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日整全国少年柔道大会レポート

(2012年11月10日)


※eJudo携帯版「e柔道」10月26日掲載記事より転載・編集しています。

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日整全国少年柔道大会レポート
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写真:3連覇を狙う
神奈川・賀持喜道主将による選手宣誓
5人制団体戦の都道府県代表(4・5・5・6・6)で少年柔道日本一を競う平成24年度日整全国少年柔道大会は8日、講道館大道場で全国から48チームが集って開催された。

優勝候補は史上初の3連覇を狙う神奈川、昨年2位で戦力充実の茨城、大型選手を揃える大阪、春日柔道クラブ単独チームながら隙のない東京A、奈良、福岡、青森などで今年は混戦。

1回戦~3回戦

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写真:福岡の先鋒飯田健介が
鋭い小内刈で「有効」を奪う
2回戦に注目対決が2つ。3連覇を狙う神奈川が福岡の挑戦を受けた一戦、そして東京Aと大阪の優勝候補同士が戦った大一番だ。

神奈川 ①-1 福岡
(先)工藤海人△優勢[有効・小内刈]○飯田健介
(次)佐藤涼火×引分×近藤那生樹
(中)秦七伎×引分×中野智博
(副)服部竜也×引分×水上世嵐
(大)賀持喜道○優勢[指導3]△飯田竜生

この試合が初試合の神奈川に対し、福岡の先鋒飯田健介がいきなり噛み付く。まだ試合が落ち着かない開始33秒に引き出しながらの右小内刈で工藤海人から「有効」奪取、そのまま優勢勝ちで福岡が1点先制。
追いかけたい神奈川だが次鋒の佐藤涼火は失点で試合を壊すことを怖れたか明らかに慎重過ぎる試合運び。攻め込んでくる近藤那生樹の気迫の前に掛け潰れが増え、得点の予感漂わないまま引き分け。これで試合全体の流れは確定してしまい、中堅戦、副将戦も引き分け。福岡1点リードのまま試合の行方は大将戦へ。

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写真:神奈川の大将・賀持が
落ち着いた攻めで「指導3」まで奪う
最低でも「有効」以上が至上命題の神奈川だが、ここで百戦錬磨の賀持喜道が手堅い試合を見せる。わずか2分しかない中で開始からラッシュ、支釣込足で崩しまくっては左内股、左大内刈と飯田竜生に攻撃の暇を与えず圧倒。「指導3」まで得ての優勢勝ちとしっかり仕事を果たして勝利、1-1の内容差で神奈川が3回戦進出を決めた。

「最初が福岡ということで選手が固くなっていた」(朝飛大・神奈川監督)とのことで、明らかにまずい出だし、試合を落としてもおかしくない展開に陥った神奈川だがさすがはチャンピオンチーム、大将・賀持の冷静さで逆転してしっかり結果は残したという形の一戦だった。

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写真:大阪の次鋒景山清春が
豪快な大外刈で一本勝ち
大阪 2-0 東京A
(先)沖本将太×引分×志村洸太
(次)景山清春○大外刈(0:34)△グリーンカラニ海斗
(中)斉藤立×引分×藤永龍太郎
(副)上釜増之助×引分×高橋瑠璃
(大)千野根有我○優勢[有効・大外刈]△今田光星

大阪と東京Aの注目対決は大阪が地力勝ち。
先鋒戦は4年生ながら81kgという大阪の巨漢沖本将太を相手に小兵の志村洸太が踏ん張り引き分けに終わったが、次鋒戦は大阪の景山清春が組み際に左大外刈を決めて豪快に一本勝ち。
中堅戦は斉藤立が東京の全国少年大会2位・藤永龍太郎を相手に引き分け、副将戦は大阪・上釜増之助が高針瑠璃を左内股で伏せさせ続けて圧倒したまま引き分け。

