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女川町長旗争奪全国高校選抜三春大会レポート

(2013年3月12日)


※eJudo携帯版「e柔道」2月24日掲載記事より転載・編集しています。

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女川町長旗争奪全国高校選抜三春大会レポート
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予選リーグ

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写真:田村高・岩崎康介選手
による選手宣誓
第7回女川町長旗争奪復興支援全国高等学校選抜柔道練成三春大会は平成25年2月9日~11日の3日間、三春町民体育館(福島県)で24チームが参加して行われた。

冬の高校招待試合シリーズの最終戦となる今大会は、全国高校柔道選手権大会の都道府県予選が終了してから本戦までに行われる唯一の全国規模のハイレベル大会。今年度は四国から新田高(愛媛)、九州から東海大第五高(福岡)を迎えて、7回目にして全国10ブロック全てから参加校が集うこととなり、高校選手権に向けた最後の戦力チェックの場としていよいよ注目を集める大会となった。

そして今年の目玉はなんといっても東海大浦安高(千葉)の初参戦。昨季全国三冠を達成し、今期も11月の朱雀杯、12月の松前旗、さらに年末の若潮杯とハイレベル大会を立て続けに制している同校がいかなる試合を見せるのか、関係者の注目はここに集まる。

この東海大浦安高の勝ち上がりを中心に、大会の様子をレポートしてみたい。

七人制、試合時間3分で行われた今大会の優勝候補はまず東海大浦安高、これに続くと目されるのが桐蔭学園高(神奈川)、昨年優勝の崇徳高(広島)。

東海大浦安高は今大会の課題を「(高校選手権のレギュラー)5人目の見極め」(竹内徹監督)と位置づけてこの大会に臨む。粟野孝平、山寺裕斗、そして73kg級の田島優人の候補者3人にこの課題を事前に伝え、指導陣も選手も気合は十分。負傷中の村田大祐は外したもののウルフアロン、前田宗哉、折原虹之介のレギュラー3枚を帯同し、勝負自体も譲る気配はまったくないようだ。

桐蔭学園高は藤井靖剛と根津信太の大砲2枚を欠く布陣。藤井は学校の授業中に手指を骨折、根津はひざの負傷とのことで、今大会はこの2枚以外の周辺戦力を鍛え上げることが目標となりそう。

崇徳高は高校選手権の4つ角シード候補に挙げられながら広島県予選でライバル近大福山高に屈し、全国大会進出はならず。今大会の勝利で意地を見せつけ、インターハイに向けていち早く始動したいところ。

大会はまず第1班から第6班までに分かれて4チームづつの予選リーグを実施、上位2校が決勝トーナメントを得る形。

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写真:豊栄の副将富樫匠が
崇徳・野々内悠真の片手背負投を返して
「技有」を獲得
【第1班】

崇徳高(広島)・豊栄高(新潟)・青森北高(青森)・盛岡中央高(岩手)

昨年優勝の崇徳高と、新潟県王者で今期充実が伝えられる豊栄高がともに全勝、最終戦で激突した。

崇徳高 ①-1 豊栄高
(先)田宮悠太×引分×山本健太
(次)サーワーワジャハット×引分×貫目純矢
(五)高橋慎×引分×長野享穂
(中)安井司×引分×谷口太三
(三)星野一輝×引分×三村暁之
(副)富樫匠○優勢[技有・隅落]△野々内悠真
(大)加藤辰弥△総合勝[隅落・指導3]○香川大吾

双方ともに選手の粒を揃えて勝負する型のチーム。持ち駒の質では崇徳が有利と思われたこの対戦だが、豊栄がふてぶてしく戦って善戦。崇徳が前衛に突っ込んだポイントゲッター貫目純矢にもエース格のサーワーワジャハットをぶつけて引き分け、中盤を過ぎてもスコアは0-0のまま動かず。

副将戦では豊栄・富樫巧が、野々内悠真が片手の右背負投を仕掛けたところを後ろに仰け反らせて返し、「技有」奪取でついに豊栄が1点をリード。

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写真:香川大吾が左内股で
加藤辰弥をたたき落とし「有効」奪取
大将戦で勝利するしかなくなった崇徳だが、香川大吾は落ち着いて試合を展開。加藤辰弥を果敢に攻めて、片襟を握った左内股で「有効」、「指導2」奪取と開始1分半で大きくリード。さらに残り39秒で手の詰まってきた加藤の左大腰を返して「技有」、さらに残り12秒で「指導3」奪取で勝負あり。崇徳が1位で決勝トーナメントへの勝ち抜けを決めた。

【第1班成績】
①崇徳高 3勝0敗 勝点10
②豊栄高 2勝1敗 勝点 8
③盛岡中央高 1勝2敗 勝点3
④青森北高 0勝3敗 勝点6

崇徳高 4-1 盛岡中央高
豊栄高 3-0 青森北高
崇徳高 5-1 青森北高
豊栄高 4-1 盛岡中央高
盛岡中央高 4-2 青森北高
崇徳高 ①-1 豊栄高

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写真:第2試合、東海大浦安の
五将・山寺裕斗は東北高の藤嶋尭海に
巴投「有効」で先制されるが払巻込
「技有」で逆転
【第2班】

