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全国高等学校柔道選手権有力校インタビュー

2012年3月17日


※eJudo携帯版「e柔道」3月14、16日掲載記事より転載・編集しています。

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全国高等学校柔道選手権有力校インタビュー

国士舘高 岩渕公一監督

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写真:6大会連続の全国タイトル奪取に
挑む国士舘高・岩渕公一監督
昨年、東日本大震災の影響でこの全国高校選手権大会は開催されませんでした。去年の先輩たちの思いも含めて、なんとか優勝したい大会ですね。

今年は去年の遠藤翼や小川竜昂のような大きい選手もいませんし、エースとして取って代わる戦力もないのですが、5人の戦力が均等に揃っています。それぞれ面白い持ち味のある選手ですので、個々が良さを出して試合をしていけばおのずと勝機が見えてくると思っています。ケガをしていて東京予選ではたくさん試合が出来ない状態だった江畑丈夫も復帰してきましたし、今回はチーム力で勝つ大会ですね。
江畑と、同じく1年生の田崎健祐はある程度しっかり仕事をしてくれると思いますので、勝負のポイントは2年生が実力を出せるかどうか。この点では、昨年から試合に出ている砂田勇登がいま非常に期待できます。東京都大会の個人戦決勝でミスから負けてしまったことがものすごくショックだったようで、1週間後に行われた団体戦では見違えるような出来でした。体が大きくなって肉体的にも大きな上積みがありましたが、メンタル面での成長、チームを引っ張る2年生が精神的に一段上がったことは非常に大きい。

チームに対する要求ですか?敢えていえば、必死さ、使命感をもっと出して戦ってもらいたいですね。ウチにそれがなくなったら負けだということを自覚してもらいたい。もちろん実力が伴わなければ優勝はないわけですが、「国士舘は負けてはいけない」「国士舘は優勝する」と宣言して、そして実際に勝つというプレッシャー、歴代の先輩たちはこれに打ち勝って優勝してきた。ここに価値があると思うし、国士舘の強さがある。なんとかこの代にもこの大会でそれを体験してもらいたいですね。「優勝しかない」という義務、使命感。それを前面に出して戦ってほしい。

今回は全体的に混戦ですので、全てのチームが強敵です。特にここと意識するような戦いかたはしません。(第2シードの東海大浦安はどうでしょうか?)東海大浦安高は強いし。なにより雰囲気が良いですね。全員がやってやるという雰囲気になっていますし、心が一つになっている。非常にいま乗っているチームだと思います。

チーム状態ですが、かなり追い込んだので疲れが出てきている時期です(※インタビューは3/12)し、ケガが心配なところです。1人が欠けると一体感がなくなって戦力が大きく崩れる場合もありますし、気をつけていかなければいけません。
エースがいないチームですので、組み合わせ云々、相手が云々ではなく、とにかく一戦一戦、全員がその都度良いところを出していかないといけません。一戦必勝で、優勝します。


東海大浦安高 竹内徹監督

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写真:松前旗、若潮杯を制した
東海大浦安を率いる竹内徹監督
ありきたりですが、私も、そして生徒も保護者も優勝しか考えていません。それだけの力は備わっていると思います。若潮杯での優勝以降さらにモチベーションがあがっていますし、また一段強くなったなというのが正直な印象ですね。2月に入ってからかなり追い込んだ稽古、いままでにないというくらい質量の伴った稽古をしてきました。選手はかなり疲労していますが手ごたえも十分感じているように見えますね。乱取り、反復練習の量も相当こなしていますし、ジックリと鍛え上げることができました。

エースのベイカー茉秋はパワー抜群。なかなか増えなかった体重も若潮杯から4、5キロ増えましたし、追い込みの期間中、大学生と社会人がかなり稽古に参加してくれたんですが、皆「ベイカーのパワーには太刀打ちできない」と口を揃えていました。勝負勘の良さ、気持ちの強さもありますし、爆発しだすと止まらない選手ですね。相手からすると一番イヤな選手だろうなと思います。

