PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

金鷲旗高校柔道大会男子有力校インタビュー

(2011年7月22日)


※eJudo携帯版「e柔道」7月19、20日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


金鷲旗高校柔道大会男子有力校インタビュー

3月の全国高等学校柔道選手権大会では、東海大浦安高(千葉)が決勝で桐蔭学園高(神奈川)を破って初優勝。長年続いた東海大相模高と国士舘高の「2強」構造が崩れ、今年度の高校柔道界、男子は例年にない大混戦となっている。

そんな中いよいよ迫った金鷲旗高校柔道大会。優勝候補筆頭、高校選手権後も向かうところ敵なしの東海大浦安高の指揮官・竹内徹監督をはじめとする名将たち数人にお話を伺った。 少しでもズレのない情報をお伝えするため直前の直前、福岡入りギリギリまで待ってのこのインタビュー、その臨場感も含めてお楽しみ頂きたい。

東海大浦安高校 竹内徹監督

24KSPV_M01takeuchi_PC.jpg
写真:高校選手権に続く2冠に
挑む竹内徹監督
高校選手権優勝後、関東大会(優勝)、インターハイ千葉県予選に関東ジュニアと大きな事故もなく順調にここまで来ました。生徒は比較的リラックスというか、平常心で稽古しているように感じます。何としても優勝するというモチベーションの高さはヒシヒシと感じますが、闇雲に盛り上がっているというよりは、いい意味で落ち着いているという印象です。
エースのベイカー茉秋は先日の関東ジュニアでもオール一本勝ちでしたし、揺ぎない自信を感じます。稽古でも試合でも守りに入っていないですね。

チームとしては下級生の突き上げが全体に好影響を与えていると思います。1年生の村田大祐が非常に良くなってきていて、村田の気持ちの強さに3年生の鎌田嵩平、女良魁斗が引かずに投げて投げられての稽古を必死でやっている。折原虹之介も安定してきましたし、計算が立つようになってきました。

高校選手権は獲りましたが、私も生徒も、正直なところ全国王者として金鷲旗で他校を迎え撃つという感じではない。「挑戦者」というスタンスが、敢えて口にするまでもなく自然に出来上がっているという雰囲気です。 高校選手権はベイカーで勝った形ですが、それは他の選手にとっては悔しい体験。一昨日にウルフ(アロン)と話す機会があったんですが、「金鷲旗はベイカー先輩に回さないで勝たないといけない」と言っていました。実際には難しいと思いますが、そういう気持ちが選手にあることが、この「挑戦する」という雰囲気を作っているのかなと思います。

金鷲旗に関して言えば、キーマンになりうるのは石神大志。前半で色々なことが起こると思いますが、何かあっても石神のところで試合を一度元に戻すことが出来れば、良い流れでその後を戦えます。このところの試合を見ていても調子はあがっていますし、自信もつけてきたようです。本人だけでなく何より私も石神の出来に手ごたえを感じています。

私は高校3年生のときに九州学院高の先鋒で出て金鷲旗に優勝しました。選手もそれを知っていて「今度は監督としても優勝させるぞ!」と言ってくれるんです(笑)。私自身も思い入れの強い大会ですし、負けることなど一切考えていません。必ず優勝します。


桐蔭学園高 鈴木寛人監督

24KSPV_M02suzuki_PC.jpg
写真:高校選手権決勝の雪辱に燃える
桐蔭学園高・鈴木寛人監督
負傷者続出で迎えた神奈川県予選はチーム全体で50%くらいの出力、残念ながらインターハイは逃してしまいましたのでこれがこの世代最後の日本一へのチャレンジ。よって生徒たちのモチベーションは非常に高いです。
相変わらず負傷者は多いですが、山本幸紀は8割か9割、藤井靖剛はほぼ100%というところまで回復してきました。藤井は関東ジュニアでも素晴らしいパフォーマンスでしたし、岡田敏武も全日本ジュニアを決めてきて、このあたりは明るい材料ですね。手塚海、渡部達也も力をつけてきていますのでまずはこの登録5人で最後までしっかり戦うことだと思っています。
インターハイ予選の直前に膝をケガした根津信太と手首の負傷が癒えない竹内信康は補欠に入っていますが、まだ調子が上がり切らずこの2人を計算することはちょっと難しい。金鷲旗は長丁場なので5人で最後まで乗り切るというのはなかなか難しいので、序盤戦に前が頑張り過ぎてしまい、3日目には消耗し切っているという事態はちょっと心配ですね。

