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全日本カデ柔道体重別選手権女子レポート 57㎏級~70㎏超級

2012年4月16日


※eJudo携帯版「e柔道」4月9~12日掲載記事より転載・編集しています。

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全日本カデ女子レポート 57㎏級~70㎏超級
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57㎏級
鈴木伊織、全中王者の西尾直子にリベンジ果たして初戴冠


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写真:1回戦、西尾直子は
慎重な試合振りで「指導2」で勝利
決勝に進んだのは全国中学大会王者の西尾直子(帝京高1年)と鈴木伊織(大成中3年)の2名。

西尾は1回戦で小林幸奈(塩尻市立丘中3年)から「指導2」を奪って勝利。出だしは慎重な試合振りだったが、準決勝はこれを振り切るかのように林美七海(紀見北中3年)から「指導3」を奪った末に背負投で一本勝ち(3:08)、勢いに乗っての決勝進出。

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写真:決勝に臨む鈴木伊織
一方の鈴木は昨年の全国中学大会、2年生ながら準々決勝で西尾と僅差の激戦を繰り広げた猛者。近代柔道杯に優勝して乗っているチームの勢いを背に1回戦は小川寧々(創志学園高1年)からGS延長戦の末大内刈「技有」を奪って勝利、準決勝は全国中学大会2位の立川莉奈(敬愛高1年)から「指導1」を奪った末の残り27秒、小外刈で「技有」を奪って優勢勝ち。堂々の成績で決勝の畳に臨む。

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写真:鈴木が右袖釣込腰で攻める
決勝は西尾右、鈴木は左組みのケンカ四つ。西尾は156cm、鈴木は162cmと鈴木が上背では大きく上回る。

西尾は右背負投、鈴木は右袖釣込腰で攻めあう。西尾は右大内刈から右内股に変化して鈴木大きくバランスを崩すがノーポイント。
西尾さらに右背負投、右大内刈で前に出るが鈴木は右袖釣込腰に、右袖釣込腰からの巻き込みを絡めて対抗し、本戦ではポイント差はつかず。試合はGS延長戦に縺れ込む。

延長戦は鈴木が攻勢。右一本背負投を2連発、さらに疲労した西尾の右前襟を握ってあおりまくり、西尾を畳に引き落とすこと数度。右袖釣込腰を絡めたこの展開を西尾は止めることができず残り43秒で西尾に「指導1」。
以後も疲労激しい西尾は展開を取り戻す手を打てず、そのまま試合終了。旗は3本が鈴木に揃い、中学生の鈴木、見事カテカテゴリの全国タイトルを手にすることとなった。

決勝はGS延長戦の展開で試合が決まった。あおり勝ち、とでも言うべき鈴木のスタミナとパワーの前に、執念と粘りが売りの西尾が屈した形となった。

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写真:57kg級入賞者。左が優勝の鈴木
【入賞者】
優勝:鈴木伊織(大成中3年)
準優勝:西尾直子(帝京高1年)

鈴木伊織選手のコメント
「『一本』を取る柔道を狙っていたんですが、今日の試合は納得できません。決勝の相手は去年負けている相手なのでリベンジできてよかったです。次は全国中学大会で個人、団体の2冠を取ることが目標です」

【1回戦】
西尾直子(帝京高1年)○優勢[指導2]△小林幸奈(塩尻市立丘中3年)
林美七海(紀見北中3年)○GS僅差△北原優香梨(木更津総合高1年)
立川莉奈(敬愛高1年)○GS僅差3-0△松尾光優(京都学園高1年)
鈴木伊織(大成中3年)○GS技有・大内刈(GS0:08)△小川寧々(創志学園高1年)