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写真:大阪の大将、千野根有が
今田光星から「有効」を奪う
東京は一本勝ちする以外に逆転の道がないところまで追い込まれたが、大将戦は千野根有我が今田光星を相手に右払腰と大外刈で攻め続けてこの試合も大阪が優勢。前に出ようとする今田の捌きが雑になった残り40秒、千野根が右大外刈を叩き込んで「有効」奪取。今田に取り返す力は残っておらず、この試合はそのまま千野根の優勢勝ち。粉砕、という勢いで東京Aを潰した大阪が見事3回戦へと駒を進めた。

3回戦は秋田が徳島を相手に完封勝利という番狂わせがあった以外はほぼ順当に推移。結果、京都、青森、奈良、茨城、秋田、大阪、神奈川、三重の8チームが準々決勝進出を決めた。

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写真:1回戦、秋田の副将中田航成が
一本勝ち、秋田は前評判の高い兵庫を3-0で破る
【1回戦】
東京B 4-0 宮城
京都 4-0 沖縄
山口 3-0 大分
青森 3-0 新潟
宮崎 4-0 山形
奈良 5-0 鳥取
長崎 4-0 栃木
広島 1-0 岐阜
秋田 3-0 兵庫
徳島 2-1 愛知
香川 2-1 富山
東京A 2-0 熊本
福岡 2-0 和歌山
高知 3-2 石川
鹿児島 5-0 福島
山梨 3-2 島根

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写真:2回戦、奈良の
次鋒名村慶太が大外刈で一本勝ち
【2回戦】
福井 2-1 東京B
京都 3-0 愛媛
千葉 ②代-2 山口
青森 ②-2 滋賀
宮崎 2-0 埼玉
奈良 3-1 静岡
長野 2-1 長崎
茨城 4-0 広島
秋田 3-1 佐賀
徳島 2-1 群馬
北海道 2-1 香川
大阪 2-0 東京A
神奈川 ①-1 福岡
高知 2-1 岩手
三重 3-0 鹿児島
山梨 2-1 岡山

【3回戦】
京都 2-0 福井
青森 3-1 千葉
奈良 3-0 宮崎
茨城 4-1 長野
秋田 2-0 徳島
大阪 2-1 北海道
神奈川 4-0 高知
三重 3-1 山梨


準々決勝

茨城 2-1 奈良
(先)カフレジオバニ△背負投○椙本真玄
(次)藤井俊輔×引分×名村慶太
(中)鈴木郷生×引分×井上翔太朗
(副)村尾三四郎○合技△中野寛太
(大)酒井陸○袈裟固△城圭亮

優勝候補同士の対決とあって準々決勝でもっとも注目を集めたこの試合は茨城が逆転勝ち。先鋒戦を落としたが、得点源の副将村尾三四郎と大将酒井陸が92kgの中野寛太と95kgの城圭亮から連続一本勝ち。ポイントゲッターでポイントゲッターを潰す強者の戦いを披露して見事ベスト4進出決定。

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写真:副将戦、
谷口稜太が高橋寛人の技を捌く
京都 3-1 青森
(先)寺川智哉×引分×葛西大悟
(次)武田優香△横四方固○平山才稀
(中)八木力斗○出足払△渋谷連
(副)谷口稜太○優勢[有効・小外刈]△高橋寛人
(大)杉本隼作○大外刈△工藤優斗

京都は青森に逆転勝ち。1点リードで迎えた中堅戦、八木力斗の出足払「一本」から流れが変わり、副将谷口稜太、大将杉本隼作も勝利。3連勝で青森を振り切ってベスト4へとたどり着いた。

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写真:大阪中堅の
斉藤が上四方固で一本勝ち
大阪 2-1 秋田
(先)沖本将太○合技△菅原光輝
(次)景山清春×引分×川口睦巳
(中)斉藤立○上四方固△有馬雄生
(副)上釜増之助×引分×中田航成
(大)千野根有我△不戦○今野大智

