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グランドスラム・パリ第1日各階級ひとこと展望

(2013年2月9日)


※eJudo携帯版「e柔道」2月9日掲載記事より転載・編集しています。

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グランドスラムパリ・第1日各階級ひとこと展望

→各階級組み合わせ

第1シードは実力十分の高藤、問われる新ルールへの対応ぶり
60kg級


【日本人出場選手】

高藤直寿(東海大1年)

第1シードは高藤。第2シードがシュクバニ(グルジア)、続いて第3シードが五輪3位のキタダイ(ブラジル)、第4シードはムドラノフ(ロシア)。シード以下の中堅選手が逆側の山に詰まったこともあり、面子からして高藤の頂点到達は現実的。準々決勝のキム・ウォンジン(韓国)戦が最初の山場、準決勝はムドラノフとパピナシビリ(グルジア)の勝者でここが最大の勝負どころになるだろう。

グランドスラム東京で優勝したばかりの高藤、前述の通り実力は十分。足取り禁止の新ルールにしっかり対応できるかどうかが、ある意味勝ち負けを超えた最大の焦点だ。

優勝候補は森下。準決勝の日本人対決とソビロフの出来に注目
66kg級


【日本人出場選手】

森下純平(天理大4年)
高上智史(日本体育大3年)

第1シードが森下、続いてランキング4位のチョジュンホ(韓国)、6位のラロス(フランス)、高上。
階級全体が混戦ということもあるが、このメンバーを見て分かるとおりメダルクラスの選手の出場は少なく優勝候補は間違いなく森下。

最大の不確定要素はチョ・ジュンホの山に配された60kg級世界王者ソビロフ(ウズベキスタン)。転向1戦目のグランドスラム東京ではまだアジャスト仕切れていない印象だったがどこまで修正してくるか。2回戦でカリモフ、3回戦でドラガン(フランス)、準々決勝でチョジュンホとなかなか厳しい組み合わせ。

森下の山ではプルヤエフ(ロシア)とダバドルジ(モンゴル)が初戦でぶつかり、おそらくこの勝者と準々決勝。高上の山の強敵は準々決勝のファルモノフ(ウズベキスタン)くらいで、ベスト4での日本人対決は現実的だ。

強豪集結も最注目は大野。新ルール追い風に一気の抜け出しなるか。
73kg級


【日本人出場選手】

大野将平(天理大3年)

第1シードにエルモント(オランダ)、続いてレグラン(フランス)、ファンティシェル(ベルギー)、ジュラコビロフ(ウズベキスタン)と配され、復活を期すバンギーマン(韓国)、ミクロス・ウングバリ(ハンバリー)、66kg級世界王者ハッシュバータル・ツァガンバータル(モンゴル)、コトゾコフ(ロシア)、それにグランドスラム東京王者の大野とメンバーが揃いレベルの高いトーナメント。

とはいえ階級の焦点は「組んで投げ合う」新ルールのもと、グランドスラム東京で豪快な投技を連発し、明らかに新ルールに向いた質の柔道スタイルであることを知らしめたばかりの大野がどんな試合をするかだろう。おそらく各国もここにはかなり注目してくるはず。

大野はヨーロッパ勢ではもっとも実力が高いと目されるファンティシェルの山に入り、準々決勝で対戦が見込まれる。ここを突破すると最大の山場、レグラン、ツァガンバータル、コドゾコフの勝者と対戦する準決勝が待っている。

栄光知ったメネゼスと挫折から復活の浅見が一騎打ち
48kg級


【日本人出場選手】

浅見八瑠奈(コマツ)

第1シードがロンドン五輪王者のメネゼス(ブラジル)、第2シードが浅見という豪華メンバー。以下ロッセネウ(ベルギー)、メストレ・アルバレス(キューバ)というシード順。

メネゼスの山にはペイエット(フランス)、メストレの山にはムンクバット(モンゴル)がいるが、第4シードまででベスト4進出が揺れるのはメストレくらい。決勝は間違いなくメネゼスと浅見だろう。
浅見は過去メネゼスに全勝だが、世界ジュニア以降停滞せずに毎年地力を上げ、かつ五輪王者という頂に到達するという経験値を得たメネゼスが現時点どこまでやるか。注目対決だ。

