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全日本学生体重別男子レポート

(2012年11月4日)


※eJudo携帯版「e柔道」10月9日掲載記事より転載・編集しています。

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全日本学生体重別男子レポート 1/3

木戸槙二が連覇達成、志々目徹は地力見せるも手数で完敗
60㎏級

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写真:3回戦、
宮本拓実が西尾享祐を攻める
トーナメント右上のブロックに好選手が集中したが、島達人(筑波大)は2回戦で藤賀健司(帝京科学大)にGS延長戦で技を返されて「有効」を失い思わぬ敗退。3回戦の宮本拓実(国士舘大)と西尾享祐(天理大)の対決はGS僅差で宮本に軍配があがった。

決勝に進出したのは2連覇を狙う木戸槙二(日本体育大)と、もと世界ジュニア王者志々目徹(日本体育大)。4年生と3年生、軽量級の名門日体大同士の同門対決となった。

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写真:3回戦、
木戸槙二が大竹祐矢から掬投「一本」
第1シードの木戸は組み合わせに恵まれ比較的余裕のある勝ち上がり。2回戦は熊谷樹(金沢学院大)から4つの「指導」を奪って勝利(3:46)、3回戦は大竹祐矢(明治大)から小内刈「有効」を奪っておいての掬投「一本」(3:17)で勝ち抜け、準々決勝は辻龍太郎(鹿屋体育大)に小外刈で一本勝ち(3:44)、準決勝は澤田涼(国士舘大)を相手に再三ケンケン内股で攻め込んで「指導2」を奪取、今年も見事決勝へと駒を進めた。

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写真:2回戦、
志々目徹が袖釣込腰「一本」で好発進
一方の志々目は2回戦で小林玄(山梨学院大)から袖釣込腰「一本」(1:46)、3回戦は溝口豪(金沢学院大)には大外刈と内股で2つの「有効」を奪って優勢勝ち、準々決勝は柴田悠輔(国士舘大)から開始早々に小内刈「技有」を奪い、さらに内股「有効」を追加して勝利。

準決勝では宮本拓実を相手に「指導1」を取り合った末に内股「一本」(4:38)で勝利して決勝進出決定。一本勝ちこそ2つのみ、3回戦では終了間際に巴投で「有効」、準々決勝では「指導2」を失うなど不安定さも見せたが、無造作に前に出続けてほとんど体勢を崩さず相手の技を捌き続け、機と見ると技を鞘走らせて確実にポイントを奪うその戦いぶりは自信満々。内容以上の強さ、インパクトを放っての決勝進出だ。

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写真:木戸の巻き込みを志々目が捌く
決勝は木戸、志々目ともに左組みの相四つ。

序盤はお互いに引き手を狙っての探り合い。この試合も志々目はノーガード、とも言うべき無造作さでぶらりと前へ。接近のプレッシャーに耐えかねた木戸が先んじて左の一本背負投に座り込んで「待て」。経過時間は28秒。

木戸は引き手から、志々目は敢えてこれを許して釣り手を掴み、持ち合う展開を誘引する。先手志向の木戸は左大外巻込、さらに変化して前に巻き込んで体を捨てるが志々目は立ったまま体を捌いて全く崩れず「待て」。

木戸は反時計回りに周りながら引き手を狙う。志々目、奥襟を抱えながら左小内刈に打って出るが木戸が掬い、両者崩れて「待て」。経過時間は1分20秒。

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写真:木戸が先んじて左内股を仕掛ける
木戸は首を抱えての左内股、無表情に前に出る志々目はこれを立って受け止めて右袖釣込腰。
前に出てくる志々目に対し木戸はその無言の圧力を振り払うかのように左小内刈、巴投の連続技。しかし志々目は平然とこれを捌く。めげない木戸は引き手から持って左一本背負投を2連発、さらに巴投に体を捨てる連続技、しかし志々目またもや立ったまま全て捌いてユラリと前へ。しかしさすがに技を受けすぎ、2分35秒に志々目に「指導1」。

