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全日本カデ体重別選手権男子レポート・50㎏級~66㎏級

(2013年5月20日)


※eJudo携帯版「e柔道」4月20日掲載記事より転載・編集しています。

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全日本カデ体重別選手権男子レポート
50㎏級~66㎏級 1/2


梅北亘、優勝候補立て続けに破り見事戴冠
50kg級

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写真:決勝開始を待つ巣山
決勝に進んだのは梅北亘(京都共栄学園高2年)と巣山大智(松本第一高2年)の2人。

梅北は1回戦で、第1シードに配された昨年の全中王者山本里音(九州学院高1年)と対戦。「指導」先行で優位に試合を運ぶと、直後の1分20秒に袖釣込腰で「有効」を奪取。終盤山本が反撃、残り10秒で「指導」は受けたがしっかり試合をまとめて優勢勝ち。準決勝も馬場元気(神明中3年)を圧倒し、1分26秒に体落「有効」、なおも攻め続けて2分21秒に「指導」奪取、2分57秒には袖釣込腰「有効」と立て続けにポイント奪取。余裕を持って決勝に進出した。

一方の巣山は一昨年2位、昨年3位で今大会は第2シード配置。1回戦は藤山大将(三島高1年)を相手に13秒で背負投「有効」、さらに掬投「技有」、残り6秒で再度背負投「有効」と3つのポイントを奪って圧勝。同学年の全国中学大会王者でブレーメン国際3位の仁田泰斗(大牟田高2年)との準決勝では開始35秒に得た背負投「有効」を最後まで守り切り、優勢勝ちで決勝進出を決めた。

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写真:巣山が巴投も、梅北が潰す
決勝は梅北が右、巣山が左組みのケンカ四つ。
梅北が右小外刈で前進、巣山は引き手で深い位置を握り巴投に飛び込んで対抗するが梅北しっかり潰して「待て」。

再開直後、梅北飛び込んで釣り手で背中を抱えながらの右大内刈、さらに右小内刈からの朽木倒と素早く連携して押し込み、巣山は辛うじて身を捻って伏せる。梅北は横三角を試みるが取りきれず「待て」。経過時間は33秒。

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写真:梅北が右小外刈から朽木倒に繋ぐ
以降はお互い離れたところから手先で弾き飛ばしあう組み手の一手目争い。先に釣り手を得た巣山が引き手争いを縫って右一本背負投を放つが、梅北しっかり潰して寝技に食いつき、下から引き込む。巣山が嫌って持ち上げ「待て」。経過時間は1分3秒。

組み手争いで時間を消費することを嫌った梅北、再び釣り手で背中を抱えて距離を詰めると右小外刈から朽木倒に繋いで須山を伏せさせる。直後の1分19秒、須山に「指導」。

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写真:巣山の内股透は惜しくもノーポイント
勢いを得た梅北は再び釣り手で背中を掴む。巣山は肩越しに上から背中を持ち返して対抗。梅北は右内股から掛け足を着いて前に倒れ、須山は股中で相手を回して捲り返すと梅北が崩れ落ちる。あわやポイントかと思われたが主審はスルー、巣山はすかさず被さって腰絞を狙うが、梅北は耐え、なんとか腰を持ち上げて絞めを抜き「待て」。

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写真:梅北の朽木倒が「一本」
再開直後。離れた位置から一気に距離を詰めた梅北、釣り手を持ちながら左小内刈、間髪入れずに足を抱えて朽木倒に連絡。接近に対応できなかった巣山は体を固めたまま引っくり返り「一本」、2分5秒。

終始優勢に試合を進め、かつ勝負の一発をしっかり決めきった梅北の快勝。まだまだ力が余っているという印象の梅北、最軽量級らしい動きの早さと、なによりその元気の良さが印象的な決勝であった。

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写真:優勝の梅北亘
■50kg級

【入賞者】
優勝:梅北亘(京都共栄学園高2年)
準優勝:巣山大智(松本第一高2年)

梅北亘選手のコメント
「優勝以外は考えていませんでした。得意の背負投が出せなかったのでそこが課題です。世界カデで優勝して、インターハイや高校選手権でも勝てるようになりたいです」

【1回戦】
梅北亘(京都共栄学園高2年)○優勢[有効・袖釣込腰]△山本里音(九州学院高1年)
馬場元気(神明中3年)○小内巻込(3:47)△佐藤史都(柳ヶ浦高1年)
巣山大智(松本第一高2年)○優勢[技有・掬投]△藤山大将(三島高1年)
仁田泰斗(大牟田高2年)○優勢[指導2]△徳本千大(楠見中3年)

【準決勝】
梅北亘○優勢[有効・体落]△馬場元気
巣山大智○優勢[有効・背負投]△仁田泰斗

【決勝】
梅北亘○朽木倒(2:05)△巣山大智


永山竜樹が宮川太暉にリベンジ、3年越しの2階級制覇達成
55kg級

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写真:準決勝、宮川太暉が
古賀玄暉から掬投で「有効」を奪う
優勝候補は昨年の全日本ジュニア王者の宮川太暉(安田学園高2年)と、一昨年の世界カデ50kg級王者、昨年の全日本ジュニアでは宮川と決勝を争った永山竜樹(大成高2年)。前評判通りにこの2人が勝ちあがり、決勝で再び相まみえることとなった。

