリである第1部の競技は大会初日の6月15日に岡山県総合グラウンド体育館で行われた。

今期より日本エースサポートを新たに加えた4チームによるリーグ戦で争われるこのカテゴリの優勝候補は昨年王者のコマツ。絶対のエース杉本美香は引退したが57kg級枠(先鋒・次鋒)に宇高菜絵と石川慈というシニアカテゴリ優勝クラスの2人、70kg枠(中堅・副将)に大野陽子、片桐夏海、さらに田代未来という好選手3人、無差別枠には佐藤瑠香と岡村智美という78kgの国際級2人を揃えて総合力で他を一段引き離す。

一昨年優勝、昨年もコマツと激戦を繰り広げて2位の自衛隊体育学校は70kg枠に新戦力の上野巴恵を加えてスケールアップ。中盤の充実でコマツ超えを狙う。

実業でコマツと並んで長年「2強」を形成してきた三井住友海上は伝統的にこの大会のレギュレーションに戦力がなかなかフィットせず、昨年は高校新卒の稲森奈見と新井千鶴を敢えて起用、長期的視野でチームを育成に掛かっていた。70kg級枠に出場する63kg級世界選手権代表の阿部香菜がポイントゲッター。皇后盃でともに好パフォーマンスを見せた新井、稲森の2年目コンビの出来がそのままチームの成績に直結する、不確定要素の多い戦力構成。

日本エースサポートは70kg級枠に松岡睦、無差別枠に畑村亜希といずれも帝京大卒の新卒選手を加えて戦力アップ。相手の隙を探しながらまずは一部初勝利を狙いたいところ。

対戦順は下記。

①コマツ - 日本エースサポート 、三井住友海上 - 自衛隊体育学校
②三井住友海上 - コマツ 、 自衛隊体育学校 - 日本エースサポート
③三井住友海上 - 日本エースサポート 、 コマツ - 自衛隊体育学校

昨年の1位、2位であるコマツと自衛隊体育学校の試合が最終戦に組まれているが、もっとも大きなポイントは三井住友海上とコマツが戦う第二巡。総合力はコマツが上だが、互いにライバルと認めるトップチーム同士の戦いは不確定要素も多く、何が起こるかわからない。
その三井住友海上は一巡目で自衛隊体育学校、二巡目でコマツとトーナメントを勝ち上がるがごとくの厳しい対戦順。初戦を落とせばコマツ戦は半ば消化試合となる可能性が高く、まずここに勝利し、モチベーションを保ってコマツ戦に臨めるかどうかが大きなポイント。

第一巡
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(写真:コマツ・宇高が広村麻衣を圧倒的に攻める)
コマツ 5-0 日本エースサポート
(先)石川慈○横四方固(1:55)△澤田友里
(次)宇高菜絵○優勢[指導3]△広村麻衣
(中)田代未来○小外刈(2:15)△松岡睦
(副)大野陽子○総合勝(3:51)△鈴木亜紀奈
(大)岡村智美○合技(4:02)△畑村亜希

優勝候補のコマツが完璧な出だし。
先鋒石川慈は澤田友里を崩すと下から潜り込んでめくり返し、縦四方固の形で足を絡ませておくと腰を高く上げてこれを抜き、さらに横四方固と流れるように手順を進めて2分掛からずに一本勝ち。

次鋒宇高菜絵もケンカ四つの広村麻衣を相手に立っては釣り手一本で奥襟を押さえて圧力、寝ては横三角に足三角と中盤まで一方的に攻め続けて3つの「指導」を奪って勝利。

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(写真:大野陽子が鈴木亜紀奈からポイントを連取)
中堅戦はこの試合が実業団体デビューの田代未来が帝京大出の新卒・松岡睦に開始早々横四方固で抑え込まれてしまうが9秒で脱出、一進一退の攻防から2分15秒に左小外刈を決めて一本勝ち。コマツは早くもこの時点でチームの勝利を決めた。

副将戦は大野陽子が鈴木亜紀奈を1分37秒大内刈「有効」、2分3秒小外掛「技有」と圧倒し続け、3分51秒に3つ目の「指導」を奪って総合勝ちのまさしく完勝。

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(写真:岡村智美が左釣込腰、相手が崩れると左内股巻込に繋いで1つ目の「技有」奪取)
大将岡村智美も22kgの体重差を跳ね返し、中盤までに「指導」2つをリード。畑村の我慢が利かなくなった3分44秒に左内股巻込で「技有」、立ち上がった直後の4分2秒には畑村の右内股に左内股を合わせて「技有」と立て続けにポイントを挙げて圧勝。1部デビュー戦の日本エースサポートを寄せ付けず5-0で勝利を決めた。

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(写真:山岸絵美が2階級上の定形美希に巴投を仕掛ける)
三井住友海上 ②-2 自衛隊体育学校
(先)山岸絵美×引分×定形美希
(次)塩瀬絢子△優勢[有効・背負投]○吉元佳代
(中)阿部香菜○優勢[指導3]△平井希
(副)新井千鶴△優勢[有効・大内刈]○上野巴恵
(大)稲森奈見○払腰△濱田尚里

三井住友海上は大事な初戦に最軽量級である48kg級の山岸絵美を投入。2階級上の定形美希は圧力を掛け捲ったが山岸は必死の柔道でポイントを許さず、折を見ては巴投、さらに左背負投に左足車と強気の技を打ち込んで展開を保つ。残り12秒、山岸のタイミング抜群の足車はしかし取りきれず逆に定形に潰され抑え込まれてしまうが6秒で逃れタイムアップ、この試合を引き分けで乗り切る。

三井住友海上の得点ポイントと思われた次鋒戦はしかし開始早々の15秒に吉元佳代が背負投で「有効」奪取、そのまま優勢勝ちを果たして自衛隊体育学校が1点リード。

しかし中堅戦は三井住友海上の阿部香菜が自衛隊体育学校のエース格・平井希の釣り手を落として攻め込み続け実に3つの「指導」を奪っての優勢勝ち。

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(写真:大将戦、稲森奈見が濱田尚里に大内刈で攻め込む)
副将戦も新井千鶴が上野巴恵に一歩も引かず、左相四つの横変形で足技の打ち合いを続ける。新井は強者上野を相手に2分30秒で場外際で受けたケンケンの大内刈「有効」1つに失点を抑え、大将戦に試合を繋ぐ。

2-1で自衛隊体育学校リードという状況で迎えた大将戦は、三井住友海上の稲森奈見が78kg級の強者濱田尚里を相手に47秒にケンケンの右大内刈で前進、最後は濱田が耐え切れずだるま落としのように転がり、「技有」奪取。

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(写真:稲森が右大外刈から右内股に繋いで一本勝ち)
濱田は取り返そうと稲森に対し左釣手を肩越しに入れて強気の組み手で勝負に出るが、稲森むしろ好都合とばかりに距離を詰めて裏投を見せ、自信満々に試合を継続。寝技の得意な濱田はもつれた展開から稲森の腕を抱えて肘を極めに掛かるが稲森耐えて「待て」。

稲森、位押しに濱田を押し込むと右大外刈。濱田が崩れるとそのまま足を戻しながら右内股の形で転がす。「技有」相当かと思われたが相手が背中を着くタイミングでさらに一段足を高く上げて相手を跳ね上げ、評価は一段上がって「一本」、3分14秒。

三井住友海上、逆転で第1試合を突破。第二巡でのコマツへの挑戦権を得る形となった。


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