東海大浦安高、東海大四高、東北高、福島県選抜

福島県選抜を7-0、東北高を6-0で沈めた東海大浦安は失点ゼロのまま最終戦の東海大四高戦に臨む。オーダーは初戦で起用した橘洋行を檜貝幹太に変えた第2戦と変わらず、村田1枚を除いて臨む今大会のベストメンバー。

一方の東海大四高は60kg級インターハイ2位の浅利昌哉をこの試合は下げて布陣。

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写真:東海大浦安・前田宗哉は
圧倒的に攻め込みながらも縄田一真の
裏投を食って意外な敗戦
東海大浦安高 2-1 東海大四高
(先)檜貝幹太○優勢[有効・背負投]△田中誠也
(次)山寺裕斗×引分×佐藤正章
(五)粟野孝平×引分×大島憂多
(中)田島優人×引分×森優希
(三)前田宗哉△裏投○縄田一真
(副)ウルフアロン○小外刈△壬生雄大
(大)折原虹之介×引分×堀川拓哉

三将戦で東海大浦安の核弾頭・前田宗哉が一本負けというアクシデント。90kg級北海道王者の縄田一真を相手に圧倒的に攻め込んでいたが、1分56秒に遠間から足を伸ばして強引に右大外刈を仕掛けたところを捕まえられ、裏投で振り回される。1回転して腹から落ちたようにも見えたが主審はしっかり見極めて「一本」を宣告。思わぬ敗戦でスコアは1-1、内容差でリードを許すこととなってしまった。

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写真:ウルフアロンが壬生雄大を
開始早々の小外刈「一本」に仕留めて
東海大浦安が逆転
一瞬緊張の走る展開ではあったが、続く副将戦は大黒柱のウルフアロンが開始早々の小外掛「一本」であっさり逆転。大将戦を引き分けで締め、東海大浦安が1位での予選リーグ勝ち抜けを決めた。

【第2班結果】
①東海大浦安高 3勝0敗
②東海大四高 2勝1敗
③東北高 1勝2敗
④福島県選抜 0勝3敗

東海大浦安高 7-0 福島県選抜
東海大四高 7-0 東北高
東海大浦安高 6-0 東北高
東海大四高 6-1 福島県選抜
東北高 2-0 福島県選抜
東海大浦安高 2-1 東海大四高

【第3班】

東海大五高(福岡)、旭川龍谷高(北海道)、田村高(福島) 日中青島友好柔道館(中国)

東海大五が1位で勝ち抜け。田村を2-1、旭川龍谷を3-2と勝負どころの2試合にいずれも競り勝って3戦全勝で予選リーグを突破した。

地元の雄・田村は旭川龍谷に3-0で完敗、前述の通り東海大五にも敗退して予選リーグ陥落という厳しい結果となった。1月末の東北大会決勝での代表戦負けをひきずったかいったいに気合が空回りの印象で、高校選手権に向けて改めて課題が浮き彫りとなる大会だった。

【第3班結果】
①東海大五高 3勝0敗 勝点11
②旭川龍谷高 2勝1敗 勝点12
③田村高 1勝2敗 勝点8
④日中青島友好柔道館 0勝3敗 勝点0

東海大五高 6-0 日中青島友好柔道館
旭川龍谷高 3-0 田村高
東海大五高 2-1 田村高
旭川龍谷高 7-0 日中青島友好柔道館
田村高 7-0 日中青島友好柔道館
東海大五高 3-2 旭川龍谷高

【第4班】

京都学園高、大垣日大高、石巻工高、秋田商高

秋田商高がノロウイルスに見舞われて欠場、急遽3チームで争われたこのブロックは京都学園が快勝。2戦で11勝を荒稼ぎし、余裕を持って1位通過を決めた。

【第4班結果】
①京都学園高 2勝0敗 勝点11
②大垣日大高 1勝1敗 勝点8
③石巻工高 0勝2敗 勝点1
④秋田商高 棄権

京都学園高 7-0 石巻工高
大垣日大高 6-1 石巻工高
京都学園高 4-2 大垣日大高

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写真:新田高のエース影浦心が
長村航太に圧力を掛ける
【第5班】

桐蔭学園高、新田高、山形工高、福島県南選抜

新田高 3-2 桐蔭学園高
(先)吉村豪△優勢[技有・体落]○奥山弘祐
(次)窪田将之×引分×荒巻泰蔵
(五)好永大輝○優勢[有効・背負投]△小原弘暉
(中)影浦心○優勢[有効・払腰]△長村航太
(三)藤岡将吾×引分×大塚翔悟
(副)寺田健人○反則△小原正大
(大)大下祐麻△袈裟固○八幡大輝