宮川は1回戦で鈴木貴也(埼玉栄高1年)から2つの「指導」を奪って優勢勝ち。山場と目された古賀玄暉(大成中3年)との準決勝は19秒に大外刈で「技有」奪取、相手の反撃に「指導」は失ったが、2分50秒に小外刈「有効」、3分8秒に掬投「有効」と立て続けに奪って快勝。ジュニア王座奪取で自信を得たか、2戦通じて落ち着いた戦いぶりを披露し、順当に決勝へと駒を進めてきた。

一方の永山は1回戦で納庄兵芽(魚住中3年)から内股「有効」、背負投「一本」と立て続けに奪って僅か1分39秒で勝利。準決勝は羽田野航(四日市中央工高1年)をこれも開始26秒での体落「一本」に仕留めて快勝。こちらは内容、結果ともに圧倒的な強さを見せての決勝進出だ。

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写真:永山、宮川ともに
絞りあいの間を縫って足技で攻撃
決勝は宮川、永山ともに右組みの相四つ。

宮川は相手に近づくなり引き手で袖を押しこんで左袖釣込腰、永山は立ったまま動き良くかわす。

再開後永山が右袖釣込腰を放つが今度は宮川が立ったまま身を翻して捌き、以降は互いが一手目の引き手を欲しがっての組み手争い。結果互いに両袖の絞りあいとなり、遠間から牽制の足技を出し合う展開。永山が両袖のまま右内股を放つが不十分。

以降も双方組み手に妥協せず、アクションとリアクションが連続する目まぐるしい展開。引き手で袖を持たれては切り離し、釣り手で奥襟を得ては落とされ、1分を過ぎて展開は再び両袖の絞り合いへと収束する。

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写真:永山の右背負投
1分31秒、永山が袖を両手で握った右体落、受けた宮川は肩車に飛び込んで一旦展開を切る。

宮川は相手の右袖を両手で抱きこんで展開を落ち着かせようとするが、永山はこれを許さず、組み手争いの間隙を縫って片襟の右背負投を2連発。永山がペースを掴み掛けたこの展開を見て主審は宮川に「指導」を宣告、1分53秒。

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写真:永山は左一本背負投、
あくまで宮川にきっかけを与えない
直後、宮川が左袖を両手で手繰ろうとするが、永山は右背負投で展開をブレイク、深く入ったこの技に宮川が崩れ伏せる。

状況を打開したい宮川、引き手で袖を得て片襟の右背負投に入ろうとするが永山は先んじて左一本背負投に座り込む。宮川は右に振り投げ返そうとするが永山は耐え切り、このシークエンスも展開は永山優位のままで終了。経過時間は2分25秒。

永山勢いを止めずに右背負投、宮川は逆側から抜けて腹ばいに畳に落ちて「待て」。

再開後、宮川は釣り手で永山の腰を触って奇襲の気配を見せるが永山構わず右一本背負投。宮川崩れ伏せて、ここで主審は宮川に2つ目の「指導」を宣告。

直後永山、両手で右襟を掴んでの左背負投。宮川が伏せて「待て」。

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写真:残り時間僅か、
永山が小外刈で宮川を伏せさせる
追いかける宮川は釣り手で奥襟を叩くが永山は左袖釣込腰に切り返し、宮川の右袖釣込腰も永山は振り回し返して小外刈で宮川を腹ばいに崩す。宮川挫けず前に出るが、永山は大きく相手を釣り手側に振っておいての右一本背負投で展開を切る。

残り時間は28秒、打開策をことごとく相手の技で切り返される宮川は反撃の糸口がつかめない。

宮川は攻撃を続けるが永山は余裕を持って捌き続ける。残り時間数秒宮川が左袖釣込腰のフェイントから相手の右に横落に座り込むが、これを永山が潰したところでタイムアップ。

永山が「指導2」による優勢勝ちで全日本ジュニアのリベンジ達成、2010年の50kg級制覇に続く全日本カデ2階級制覇を達成した。

決勝は永山の地力勝ち。宮川は技術の高さとスピードを駆使して良く凌いだが、刀を交えるごとに差がついていくという印象だった。決勝までは連続一本勝ち、50kg級制覇時の常に畳上を跳ねるような勢いのある試合ぶりをこの階級でも発揮し始めた永山、今後の活躍に期待である。

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写真:優勝の永山竜樹
【入賞者】
優勝:永山竜樹(大成高2年)
準優勝:宮川太暉(安田学園高2年)

永山竜樹選手のコメント
「決勝は慎重になり過ぎました。投げて勝たなければいけないと反省しています。『一本』を取れる美しい柔道が目標です。柔道以外でも、人間的に素晴らしいと言われるような選手になりたいです」

【1回戦】
宮川太暉(安田学園高2年)○優勢[指導2]△鈴木貴也(埼玉栄高1年)
古賀玄暉(大成中3年)○優勢[有効・大外刈]△杉本楓(比叡山高1年)
永山竜樹(大成高2年)○背負投(1:39)△納庄兵芽(魚住中3年)
羽田野航(四日市中央工高1年)○優勢[有効・送足払]△樋口裕大(足立学園高1年)

【準決勝】
宮川太暉○優勢[技有・大外刈]△古賀玄暉
永山竜樹○体落(2:26)△羽田野航

【決勝】
永山竜樹○優勢[指導2]△宮川太暉

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