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マルちゃん杯全日本少年柔道大会中学生女子の部レポート

(2012年10月20日)


※eJudo携帯版「e柔道」10月5日掲載記事より転載・編集しています。

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マルちゃん杯全日本少年柔道大会中学生女子の部レポート

1回戦~2回戦

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写真:昨年度優勝の香長中による
優勝杯返還
今回が5回目の開催となる中学女子の部に参加を許されるのは全国で僅か16チームのみ。出場チーム全てが名だたる精鋭、今年度もレベルの高い戦いが繰り広げられた。

優勝候補筆頭は4月の近代柔道杯、8月の全国中学大会を制した大成中(愛知)。これを追うのが全中3位で大成中が唯一接戦を演じた相原中(神奈川)、同大会2位の帝京中(東京)ら。
この3チームが順当にトーナメントを勝ち上がり、昨年王者の香長中(高知)を1回戦で食った修徳中(東京)を加えた4チームが準決勝に進出した。

【1回戦】
修徳中(東京) ①-1 香長中(高知)
琴海柔道クラブ(長崎) ①-1 紀見北中(和歌山)
三沢市立第一中(青森) 2-1 柔志館柔道少年団(北海道)
相原中(神奈川) 1-0 大石道場(愛知)
帝京中(東京) 3-0 中広中(広島)
あすなろクラブ(大阪) 2-1 山下道場(北海道)
村井道場 ①代-1 文京区立第一中(東京)
大成中(愛知) 3-0 宮崎北中(宮崎)

【2回戦】
修徳中 ①-1 琴海柔道クラブ
相原中 3-0 三沢市立第一中
帝京中 2-0 あすなろクラブ
大成中 3-0 村井道場


準決勝

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写真:大成中の先鋒、
鈴木伊織が岩永ふくみを攻める
準決勝第1試合は全国中学大会決勝の再現、大成中と帝京中の対戦。オーダー順も全く同じ、同大会時は先鋒戦の上四方固「一本」、大将戦の大外刈「一本」で2点を挙げた大成中が2-0で快勝している。

大成中 1-0 帝京中
(先)鈴木伊織○優勢[技有・大内刈]△岩永ふくみ
(中)鍋倉那美×引分×荒谷莉佳子
(大)中江美裕×引分×大山美穂

帝京中の中堅荒谷は105kg、大将の大山は108kgという大型選手。63kg級全国中学大会王者の鍋倉、同じく昨年70kg級王者の中江といえども、追い掛け過ぎるとどんなアクシデントがあるかわからない。

よって最大のポイントとなったのは先鋒戦。大成中は全日本カデ57kg級王者の鈴木伊織が70kg級の強者、2年生の岩永ふくみを攻め続けて中盤に右大内刈「技有」を奪取して優勢勝ち。中堅鍋倉、大将中江は深追いせずに攻勢を取り続けてともに引き分け、1-0で大成中が決勝進出を決めた。

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写真:相原中の冨田若春が
杉山歌嶺を攻める
逆サイドの準決勝は相原中が順当に勝利。中堅戦で70kg級全中王者の畠石香花が同57kg級3位の斉藤百湖から優勢勝ち。この1点を活かして、1-0で決勝の畳への勝ち上がりを決めている。

相原中 1-0 修徳中
(先)伊藤ななせ×引分×廣澤未来
(中)畠石香花○優勢[有効]△斉藤百湖
(大)冨田若春×引分×杉山歌嶺


決勝

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写真:決勝に臨む大成中
全国中学大会を圧倒的な強さで制した大成中は08年、09年に続くこの大会3度目の決勝進出。この日は1回戦で宮崎北中を3-0、2回戦で村井道場を3-0、準決勝では帝京中を1-0で下し、無失点での勝ち上がり。この試合の勝利に大会初優勝がかかる。

一方の相原中は08年大会、09年大会を制している強豪で、今期唯一大成中に対抗し得ると評されるチーム。この日は1回戦で大石道場を1-0、2回戦で三沢第一中を3-0は修徳中を1-0で下しての決勝進出。

オーダー順は下記。

大成中 - 相原中
(先)鈴木伊織 - 伊藤ななせ
(中)鍋倉那美 - 畠石香花
(大)中江美裕 - 冨田若春

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写真:無失点で決勝まで勝ち上がった相原中
全国中学大会準決勝では相原中が伊藤ななせを下げて中堅枠に井上明日香を投入、畠石香花を前にズラすという策に出たが結果は畠石、冨田の両ポイントゲッターが引き分けに終わり、中堅戦を制した大成中が1-0で勝利している。

