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ワールドカップオーバーヴァルト、ブダベスト各階級概況×詳細

2012年2月26日


※eJudo携帯版「e柔道」2月12、13日掲載記事より転載・編集しています。

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ワールドカップオーバーヴァルト各階級概況×詳細 1/2

60㎏級
高藤、まさかの2敗で7位に沈む


【入賞者】
1.SHUKVANI, Betkil(GEO)
2.MUSHKIYEV, Ilgar(AZE)
3.JANG, Jin-Min(KOR)
3.KIM, Won-Jin(KOR)
5.CHIMEB-YONBON, Bolbbaatar(MGL)
5.MEREBASHVILI, Paata(GEO)
7.ITEN, Michael(SUI)
7.TAKATO, Naohisa(JPN)

日本期待の高藤直寿(東海大相模高3年)が意外な2敗で7位に沈んだ。地元のベテラン・ペイシャー(オーストリア)を僅か18秒の小内刈「一本」に仕留めるなど好調だったが4回戦でジャン・ジンミンに浮落で一本負け。敗者復活最終戦はチメッドヨンドン(モンゴル)に「指導1」をリードしていたが終了直前の掬投に捕まり一本負けした。

優勝はグルジアの2番手選手、ランキング22位のシュクヴァニ。オール一本勝ちの圧勝だった。
川端龍(国士舘大4年)はグランドスラム・パリでの負傷で緊急帰国しており、今大会は出場しなかった。

【日本人選手勝ちあがり】
高藤直寿(東海大相模高3年)
成績:7位
[1回戦]
高藤直寿○優勢[指導2]△ゴムボック(スロベニア)
[2回戦]
高藤直寿○合技[肩車・袖釣込腰](4:59)△ヘルナン(アルジェリア)
[3回戦]
高藤直寿○小内刈(0:18)△ペイシャー(オーストリア)
[4回戦]
高藤直寿△浮落(2:21)○ジャン・ジンミン(韓国)
[敗者復活最終戦]
高藤直寿△掬投(4:49)○チメッドヨンドン(モンゴル)

66㎏級
高上惜しくも2位、優勝はフランスのデュプラト


【入賞者】
1.DUPRAT, Pierre(FRA)
2.TAKAJO, Tomofumi(JPN)
3.CHO, Jun-Ho(KOR)
3.DOVDON, Altansukh(MGL)
5.ADIYA, Batsuuri(MGL)
5.DE JONG, Jasper(NED)
7.BAIALINOV, Islam(KGZ)
7.SEIDL, Sebastian(GER)

日本の高上智史(日体大2年)は惜しくも2位。準決勝で第1シードのチョ・ジュンホ(韓国・WR9位)を得意の袖釣込腰「一本」に屠り去り山場を越えたかに見えたが、決勝でランキング35位のデュプラト(フランス)と対戦、1分48秒に隅返で「技有」を失い、「指導2」まで追い詰めたが一歩及ばなかった。

デュプラトは初戦でチェミンホ(韓国)を破るなど好調。一本勝ちは1回戦の1つのみだったが、しぶとく戦い続けての戴冠。

【日本人選手勝ちあがり】
高上智史(日体大2年)
成績:2位
[1回戦]
高上智史○優勢[指導2]△ラブレンチエフ(ロシア)
[2回戦]
高上智史○小内刈(0:07)△フィグエロア(エルサルバドル)
[3回戦]
高上智史○横四方固(3:09)△シャラ(オーストリア)
[4回戦]
高上智史○背負投(3:12)△ドブドン(モンゴル)
[準決勝]
高上智史○袖釣込腰(2:22)△チョジュンホ(韓国)
[決勝]
高上智史△優勢[技有・隅返]○デュプラト(フランス)

73㎏級
大野将平が抜擢に応える優勝、表彰台は東アジア勢が独占


【入賞者】
1.ONO, Shohei(JPN)
2.KIM, Joo-Jin(KOR)
3.KIM, Won-Jung(KOR)
3.NISHIYAMA, Yuki(JPN)
5.HUYSUZ, Sezer(TUR)
5.REKHVIASHVILI, Zebeda(GEO)
7.PALELASHVILI, Iosef(ISR)
7.TATALASHVILI, Nugzari(GEO)

日本の大野将平(天理大2年)が見事優勝。6戦して5つの一本勝ち、決勝はグランドスラム・パリででも対戦(大野が技有で勝利)をしているキム・ジョジン(韓国)と再戦、合技で一本勝ちと圧倒的な勝ち上がりだった。
大野はシニア、学生カテゴリで実績を残しておらずこの欧州派遣は大抜擢。グランドスラムパリでは4回戦敗退だったが、今大会は期待に応える形での優勝。

西山雄希(筑波大2年)は3位。初戦で第1位シードのエルドレッド(WR25位)に一本勝ちして準決勝まで進んだがキム・ジョジンに「指導2」で敗れた。

第1シード選手がワンキング25位であることでわかるように今大会の出場選手のレベルは高くなく、現役世界チャンピオンを国内に抱える日本と韓国の控え選手が表彰台を独占。レベルの高さを示した大会だった。

【日本人選手勝ちあがり】
大野将平(天理大2年)
成績:優勝
[2回戦]
大野将平○大外刈(1:33)△クララ(アルジェリア)
[3回戦]
大野将平○優勢[指導2]△レギス(イタリア)
[4回戦]
大野将平○大外刈(0:58)△カニベドス(ウクライナ)
[5回戦]
大野将平○内股(1:49)△フィスズ(トルコ)
[準決勝]
大野将平○小内刈(1:50)△キム・ウォンジュン(韓国)
[決勝]
大野将平○合技[大外刈・縦四方固](4:28)△キム・ジョジン(韓国)

