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全国高等学校柔道選手権大会男子有力校監督・直前インタビュー

(2013年3月17日)


※eJudo携帯版「e柔道」3月14日掲載記事より転載・編集しています。

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全国高校選手権男子有力校監督インタビュー

東海大浦安高・竹内徹監督

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写真:東海大浦安高・竹内徹監督
年末の若潮杯に優勝して、今年は2月の三春大会(女川町長旗全国高校選抜復興支援三春大会)に出場したのですが、ここでまたチームが変わってきました。優勝という結果は出たのですが、内容について選手は不満だったようで、大分考えたようです。

前田(宗哉)はこの大会の予選リーグで大外刈を返されて一本負けしたのですが、この試合を受けて「まだ中途半端だ」と一段と激しい練習をやるようになりました。昨日もウルフ(アロン)と8本、ガチガチに攻めあう乱取りをやっていて、こっちがハラハラしてしまいました(笑)。さらに攻撃的になって、いま非常に伸びている選手ですね。

ポイントゲッターの村田(大祐)は負傷もあってこの大会は出さなかったんですが、自分が出ていないのに優勝したというところ、特にベストメンバーの崇徳高(若潮杯準決勝では代表戦決着)に勝ったことで「俺がいなくても勝ったんだ」と相当悔しかったようです。練習が明らかに変わってきました。

そして折原(虹之介)、この3人のモチベーションが今、凄い。折原は三春大会で失点して泣いていましたが、以降はウルフ、前田、村田というポイントゲッター3枚との稽古が増えました。折原は全中2位のプライドもあってこれまでこの3人とそれほどガツガツやっていなかったんですが、全く変わりましたね。エースのウルフのモチベーションもエスカレートしていますし(笑)、直前の大会ですが三春大会に出てよかったです。プラン通り、いやプラン以上の成果がありました。

5人目は山寺、粟野から状況を見ながら使っていく形になるかと思います。山寺は力が強く、前に出る柔道。寝技はウルフと勝負がつかないくらいやりますので、寝技の強い強豪との対戦にはうってつけ。粟野も若潮杯での善戦で自信をつけていますし、技が掛かり始めて調子があがってきています。

去年はヤンチャな選手が揃っていてモチベートに苦労したところがありますが、今年の選手の「三冠」に掛けるモチベーションは物凄い。こちらが要求した以上のことを考え、応えてくれるので毎日が楽しいですよ。とにかく生徒は「三冠」しか考えていない。この高校選手権は落とすわけにはいきません。

ウルフと前田はもちろんですが、村田、折原がカギになってくると思います。この2人が計算以上の試合をしてくれるかどうかですね。

勝負どころがどこかというよりも、正直、初戦から全部決勝というつもりでやっていくしかないんじゃないかと思っています。どこがあがってくるかもわからないし、全く油断のならない相手ばかりでやってみないとわからないこともたくさんある。

それでも、2年連続三冠獲得しか見ていません。何が何でも優勝します。


国士舘高・岩渕公一監督

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写真:国士舘高・岩渕公一監督
年末の若潮杯、1月の東京都予選と少しづつチームは上向き、全体的にはその時よりも良くなっていると感じています。

エースの江畑(丈夫)は予定通りに3kgほど増量して現在87kgか88kg。安定感が出てきました。田崎(健祐)は足首を痛め、稽古をしながら回復を図っているところ。ただ、ベストコンディションで持っていけるんじゃないかと思っていますし、全く心配はしていません。今年は冬になって5番手、6番手の選手が伸びてきていてチームの雰囲気が良い。磯田(範仁)も継続して稽古が出来ていますし、チーム状態は去年よりは遥かに良いと思います。

江畑、田崎のチームという言われ方をするんですが、カギになってくるのは他の選手、いつも言う「第三の男」の活躍だと思っています。吉良(儀城)が活躍してくれると非常に面白い。失点を出さずに中盤の吉良に回る、または前で吉良が取ってきて中盤が相手のエースと分けるというような展開はひとつの理想ですね。後ろに江畑と田崎を置くのは相手チームも十分考えてくるでしょうから、この2人のいるプレッシャーを晒して前で取る、または優位の状態でこの2人が出るというのがひとつのやり方ですね。
最終的にはエース同士の戦いで勝つという覚悟も要ります。東海大浦安のウルフアロン選手は大人ともガンガン稽古をしていると聞いていますし、非常に警戒しています。彼をどう止めるか、またどう勝負していくかは大きなポイントになるでしょう。

組み合わせは、準決勝が大きなポイントだと見ています。桐蔭学園も強いし、東海大仰星も非常に良い。ここまでにお互いどれだけ消耗があるか、これも大きな要素だと思いますね。
そして、いつも言っていることですが、国士舘らしい厳しさ、粘りが出てくるかどうかが最後に勝負を分けるような気がしています。相手の強い選手とこちらの4番手、3番手が引き分けたり、ここは取られるだろうというところで取ってきたり、そういうところまで出し切る選手が出てこないとなかなか勝つことは出来ません。
数年前までは、私ももっと多くの時間を選手と過ごし、こちらのしつこさが通じるところまでやれたんですが、ここが最後の関門でしょう。ただ、「これなら大丈夫」と思えるところまでほんのあと少しという手ごたえは感じています。

