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全日本実業個人男子マッチレポート

(2012年10月9日)


※eJudo携帯版「e柔道」9月6日掲載記事より転載・編集しています。

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全日本実業個人男子マッチレポート
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石川裕紀が連覇達成、同門の小川と川端を破る
60㎏級

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写真:2年連続の決勝に臨む石川
決勝に進出したのは昨年新卒で初優勝を飾った石川裕紀(了徳寺学園職)と、一昨年までこの大会を6連覇した実業柔道の顔・小川武志(了徳寺学園職)。昨年の準決勝で戦った同門の対決となった。

第1シードの石川は2回戦で藤本将史(同志社WRJC)を大外刈、3回戦で水野隆介(日本駐車場救急サービス)を背負投、準々決勝で池野源輝(センコー)を背負投と3連続一本勝ちでベスト4進出。優勝候補の昨年の講道館杯王者・川端龍(了徳寺学園職)との大一番を迎える。この準決勝は52秒に背負投「技有」でリードを奪うと、川端の反撃を4分4秒に失った「指導2」までに抑えて逃げ切り。2年連続での決勝進出を決めた。

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写真:全試合「一本」で
決勝に勝ち上がった小川
一方の小川は第2シード。2回戦は伊藤(ナチュラル)を上四方固、3回戦は大西勇太(日本エースサポート)を内股、準々決勝は的場丈矩(此花学院柔友会)を上四方固「一本」に仕留めてベスト4進出。準決勝は矢野大地(パーク24)を背負投で攻め、3分15秒に横四方固「一本」で試合を決める。全試合一本の圧勝で2年ぶりの決勝に駒を進めた。

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写真:決勝、
小川が石川の技を捌き続ける
決勝は石川が左、小川が右組みのケンカ四つ。
引き手争いから石川が右の一本背負投、左内股、隅返とよく攻める。小川は素早い動きでこれを潰し、受け流し続けて間合いを測る。
試合のコントロール権は小川にある印象だが、巴投からの腕挫十字固も絡めて攻め手の尽きない石川の前に技が出ない。小川がジックリ機会を伺うこの間に時間は過ぎ去り、1分55秒小川に「指導1」。

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写真:石川は再三の巴投、
小川は自ら側転して、
あるいは潰して巧みに捌く
その後も石川は片手の左内股、さらに再三の巴投からの腕挫十字固と攻撃の手を緩めない。小川はいずれも深く入らせずに早い段階で潰すものの、出来上がった石川攻勢の流れは変えられず。石川の右背負投に小川が逆側に抜け、腹ばいに落ちた直後の3分25秒、ついに小川に2つ目の「指導」が宣告される。

残り1分を過ぎてから小川は猛攻。右小内刈で石川を伏せさせ、低い左一本背負投にもぐりこむ。4分20秒には小川が右大外刈、石川は左体落に切り返すが小川はこれを抜いて右体落に飛び込み、石川は畳に伏せて堪える。

経過時間は4分30秒を過ぎ、「指導」2つのリードを考えると石川にとってはこの辺りが勝負どころ。
ここで石川が巴投、小川は余裕を持って潰すが石川は寝技に引きずり込み、この一連の攻防でもっとも危険な時間帯をやり過ごすことに成功。

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写真:小川、右袖釣込腰から
自ら1回転して体を捨てるが、
石川は腹ばいに落ちてノーポイント
再開後、小川が左小内巻込で突進、右袖釣込腰から足を抱える「丸山スペシャル」で石川を背中に乗せる。あわや、という場面だが石川は腹ばいに畳に落ちてノーポイント。残り時間は2秒。
ここで石川に「指導1」が宣告され、試合は終了。小川の追撃を凌いだ石川が「指導2」による優勢勝ち、実業個人2連覇を達成した。

追撃のタイミングを逸した小川は苦笑い。消耗戦を覚悟していた石川、開始からエンジンを掛け続けたその作戦が効を奏した試合だった。

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写真:2連覇の石川裕紀選手
【入賞者】
優勝:石川裕紀(了徳寺学園職)
準優勝:小川武志(了徳寺学園職)
第3位:川端龍(了徳寺学園職)、矢野大地(パーク24)

石川裕紀選手のコメント
「左膝の靭帯を痛めていてあまり追い込んだ稽古ができませんでしたが、今日は何が何でも勝ちにこだわりました。ただ、こだわりすぎました。準決勝も決勝も先にポイントをとった後に逃げてしまって、良くなかったです。申し訳ない勝ち方だったと思います。去年のほうが内容は良かった。」