志々目は釣り手を前に出して前へ。引き手を得た木戸は左一本背負投、志々目はいなして左内股を放つがとりきれず。

以降、前に出る志々目とこれを突き放す木戸という展開でやや戦線膠着。

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写真:志々目は木戸の技を捌き続けるが
手数で後手を踏む
残り1分を切り、木戸が引き手一本の左大内刈、さらに組み付きながらの左一本背負投を仕掛けるが志々目は立って受け捌く。前に出る志々目、組み際に技を仕掛ける木戸という構図に変化のないまま試合はGS延長戦へ。

しばし組み手争いで弾き飛ばしあったあと、引き手をうまく流した木戸が左背負投、しかしまたも志々目は立って潰して「待て」。
志々目はヌルリと前に出続ける。木戸は左一本背負投に座り込み、さらに左大内刈、相手が受け止めたところを跳ねなおしてケンケンの左内股に連絡するが志々目は片足を上げて股中でこれを捌いて全く無表情。何事もなかったかのように前に出る。

技数的にはやや一方的な展開で、この段のGS1分1秒に審判団が「指導」の有無を合議。しかし反則の裁定は為されず試合は続行。

展開の積み上げが明らかな木戸はここからは手堅い試合。前に出てくる志々目に対し手先で弾き飛ばすような組み手争いからGS1分30秒過ぎに巴投。志々目はまたも立ったまま受け止めるが木戸は寝技に引き込み、背中について時間を消費。「待て」が掛かった時には残り時間は51秒となる。

釣り手から持って前に出る志々目。木戸は志々目の釣り手を下げておいての左小内刈、志々目は左背負投に座り込むが木戸が耐えて「待て」。残り時間は29秒。

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写真:試合終了、
同門対決を終えて握手を交わす両者
残り10秒、ついに刀を抜いた志々目が左内股。木戸は耐えたままの姿勢でユルリと垂直に浮き上がるが、崩しが足りずにそのまま落ちて「待て」。

残り時間は7秒。勝利を確信した木戸は万が一にも事故を起こさぬようにと志々目の左襟を捕まえて上下にあおり崩し、一方的に攻める姿勢をアピールしたまま終了ブザー。

旗判定は当然のように3本が木戸に揃い、試合は決着。

木戸、先輩の意地を見せて見事昨年に続く学生体重別2連覇を達成した。昨年はグランドスラム東京出場も経験した木戸、内容については不満を漏らしながらも「尊敬している山本(浩史)先輩に挑戦したい」と語り、試合後は意気軒昂だった。

一方、敗れはしたもののその地力の高さを見せ付けたのが志々目。ノーガードとでもいうべき無造作さで常に前に出続けては相手の繰り出す技を全て受け流し、一発の恐怖を撒き散らし続けた。
血刀をぶらさげ、ジッと相手を見つめて居合い抜きのタイミングを測る。「人斬り」とでも形容したくなるような凄みのある試合ぶりであったが、残念ながら決勝は一度も刀を抜くことのないまま終戦。柔道自体の強さは明らかだが、決勝はあまりに技を受けすぎ、競技の枠内で結果を残すことは難しい戦い方だった。地力を生かす試合の組み立てに期待したい。

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写真:2連覇を達成した木戸槙二
木戸槙二選手のコメント
「内容が内容だったので満足はしていないです。決勝、実力では志々目が上だと思いますが、年上ですし、試合経験の差で不細工でもなんでもとにかく勝ちたかった。2連覇はしましたけど、もっと力強く勝てるようにしたい。一番強いと思っている山本(浩史)先輩に挑戦して、倒したいです。どんな相手でも力でねじ伏せるようにして自分の柔道ができるようになりたい。壁はたくさんありますが、頑張ります。今年もグランドスラムに出たいです」

【入賞者】
優勝:木戸槙二(日本体育大)
準優勝:志々目徹(日本体育大)
第三位:澤田涼(国士舘大)
第三位:宮本拓実(国士舘大)