昨年は全国タイトルが取れず本当に悔しい思いをしました。選手たちにもその悔しさは染みています。石に噛り付いてでも三冠達成、強い決意を持って大会に臨みたいと思います。


桐蔭学園高・高松正裕監督

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写真:桐蔭学園高・高松正裕監督
良い練習が出来ていますし、選手権は十分狙えるという手ごたえを感じています。8日まで試験があって練習が出来なかったんですが、そこから午前午後と1日2回の稽古、翌日は午前練のみで午後休ませるというペースで仕上げてきています。疲れもたまってきましたし、明日(インタビュー日は3/13)から2日間は完全オフで、自分で調整させます。不安ですか?自分がそういうタイプの選手だったので、あまりないです(笑)。

2月の三春大会(女川町長旗争奪全国高校選抜復興支援三春大会)では藤井(靖剛)と根津(信太)の重量2枚を怪我で休ませましたが、そこから回りの4人の意識が上がってきたて、明らかに稽古が変わってきましたた。根津と藤井に追いつく勢いと言って良いと思います。稽古に遠慮がなくなってきました。三春で自信をつけたんでしょうね。

根津と藤井は怪我と試験休みで少し肥り過ぎたところがあったんですが、今はだいぶ絞れてきました。藤井は足が良く動くようになってきて、ここがが非常に良い。大学に出稽古に行っても投げる回数が増えてきたました。藤井はメンタル的に団体戦が苦手なところがあるんですが、根津は団体戦で勝ちたいという思いが非常に強い。取り味もあがってきていますし、なによりこの点で信頼がおけると思っています。

キーマンになってくるのは90kg級の小原(正大)ではないかと思っています。大外刈が得意で攻撃力が高い。あとは防御、それに集中力の持続がカギですね。小原は三春大会で、取れないことに苛々して頭突きをして反則負け。以後1週間稽古をさせず反省を促しましたが、さすがに以後は変わってきた。やってはいけない反則でしたが、本番のためにはあのタイミングで課題が出たということで却って良かったのではないかと思います。

県予選で荒巻(泰蔵)を外して周囲も本人も格段に良くなった。三春大会では藤井と根津の重量2枚を外して善戦して回りが自信をつけた。同じ大会で小原が頭突き、稽古止めを経てメンタルで成長した、とここまで手を尽くしてきてシナリオとしてはなかなか良いんじゃないかと思います(笑)。あとは結果ですね。

高校生はメンタルで大きく変わるので、ポイントはまず初戦。向こうは1回試合をしてきているので難しいところもありますが、ここをしっかり勝って乗っていくことが大事だと思います。あとは相手というよりも自分の柔道をすることに集中させたい。

すべての試合が厳しい。「全試合1人残し作戦」と言っているんですが、とにかく初戦からしぶとく結果を残していきたい。準決勝、決勝はともかく「全て1人残し」が初戦からの合言葉です。

(目標を宣言してもらえませんか?)絶対優勝、と言いたいところですが、ここは敢えて「1回戦からしぶとく勝ちます!」でお願いします。がんばります。


東海大相模高・高橋洋樹監督

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写真:東海大相模高・高橋洋樹監督
神奈川県予選で負けて、今のままじゃダメだと自覚したんでしょう。2年生の意識が変わってきました。主将の尾方(寿應)、代表戦に出れなかった眞砂谷(幸弥)、そして代表戦で負けた春日(良太)の3人はより勝ちたい、自分たちがやるんだという気持ちが出てきたと思います。
「指導」の反則で負けた春日は淡白なところもあったんですが、代表戦で責任を果たせなかったという思いもあってかガツガツ稽古をしていますね。眞砂谷がエース的存在ですが、総合力では春日という感じです。尾方も主将の自覚が出てきて、頼もしくなってきました。大きなケガもなく来ていますし、面白い、伸びしろのあるチームです。

今年はポイントゲッター、絶対的なエースがいない。抜き勝負の場合大黒柱がいると非常に試合が作りやすいんですが、そういうタイプのチームではありません。5人が5人、差のないチームだと思っています。よって今まで以上に全員の自覚、覚悟が大事。そして当日までの持っていきかた、当日に爆発させられるかどうかの準備が大事ですね。
絶対的なエースということでは、東海大浦安高にウルフ(アロン)選手がいますが、たとえばかつての羽賀(龍之介)や高木(海帆)と比べると、そこまでの力ではない。大会の全体的なレベルが落ちていて、その中で突出している形だと思いますので、どうにもならないというわけではないと思っています。タイでウルフ選手と戦うのではなく、前でリードして、2人で当たるという考えがひとつのシナリオですね。

気がかりは1年生の2人。良くはなっていますが、まだまだ自覚が足りない。しかし、今年は建前でなく全員がキーマン。予選の負けが効いて、団結力が出てきたと思います。

組み合わせについても良く聞かれるんですが、戦う試合数は同じだし、我々は2位や3位を狙っているわけではありませんので、そこはあまり気にしていません。ただ、初戦から厳しい試合であることは覚悟しています。1人残しだろうがなんだろうが勝ちを掴みに行く試合をします。

ここでもう3年間(優勝を)獲っていない。同じ東海大系列で何度も負けるわけにはいきません。打倒東海大浦安、来年ではなく、「今年の」東海大浦安を倒したい。がんばります。




※eJudo携帯版「e柔道」3月14日掲載記事より転載・編集しています。

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