ウルフアロンは技術的に一段階段をあがりましたね。前にガンガン行くスタイルなんですが足技も切れますし、これも面白い選手です。

石神大志は松前旗と若潮杯、自分が不在での優勝だったことが非常に悔しいようです。これが発奮材料になったのか、いままでノンビリしていた子だったのが目の色がまったく変わりましたねまさしく「怪我の功名」です(笑)。今大会は期待して良いと思います。

優勝以外考えていない、とのっけに言いはしましたが、組み合わせを見るとどこも強豪、まったく油断ならない対戦が続きます。京都学園高と日体荏原高の勝者と戦うベスト16はひとつの山場だと思いますので、ここはしっかり戦わないといけません。準決勝で東海大相模高と戦うとなれば、小原くんと同じチームだったベイカーやウルフはかなり対戦を楽しみにしているようですから、これは面白いですね。
決勝の国士舘高は強気で出てくると思いますので、負けずに強気に、そして寝技でしくじらないようにと対策は考えています。

うちの学校は14日から2年生が修学旅行なんです。もちろん選手は参加しませんが、選手でない部員も「全国大会に向けて協力したい」と修学旅行に行かずに居残って一緒に練習してくれています。これには感激しました。勝つにはチームが一つにまとまらないといけないと思いますが、今年のチームにはものすごく一体感を感じています。

あらためて、今年は優勝以外は考えていません。それだけのチームが出来たと思っています。


東海大相模高 高橋洋樹監督

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写真:神奈川を制してAシードを
勝ち取った東海大相模高・高橋洋樹監督
今年はチームとしては小柄です。その中で一人ひとり、伸びしろのある選手が多いというのが今年の特徴ですかね。この冬非常に追い込んでやってきましたので個々の力は確実にあがってきました。全国的にこれはというポイントゲッターがいない大会ですが、その中で一戦一戦しぶとく勝ちあがって優勝したいと思います。総合力勝負ですね。

総合力勝負、ではありますがエースの小原拳哉は1対1の対決であれば今年の高校生で一番強いと思っています。上位対戦で2人、3人と抜いていくのは難しいかもしれませんがタイでの勝負であれば十分勝利が計算できる。これまで松前旗、若潮杯と結果が出ていないという見方もありますが、このチームは「結果が出ていないチーム」というより「スイッチが入るとガラっと変わるチーム」だと思っています。招待試合をずっと勝ってきたチームはプレッシャーも掛かると思いますし、連覇を狙う国士舘高もかなりの圧力があるでしょう。負けてきたうちは挑戦者の立場ですので、その点ではやりやすい。練習をやっていく中で今年は手ごたえも感じていますし、抜き試合、そして日本武道館の試合は独特の雰囲気があってこれと上手くつきあっていけるかどうかも大事。面白い試合が出来ると思いますよ。

稽古は朝走って稽古、また走って稽古といった具合で、大学生にも来て貰って肉体的にも精神的にも相当追い込んだ練習をしてきました。1人1人まったく性格が違う、いままでにないチーム。うまく嵌れば面白いと思って追い込んできましたが、ここに来て一体感のようなものを強く感じます。スーパーエースのいるチームではなく、こういうチームで優勝するのが面白い。羽賀龍之介の代のチームのように、勝たなきゃいけないというプレッシャーの中で戦うのではなく、一戦一戦積み上げて優勝に辿りつく、これが出来るチームだと思います。

ポイントになる試合はと良く聞かれるんですが、今年は全ての試合がポイント。初戦から、相手は1試合すでにこなしてくるわけですし、あの独特の雰囲気の中ではまったく気が抜けません。今年は5人残し、4人残しで勝つようなチームではありませんので1回戦から総力戦です。内容云々よりも勝つこと、結果にこだわった総力戦で勝ちあがり、優勝を目指したいと思います。


松商学園高 山口泰志監督

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写真:第1シードの松商学園高を率いる
山口泰志監督
第1シードは大変名誉なこと。正直プレッシャーが掛かりますね(笑)。ただ、選手の気持ちは組み合わせが出た後もあまり変わっていないようですし、とにかく挑戦者の気持ちで試合に臨みたいと思っています。

