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全国高等学校柔道選手権大会
女子団体戦マッチレポート1回戦~3回戦

2012年4月5日


※eJudo携帯版「e柔道」3月24日掲載記事より転載・編集しています。

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全国高等学校柔道選手権大会
女子団体戦マッチレポート1回戦~3回戦 1/2


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写真:第2日、団体戦の開始式
高校選手権は体重制限があり先鋒は52kg以下、中堅は63kg以下、大将は無差別というレギュレーション。

各種招待試合で戦力を見極められる男子と異なり、女子には同一レギュレーションで行われる事前大会はない。よってシード校は主催者による詳細な戦力分析の末、各チームの選手の前年度までの個人成績を軸に決定される。

各ポジションに嵌る有力選手をしっかり揃えられるかどうかがカギのこの大会、シード校の栄誉に属したチームは下記。

[Aシード校]
松商学園高(長野)、桐蔭学園高(神奈川)、大成高(愛知)、宮崎商高(宮崎)

[Bシード校]
敬愛高(福岡)、阿蘇中央高(神奈川)、埼玉栄高(埼玉)、新田高(愛媛)

IH52kg級王者出口クリスタと63kg級2位の津金恵を擁する松商学園、IH48kg級王者山田樹と講道館杯63kg級5位の松本千奈津を並べた宮崎商、先鋒に内尾真子、中堅に57kg級シニア強化選手の山本杏を置いた桐蔭学園らがAシード評価。インターハイで優勝した高岡龍谷高の印象もあってか、これら「前2枚」重心のチームに高い評価が与えられた。
先鋒、大将に駒を揃えるのは大成、敬愛、阿蘇中央。3枚の平均値が高いのが新田、中堅重視でチームが出来上がっているのが埼玉栄。絶対優勢のチームがなく混戦の今大会はこの選手構成の「構造」の対決という図式が色濃い。

全国大会を初めて踏む選手も多い中、前日に行われた個人戦によって各校の駒が値踏みされ、これによって事前の戦力評価は微妙に変わってきた。

先鋒枠の52kg級カテゴリでは山田樹(宮崎商)が2位入賞を果たして52kg級でも十分戦えることを示し、新田は鶴岡来雪(新田)が3位入賞、中堅の63kg級鈴木夏海の3位と合わせて戦力構成の平均値の高さを裏付けて評価上昇。
そして阿蘇中央の飯塚貴恵は3位、中途で犬井亜美(埼玉栄)から一本勝ち、近藤亜美(大成)からも巴投「技有」とライバルチームの先鋒たちに勝利して上位対戦でもポイントゲッターとなり得ることを証明した。阿蘇中央は梅木真美と合わせて先鋒と大将の2枚看板で戦えることがハッキリ浮き上がりこの時点でAシード級の評価に浮上したと言って良い。一方、内尾真子が準々決勝で山田に一本負けを喫した桐蔭学園は、内尾のそれまでの試合の攻め手の遅さも相まって評価下落。

63kg級カテゴリでは松本千奈津が優勝、決勝でライバルの津金を一方的に攻め続けたことで力関係の上下がハッキリしてこれも評価上昇。前述の通り鶴岡が3位に入った新田は、鶴岡が津金と僅差の勝負を演じていることもありこれもAシード格に浮上と言ってよい。敬愛は57kg級に出場した芳田司(敬愛)が2位入賞、勝ち上がりも一本3、GS有効が1とまずまずだったが対戦相手に強豪が少なかったことと攻め手の遅い試合内容、団体戦の中堅カテゴリでは6kgという大きな体重差があることを勘案するとかなり不安が残る。敬愛は52kg級の鷲崎風詩が3回戦で鶴岡にGS僅差で敗れており、これとの乗算でBシード評価は留保といったところ。

個人戦の結果を受けた各校の思惑、意気込みが交錯する中試合はスタート。8つに分けられた各試合場で全国の頂点を掛けた熱戦が展開された。

1回戦

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写真:1回戦、高岡龍谷の唯一最大の
ポイントゲッター長内香月が
袖釣込腰「技有」を奪う
1回戦でのシード校の登場はなし。
次戦で大成戦という大山場を控えるインターハイ王者、高岡龍谷高(富山)は国東高(大分)と対戦。唯一の大駒、全日本ジュニア70kg級王者長内香月が勝利、ほか2枚がキッチリ分けるというこれしかないという試合で緒戦を突破した。
東京代表のダークホース、帝京高も2-0で徳島北高を相手に快勝している。