ただ、日本一に向けてチームの雰囲気が上がっていく中で、根津の「金鷲旗に出たい」「今年の3年生と一緒に団体戦を戦いたい」という気持ちがものすごい。あと1週間ありますし、まだどうなるかわかりません。組み合わせを考えると6回戦の日体荏原戦が大きな山場になると思っています。ここまでをどう戦うか、この試合をどういう試合で勝ち抜くかですね。選手起用を含め、この試合が今大会ののカギになると思っています。

チーム状態は8割、9割まで戻ってきました。あとは気力の勝負。最善の努力で臨みます。

国士舘高校 岩渕公一監督

24KSPV_M03iwafuchi_PC.jpg
写真:大会3連覇に
挑む国士舘高・岩渕公一監督
高校選手権の時のような大きいケガをしている選手もおらず、徐々に調子は上がっています。江畑丈夫が肋骨にヒビを入れてしまったんですが普通に練習していますし、以前痛めた足首もテーピングをしているくらいで内股でしっかり踏ん張って投げるところまで来ている。この金鷲旗は新チーム結成以来初めて大きなケガも欠場者もなく戦える大会ということになります。

今年は昨年の遠藤翼のような、どんな選手とやっても取ってくるという絶対のエースがいない。去年はこれに小川竜昂もいて安心感がありましたが今年はなかなかそうはいきません。飛び抜けて柔道が巧い選手がいるわけでもないし、江畑も投げ技は切れるが自分の形になるのがまだまだ遅いので、しっかり研究してくるチームには凌がれる可能性も出てくる。誰かが失敗してもそれをフォローしていくというような展開ではなかなか難しいですから、全員が立っても寝てもしっかり柔道をすることを積み重ねて、全体を通して、いいところでしっかりひとつ取る。こういう辛抱強さがないといけないと思います。
いま生徒もちょっとナーバスになっていて、思うようにいかないと腐ることがある。けれども、そうじゃないんだ、稽古なんだから何回も何回も繰り返すんだ、とにかく妥協しないでやり続けるんだ、この積み重ねがあって初めて試合で出来るんだと言い続けています。辛抱強さというのが今回のテーマの一つかもしれませんね。

これから連戦になりますが、稽古はガンガンやっています。ケガも怖いが、スタミナを積み上げられないこともまた怖い。今日まで (インタビュー日は7/18) 追い込んで来たので、明日からはペースを落として仕上げ、調整ですね。

冬、春と戦う中でうちはかなり研究されているなと思いましたが、今回はそれを踏まえて、今度はこちらがどう取りにいくか、そこまで考えてやっています。

先輩たちは毎年苦しい思いをして勝って来た。彼らがやってきた、苦しさを乗り越えて勝利を掴むという体験をなんとかさせてあげたいと思っています。負けられない、必ず勝つんだという国士舘の伝統を感じさせ、勝つことが義務だというくらいの強い気持ちを持って金鷲旗に臨みたいと思います。

東海大相模高校 高橋洋樹監督

24KSPV_M04takahashi_PC.jpg
写真:東海大相模高の
高橋洋樹監督
徹底した走りこみ、それに大学への出稽古で鍛え抜いて来ました。なので、関東ジュニア(7/15)が終わってここまでの1週間は詰めた稽古をやるよりも短時間集中、時間を区切って密度の濃い稽古をしてきました。チーム状態は非常に良い、と言っていいかと思います。
エースの小原拳哉が関東大会でベイカー選手(東海大浦安)に直接対決で負けてしまったんですが、あれがターニングポイント。原因と対策がしっかり見えましたので本人も以降吹っ切って試合が出来るようになりましたし、再戦に向けた稽古をきちんと積み上げてくることが出来ました。チーム全体では河端祥也が良くなっていますね。春以降ケガをせずに集中して稽古を詰めたのが大きかった。高梨優也も安定してきましたし、春日良太、長谷川優の新戦力の台頭でかなり面白いチームになってきました。

今年はいままでとはちょっと色が違うチーム。自分のこと以外は我関せずという奴が多いんですが、逆に他人に頼ることも考えない。自分で勝とうとする連中の集まりです。もちろん優勝は狙っていきますが、なにより台頭してきた新戦力と今までのレギュラーが噛み合ったときに何が起こるかが非常に楽しみ。守ることは出来ないチームですし、監督をしていても「このチームは面白いな」というのが今の気持ちですね。

勝敗のポイントはいかにリードして小原につなげるか。1点余裕を持って、最悪タイで小原を畳に送り出せれば十分勝機はあると思います。逆にリードされると厳しいというのも正直なところですが、とにかくこのチームは面白い。頑張ります。


※eJudo携帯版「e柔道」7月19、20日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る


supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.