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【eJudo's EYE】いよいよ組み合わせ抽選、今年もeJudo版「高校選手権シード校」発表

(2013年2月8日)


※eJudo携帯版「e柔道」2月7日掲載記事より転載・編集しています。

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【eJudo's EYE】いよいよ組み合わせ抽選、今年もeJudo版「高校選手権シード校」発表

3月19日~20日に日本武道館で行われる全国高等学校柔道選手権大会、各都道府県大会は2日の熊本県予選ですべて終了。いよいよあす8日には東京・講道館で運命の組み合わせ抽選会が行われる。

この大会は主催者が各校の戦力を細かく分析の上、ベスト8位置までのシード校を決めることが慣例。率直な戦力評価が乗ってくるこの大会のシード順は高校柔道のファン、そして関係者の注目の的となっている。

そんな中、eJudoでは昨年、敢えて組み合わせ抽選直前のこのタイミングで、ファンの視点に寄ったeJudo版「高校選手権シード校予想」を発表、おかげさまで好評を頂いた。
そのユーザーの後押しに調子に乗らせて頂き、今年度もこの企画を実施してみたいと思う。高校柔道のプロフェッショナルが揃う主催者の見識と情報の精度にはまったく及ばないが、冬の取材の成果を生かしてシード8校のピックアップを試みたい。

実際のシード校はブロック優勝校が優先される傾向があるが、これも昨年同様ファンの視点から敢えてその枠を外して考えてみる。

■女子

[第1~第4シード]

①松商学園高(長野)
②敬愛高(福岡)
③新田高(愛媛)、埼玉栄高(埼玉)

[第5~第8シード]

阿蘇中央高(熊本)、東大阪敬愛高(大阪)、大成高(愛知)、沖縄尚学高(沖縄)

体重無差別でチーム全体の戦力を考えた場合に、頭ひとつ抜けた力を持つのは敬愛高。岡史生に堀歩未、山口凌歌と並べた重量選手を中心にアクセントとして57kg級高校選手権2位の芳田司がおり、破壊力、厚みともに十分。前評判は圧倒的と呼んでよいだろう。
ただしポジション別に体重制限のある高校選手権レギュレーション(52kg級・63kg級・無差別)では重量級から繰り出せるカードが無差別の1枠のみ。63kg級枠には芳田、52kg級枠には鷲崎風歌が入ると目されるが準決勝、決勝といった個人戦優勝クラスの軽量級が配されてくるところにくると、チーム全体の戦力像に比例した破壊力を望むのは難しい。柔道の質を考えても、敬愛がもっともその力を発揮できるのは夏の金鷲旗大会と考えるべきだろう。

例年女子の上位シード校が、ポジションごとの対戦相性というような細かいところまで明らかに考慮に入れた「通好み」の選択をされていることにも鑑み、ここは昨年に続き、松商学園高を第1シードに推しておきたい。63kg級グランドスラム王者の津金恵という大駒を持つだけでなく、重量選手に強い出口クリスタが冬季は好調。若潮杯では全中王者の安沙好(埼玉栄高)にいずれも「一本」で2連勝を飾っており、中量級、重量級いずれのポイントゲッタークラスと対戦しても十分得点の計算が立つ。先鋒武居沙知も関係者の評価は上昇中。対抗馬の敬愛は強さの反面粗さを持つチームでもあり、組み手の緻密な松商学園はこの点相性も悪くないと見る。

以降は混戦。2年生世代に絶対のエースを抱えるチームは少なく、優勝候補となるはずだった渋谷教育学園渋谷高、上位候補の帝京高がいずれも東京予選で陥落、非常に選択の難しいところとなっている。おそらく主催者も今年は相当に頭を悩ますはずだ。

その中から四つ角のシード残り2つには埼玉栄高新田高を挙げることとした。

埼玉栄は中堅に全中王者安、大将に金鷲旗・インターハイで大活躍した桒原佑佳を置く。夏に78kg級の選手として一旦仕上がっていた桒原はこの大会にフォーカスして15kg以上増量。冬の時点ではスケールアップした体にまだ柔道がついていっていない印象だったが、昨年見事高校選手権タイトルをさらったチーム作りのうまさを勘案すると、本戦は相当やると見るべきだろう。