高岡龍谷高 1-0 国東高
(先)上野扇京×引分×阿部まりな
(中)小松那奈×引分×有次さつき
(大)長内香月○合技(1:52)△田川有紀

帝京高 2-0 徳島北高
(先)中村くるみ○横四方固(0:40)△大村春佳
(中)伊勢崎詩乃○優勢[技有]△竹森沙希
(大)森田智子×引分×佐藤乃江

【1回戦スコア】
奈良育英高(奈良) 2-0 宮古高(岩手)
長崎明誠高(長崎) 3-0 甲府工高(山梨)
國學院栃木高(栃木) 1-0 近江高(滋賀)
市立沼津高(静岡) 2-0 高松南高(香川)
沖縄尚学高(沖縄) 2-1 木造高(青森)
大垣日大高(岐阜) 3-0 北海高(北海道)
土浦日大高(茨城) ①-1 福井工大福井高(福井)
鹿児島南高(鹿児島) 2-1 八頭高(鳥取)
高岡龍谷高(富山) 1-0 国東高(大分)
帝京高(東京) 2-0 徳島北高(徳島)
夙川学院高(兵庫) 1-0 南筑高(福岡)
平田高(島根) 2-0 日本文理高(新潟)
津幡高(石川) 2-0 本荘高(本荘)
西京高(山口) 2-0 箕島高(和歌山)
前橋東高(群馬) 2-1 羽黒高(山形)
名張高(三重) 1-0 佐賀商(佐賀)

2回戦

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写真:松商学園は大将の宮川史帆が
奈良育英・山中英林加と引き分ける
好クロージング
シード校が登場、各校ともまずまず順当に緒戦を勝ち上がった。

松商学園高 2-0 奈良育英高
(先)出口クリスタ○大内刈(1:29)△吉田愛衣理
(中)津金恵○袈裟固(1:02)△朝川咲月
(大)宮川史帆×引分×山中英林加

第1シードの松商学園は前2枚のポイントゲッターがしっかり一本勝ち。大将宮川史帆も70kg級インターハイ3位、前日の個人戦でも3位の山中英林加としっかり引分けて磐石、2-0と上々のスタート。

敬愛高 2-1 國學院栃木高
(先)鷲崎風歌○優勢[指導2]△飯嶋沙季
(中)芳田司△内股透(0:57)○石崎真弥
(大)岡史生○小外刈(2:50)△小林未奈

敬愛高は中堅の芳田司が内股透で一本負けという意外な出だし。
先鋒戦の鷲崎の優勢勝ち、そしてやはり大将で起用された大黒柱の岡史生が得意の小外刈で一本勝ちと事なきを得たが、前日に57kg級とはいえ個人戦2位の芳田が63kg級カテゴリに出場するなりの派手な一本負けで今後に不安を残した。

桐蔭学園高 2-1 沖縄尚学高
(先)内尾真子○横四方固(1:10)△大城旭代
(中)山本杏○内股透(0:10)△山内月
(大)大森さやか△袈裟固(2:19)○照喜名あずさ

桐蔭学園高は内尾、山本の前2枚があっという間に一本勝ち、これしかないという形で早々に勝負を決めた。しかし大将の大森さやかが一本負けを喫し、試合としては「取って取られて」、落ち着かない雰囲気のまま緒戦を終えている。全国大会初出場の大森がどの時点で波に乗れるか、自信が持てるかどうかがカギの桐蔭にとってはここで大森が引き分けておけばまさに120点の試合だったはず。桐蔭は次戦にひとつ課題を残した形だ。