大成中の中堅鍋倉は全中63kg級王者、中江は昨年の70kg級王者。対する相原中の中堅畠石は全中70kg級王者、大将冨田は70kg超級2位で、この2戦の帰趨を事前に計算するのは非常に難しい。勝利はボーナス的な積み上げと考え、戦前の星勘定上は引き分けと計算しておくのが妥当だろう。

よって大成サイドとしては最も勝負が掛け易い先鋒戦での得点が必須、このリードを前提に2戦での積み上げを狙う形。相原サイドとしては先鋒戦を何としても引き分け、1階級ずつ上の選手で勝負できる中堅戦、大将戦のいずれかでなんとか1点もぎ取って勝利するとういうのが勝利のシナリオとなる。

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写真:鈴木が「一本」、
大成中はこれ以上ない立ち上がり
先鋒戦は大成中の鈴木伊織が全中52kg級5位の伊藤ななせを相手に先んじて攻め続ける。右片襟背負投で伏せさせると寝技に移行、伊藤の反撃にあい、取りきれないと判断すると自ら立って「待て」を貰って冷静な試合ぶり。

鈴木は左引き手で襟をつかんでの右大外刈、伊藤は左一本背負投で対抗。
1分過ぎ、鈴木が右背負投。技自体は潰れたが、横に付いて畳に落ちた伊藤を引き落とした鈴木はすかさず横四方固に移行し、「抑え込み」の宣告を聞く。

伊藤抗うもこれを解くことは叶わず、1分33秒「一本」。大成、プラン通りの1点先制。

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写真:鍋倉の横四方固「一本」
中堅戦は大成中が鍋倉那美、相原中が畠石香花という中学チャンピオン2人によるファン垂涎の強豪対決。
鍋倉、畠石ともに右組みの相四つ。畠石釣り手で肩越しに背中を持つと鍋倉は得意の掬投に食いつき、畠石を持ち上げる。

畠石は判断早く前に倒れてこれを回避、腹ばいに畳に落ちたが、いったん両手を離した鍋倉は背中について畠石の首を固め、脇下から襟を握った右腕を梃子にめくり返して横四方固に移行。畠石激しく抵抗するが、46秒「一本」。これで早くも大成中の優勝が確定、大成の強さ、そして1階級上の全中王者を1分掛からず「一本」に仕留める鍋倉の強さに場内はどよめき。

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写真:中江美裕が冨田若春を寝技で攻める
大将戦が大成中・中江美裕が右相四つの冨田若春を相手に右払腰、右大内刈と仕掛けながら冨田の猛攻を凌ぎ切り、しっかり引き分けて終戦。

3戦合計2-0、大成中が悲願の初優勝を決めた。名だたる強豪を相手に無失点、圧倒的な強さを見せ付けての勝利だった。

【決勝】
大成中 2-0 相原中
(先)鈴木伊織○横四方固△伊藤ななせ
(中)鍋倉那美○横四方固△畠石香花
(大)中江美裕×引分×冨田若春

大成中はこれで近代柔道杯、全国中学大会に続く今期中学女子の「三冠」を達成。「いままだ勝ったことがなく、嫌なイメージもあった」(大石公平監督)とのことだが、圧倒的な強さが相性をも乗り越えたという格好の偉業達成だった。

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写真:優勝の大成中
大石公平・大成中監督のコメント
「(強かったですね?)終わってみればそう見えるかもしれませんが、今までずっと負けていて嫌なイメージもあった大会で、選手の動きも固かった。先鋒の鈴木がしっかり勝ってくれたのが大きかったんじゃないでしょうか。先鋒向きの性格が生きたと思います。全中の後もここを目標にやってきましたが、今大会は全日本カデ合宿の直後。疲れていないか心配しましたが選手が良くがんばりました」

【入賞者】
優勝:大成中(愛知)
準優勝:相原中(神奈川)
第三位:修徳中(東京)
第三位:帝京中(東京)

マルちゃん賞(最優秀選手賞):鍋倉那美(大成中)
優秀選手賞:伊藤ななせ(相原中)、杉山歌嶺(修徳中)、荒谷莉佳子(帝京中)

【準決勝】
大成中 1-0 帝京中
相原中 1-0 修徳中

【決勝】
大成中 2-0 相原中




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