【準決勝】
石川裕紀○優勢[技有・背負投]△川端龍
小川武志○横四方固(3:15)△矢野大地

【決勝】
石川裕紀○優勢[指導2]△小川武志

浅野大輔、強敵連破で66kg級初優勝
66㎏級

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写真:2連覇を狙う青木
勝に進出したのは第1シードの青木勇介(パーク24)と第2シードの浅野大輔(自衛隊体育学校)。昨年と同じ顔合わせとなった。

2連覇を狙う青木は2回戦で村田直紀(衆議院事務局)からGS延長戦の末背負投で一本勝ち、3回戦は飯塚芳仁(山陽セフティ)から一本背負投「一本」で勝利。4回戦の山場、荘司和大(自衛隊体育学校)戦をGS延長戦「有効」で切り抜けると、準決勝は伊藤健太郎(自衛隊体育学校)を相手に2分55秒、体落で「有効」を奪って優勢勝ち。順当に決勝へと駒を進めてきた。

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写真:浅野は
厳しい組み合わせを勝ちあがり、
2年連続の決勝進出
一方の浅野は厳しい組み合わせで緒戦から山場続き。2回戦の望月健次(センコー)戦を「指導2」で切り抜け、3回戦では鈴木利一(松前柔道クラブ)の一本背負投を返して「有効」奪取で優勢勝ち。4回戦では田中浩平(つくばユナイテッド)を燕返「一本」に仕留め、準々決勝の勝負どころ、秋元希星(了徳寺学園職)戦は裏投「技有」で完勝。
準決勝はもと学生王者の和泉強志(自衛隊体育学校)を相手に1分44秒に背負投で「有効」を奪って優勢勝ち。見事決勝の畳へと勝ち上がってきた。

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写真:浅野の鋭い小内刈が決まって「技有」、
青木は浅野の攻防のスピードのギャップに
ついていけず
決勝は青木が左、浅野が右組みのケンカ四つ。
開始から互いに組まず、相手の1手目を弾き飛ばすこと十数秒。浅野突如スピードアップして左背負投、青木これをなんとか回避。青木は左大外刈に左小内刈で対抗。

1分10秒、浅野が組み際にまたもや一段ギアを上げて電光石火の右小内刈、青木まともに食って体側から倒れ「技有」。
浅野は腕挫十字固を狙うが青木回避して「待て」。

奮起した青木は左大外刈に飛び込むが動きの良い浅野は巧みに捌き、これは空振り。二の矢の左一本背負投も浅野は潰して横三角を狙い、崩れず。

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写真:浅野は組み手争いで試合の
スピードを殺しておき、機を見て一転
すばやく飛び込んで技を繰り出す
以降は青木が先に仕掛けはするもののコントロール権はやはり浅野。

浅野は組み手争いにゆっくりと付き合いながら、足払で内、外と払って相手をいなしつつ間合いを測るや、突如スピードアップしての左背負投と小内刈で仕留めに掛かる。緩急自在の組み立ての妙、青木は浅野が背負投を繰り出すたびに手が詰まっていく印象で、徐々に技が出なくなっていく。
青木の左背負投を浅野がしっかり潰したところで終了ブザー。

浅野は昨年の雪辱。60kg級からの階級変更2年目で見事実業王者の座を獲得することとなった。

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写真:優勝の浅野大輔選手
【入賞者】
優勝:浅野大輔(自衛隊体育学校)
準優勝:青木勇介(パーク24)
第3位:伊藤健太郎(自衛隊体育学校)、和泉強志(自衛隊体育学校)

浅野大輔選手のコメント
「緒戦から望月選手、田中選手、それに準々決勝の秋元選手と続いて全部の試合がしんどかったです。優勝は出来ましたが結構一杯一杯でした。今日得たものは講道館杯の出場権と「疲れ」ですかね。左腕に違和感があり、万全ではない中での試合でした。今後は指導者になりたいと思っています。まだOKしてもらえるかどうかわかりませんが、その道に進めるならば、4年後に五輪でメダルを獲れるような選手を育てたいです」

【準決勝】
浅野大輔○優勢[有効・背負投]△和泉強志
青木勇介○優勢[有効・体落]△伊藤健太郎

【決勝】
浅野大輔○優勢[技有・小内刈]△青木勇介


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