阿蘇中央高 3-0 土浦日大高
(先)飯塚貴恵○合技(1:17)△坂本なつみ
(中)土井雅子○優勢[技有]△飯田蒼生
(大)梅木真美○合技(1:43)△須賀田光

阿蘇中央高は強さを見せつけ3-0の圧勝。先鋒飯塚が一本勝ち、中堅土井は大将に控える梅木の圧力をバックにしっかり「技有」を奪って文句なしの試合だった。

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写真:大成・月野珠里が袈裟固で
小松那奈に一本勝ち。強敵高岡龍谷からの
勝利を決める
大成高 2-1 高岡龍谷高
(先)濱田早萌○優勢[技有]△上野扇京
(中)月野珠里○袈裟固(1:36)△小松那奈
(大)藤原恵美△優勢[指導2]○長内香月

2回戦最大の注目対決、大成高と高岡龍谷高の試合は大成が勝利。
大成は先鋒に本命と目された近藤亜美ではなく44kg級世界ジュニア王者濱田早萌を投入。中堅月野珠里と合わせた前2枚でどうしても2点を挙げてしまいたいというミッションをしっかりと達成した。
高岡龍谷は大将戦で、70kg級の長内香月が「指導2」で無差別個人2位の藤原恵美に勝利。ここは目論見通りだったが、分厚い大成の戦力の前に前半戦を耐え切れなかった。

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写真:帝京・森田智子が袈裟固で一本勝ち
帝京高 1-0 創志学園高
(先)中村くるみ×引分×忠政亮子
(中)伊勢崎詩乃×引分×安枝香奈
(大)森田智子○袈裟固(1:18)△友清あかり

東京代表の帝京高と育成態勢の強化著しい中国の新鋭、創志学園高の試合は帝京が勝利。前2枚が引き分け、大将森田智子がしっかり一本勝ちした。手ごわい前2枚を引分け、ウィークポイントを狙ってしっかり得点というこれも非常に手堅い試合。

埼玉栄高 1-0 夙川学院高
(先)犬井亜美×引分×甫木実咲
(中)安沙好○優勢[有効]△原田千賀子
(大)小針由江×引分×荒巻有可里
注目の好カード、埼玉栄高と夙川学院高の試合は埼玉栄が勝利。
前日の個人戦63kg級で3位に入ったワントップの中堅安沙好の「有効」を守りきって1-0での勝利だった。1-0、しかも「有効」1個という最少得点差の勝利ながら、選手が役割をしっかり理解したソリッドな試合、危なげのない内容だった。

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写真:宮崎商・松本千奈津が
地力で圧倒、「指導2」の優勢勝ちで
チームの勝利を決める
宮崎商高 2-0 津幡高
(先)山田樹×引分×米田愛理子
(中)松本千奈津○優勢[指導2]△本野美樹
(大)大迫真美○優勢[指導2]△田中夏子

宮崎商高は津幡高に2-0で勝利。取り役を担うべき先鋒山田は引き分けスタートだったが、中堅、大将の2枚がいずれも「指導2」で連勝。手堅い試合だった。

新田高 3-0 前橋東高
(先)鶴岡来雪○横四方固(0:55)△大竹成美
(中)鈴木夏海○内股(0:42)△涌井薫奈
(大)月波光貴穂○合技(0:30)△中村恵理子

新田高は3枚揃った戦力の高さを見せ付けて3-0で勝利。
いずれも一本勝ちという文句なしのスタートだった。

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写真:大成・藤原と高岡龍谷・長内による
注目対決。長内が「指導2」で勝利した
【2回戦スコア】
松商学園高(長野) 2-0 奈良育英高
清水ヶ丘高(広島)○0代-0△長崎明誠高(長崎)
敬愛高(福岡) 2-1 國學院栃木高
市立沼津高(静岡) 2-1 柴田高(宮城)
桐蔭学園高(神奈川) 2-1 沖縄尚学高
大垣日大高 3-0 岡豊高(高知)
阿蘇中央高(熊本) 3-0 土浦日大高(茨城)
鹿児島南高(鹿児島)○0代-0△京都学園高(京都)
大成高(愛知) 2-1 高岡龍谷高
帝京高 1-0 創志学園高(岡山)
埼玉栄高(埼玉) 1-0 夙川学院高
平田高 2-1 双葉高(福島)
宮崎商高(宮崎) 2-0 津幡高
木更津総合高(千葉) ①-1 西京高
新田高(愛媛) 3-0 前橋東高
星翔高(大阪) 2-0 名張高

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