【準々決勝】
木戸槙二(日本体育大)○小外刈(3:44)△辻龍太郎(鹿屋体育大)
澤田涼(国士舘大)○GS有効・隅落(GS2:17)△河野亮哉(日本体育大)
宮本拓実(国士舘大)○背負投(2:28)△藤賀健司(帝京科学大)
志々目徹(日本体育大)○優勢[技有・小内刈]△柴田悠輔(国士舘大)

【準決勝】
木戸槙二○優勢[指導2]△
志々目徹○内股(4:38)△宮本拓実

【決勝】
木戸慎二○優勢[指導2]△志々目徹


小寺将史が4度目の挑戦で悲願の初優勝、高上智史はまたしても決勝で涙
66㎏級

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写真:準決勝、高上智史が
徳田槙之介から背負投「有効」を奪う
第1シードの高上智史(日本体育大)の山に人材が集中。2回戦では安昌林(筑波大)とジュニア王者に輝いたばかりの丸山城志郎(天理大)が対決して安がGS僅差で勝利、3回戦では安と高上が対戦し、高上が2分2秒に得意の背負投を決めて一本勝ち。

激戦を勝ち上がって決勝に進出したのはその高上と4年生の小寺将史(筑波大)。
昨年今大会で2位入賞の高上は2回戦で藤田哲也(松山大)から開始早々の50秒に奪った背負投「技有」で勝利。3回戦は前述の通り安昌林に一本勝ち、準々決勝は松本元大(国際武道大)を出足払「有効」と「指導2」で退け、準決勝では徳田槙之介(帝京科学大)に背負投「有効」を得たものの「指導2」を失い、試合はGS延長戦へ。しかしGS53秒に背負投で投げつけて「一本」奪取、今年も決勝の畳へと駒を進めた。

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写真:1回戦、
小寺将史が巴投で「技有」を奪う
一方の小寺は1回戦で山川晴道(神戸大)から終盤に巴投「技有」を奪って勝利。2回戦は佐藤鉄馬(日本体育大)から袖釣込腰「一本」(3:55)、3回戦は渡邊敦義(桐蔭横浜大)から内股返で「有効」、準々決勝は本間大地(東海大)から巴投「有効」と大内返「一本」(1:35)を奪って準決勝進出を決めた。

準決勝は第2シードの清水健登(山梨学院大)との大一番。左相四つの清水を巴投と左背負投で攻め続けて3分15秒に「指導1」奪取、GS延長戦に左奥襟をたたかれて「指導1」を失ったが、迎えたGS2分1秒、清水の掬投を左一本背負投に切り返し直して「技有」奪取。4年目にして初の決勝の畳へと辿りついた。

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写真:決勝、高上が巴投で攻め込む
決勝は高上が右、小寺が左組みのケンカ四つ。

引き手争いの中から高上が両襟の巴投に釣り手一本の右体落と攻めて序盤はやや攻勢。出足払で小寺の出篭手を止めつつ、散発ながらも技を繰り出す。1分30秒過ぎに高上が右小内刈、小寺が抜いたところを巴投に連絡し、小寺は大きく崩れて伏せる。

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写真:小寺が左背負投で連続攻撃、
「指導1」を奪う
奮起した小寺、攻めに転じて以後は攻勢。1分45秒、小寺が左小内刈から左背負投に座り込むと高上は立って抱きとめる。高上前に出るが小寺は片手の左背負投に座って一旦展開を切ると、再び座り込みの左背負投、さらに自ら立ち上がって左小内刈と攻める。小寺が釣り手をずらし、肘を外側に出しながらの左背負投を仕掛けた直後の2分49秒、高上に「指導1」。

以後は高上が横落に背負投、小寺が左小内刈に巴投と攻め合って拮抗。ともにスピード豊かで一発があるだけに試合は緊迫の度合いを増す。3分31秒、小寺が釣り手一本で、肘を外に出しながらの左背負投、高上はこれを崩して被さり左小外刈を深く入れるが、小寺からくも腹ばいに逃れる。

