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マルちゃん杯全日本少年柔道大会中学生男子の部レポート

(2012年10月20日)


※eJudo携帯版「e柔道」10月1日掲載記事より転載・編集しています。

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マルちゃん杯全日本少年柔道大会中学生男子の部レポート
1/2


1回戦~3回戦

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写真:3回戦、小野中先鋒の藤原崇太郎が
小島雅弘から大外刈「一本」
全国各地区の厳しい予選を勝ち抜いた48チームがエントリーを許された中学男子の部。
優勝候補筆頭は8月の全国中学校柔道大会で優勝した小野中(兵庫)、これを追うのが同2位の国士舘中(東京)、同じく3位の大成中(愛知)、そして3月の近代柔道杯全国中学生柔道大会を制し、兵庫県では小野中と激しい鍔迫り合いを演じてきた姫路市立灘中(兵庫県)ら。

序盤の注目対決は3回戦、王者・小野中に全国中学大会ベスト8の東海大相模高中等部が挑んだ一戦だ。

小野中 4-1 東海大相模高中等部
(先)藤原崇太郎○大外刈△小島雅弘
(次)宮城太一△大内刈○島田陸
(中)東部雄大○優勢[指導2]△小野優太
(副)松井海斗○内股△河内優斗
(大)長井達也○袈裟固△辻湧斗

小野中は先鋒の81kg級中学王者藤原崇太が実力差を見せつけ、小島雅弘から大外刈で「一本」を奪い先制。
東海大相模中は唯一の3年生レギュラー島田陸が体落「技有」に大内返「一本」で勝利して同点に追いつく。
中堅戦は全中90kg級2位の東部雄大が貫禄を見せて「指導2」優勢勝ち。小野中1点リードで試合は終盤戦へ。


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写真:松井海斗が得意の左内股で
河内優斗から「一本」、強さを見せ付ける
小野中が凄みを見せ付けたのはここから。東海大相模は2年生世代屈指の実力を誇る河内優斗と辻湧斗が連続で登場したが、まず松井海斗が河内を相手に得意の左内股一本槍で攻め続けあっさり「一本」。長井達也も受けの強い辻から右小外刈であっという間に「有効」奪取。そのまま崩袈裟固に固めて一本勝ちを決めた。

やはり強い、と会場はため息。小野中、注目の一番を4-1の大差で制してベスト8進出決定。

大成中(愛知)も序盤に強豪との対決が組まれたが、2回戦の天明中(熊本)戦を5-0で圧勝、3回戦も天理中(奈良)を5-0で下し、10戦10勝、9一本勝ちという圧倒的な強さでベスト8進出決定。

ほか、国士舘中(東京)、全中ベスト8の相原中(神奈川)、姫路市立灘中、埼玉栄中(埼玉)、全中3位の松山西中(愛媛)、九州王者の大蔵中(福岡)と、強豪がほぼ順当な勝ち上がり、準々決勝へと駒を進めた。

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写真:3回戦、東海大相模中の
島田陸が大内刈「一本」で一矢を報いる
【1回戦】
中広中(広島) 3-1 花柔会西野柔道少年団(北海道)
喜多方第三中(福島) 2-1 岐阜西柔道クラブ(岐阜)
相原中(神奈川) 3-0 津幡南中(石川)
総和中(茨城) 2-0 大曲中(秋田)
天明中(熊本) 5-0 磐梨武道館(岡山)
天理中(奈良) ②-2 國學院大學栃木中(栃木)
沖学園中(福岡) ②-2 安田学園中(東京)
相模原市立大野北中(神奈川) 2-1 青森山田中(青森)
いわき柔道スポーツ少年団(福島) 2-1 旭川市立永山中(北海道)
東海大相模高中等部○不戦△南風原中(沖縄)
埼玉栄中(埼玉) ①-1 田主丸中(福岡)
一枚岩道場(愛知) 2-1 修徳中(東京)
射水市立小杉中(富山) 3-2 五所川原第一中(青森)
明石市立望海中(兵庫) 5-0 厚別区体育館柔道クラブ(北海道)
大津市立粟津中(滋賀) 3-0 まるや接骨院柔道教室(山梨)
阿波中(徳島) 3-0 相洋中(神奈川)