新田高は全日本カデ70kg超級王者、全日本ジュニア3位の月波光貴穂を擁する。軽量、中量級選手の仕上げの確かさには定評があり、混戦模様の今大会では数少ない安定株。

ベスト8シードは阿蘇中央高東大阪敬愛高大成高沖縄尚学高を推しておく。

阿蘇中央高はインターハイで優勝の因となった土井雅子が残り、無差別枠にも上村綾香という計算の立つ駒が座る。上位対戦で勝ちまくるという攻撃型のチームではないが、戦力は確かだ。

東大阪敬愛高は1年生の池絵梨奈と米沢夏帆の全中王者コンビが復調気配、今大会はシードが妥当。

残りの2枠が難しい。大成高は爆発力にやや欠けるところがあり、おそらく当落線上だが実績からも地区的なバランスからも選びやすいはず。

若潮杯3位で東北チャンピオンの東北高(宮城)もシードに入るだけの力を持っており、激戦区東京を勝ち上がった修徳高という存在もある。非常に悩ましいところだが、最後の1枠には沖縄尚学高が入る可能性が高いのではないか。
同校は九州新人大会の決勝で敬愛と0-1の接戦を演じている。九州から3校は非現実的かも知れないが、今期の敬愛のチーム力の圧倒的前評判と、女子柔道では「本場」と呼ぶべきレベルになっている九州地区での実績であることからこれは高く買われるべき。沖縄尚学・新垣さつきと東北・岩佐遥の無差別枠ポイントゲッター比較という観点からもここは沖縄尚学がややリード゙か。 無差別枠に重量選手を置けない小型チームの修徳は評価されにくいと思うが、大成、沖縄尚学、東北の3校の中から2つがシードとして引き上げられるところまでは確実に近く、大成、沖縄尚学の2校がピックアップされると予想しておきたい。 山中満紀を擁する大垣日大高(岐阜)は重量の枚数と大成がピックアップされるであろう地域性、女良いこまを擁する八千代高(千葉)は枚数の評価で次点グループの評価になる可能性が高いと見る。

■男子

[第1~第4シード]

①東海大浦安高(千葉)
②国士舘高(東京)
③桐蔭学園高(神奈川)、東海大相模高(神奈川)

[第5~第8シード]

日体荏原高(東京)、大成高(愛知)、天理高(奈良)、四日市中央工高(三重)

第1シードは東海大浦安高で今年は間違いないだろう。昨年は高校3冠を達成、今年のチームは昨年とは性格が異なりやや小粒だが、絶対のポイントゲッターウルフアロンを軸に前田宗哉、1年生の村田大祐と攻撃カード3枚は強力。朱雀杯、松前旗、若潮杯と出場したハイレベル大会をすべて優勝してきており、昨年実績、今年度実績と積み上げた上での第1シードピックアップに異論を唱えるものはいないだろう。

第2シードは松尾杯優勝、若潮杯準優勝の国士舘高。2年生世代は江畑丈夫、田崎健祐、磯田範仁の「三銃士」を擁して中学柔道界のタイトルを総ナメした世代。ひところ元気のなかった江畑が復調気配、4番手には吉良儀城が固定され、懸念の5番手も第一候補の森翔平を中心に底上げが著しい。戦力的には第3シードと差のつけにくいという見方もできるが、「名前」と冬季招待試合シリーズの順位を考えれば第2シードは間違いない。

第3シードは神奈川県大会で、全国優勝候補の東海大相模高を下した桐蔭学園高。根津信太、藤井靖剛の重量級2枚は強力。ポイントゲッターが負傷がちという昨年来の業病は続いているが、最重要大会の神奈川予選を勝ったことで四つ角シードは確実となった。余裕を持って選手権まで調整したいところだ。

