PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

全日本学生柔道優勝大会男子マッチレポート 1回戦~準決勝

(2012年9月12日)


※eJudo携帯版「e柔道」7月6日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


1    

全日本学生柔道優勝大会男子マッチレポート
1回戦~準決勝 1/3


12ZG_m1_1.jpg
写真:東海大・豊田竜太選手による
優勝杯返還
平成24年度全日本学生柔道優勝大会は6月23日(土)と24日(日)の両日、日本武道館で行われた。

全てのチームの選手、指導者、OBまでもが最大の熱量を注いで臨む、どの大会とも比べることのできない大学カテゴリ最高峰イベントであるこの大会はこれが実に61回目。

今大会は東海大が史上初の5連覇に挑む大会であり、V1時から指揮を執る上水研一朗監督のもと果たしてこの前人未踏の偉業の達成なるかというのが最大のトピック。これを積年のライバルであり2年連続で決勝で涙を飲んでいる宿敵・国士舘大が阻むべく立ちはだかる、というのが戦前の展望だ。
この2チームを軸に優勝候補として絡むと目されるのが東京学生優勝大会で東海大を破った明治大、そして同大会での好パフォーマンスで関係者の評価が非常に高い日本大がダークホース一番手というのが上位候補の勢力図。

王者・東海大は中量級から重量級まで厚い戦力を誇るが、大黒柱の「ミスター団体戦」、100kg級で世界選手権代表を2度務めた高木海帆が膝の手術のため欠場、副将格の100kg級シニア強化選手の羽賀龍之介も負傷続きで出場が微妙とその戦力は限定的。

対する国士舘大はここ数年続いてきた「大砲+しぶとい周辺選手」という構造からやや変質し、「絶対のエースはいないが、間違う選手もいない」(山内直人監督)と中量、重量の好選手をギッシリと並べた密度の高い布陣。東京学生優勝大会決勝では明治大を6-0という大差で降し、勢いに乗ってこの大会を迎える。

組み合わせは東海大が第1、国士舘大が第2シード。
初戦から厳しい相手との対戦が続く東海大に対し国士舘大は比較的戦い易い配置。ベスト4での対戦予想は東海大-明治大、もう片側の国士舘大の対戦相手は混戦ブロックで有力校は日本大、天理大ということになる。

第1日は1回戦、2日目は2回戦から決勝までが行われた。強豪校の勝ち上がりを中心に大会の様子を追いかけてみたい。

1回戦~2回戦

12ZG_m1_2.jpg
写真:2回戦、国士舘大は
大将浅沼拓海の支釣込足「一本」で
7-0の完全勝利達成
1、2回戦に波乱はなく、各強豪校はまずまず順当なスタートを切った。
東海大と国士舘大は2回戦から登場。

国士舘大は愛知学院大を完封して7-0スタート。手首の故障で東京予選を欠場、この日に備えていた1年生の遠藤翼を初戦から投入、軽中量級の手嶋将太郎も含めほとんどの試合を早い時間で勝負を決めて「一本」7つ。上々の立ち上がりだ。

国士舘大 7-0 愛知学院大
(先)岩尾敬太○払腰(0:43)△山本賢太
(次)釘丸太一○大外刈(1:58)△岡本健吾
(五)手島将太郎○小外掛(1:22)△山下諒
(中)上杉亮太○上四方固(1:50)△楠田舜也
(三)遠藤翼○横四方固(1:31)△須江昂太
(副)小川竜昂○上四方固(4:23)△渡邊理也
(大)浅沼拓海○支釣込足(0:34)△馬庭勇

12ZG_m1_3.jpg
写真:2回戦、東海大の先鋒渡邉勇人による
一本背負投「一本」
一方の東海大も関西地区2位の近畿大を圧倒したがこちらはパーフェクトスコアはならず。ポイントゲッターの王子谷剛志が相手の頭を下げ続けたところから引込返を試用。技の選択は適切、タイミングも問題なかったがこれがあからさまな失敗となり、これをきっかけとした攻防で横四方固に抑え込まれて一本負けとなってしまった。圧勝の中にもアクシデントあり、チームが乗るにはもう1試合の上積みが必要という印象。