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写真:3回戦、小野中・長井達也が
辻湧斗から崩袈裟固で「一本」を奪う
【2回戦】
国士舘中(東京) 5-0 中広中
喜多方第三中 3-1 京都学園中(京都)
相原中 2-0 曽根中(福岡)
東海大第四高中等部(北海道) 5-0 総和中
大成中(愛知) 5-0 天明中(熊本)
天理中 3-0 北区体育館少年少女柔道クラブ(北海道)
沖学園中 3-1 宇摩柔道会(愛媛)
姫路市立灘中(兵庫) 5-0 相模原市立大野北中(神奈川)
小野中(兵庫) 4-0 いわき柔道スポーツ少年団
東海大相模高中等部 3-0 福井工大付属福井中(福井)
埼玉栄中(埼玉) 4-1 野坂中(広島)
御野場石川道場(秋田) 3-1 一枚岩道場(愛知)
松山西中(愛媛) 4-0 射水市立小杉中
明石市立望海中 2-1 文京区立第一中(東京)
大津市立粟津中 3-2 直心館苗穂柔道少年団(北海道)
大蔵中(福岡) 4-0 阿波中

【3回戦】
国士舘中 4-0 喜多方第三中
相原中 3-1 東海大第四高中等部
大成中 5-0 天理中
小野中 4-1 東海大相模高中等部
埼玉栄中 1-0 御野場石川道場
松山西中 ①-1 明石市立望海中
大蔵中 4-0 大津市立粟津中


準々決勝

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写真:大成中の先鋒、全中73kg級王者の
古賀颯人が左内股で百々雄弥を攻める
大成中 ①-1 姫路市立灘中
(先)古賀颯人×引分×百々雄弥
(次)神鳥剛○小内刈△田村淑真
(中)前濱忠大×引分×田中太基
(副)清水祐希△優勢[指導2]○松本健太郎
(大)並木泰雅×引分×山崎壱盛

準々決勝4試合中、もっとも注目を集めたのがこの一戦。全国中学大会3位の大成中と近代柔道杯王者の姫路市立灘中、ともに今大会で頂点を狙う力があると目される強豪同士の対戦だ。

この試合は大成中の次鋒神鳥剛が小内刈で値千金の「一本」獲得。
副将戦で「指導2」を失い一点を落としたものの、中堅前濱忠大と大将の並木泰雅がしっかりと引き分け、1-1の内容差で競り勝って準決勝進出を決めた。

小野中 3-0 埼玉栄中
(先)藤原崇太郎○小内返△高橋拓巳
(次)宮城太一×引分×長濱快飛
(中)東部雄大×引分×今入晃也
(副)松井海斗○内股△賀持喜道
(大)長井達也○払腰△蓜島剛

この試合も注目の一戦。観衆の興味は副将戦、松井海斗に賀持喜道が挑む一番に集中したが、1-0のリードを背に畳に上がった松井は得意の左内股であっさり一本勝ち。大将の長井も払腰「一本」で留めを刺し、スコアは3-0。またしても小野中が圧倒的な強さを見せつけ、順当にベスト4進出を決めた。

12maru_CD_QF-2.jpg
写真:国士舘中の大将山田伊織が
掬投で「有効」を奪う
国士舘中 4-0 相原中
(先)川脇翼○横車△佐々木健友
(次)米山魁人○優勢[有効・内股]△中村光樹
(中)磯村亮太○優勢[有効・大内刈]△義見祐太
(副)河田闘志×引分×和田樹希也
(大)山田伊織○上四方固△楠竜童

国士舘中は全中ベスト8の相原中を相手に余裕を持って勝利。先鋒川脇翼の横車「一本」で先制、相原中の中村光樹と義見祐太といううるさい相手に米山魁人と磯村亮太がそれぞれ「有効」を奪ってしっかり加点し3連勝で早々に勝利決定。大将戦では山田伊織の横四方固「一本」を加えて4-0の大差で準決勝進出を決めた。

大蔵中 3-0 松山西中
(先)中村寿輝○大内刈△小島隆仁郎
(次)徳持鷹脩×引分×緒方賢輝
(中)燒谷風太○内股△信岡弘太
(副)早川佑斗×引分×伊藤好信
(大)友田皓太○袈裟固△林祐哉