四つ角のもう1枠が非常に悩ましい。本来であれば若潮杯3位で東海大相模高と引き分け、東海大浦安高と代表戦を戦った崇徳高(広島)が入ってくるはずだが、同校は広島県予選で宿敵近大福山高に敗退、一気にこの枠が見えなくなってしまった。

ベスト8シード候補はどこも戦力肉薄、12~3チームが当落線上にひしめいている。この中で四つ角に引き上げやすいチームは戦力的には東海大相模高、実績的にはインターハイ2位の日体荏原高だが、どちらも同じ地区からすでに四つ角シードに1校が配されておりさすがに非現実的。とはいえ、ブロック優勝という要素を廃して考えた場合、以降のチームはあまりに接戦過ぎて決定打を欠く。ここは2校を比較の上で、東海大相模高の戦力の厚みを買い同校を「4つ角」に挙げておきたい。

ベスト8シードには日体荏原高大成高天理高四日市中央工高を推しておく。

日体荏原高は戦力バランスに凹凸があるが、村山辰巳と岡田大希の軽中量2枚の攻撃力が高く評価されている。

大成高は2年生が全中3位世代。ノロウイルス蔓延のため若潮杯を欠場、新チームはまだメジャー大会でのお披露目が済んでいない状況だが、名垣浦佑太郎を中心に戦い方の計算が立つチーム。

天理高は高校選手権とインターハイで3位に入賞した前代チームから比べると明らかに小粒だが、ポイントゲッター西尾徹の攻撃力は上位対戦でも十分計算が立つ。昨年1月から3月までに地力をいや増したという、チームとしての経験値にも期待。

四日市中央工高も小粒なチームで、東海地区から大成をピックアップすることになるとシード入りは難しい状況だが、松尾杯で作陽高(岡山)、日本学園高(東京)、修徳高(東京)と強豪に競り勝って3位入賞を果たした実績とチームとしてのまとまりを買う。菅野春輝、木戸清孝、下田将大と駒も揃ってきた。昨年ベスト8入りを経験したゆえか、チーム全体に小柄さに似合わぬ自らに対する課題設定の高さ、勝利に対する貪欲さがあり面白いチームだ。

とここまで8チームを挙げたが、前述の通り8シード入りには候補校がひしめいている。

東海大仰星高(大阪)はポイントゲッターの村井慎太郎が若潮杯でやや精彩を欠いたが、整った戦力と大駒村井の力でシード入りは当然との見方もある。

田村高(福島)もスケール感のあるチーム。ただし東北大会決勝で東海大山形高(山形)に代表戦で屈してタイトルを取り逃し、その東海大山形優勝の立役者である大物選手、81kg級東北王者の佐藤祐樹が冬季招待試合シリーズでは強豪地区の各校に完封されてチームが上位進出に至っていないというところから、東北地区のチームは実力に比して評価は厳しいものになっているはずだ。

豊栄高(新潟)もサーワーワジャハットら好選手が粒揃いで田村と並ぶ地方からの躍進候補。核になる選手が1人出てくればベスト8に食い込む力があると見てよいだろう。

大物を押し立てる型のチームでは佐藤和哉を擁する静岡学園高(静岡)も面白い。

九州は新人大会優勝の長崎南山高(長崎)が代表権を逃し、若潮杯に唯一参加の東海大第五高(福岡)は全敗で予選リーグ敗退と地区全体の評価は低いが、福岡代表の大牟田高、沖縄代表の沖縄尚学高はシードに絡んでくる可能性がある。

1年生中心といわれながらも作陽高(岡山)の評価も高く、崇徳を倒した近大福山高も若潮杯では予選リーグ落ちながら天理に2-3と接戦を繰り広げた好チーム。どちらかが入ってくる可能性もある。関東では前橋育英高(群馬)の戦闘力が高い。

いずれ、8シード候補は挙げればキリがないほどで今年度は大接戦。選者に「玄人」を揃え、3大大会中もっとも色気のある戦力評価でシードを決めてくるこの高校選手権、主催者がどうこの混戦を捌くか、大いに注目したい。

文責:古田英毅



※eJudo携帯版「e柔道」2月7日掲載記事より転載・編集しています。

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