【準決勝】
西尾直子○背負投(3:08)△林美七海
鈴木伊織○優勢[技有・小外刈]△立川莉奈

【決勝】
鈴木伊織○GS僅差3-0△西尾直子


63㎏級
中学生の嶺井美穂、世界カデ王者池絵梨菜を「一本」で降す


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写真:1回戦、
池絵梨菜が送襟絞で一本勝ち
優勝候補は昨年の世界カデ王者池絵梨菜(東大阪大敬愛1年)。これを追うのが昨年全中2位の嶺井美穂(東松山南中3年)と、22年全中57kg級3位の鍋倉那美(大成中3年)の中学生コンビと、レベルの高い階級だ。

池は順当に決勝に進出。1回戦は飯野鈴々(北筑高1年)を「指導1」奪取後の送襟絞「一本」(2:58)、準決勝は新添左季(天理高1年)を崩上四方固「一本」(1:42)と得意の寝技を生かして余裕のある勝ち上がり。

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写真:準決勝、嶺井美穂が
鍋倉那美の右払腰を返そうと試みる
もう1人のファイナリストは嶺井。1回戦は角田綾香(宇和島東高1年)を大内刈「有効」、大外刈「一本」と僅か31秒で立て続けに相手を投げつけて勝利。大一番の鍋倉戦は前半攻め込まれて「指導1」を失ったが盛り返し、攻め合いの末に延長フルタイム、僅差2-1で競り勝って決勝進出を決めた。

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写真:決勝、序盤戦は差がつかず
決勝は池が左、嶺井が右組みのケンカ四つ。
池は左釣り手で背中を握って左内股で嶺井を崩して寝技を狙うが、嶺井守りきって「待て」。池はさらに右片襟背負投を繰り出すが互いに潰れて「待て」、嶺井は右釣り手で奥襟を得て内股を2連発、池はバランスを崩して伏せる。両者ともここまでの展開はともに引き手不十分で決め手を欠く。

池は左出足払、嶺井は右体落で攻め、両者ノーポイントのまま試合は中盤。

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写真:嶺井の大内刈が豪快に決まって「一本」
ここで池が左体落、これを嶺井が右小外刈で切り返すと池は横転し「有効」、2分10秒。
この得点から以降試合は一機に嶺井ペース。2分45秒には池の左大内刈を嶺井再び右小外刈に切り返して「有効」を追加、意外にもやや一方的な展開。

完全に自信を得た嶺井、2分58秒に思い切った右内股、池が受けると見るや大内刈に変化すると池はのけぞって畳に激しく落ちて「一本」。嶺井、一学年上で無敵の強さを誇った池を圧倒して、見事全日本カデ王座を獲得した。

池は組み手不十分のまま前に出てポイントを失い、試合の流れを失った。打倒池を目指して稽古を重ねたという嶺井の強さと研鑽の程が遺憾なく発揮された一戦だった。

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写真:63kg級入賞者。左が優勝の嶺井
【入賞者】
優勝:嶺井美穂(東松山市立南中3年)
準優勝:池絵梨菜(東大阪大敬愛高1年)

嶺井美穂選手のコメント
「先生と考えてきたことを試合で出せました。組み手で妥協せずに戦えたのが良かったです。全中の決勝で負けて以来、池選手に追いつき、追い越そうとこの冬練習してきました。今日の試合でも課題が見つかったので、これからまだまだ頑張ります」

【1回戦】
池絵梨菜(東大阪大敬愛高1年)○送襟絞(2:58)△飯野鈴々(北筑高1年)
新添左季(天理高1年)○内股(1:57)△篠田明璃(岐阜西柔道クラブ)
嶺井美穂(東松山市立南中3年)○大外刈(0:31)△角田綾香(宇和島東高1年)
鍋倉那美(大成中3年)○内股(0:149△渡辺瑞萌(金沢学院東高1年)

【準決勝】
池絵梨菜○崩袈裟固(1:42)△新添左季
嶺井美穂○GS僅差2-1△鍋倉那美

【決勝】
嶺井美穂○大内刈(2:58)△池絵梨菜


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