大蔵中と8月の全国中学校大会で3位に食い込んだ松山西中の試合は大蔵中の圧勝。
先鋒中村、中堅燒谷、大将友田と3つの「一本」を並べ、まったく隙を見せずに3-0の大差で準決勝進出を決めた。大蔵中はここまでの3試合で無失点、11得点。全国中学大会では優勝候補の一角に挙げられながらベスト16で地元・相原中に競り負けたが、その悔しさを晴らすかのような好内容でのベスト4入りだ。

結果、準決勝のカードは

国士舘中 - 大成
小野中 - 大蔵中
となった。


準決勝

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写真:国士舘中の先鋒・川脇翼が
全中73kg級王者の古賀颯人
から巴投で「技有」を奪う
国士舘中 2-0 大成中
(先)川脇翼○優勢[技有・巴投]△古賀颯人
(次)米山魁人×引分×神鳥剛
(中)磯村亮太×引分×前濱忠大
(副)河田闘志×引分×清水祐希
(大)山田伊織○優勢[指導2]△粟野諒平

第1試合の国士舘中と大成中の対決は先鋒戦が大きなポイント。
右相四つの両者、古賀颯人が引き手を抱きこんで慎重な組み手で試合をするめるが、前に出てくる川脇翼の前に1分51秒に場外の判断で痛恨の「指導1」失陥。
直後、勢いこんで前に出てきた古賀に対し川脇がまっすぐ巴投に飛び込むと古賀はこれを回避できず「技有」。奮起した古賀は片襟を差しての右背負投に大外巻込と攻め続けるが、川脇は得意の寝技を駆使してうまく時間を使いタイムアップ。

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写真:国士舘中・山田伊織が
粟野諒平を攻める
国士舘中はこの貴重な1点リードを背景に副将戦まで3戦連続でしっかり引き分け。大成中は次鋒の神鳥剛、中堅の前濱忠大が猛攻を見せたがこの1点のバックグラウンドの差は大きく、状況を心得ながら攻撃を出し入れする国士舘の3人からポイントを奪うことは叶わず。

最後は国士舘中大将の山田伊織が2年生の粟野諒平から手堅く「指導2」を奪取してクロージング。2-0で国士舘中が全国中学大会に続く決勝進出を決めた。

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写真:大蔵中・燒谷風太が
東部雄大に背負投を仕掛ける
小野中 2-1 大蔵中
(先)藤原崇太郎○優勢[指導2]△中村寿輝
(次)宮城太一×引分×徳持鷹脩
(中)東部雄大×引分×燒谷風太
(副)松井海斗△優勢[有効・払腰]○早川佑斗
(大)長井達也○袈裟固△友田皓太

王者・小野中と全国中学大会の名誉回復に燃える大蔵中の対戦は接戦。
小野中は核弾頭・藤原崇太郎が中村寿輝から「指導2」を奪って優勢勝ち。次鋒戦の引き分けを受けた中堅戦は、大蔵中の2年生・燒谷風太が全国中学大会90kg級2位の東部雄大を相手に引き分けをもぎ取る。

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写真:早川佑斗の左払巻込が「有効」
1-0リードを受けて小野中はエースの松井海斗が登場。ここからの2枚で相手を一気に突き放すのが小野中の勝ちパターンだが、松井得意のケンケン内股に早川佑斗は崩れず。膝に不安を抱える松井は中盤から明らかに掛け潰れが増え始める。

松井の得点の気配が薄くなった終盤、早川が思い切って低い左払巻込に飛び込むと両腕が巻き込まれた松井はこの力を逃がせずに転がり「有効」、場内は今期無敵を誇った松井のポイント失陥にどよめき。この試合はそのまま終了、1-1、内容も含めてまったくのタイスコアで勝負の行方は大将戦に引き継がれる。

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写真:長井達也の袈裟固で激戦に幕
大将戦は小野中の長井達也が身長177cm、体重112kg、大蔵中の友田皓太は167cm、98kgという重量選手同士の対決。
この試合は身長に劣る友田が片襟を差しての背負投を連発、一度は長井が回りかけ、会場が沸く。
しかし中盤、友田の腰を切るフェイントに反応した長井が右小外掛を合わせて「有効」を奪取。そのままガッチリと袈裟固に抑え込んで「一本」。

合計スコアはこれで2-1。小野中、地力の高さを見せ付けて決勝進出を決めた。


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