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写真:小寺の左背負投が「技有」となる
直後、小寺がスイと左背負投。高上は外側に逃れてこれを捌き、続く動きで相手の立ち上がり際の巴投に飛び込む。しかし小寺は低い体勢を保ったままでこれは不発。小寺、振り向きざまに押し倒すように高上の体をコントロールするとと自ら体を捨てた高上は勢いを止められず激しく畳に落ち「技有」、4分7秒。

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写真:高上、腰車で追いかけるが
小寺が手堅く守って展開を崩さず
攻めるしかなくなった小寺だが、高上は「韓国背負い」で展開を切ると、小寺が連発する低い左の背負投を捌いて右腰車で攻め続ける。
残り時間僅か、小寺が釣り手を激しく振って左の背負投。これは深く入ったが高上は膝から落ち、ここでタイムアップ。小寺がうれしい学生体重別初制覇を成し遂げた。

1年生時に高校時代からの同門同期の森下純平を下して全日本ジュニアを制した小寺。以後は講道館杯を制したが、なぜかこの学生体重別は早い段階での敗退が続いていた。苦労人・小寺のさらなる爆発のきっかけになるか。今後に注目したい。

一方、昨年の講道館杯で優勝し「シルバーコレクター」から脱却した高上だが、一瞬の隙を突かれてしまい今大会はまたもや準優勝。業師として強化陣の期待も高い逸材、講道館杯での巻き返しに期待だ。

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写真:初優勝の小寺将史
小寺将史選手のコメント
「4年生で勝てたのが一番嬉しい。1年生の時から1コケ、2コケだったので勝てて良かったです。最後の背負投はタイミングがカチあって、自分でもラッキーだなと思いました。接戦をモノにできたのは今日の良かった点。2週間後にグランプリ・アブダビがあるので、気持ちを切り替えてやっていきたいです。今日はセコンドに小倉(武蔵)先輩がついてくれて、とても心強かった。まだ投げきる力が足りないし、高上選手みたいにバンバン一本取ることができないので、そこが課題です」

【入賞者】
優勝:小寺将史(筑波大)
準優勝:高上智史(日本体育大)
第三位:徳田槙之介(帝京科学大)
第三位:清水健登(山梨学院大)

【準々決勝】
高上智史(日本体育大)○優勢[有効・出足払]△松本元大(国際武道大)
徳田槙之介(帝京科学大)○GS有効・背負投(GS2:53)△佐々木貴大(日本体育大)
清水健登(山梨学院大)○袖釣込腰(1:40)△久間康寛(帝京科学大)
小寺将史(筑波大)○大内返(1:35)△本間大地(東海大)

【準決勝】
高上智史○GS背負投(GS0:13)△徳田槙之
小寺将史○優勢[技有・一本背負投]△清水健登

【決勝】
小寺将史○優勢[技有・背負投]△高上智史


「日本一の付き人」太田慶一がついに学生体重別を制す
73㎏級

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写真:準決勝、土井健史が
昨年王者中村剛教から鮮やかな背負投「一本」
もと世界ジュニア王者西山雄希(筑波大)と昨年81kg級で3位の橋本壮市(東海大)という有力選手2人が欠場。強豪が散らばる形になったトーナメントを決勝まで勝ち上がったのは土井健史(天理大)と太田慶一(東海大)の2人。

10年インターハイ王者の土井は1回戦で岩渕侑生(国士舘大)を退けると2回戦は大木翔(静岡産業大)から払腰「有効」、背負投「一本」(3:27)と立て続けに奪って勝利。3回戦は池田宏次朗(山梨学院大)から隅返「有効」、準々決勝は有田翔(鹿屋体育大)から小外刈「有効」で優勢勝ち。そして迎えた準決勝の大一番、昨年王者の中村剛教(山梨学院大)戦は開始40秒に背負投を決めて会心の一本勝ち。勢いに乗って決勝進出を決めた。

