PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

【ROAD TO 高校選手権】若潮杯争奪武道大会・女子マッチレポート

(2013年1月20日)


※eJudo携帯版「e柔道」1月4日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


若潮杯争奪武道大会・女子マッチレポート
1/2


予選リーグ

12wakashio_w1-1.jpg
写真:開会式。敬愛高は2連覇を狙う
第29回若潮杯争奪武道大会、女子の部は男子と同日、12月27日に国際武道大学第1体育館で全国の強豪16校が招待されて行われた。

ポジション別に体重制限のある高校選手権とは異なり体重無差別、また出場校も高校女子の勢力分布を網羅する形とはなっていないが、それでも全国大会を前にした新チームの招待試合としてはこの大会が間違いなく最高レベルの戦い。
優勝候補は圧倒的戦力を誇る敬愛高(福岡)。ほか、注目されるのはグランドスラム東京63kg級で高校2年生で優勝という快挙を成し遂げたばかりの津金恵、11年インターハイ王者出口クリスタと昨夏のインターハイ3位チームから2人の選手が残った松商学園高(長野)、戦闘力のある選手をそろえた帝京高(東京)、インターハイ78kg超級2位で皇后盃出場歴のある滝川真央を擁する富士市立高(静岡)、安沙好をはじめ高校選手権レギュレーションの各ポジションにレベルの高い選手を配する埼玉栄高(埼玉)など。

大会は男子同様、まず4ブロックに分かれての予選リーグが行われ、それぞれの上位2チームが決勝トーナメントに進出するという形式で行われた。それぞれのリーグの勝ち上がりを簡単に追ってみたい。

【予選Aブロック】
敬愛高(福岡) 3勝0敗
帝京高(東京) 2勝1敗
③水戸葵陵高(茨城) 1勝2敗
④益田東高(島根) 0勝3敗

第1試合でいきなり敬愛-帝京という山場の対決が現出。

敬愛高 2-0 帝京高
(先)堀歩未○内股△西尾直子
(中)岡史生○優勢[技有・内股]△橋本舞香
(大)山口凌歌×引分×森田智子

敬愛は先鋒の78kg級の強者・堀歩未がインターハイ57kg級2位の西尾直子を内股で一蹴。これで様相が決まり、中堅岡史生の優勢勝ちで試合の勝利を決めると、大将戦は11年全国中学大会70kg超級王者の山口凌歌が12年全日本カデ70kg級王者の森田智子としっかり引き分けて無失点で試合を終了。大一番を2-0という完璧なスコアで勝ち切った。
同ブロックに配された水戸葵陵高(茨城)、益田東高(島根)にこのチームに対抗する戦闘力はなく、勝ち抜け順位はこの試合で決定。1位敬愛、2位帝京という順位で決勝トーナメント進出の2校が決まった。

[Aブロック結果]
敬愛高 2-0 帝京高
水戸葵陵高 2-1 益田東高
敬愛高 3-0 益田東高
帝京高 3-0 水戸葵陵高
敬愛高 3-0 水戸葵陵高
帝京高 2-0 益田東高

【予選Bブロック】
東北高(宮城) 2勝1分 ※得点4
富士市立高(静岡) 2勝1分 ※得点3
③土浦日大高(茨城) 1勝2敗
④國學院栃木高(栃木) 0勝3敗

富士市立高と東北高がぶつかった第4試合は0-0のまま試合終了。大将戦で富士市立の絶対のエース・滝川真央と東北の岩佐遥が引き分けを演じ、最後までスコアに差がつかなかった。岩佐は夏のインターハイ78kg超級2回戦で滝川と対戦がありこの時は「有効」で敗れているが、その経験を生かした形。

全6戦終了の結果、東北が総得点の差で1位勝ち抜けを決めた。

[Bブロック結果]
富士市立高 2-0 國學院栃木高
東北高 2-0 土浦日大高
土浦日大高 3-0 國學院栃木高
富士市立高 0-0 東北高
東北高 2-0 國學院栃木高
富士市立高 1-0 土浦日大高

12wakashio_w1-2.jpg
写真:埼玉栄の大将・桒原佑佳が
千葉明徳・山口実穂を攻める
【予選Cブロック】
埼玉栄高(埼玉) 3勝0敗
大垣日大高(岐阜) 1勝1敗1分
③千葉明徳高(千葉) 1勝2敗
④東海大第四高(北海道) 0勝2杯1分

埼玉栄高が順当に1位勝ち抜け。先鋒に関東大会57kg級王者丸山ちひろ、中堅に63kg級の強者安沙好、大将には95kgに増量してスケールアップした桒原佑佳を置く完全に高校選手権を意識したオーダーで臨み、第4試合では最大のライバルと目された大垣日大高に1-0で勝利。この試合は大垣日大のエース、78kg級インターハイ2位の山中満紀を安が大内刈「一本」で下す快勝だった。
埼玉栄は直後に行われた東海大第四高戦はオーダーを入れ替えて臨んで1-1の内容勝ちという接戦を演じたが、大枠大過なし。3戦全勝で決勝トーナメント進出を決めた。 前日の水田杯で2位と快進撃を演じた千葉明徳高は埼玉栄に0-3、大垣日大に0-2と大差で敗北。両校がそのレベルの高さを見せ付ける結果となった。

[Cブロック結果]
大垣日大高 1-1 東海大第四高
埼玉栄高 3-0 千葉明徳高
千葉明徳高 1-0 東海大第四高
埼玉栄高 1-0 大垣日大高
埼玉栄高 ①-1 東海大第四高
大垣日大高 2-0 千葉明徳高