今大会兵庫、徳島と強敵を倒して台風の目的存在だった秋田だがここで力尽きる。副将の中田航成、大将の全国少年大会個人戦3位の今野大智のエース格2枚まで勝負を持ち込みたいところだったが体格に勝る大阪は破壊力抜群、まず先鋒沖本将太が払巻込で2つの「技有」を奪って一本勝ち。中堅斉藤立も背負投を繰り返して偽装攻撃の「指導1」を受けた有馬雄生の背負投を捕まえ、首を固定してめくり返すと上四方固で一本勝ち。副将の上釜増之助が中田の猛攻をしのぎきって引き分けをもぎ取り、この時点で勝利を確定した。

大阪は、前試合終了後に頭痛を訴えた大将千野根有我を出場させず。このポジションは棄権として処理され、大阪が合計2-1で準決勝進出を決めた。

神奈川 ①-1 三重
(先)工藤海人×引分×新井総馬
(次)佐藤涼火×引分×山口隆乃
(中)秦七伎×引分×山本亮我
(副)服部竜也○合技△弓矢健奨
(大)賀持喜道△優勢[有効]○大西陸斗

神奈川は三重に辛勝。3戦引き分けを受けた副将戦で服部竜也がうるさい弓矢健奨からしっかり一本勝ち。大将戦は落としたが1-1の内容差でベスト4への勝ち上がり決定。

結果決まった準決勝のカードは、

茨城 - 京都
神奈川 - 大阪
となった。

準決勝

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写真:準決勝、カフレジオバニの
内股「一本」で茨城が先制)
茨城 4-0 京都
(先)カフレジオバニ○内股△寺川智哉
(次)藤井俊輔○優勢[有効・内股]△武田優香
(中)鈴木郷生×引分×八木力斗
(副)村尾三四郎○優勢[有効・払腰]△谷口稜太
(大)酒井陸○払腰△杉本隼作

第1試合は茨城が京都を圧倒。先鋒のカフレジオバニが46秒に右内股「一本」で快勝、次鋒藤井俊輔が左体落と左内股で2つの「有効」を奪って優勢勝ちして流れを決定づける。

茨城、中堅鈴木郷生の引き分けを受けての後半戦は2枚看板がキッチリ仕事。副将村尾三四郎は「指導」を奪って相手を追い詰めておいての左内股「有効」、大将酒井陸は払腰「一本」で勝利し、4-0の大差で決勝進出を決めた。

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写真:斉藤(左)と秦の中堅戦
神奈川 ①-1 大阪

(先)工藤海人×引分×沖本将太
(次)佐藤涼火×引分×景山清春
(中)秦七伎×引分×斉藤立
(副)服部竜也△優勢[技有・内股]○上釜増之助
(大)賀持喜道○不戦△千野根有我

第2試合は神奈川と大阪が対戦。
大阪は準々決勝で欠場した大将の千野根有我がルール上当然ながらこの試合も出場叶わず。先鋒戦、次鋒戦と引き分けが続いたこの試合の焦点は手堅い選手の揃う神奈川から大型選手揃いの大阪が副将戦終了までに2点、最低でも「一本」一つを獲得できるか、神奈川がこれを凌ぎ切ることが出来るかどうかに絞られていく。

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写真:大阪副将の上釜増之助が
「技有」を奪う
3戦引き分けを受けた副将戦、大阪の上釜増之助は服部竜也の払巻込を釣り手側に飛んでめくり返し「有効」奪取。残り時間は1分5秒、俄然会場はヒートアップ。なんとしても「一本」の欲しい上釜は払巻込、服部がこれを逃れるともう一度追いかけて払巻込でめくって「技有」奪取。残り時間は48秒。
しかしここは服部が左一本背負投を駆使して粘り切り、タイムアップ。大将戦は神奈川が不戦勝ちとなり、1-1の内容差で神奈川が決勝勝ちあがりを決めた。

大阪は無念の敗退。大将の欠場は救護の勧告を受けて致し方ないことだが、頭部外傷ではない体調面での不調であった模様でもあり、なんとも割り切れない結果。今後、欠場の判断は救護にあるのか主催者にあるのかあくまで監督、選手にあるのか、また、逆に選手が救護を利用することを忌避することがないよう、制度の整備については十分に考えられねばならない。その点、非常に参考になるケースとなったはずだ。


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