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平成25年全日本選抜柔道体重別選手権大会男子レポート・60㎏級~73㎏級

(2013年6月24日)


※eJudo携帯版「e柔道」6月14日掲載記事より転載・編集しています。

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選抜体重別男子レポート
60㎏級~73㎏級 1/2


川端龍が復活優勝、高藤直寿はメンタルの不安定さ見せ準決勝敗退
60kg級

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写真:準決勝、川端龍が
高藤直寿から巴投で一本勝ち
グランドスラム大会3連勝中、世界選手権代表選出に向けて絶対の優勝候補と目された高藤直寿(東海大2年)が敗退。

講道館杯で敗れた河野亮哉(日体大3年)とのリベンジマッチが組まれた1回戦は3つの「指導」と終盤の後袈裟固「有効」で勝ち抜けたが、川端龍(了徳寺学園職)との準決勝では1分40秒の横巴投に体が乗ってしまう。川端は高藤の体が前にのめるとみるや入りなおして両足でコントロール、側面から畳に落ちかけた高藤をまたいで背中を畳に押し付けてフィニッシュすると主審は迷わず「一本」を宣告。高藤、今回も国内大会制覇はならなかった。

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写真:主審の判定を待つ
高藤と川端
ミックスゾーンに現れた高藤は人目を憚らず号泣。「自分の身体能力を信じられなかった」「練習不足かメンタルが弱いということ」と自己分析は冷静だったが、さすがに動揺は隠せないようだった。

この日は初戦から動きが明らかに重く、スピードの出し入れが身上の高藤がメリハリのないゲームメイクに終始。関係者からは「本当に選抜にフォーカスしていたのか疑問」とその出来の悪さに厳しい声が相次いだ。

昨年の選抜に続き、ここぞという大会で見せた意外なまでの出来の悪さ。「狙って勝つ」ことが課題なのか、それともやはり国内大会が苦手なのか。世界選手権に向けて課題噴出の大会だった。

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写真:準決勝、石川裕紀が
浮技で山本浩史を転がし「技有」
高藤のライバルと目された山本浩史(ALSOK)も準決勝敗退。アジア選手権での活躍で存在感復活、階級をかき回す存在になり得るかと思われたが、積年のライバル石川裕紀(了徳寺学園職)に奇襲の浮技を食って左前隅に転がってしまい1分42秒「技有」失陥。2分31秒に決めたかに思われた内股「技有」は取り消しとなり、そのまま敗退が決まった。

昨年ロンドン五輪代表平岡拓晃と最後まで代表の座を争った2人のあまりにも不甲斐ない試合振り。五輪での平岡が代表全体でも出色と言えるのメンタルの強さを見せて銀メダルを獲得した直後だけに、後を継ぐべきはずのホープ2人の精神的な線の細さ、勝たねばならない大会にピークを持って来れない詰めの甘さが際立つ結果となった。

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写真:1回戦、
川端が志々目を攻める
決勝に進んだのは川端龍と石川裕紀。

川端は1回戦で志々目徹(日体大4年)をプラン通りに場外際に追い詰め、得意の「韓国背負い」で「技有」を奪って快勝。準決勝は高藤を破り、難敵2人を下して堂々の決勝進出。

一方の石川は1回戦で後輩の木戸慎二(パーク24)を相手に、「指導3」まで失ったが、勝負どころを弁えて一本背負投で「技有」、「有効」とポイントを連取して勝利。準決勝は山本を浮技「技有」で倒しての決勝の畳。

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写真:川端が右大内刈を押し込んで「有効」
川端が右、石川が左組みのケンカ四つ。
川端は巴投で攻め、石川は圧を掛け合っての手繰りあいから引き手を得、左払腰で対抗。

59秒、川端が跳ねるように右大内刈。石川が受け止めて一瞬動きを止めるともう一度刈り込んで決め「有効」を奪取。

捌く側に有利なケンカ四つということもあり以後の川端は余裕を持って試合を展開。2分20秒に石川の「巴十字」を食いかけて極められながら持ち上げて「待て」の声を聞くというピンチがあったものの、引き手争いから巴投、右背負投と繰り出しながらジックリ試合を進めて破綻の気配は僅少。

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写真:川端が攻めながらクロージング
石川は左内股からの巴投、右一本背負投、さらに背中を持っての突進と手を休めず攻め続け、3分50秒には川端の巴投に鋭く反応、小外刈であわやという場面を作るなど山場もいくつか作ったが詰め切るに至らず。残り30秒を過ぎてからは両袖を強いられて足技の打ち合いに持ち込まれ、獲得したのは3分3秒と4分54秒の「指導」のみ。

試合は川端の「有効」による優勢勝ちで決着。11年の講道館杯で優勝を飾ってから1年半、久々内外に存在感を示す選抜体重別初優勝を決めた。

世界選手権代表にはファーストプライオリティである国際大会の実績を買われて高藤直寿が順当に選出された。

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写真:優勝の川端龍
【入賞者】
優勝:川端龍(了徳寺学園職)
準優勝:石川裕紀(了徳寺学園職)

川端龍選手のコメント
「うれしみで一杯です(笑)。会社に入れてもらってから1回も勝てず、必死でやってきた。監督とコーチに恩返ししたかったので優勝できてうれしい。ふざけたいけどふざける余裕もなく、必死でした。高藤選手ですか?向こうが強いのはわかっていますが、僕が勝ったほうが面白いので。(ガッツポーズは?)あれは練習してきました。」

高藤直寿選手のコメント
「悔しいです。いつもだったら反応できる技になぜ投げられたのかわからない。いつもなら1回転して着地できるのに、抑えようとしたのがミス。自分の身体能力を信じればよかった。練習不足かメンタルが弱いということです。周りの期待に応えなければと・・・。技術、体力、そして生活から見直していきたい。デカいことを言いながらこんな結果になってしまって情けない。有言実行にしていかないと」

【1回戦】
高藤直寿(東海大2年)○優勢[有効・後袈裟固]△河野亮哉(日体大3年)
川端龍(了徳寺学園職)○優勢[技有・背負投]△志々目徹(日体大4年)
山本浩史(ALSOK)○優勢[有効・小内巻込]△柴田悠輔(国士舘大4年)
石川裕紀(了徳寺学園職)○優勢[技有・一本背負投]△木戸慎二(パーク24)

【準決勝】
川端龍○巴投(1:04)△高藤直寿
石川裕紀○優勢[技有・浮技]△山本浩史

【決勝】
川端龍○優勢[有効・大内刈]△石川裕紀


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