東海大 6-1 近畿大
(先)渡邉勇人○一本背負投(3:07)△林宇宙
(次)奥村達郎○横四方固(3:38)△原田雄太
(五)豊田竜太○内股(2:36)△山本考一
(中)上林山裕馬○優勢[有効・小外刈]△林未来
(三)王子谷剛志△横四方固(4:53)○山城光司
(副)王皓○体落(1:40)△芦口直樹
(大)穴井航史○優勢[指導2]△垣田恵佑

ほか、明治大は帝京大を6-0で一蹴。筑波大も愛知大学を7-0と問題にせず、日本大、天理大、日本体育大の強豪チームはいずれも7-0で3回戦進出を決めている。
1回戦、2回戦の結果は下記。

12ZG_m1_4.jpg
写真:2回戦、
筑波大・小林悠輔の内股「一本」
【1回戦】
近畿大 7-0 松山大
国際武道大 3-1 同志社大
國學院大 4-1 道都大
中央大 6-0 福井工業大
鹿屋体育大 7-0 東北学院大
筑波大 7-0 拓殖大
愛知大 3-2 立命館大
明治大 6-1 金沢学院大
帝京大 4-1 京都産業大
埼玉大 2-1 東日本国際大
東洋大 6-1 日本文理大
龍谷大 4-2 徳山大
慶応義塾大 6-1 北海学園大
早稲田大 3-2 静岡産業大
桐蔭横浜大 7-0 熊本大
愛知学院大 5-2 北陸大
関西学院大 4-3 駒澤大
流通経済大 5-1 岡山商科大
日本体育大 7-0 秋田大
旭川大 5-1 平成国際大
大東文化大 3-2 関西大
清和大 6-0 日本経済大
山梨学院大 5-1 専修大
名城大 5-1 福岡教育大
天理大 7-0 広島国際大
帝京科学大 4-3 富士大
日本大 7-0 関東学園大
順天堂大 3-2 札幌大
福岡大 5-1 法政大
大阪体育大 7-0 新潟大

12ZG_m1_5.jpg
写真:明治大・渡辺智斗が
小内刈で一本勝ち
【2回戦】
東海大 6-1 近畿大
國學院大 5-1 国際武道大
中央大 4-1 鹿屋体育大
筑波大 7-0 愛知大
明治大 6-0 帝京大
埼玉大 ③-3 東洋大
慶應義塾大 4-3 龍谷大
桐蔭横浜大 6-0 早稲田大

12ZG_m1_6.jpg
写真:2回戦、日本大・原沢久喜が
小外刈で追いかけて「一本」奪取
国士舘大 7-0 愛知学院大
流通経済大 3-2 関西学院大
日本体育大 7-0 旭川大
清和大 5-1 大東文化大
山梨学院大 3-2 名城大
天理大 7-0 帝京科学大
日本大 5-1 順天堂大
福岡大 4-2 大阪体育大


3回戦

12ZG_m3_1.jpg
写真:3回戦、東海大・豊田竜太が
大内刈を返して「有効」
3回戦の注目対決は、昨年に引き続き早い段階での顔合わせとなった東海大と國學院大の一戦。

東海大 5-0 國學院大
(先)橋本壮市○反則(4:14)△酒井豪
(次)豊田竜太○小外刈(4:09)△地崎亮祐
(五)野村幸汰×引分×渡邊祥真
(中)穴井航史○優勢[技有・体落]△本多裕史
(三)王皓○払巻込(0:07)△北野裕一
(副)王子谷剛志○優勢[技有・払腰]△菊池真登
(大)長澤憲大×引分×大畑侑介

東海大は先鋒の81kg級橋本壮市が「指導2」と右背負投「有効」で手堅く先制。次鋒戦も豊田竜太が地崎亮祐を圧殺、焦った地崎が背中を丸めて小さくなった不十分な体制から放った大内刈を返して「有効」。以後も手堅く圧力を掛け、相手が精神的に疲弊した終盤戦に場外際で小外刈を決めて「一本」。この2試合で流れを決定づけた。