根津、藤井の2枚看板を欠きながら2連勝でリーグ最終戦までたどり着いた桐蔭学園だが、ここで新田に苦杯。新田の五将好永大輝と中堅に座ったエース影浦心にポイントを連取され、追撃を狙った終盤戦で大アクシデントに見舞われる。副将の五人制レギュラー小原正大が寺田健人を相手に頭突きを入れたとの判断で1分8秒、痛恨の反則負け。結果2-3でこの試合を落とし、予選リーグ2位で決勝トーナメントに進むこととなった。

【第5班結果】
①新田高 3勝0敗 勝点10
②桐蔭学園高 2勝1敗 勝点11
③山形工高 1勝2敗 勝点2
④福島県南選抜 0勝3敗 勝点1

桐蔭学園高 6-1 福島県南選抜
新田高 3-2 山形工高
桐蔭学園高 3-0 山形工高
新田高 4-0 福島県南選抜
新田高 3-2 桐蔭学園高

【第6班】

小杉高(富山)、前橋育英高(群馬)、東海大山形高(山形)、好間高(福島)

小杉、前橋育英、東海大山形という3つの好チームによるマッチレースを制したのは小杉高。東海大山形を3-2、前橋育英を2-1とともに接戦の末に退けて堂々の1位通過を決めた。

前評判の高かった東海大山形は予選リーグで陥落。もともと東北地区の高校柔道のレベル浮揚を狙って設立されたこの大会だが、今回は東北王者の東海大山形、同2位の田村が揃って予選リーグ敗退と非常に厳しい結果となってしまった。

【第6班結果】
①小杉高 3勝0敗 勝点11
②前橋育英高 2勝1敗 勝点8
③東海大山形高 1勝2敗 勝点4
④好間高 0勝3敗 勝点0

小杉高 6-0 好間高
前橋育英高 3-2 東海大山形高
小杉高 3-2 東海大山形高
前橋育英高 5-2 好間高
小杉高 2-1 前橋育英高

決勝トーナメント1回戦

13miharu_1_1.jpg
写真:東海大浦安・山寺裕斗が
右一本背負投で一本勝ち
東海大浦安高 5-0 前橋育英高
(先)田島優人○優勢[指導3]△綿貫将也
(次)山寺裕斗○一本背負投△佐々木正太郎
(五)粟野孝平○崩上四方固△中山拓哉
(中)檜貝幹太×引分×木村隼人
(三)前田宗哉×引分×佐藤圭将
(副)ウルフアロン○隅返△松倉海斗
(大)折原虹之介○不戦

前橋育英は大将の群馬県無差別王者・岡村力也を負傷のため下げ、大将のポジションに選手を補充しないまま6人で布陣。

一方の東海大浦安はこの試合も前4枚をテスト中のレギュラー候補、後ろ3枚をウルフ、前田、折原のレギュラーで固めるという布陣を継続。

試合は先鋒の田島優人が同じ軽中量級選手の綿貫将也を相手に組み手で優位を取り「指導3」を奪って優勢勝ち。さらに次鋒戦の序盤で山寺裕斗が佐々木正太郎を相手に左払巻込をめくり返され「有効」失陥と緊張感漂う立ち上がり。しかしここは奮起した山寺が左払巻込「有効」、さらに残り34秒に右一本背負投で「一本」を奪って逆転勝ち、試合の流れは浦安優位で落ち着きはじめる。

中堅戦、三将戦も引き分け。副将戦はエースのウルフアロンが松倉海斗から1分3秒、隅返で「一本」を奪ってチームの勝利決定。大将戦は不戦勝で、通算スコア5-0でベスト8進出を決めた。

緊迫している時間帯はかなり長かったが、結果的には着実に加点した東海大浦安の大勝。ただし不安材料がまったくないわけではなく、三将戦では前田宗哉が群馬県90kg級王者の佐藤圭将を相手に慎重な試合振りで引き分けるという意外な結果もあった。前戦で返し技を食った影響か、結果自体はともかく強気が売りの前田らしくないなんともおとなしい内容。準々決勝以降に向けて一抹課題を残す試合だった。

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写真:豊栄のサーワーワジャハットが
東海大四の縄田一真を相手に
隅返を狙う
桐蔭学園は5-1で大垣日大に快勝。
豊栄は予選リーグで東海大浦安と接戦を演じた東海大四を相手に4点を奪う猛攻でベスト8進出決定。

新田高は旭川龍谷と2-2のまま本戦終了、代表戦で影浦心が浦川龍弥を相手に得意の小外刈を決めて豪快な一本勝ち、ベスト8に名乗りを挙げた。

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写真:新田・影浦心が代表戦で
浦川龍弥に一本勝ち
【決勝トーナメント1回戦結果】
東海大浦安高 5-0 前橋育英高
桐蔭学園高 5-1 大垣日大高
豊栄高 4-1 東海大四高
新田高 ②代-2 旭川龍谷高


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