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柔道の絆と三春町の男気、異例ずくめの「復興支援大会」開催

2012年2月27日


※eJudo携帯版「e柔道」2月13日掲載記事より転載・編集しています。

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柔道の絆と三春町の男気
異例ずくめの「復興支援大会」開催


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写真:開会式では地元・田村高の宗像優主将が選手宣誓
「第6回女川町長旗争奪復興支援全国高校選抜柔道練成三春大会」は10日から福島県・三春町民体育館でスタート。東北以外からの招待チーム8校を含む計19チームが参加し、11日の試合練成を挟んで12日の練習会で大会の全日程を終了した。

この大会はもともと宮城県・女川町で開催されていた高校柔道界の名物大会。「スポーツ立町」を掲げる同町の目玉行事として全国の強豪を招き注目を集めてきたが、昨年3月の東日本大震災で女川町は壊滅的な被害を受け、同町のスポーツ事業は全てストップ。

大会を開催していた女川町総合体育館も「鉄筋は傷だらけ、ガラスも割れ、幕やカーテンは被災者が寒さをしのぐだめに持ち出されて丸裸」(女川町教育委員会・佐藤誠一生涯学習課課長)という状態。避難所として最大2500人の被災者を受け入れたこともあり、今年度大会は中止もやむなしとの情勢だった。

ところがここで立ち上がったのが、これまでこの大会に参加していた柔道関係者たち。「東北の柔道の灯を消すな」と立ち上がり、女川町に義捐金を届ける一方、福島県・田村高の下山田恵一監督、菅野正行校長らが三春町長に開催を直談判。
「三春町長旗でやりたい」と企画を持ち込んだところ、鈴木義孝町長は「『復興支援大会』という名前を冠するなら、女川町が立ち直るまでの間お預かりしても良い。ただし条件は『女川町長旗』の名前を絶対に残すこと」と男気溢れる回答。復興支援の旗印のもと町議会も全会一致で補正予算を承認し、自治体が他自治体の名前を冠した大会を主催するという異例づくめの大イベントがここに実現した。

「賛同するチームはあっても、参加してくれるかが不安だった」と関係者が語る通り、福島県は放射能の風評被害のただ中。そんな中、「参加することでお礼がしたい」と崇徳高(広島)、東海大四高(北海道)、旭川龍谷高(北海道)、小杉高(富山)、豊栄高(新潟)、前橋育英高(群馬)、桐蔭学園高(神奈川)、京都学園高(京都)の常連チームがいち早く参加表明。全日程参加で大会を盛り上げた。

歓迎レセプションで壇上に立ち、「感謝の言葉しかない」と絶句した下山田監督の言葉に、関係者一同の目には涙。
「米軍、自衛隊、次に柔道が助けに来てくれた」と女川町関係者に語らしめた、柔道仲間の絆の強さを改めて見せ付ける大会だった。



※eJudo携帯版「e柔道」2月13日掲載記事より転載・編集しています。

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