12wakashio_w1-3.jpg
写真:最終戦、松商学園の
中堅出口クリスタが作新学院・尾島美穂に
横四方固で一本勝ち
【予選Dブロック】
八千代高(千葉) 2勝1分
松商学園高(長野) 2勝1敗
③横須賀学院高(神奈川) 1勝1敗1分
④作新学院高(栃木) 0勝3敗

津金、出口の2枚を揃えた松商学園高が地元・千葉の強豪八千代高に苦杯。

八千代高 2-0 松商学園高
(先)高木茜○払腰△武居沙知
(中)宮内未希×引分×出口クリスタ
(大)津金恵○優勢[技有・内股]△女良いこま

八千代高は先鋒高木が73kg、中堅宮内が82kg、大将女良が86kgという大型チーム。盤面配置から得点必須位置となった先鋒戦で170cmの長身高木が52kg級の武居から内股「一本」奪取でミッション達成。中堅宮内が出口と引き分け、大将の女良は津金の猛攻を内股「技有」に留めて終了ブザーを聞く。1-1の内容差で八千代が番狂わせ達成。この1勝が大きく効いて1位勝ち抜けを決めた。

松商学園はこの試合以後、津金を下げて布陣。57kg級の熊谷日加里を投入し、最終戦の作新学院高戦を武居、出口の連続一本勝ちで2-0で制して決勝トーナメント進出決定。

[Dブロック結果]
松商学園高 3-0 横須賀学院高
八千代高 3-0 作新学院高
横須賀学院高 3-0 作新学院
八千代高 ①-1 松商学園高
横須賀学院高 1-1 八千代高
松商学園高 2-0 作新学院高

結果、決勝トーナメント1回戦の顔合わせは、

敬愛高(A1) - 富士市立高(B2)
埼玉栄高(C1) - 松商学園高(D2)
八千代高(D1) - 帝京高(A2)
東北高(B1) - 大垣日大高(C2)

の4試合となった。

準々決勝

12wakashio_w1-4.jpg
写真:富士市立・滝川真央が
一矢を報いんと敬愛・山口凌歌
に飛び掛る
敬愛高 2-1 富士市立高
(先)堀歩未○小外刈△佐藤和世
(中)岡史生○内股△村山かなみ
(大)山口凌歌△大外刈○滝川真央

敬愛は先鋒堀歩未、中堅岡史生が貫禄の連続一本勝ち。富士市立の大駒・滝川真央が登場する前の2戦であっという間に勝負を決めた。
敬愛は滝川が待つ大将ポジションには11年全国中学大会70kg級王者の山口凌歌を投入。しかしこの試合は滝川が右大外刈で豪快に刈り落として一本勝ち。滝川がさすがの破壊力で一矢を報いた格好で、累計スコアは2-1。敬愛がベスト4の畳へと駒を進めた。

12wakashio_w1-5.jpg
写真:出口の右大外刈「一本」
松商学園高 ①-1 埼玉栄高
(先)武居沙知×引分×丸山ちひろ
(中)出口クリスタ○大外刈△安沙好
(大)熊谷日加里△合技○桒原佑佳
(代)出口クリスタ○大外刈△安沙好

準々決勝4試合の中でおそらくもっとも注目を集めたのがこのカード。
わけても出口クリスタと安沙好という好選手2人がマッチアップする中堅戦は見逃せない好取り組みだ。
先鋒戦の引き分けを受けたこの試合は出口が先手を打って攻め込み、釣り手で片襟を差した右背負投で「有効」奪取。

ビハインドの安が前に出てきたところに右大外刈を引っ掛け、足を捕まえたまま先に頭を突っ込んで刈り切り「一本」。完璧な試合で松商学園が一点先制。

12wakashio_w1-6.jpg
写真:桒原の一本勝ちで試合はタイスコア
後のなくなった埼玉栄だが、大将の桒原佑佳は落ち着いた試合振り。1分30秒に右払巻込「技有」を奪うとそのまま後袈裟固に固めて一本勝ち。スコアを1-1のタイに戻し、勝負は代表者1名による決定戦に縺れ込んだ。

松商学園は出口を投入、埼玉栄はこれを受けて立ち、超級選手の桒原ではなく再び安を畳に送り込む。
自らの頬を1度叩いて気合を入れた出口、序盤の絞りあいを経て右大外刈に右内股で攻めて攻勢。安は1分を過ぎたところから得意の組み際の右大内刈、右大外刈で攻め返す。 1分50秒、安が右大外刈を試みるが、これを引っ掛け返した出口、体を捨てながら高く足を刈り上げて安を抜き上げ、再び「一本」。

出口、強敵安から2連勝で松商学園がベスト4進出を決めた。

12wakashio_w1-7.jpg
写真:商瑠羽が八千代の
エース・女良いこまから横四方固で一本勝ち
帝京高 2-0 八千代高
(先)西尾直子×引分×高木茜
(中)橋本舞香○優勢[有効・背負投]△宮内未希
(大)商瑠羽○横四方固△女良いこま

この試合は帝京の完勝。中堅橋本の優勢勝ちで先制すると、大将の商が八千代のエース女良から横四方固で一本勝ち。2-0とまったく隙を見せずにベスト4進出を決めた。

東北高 ①-1 大垣日大高
(先)市川香代子○優勢[有効・大内刈]△廣木あすか
(中)森麗菜△優勢[指導2]○山中満紀
(大)岩佐遥×引分×宮部真有
(代)岩佐遥○大外刈△山中満紀

1-1で本戦3試合が終了、東北高・岩佐に大垣日大高・山中というエース同士による大将戦に勝負が委ねられたが、ここは体格に勝る岩佐が大外刈「一本」で快勝。東北高が見事ベスト4進出を決めた。

この結果、準決勝の顔合わせは、

敬愛高 - 松商学園高
帝京高 - 東北高
の2カードとなった。


次へ



※eJudo携帯版「e柔道」1月4日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る


supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.