チームは出口クリスタと津金恵の1年生コンビに2年生の宮川史帆という構成。 出口は性格も柔道のスタイルも男性的。キレのある技と動き、瞬発力が売りです。津金は逆に女性的、しなやかさが特徴ですね。これがあるので大きい選手にも力負けしない。宮川は叩き上げの選手ですが、コツコツ力を伸ばしてきていま非常に良い。1年生の2人が入ってきて全国大会で活躍していることがかなり刺激になったようで、2年生になってから柔道のスタイルが攻撃的になってきました。

(津金選手が皇后盃予選で素晴らしい活躍をしましたが?)私もびっくりしました(笑)。それなりにやるだろうとは思っていましたが優勝、それもオール一本勝ちですから。しかし、これで盛り上がるという感じでもなく、朝のトレーニング、夕方の技術練習と皆淡々と稽古をこなしていますよ。このまま追い込んでいけばいけるんじゃないか、と手応えは感じてます。

良く、なぜこんなに急に強くなったかという質問を受けるんですが、私自身もこれはわからない(笑)。津金も出口も柔道自体の質は入学してきたときから非常に高かった。ただ、2人とも肉体的にも精神的にもまだまだ子供だなという感じだったのが、どうやら高校の柔道になってきたかなとは思います。体も一回りガッチリしてきましたし、心の部分での成長が結果につながっているとは感じます。

本番はどの試合も息が抜けない試合ですが、準々決勝の敬愛高との対戦が一番の山場になるのではないかと思っています。先手必勝でここをしっかり勝ちあがっていきたいですね。

せっかくチャンスを頂いたので、それを生かせる試合をしたいですね。もちろん頂点を狙います。選手にも「優勝」を意識させて試合に臨みます。


大成高 大石いづみ監督

本当にうちなんかがが第2シードでいいのか?とは思っています(笑)。

どのチームも力を持っていますし、3人の団体戦というのは展開次第というところがあるので絶対という試合はない。ただ逆にうちにも十分チャンスがあるということだと思うので、もちろん優勝を狙います。初戦から力を持った学校と対戦しますし、ズラリと並んだ強豪と連戦という組み合わせ。ここまでは安全に勝ちあがれるというような試合はまったくありませんので、初戦から全力で戦いたいと思います。

全体で6人しかいないチームなんですが、その分非常にまとまりがあるし個々の調子もあがってきています。このままの雰囲気で本番まで持っていきたいですね。

先鋒枠には濱田早萌と近藤亜美と2人の選手がいて、それぞれの良さがある。どちらを使うか非常に迷うところです。濱田が44kg級の選手ですので直接対決をすると近藤に分があるんですが、濱田はなにしろ勝負強い。練習は人一倍するし、なにより試合振りが良い。小さい体で全く守らず攻め続けるので、濱田が出るとチーム全体の雰囲気がものすごく良くなるし、試合の流れを作ってくれるんです。近藤は小学校時代から全国大会で優勝している選手ですので、ここ一番の勝負強さがあります。気持ちの部分で波がある選手なんですが、集中した時、ハマった時の強さはものすごいですね。

大将の藤原恵美は重量級なのでのんびりした性格ですね。練習も試合も楽な方、楽な方に行ってしまう傾向があったんですが、新チームでキャプテンになって少しづつ自覚が出てきました。人に気を遣えるようになって人間性の部分で成長したことが、結果につながっているなと感じます。選手が少ないので私も藤原とはガンガン稽古していますが、かなり強くなってきましたよ。腕がパンパンになってしまいます(笑)。

中堅の月野珠里は運動能力抜群で、練習ではものすごく強い。経験不足で試合で力を出し切れていないところがあるのですが、嵌れば相当やってくれると思います。

目標は優勝、それしか考えていません。チャンスは十分だと思いますので、しっかり戦って頂点を目指したいと思います。




※eJudo携帯版「e柔道」3月14、16日掲載記事より転載・編集しています。

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