新ルール下、「しょっぱい」試合が身上のベルモイの出来に注目
52kg級


【日本人出場選手】

橋本優貴(コマツ)
宮川拓美(コマツ)

シード順はベルモイ(キューバ)、橋本、ヘイレン(ベルギー)、ケルメンディ(コソボ)。橋本の山にはローラ・ゴメス(スペイン)、ヘイレンの山にはアンドレア・チツ(ルーマニア)がおり五輪明けとしてはレベルが高いメンバー。

橋本は準々決勝のゴメス戦が最初の山場。
宮川は1回戦でボンナ(フランス)、3回戦(準々決勝)はベルモイと非常に厳しい組み合わせ。得意の寝技でムラ気のベルモイを潰していきたい。

そして階級全体の焦点は、切る、潰れる、下がるという「死んだフリ」攻防の中から一発を狙うスタイルのベルモイが新ルール下でどんな柔道を繰り広げるか。キューバ勢はベルギー国際に五輪超級王者のオルティスが参加するなどヨーロッパ行脚中でいつになく勤勉だ。新スタイルを模索しているのか、それとも得意の「巡業」か。ベルモイの出来でその戦略が見えてくる。

戦術性高いパヴィアのモデルチェンジに注目、
宇高と山本は投げ技の切れを生かせるか
57kg級


【日本人出場選手】

山本杏(桐蔭学園高校3年)
宇高菜絵(コマツ)

第1シードはパヴィア(フランス)、第2シード山本、第3シードはモンテイロ(ポルトガル)、第4シードがドルジスレン(モンゴル)。ドスジスレンの山に宇高、山本の山にクアドロス(ブラジル)、モンテイロの山にフィルツモザー(オーストリア)がおり、これは非常にレベルの高いトーナメント。周辺勢力は薄いがトップ選手を見る限り松本抜きの準世界選手権と言って良い。注目階級だ。

第1シードのパヴィアはケンカ四つクロス組み手(引き手で相手の釣り手の袖を持つ)からの内股掛け潰れ、下がりながらの場外際の技を繰り出す戦術的ファイターだが、そのスタイルのいずれも、繰り返すのであれば今大会からは明確な反則。上位対戦では割り切ってこのスタイルに徹してきたパヴィアがどんな柔道を見せるかにまず注視したい。準決勝は投技の切れる、典型的「組めれば強い」タイプの宇高。好取り組みだ。

山本は準決勝のモンテイロ戦が最大の勝負どころ。ここを突破して優勝するようだともはや敵は松本薫のみ。世界選手権制覇を次のステップに見据える山本の現在位置が測られる。

トップ選手揃う過酷な階級、真っ向勝負強いられる日本勢の出来に期待
63kg級


【日本人出場選手】

阿部香菜(三井住友海上)
田中美衣(了徳寺学園職)

第1シードがエマヌ(フランス)、第2シード田中、第3シードがジョンダウン(韓国)、第4シードがゲルビ(イスラエル)。ファンエムデン(オランダ)に阿部、アグベニュー(フランス)、57kg級もと世界王者のリボー(フランス)というニューカマーも加えてメンバー充実、極めてハイレベルなトーナメント。勝利の難易度は世界選手権クラスと言っていいはずだ。

投げ技の切れる阿部は新ルール下で非常に楽しみ、と言いたいところだがこのクラスの海外勢はパワーファイターがひしめいており、上野順恵をはじめとする日本勢はどちらかというと凌ぎながら戦ってきた。苦戦となるのか、それとも技の切れでこれを打開する、かつての日本のような王道スタイルを切り開く端緒が見つかるか注目したい。

寝技ファイターの田中は第2シードながらアグベニューと同居という過酷な配置。

準決勝はエマヌ(ファンエムデン)-ゲルビ(リボー)、アグベニュー(田中)-阿部(ジョンダウン)という顔合わせ予想。事前予想が難しい過酷な階級だ。


※eJudo携帯版「e柔道」2月9日掲載記事より転載・編集しています。

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