12ZG_m3_2.jpg
写真:王-北野の注目対決は
呆気なく決着、敗れた北野は呆然
そしてこの試合最大の見どころは、ついに今年度から本大会でも起用された東海大の大物、身長193cm体重140kgの王皓と、10年全日本ジュニア81kg級王者の「引き込み返しファイター」北野裕一による三将戦。北野は昨年東海大主将の吉田優也を攻めに攻めて引き分けており好試合が期待された。

ところがこの試合は意外な決着。開始するなり王が引き手で袖、釣り手で背中をガップリ握る万全の組み手。王が躊躇なく払巻込を放つと、力を回避する材料がまだ作れていない北野は丸腰でこれを食ってしまい、一回転半して「一本」。曲者北野のペースに持ち込まれる前に勝負を掛けた王の完勝だった。

この王の勝利で4点目を積み上げた東海大は副将の王子谷剛志が菊池真登を相手に序盤戦で払腰「技有」を奪取、あとは緩やかに試合を進めて優勢勝ち。この試合も王子谷は元気がなく、まだエンジンがかからない印象。東海大は大将の一年生、長澤憲大が引き分け、累計5-0の大差で勝利を決めた。

12ZG_m3_3.jpg
写真:国士舘大は
先鋒春山友紀の一本勝ちで
この試合も上々の滑り出し
国士舘大は関東の強豪流通経済大を寄せ付けず。淡々と一本勝ちを重ねて前試合に続く7-0、オール一本勝ちの圧倒的な試合ぶりで準々決勝へと駒を進めた。

国士舘大 7-0 流通経済大
(先)春山友紀○横四方固(1:19)△小浜恭平
(次)岩尾敬太○大内刈(1:12)△内田祐策
(五)上杉亮太○出足払(2:23)△高田将貴
(中)釘丸太一○小外刈(1:50)△交告尊大
(三)手嶋将太郎○優勢[指導2]△花村恭介
(副)浅沼拓海○袖釣込腰(1:16)△山田洸弥
(大)羽沢頼誠○肩固(5:00)△佐々木優太

12ZG_m3_5.jpg
写真:天理大・小林督之が
飯田健伍を貫禄の大外刈「一本」
天理大と山梨学院大が激突した好カードは天理大が4点を挙げて勝利。先鋒村岡大潤から大野将平、五将の石内裕貴という大駒3枚で3連勝。1点を失った後の三将戦では81kg級世界ジュニア王者の丸山剛毅が山梨学院大のポイントゲッター、73kg級学生王者の中村剛教を抑えて引き分け。

最後は副将小林督之が昨年のインターハイ100kg超級王者飯田健伍との注目対決を貫禄の大外刈「一本」で制してとどめ。4-1の完勝でベスト8進出を決めた。優勝大会制覇をチーム唯一の価値とする天理大の気合の入った試合ぶりが印象的な一戦だった。

天理大 4-1 山梨学院大
(先)村岡大潤○優勢[技有・一本背負投]△白石公康
(次)大野将平○袖釣込腰(2:11)△前原慎也
(五)石内裕貴○払腰(2:29)△藤木暢志
(中)安田知史△優勢[有効・小外刈]○鈴木
(三)丸山剛毅×引分×中村剛教
(副)小林督之○大外刈(1:12)△飯田健伍
(大)西田勇生×引分×島崎隼

12ZG_m3_6.jpg
写真:東海大の
先鋒橋本壮市の体落が「有効」
【3回戦】
東海大 5-0 國學院大
筑波大 6-1 中央大
明治大 7-0 埼玉大
桐蔭横浜大 5-1 慶応義塾大
国士舘大 7-0 流通経済大
日本体育大 6-1 清和大
天理大 4-1 山梨学院大
日本大 5-2 福岡大


次へ

1    



※eJudo携帯版「e柔道」7月6日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る


supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.