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写真:準決勝、太田慶一が
大野将平から「有効」奪取で勝利
一方の太田は昨年2位、講道館杯でも3位に入賞した強者。2回戦は名嘉英人(大阪体育大)を背負投「一本」(2:33)、3回戦は清水研(札幌大学)から小内刈「有効」と大内刈「一本」(3:40)を連取して快勝、準々決勝は塩野幸平(関西学院大)からGS僅差で勝利して準決勝進出。優勝候補の一角・選抜体重別2位の大野将平(天理大)との大一番は接戦だったが、終盤に右一本背負投から片足を上げて自ら縦回転、耐える大野を巻き込んで「有効」を奪い完勝。今年も決勝の畳へと駒を進めた。

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写真:太田の右内股が「有効」
決勝は土井が左、太田が右組みのケンカ四つ。
太田は右内股、土井は両袖を握っての巴投で攻める。30秒過ぎから太田がペースを上げ、釣り手をずらしながらの膝車から右内股、土井が伏せるとみるやすかさず背中をまたいで決めに掛かるが土井が粘りきり「待て」。

太田は引き手争いの間隙を縫って右小内刈から左一本背負投で攻めて攻勢継続。両袖の巴投を見せた土井、展開を変えるべく2分55秒に両袖の左袖釣込腰。しかし太田は慌てず、バランスを保ったままこの技の戻りを狙って右内股で跳ね上げる。片手を突いて耐えた土井だが、太田が巧みに空中で回して「有効」。

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写真:土井の右袖釣込腰
追いかけたい土井だが、リードを得た太田は釣り手一本の右内股に振り回しの右体落で先んじて攻め、土井に主導権を渡さない。

残り40秒を切り、引き手から先に得た土井が両袖を掴み右袖釣込腰。太田は横倒しに倒れて腹ばい、土井は技を止めずに跳ね押してこれをめくろうとして場内大いに沸くが太田は畳に張り付いて耐え切り、「待て」。残り時間は36秒。

攻撃を積み上げて最終盤を迎えたい土井だが、この時間帯の重要さを良く心得た太田は先に攻撃。片襟の右体落から右小内刈、さらに朽木倒に連絡、土井は崩れ伏せる。残り時間は16秒。

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写真:太田が小内刈から朽木倒に繋ぐ
太田は両襟を掴むと左引き手の肘を激しく上下に振り土井を牽制。応じた土井が思わず巴投に体を捨てると、太田は冷静にこれを潰して時間を消費し、「それまで」の声を聞く。

高校時代に目立った実績がなく、入学してすぐに同級生の中矢力の付き人を務めることになった太田。五輪にも帯同し、「刺激をもらいながらも、悔しかった」と語る苦労人の全国優勝は多くの「大学デビュー」を狙う選手を勇気付けたに違いない。

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写真:優勝の太田慶一
太田慶一選手のコメント
「本当に自分が?という感じでまだ実感がないです。入学してすぐに中矢(力)の付き人になって4年間、五輪も行きましたし、世界で活躍する中矢に刺激をもらいつつもやっぱり悔しいですし、絶対に超えてやろうと思って練習しています。きょうは中矢に相手の情報やアドバイスをもらって、助けられました。大学最後の大会なので何が何でも勝ちたかったです。準々決勝(塩野幸平から僅差で勝利)は先に掛けられて焦ってしまいました。上水先生に「自分のスタイルの柔道をしろ」と怒られて、勝っても負けても悔いの残らない柔道をやろうと気持ちを切り替えられました。体重別団体は仲間と一緒に勝ちたいし、昨年3位の講道館杯では優勝を狙いたいです」

【入賞者】
優勝:太田慶一(東海大)
準優勝:土井健史(天理大)
第三位:中村剛教(山梨学院大)
第三位:大野将平(天理大)

【準々決勝】
中村剛教(山梨学院大)○背負投(0:31)△木原直紀(筑波大)
土井健史(天理大)○優勢[有効・小外刈]△有田翔(鹿屋体育大)
太田慶一(東海大)○GS僅差△塩野幸平(関西学院大)
大野将平○優勢[有効・背負投]△吉竹祐貴(東海大)

【準決勝】
土井健史○背負投(0:40)△中村剛教
太田慶一○優勢[有効・一本背負投]△大野将平

【決勝】
太田慶一○優勢[有効・内股]△土井健史


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