西山雄希(筑波大2年)
成績:3位
[2回戦]
西山雄希○袖釣込腰(0:18)△エルドレッド(アメリカ)
[3回戦]
西山雄希○出足払(0:28)△ガンツルガ(モンゴル)
[4回戦]
西山雄希○GS有効・出足払(GS2:53)△ジェレブ(スロベニア)
[5回戦]
西山雄希○優勢[有効・袖釣込腰]△レクハビアシビリ(グルジア)
[準決勝]
西山雄希△優勢[指導2]○キム・ジョジン(韓国)
[3位決定戦]
西山雄希○大内刈(4:28)△フィズス(トルコ)

81㎏級
日本勢は惨敗、3人投入で高松の7位が最高


【入賞者】
1.TSIKLAURI, Levan(GEO)
2.VALOIS-FORTIER, Antoine(CAN)
3.OVCINNIKOVS, Konstantins(LAT)
3.PIETRI, Loic(FRA)
5.GAN, Tuvshinjargal(MGL)
5.HONG, Suk-Woong(KOR)
7.CSOKNYAI, Laszlo(HUN)
7.TAKAMATSU, Masahiro(JPN)

第1シードのブリュレ(イタリア・WR17位)、第2シード長島啓太(日本中央競馬会・WR20位)、第3シードのA・チキラウリ(グルジア・WR25位)、第4シードの川上智弘(國學院大4年・WR22位)の4人がいずれも準々決勝にすら進めず大会は荒れ模様。

2回戦でブリュレを破ったL・チキラウリ(グルジア・WR50位)とバロイス・フォルチャー(カナダ・WR28位)というダークホース2人が決勝を争い、L・チキラウリが優勝を飾った。

日本勢は高松正裕(桐蔭学園高教・WR位)の7位が最高。
五輪代表争いの渦中にある長島、川上の両者はいずれも3回戦敗退で敗者復活戦にすら進めないという惨敗。日本はレベルの高い大会とは言えないワールドカップに代表クラスの3人を投入し、1人も表彰台に上がれないという最悪に近い結果だった。

大混戦が予想された81kg級の五輪代表戦線だが、長島、川上のまさかの早期敗退で、今シリーズまだ出場のない中井貴裕(流通経済大3年・WR5位)の地位が相対的に押し上げられることとなり早くも終着点が見えつつある印象。
川上は次週のグランプリ・デュセルドルフで中井と同時出場、辛うじて捲土重来のチャンスを残すが、グランドスラムパリで勝ちきれずこのワールドカップも落とした長島はどうやら終戦、失意のシリーズとなってしまった。パフォーマンスの最高到達点は候補者中もっとも高いという評も一部にあった長島だけにまことに勿体無いが、実績を積むしかなかった本シリーズで結果を残せなかったことは事実。選抜体重別には代表権のないジョーカーとして臨むことになりそうだ。

次週のグランプリ・デュッセルドルフは、中井が川上と同時出場、もし直接対決を経て中井が優勝すれば五輪代表が当確となるであろう大一番。
川上は現在ワールドランキング22位で五輪の出場権ギリギリいっぱい。優勝して200点を上積みすれば10位台前半はなんとか確保できるが状況は非常に厳しい。生き残る可能性があるとすれば優勝は最低条件だろう。

【日本人選手勝ちあがり】
高松正裕(桐蔭学園高教)
成績:7位
[1回戦]
高松正裕○小内刈(3:27)△ナシミエント(スペイン)
[2回戦]
高松正裕○GS技有・大内刈(GS0:44)△ミランダ(プエルトリコ)
[3回戦]
高松正裕○優勢[有効・体落]△ダビス(イギリス)
[4回戦]
高松正裕△内股(3:20)○オブシンニコブス(ラトビア)
[敗者復活最終戦]
高松正裕△大外返(4:57)○ピエトリ(フランス)

長島啓太(日本中央競馬会)
成績:3回戦敗退
[2回戦]
長島啓太○GS僅差2-1△ゲス(ドイツ)
[3回戦]
長島啓太△GS有効・小外掛(GS0:35)○ガン(モンゴル)

川上智弘(國學院大4年)
成績:2回戦敗退
[1回戦]
川上智弘○GS背負投(GS1:34)△クリズサン(ハンガリー)
[3回戦]
川上智弘△隅返(2:19)○カチャー(カナダ)

90㎏級
ゲラシメンコがオール一本V、吉田優也は2敗で5位


【入賞者】
1.GERASIMENKO, Dmitri(SRB)
2.GREKOV, Valentyn(UKR)
3.LAMBERT, Christophe(GER)
3.LEE, Kyu-Won(KOR)
5.KAZUSIONAK, Andrei(BLR)
5.YOSHIDA, Yuya(JPN)
7.KRAWCZYK, Robert(POL)
7.NHABALI, Quedjau(UKR)

優勝はセルビアのゲラシメンコ。2位は第4シードのグレコフ(ウクライナ・WR26位)と非常に渋い、ある意味ワールドカップらしい結果。ゲラシメンコは準々決勝で第2シードのイ・ギュウオン(韓国・WR14位)に一本勝ちするなど6戦オール一本とチャンピオンにふさわしい内容だった。

日本の吉田優也(東海大4年・WR37位)は5位。グレコフに準決勝で敗れ、3位決定戦は強豪イ・ギュウオンが相手。この試合をイが得意とする担ぎ技に引っかかって落としてしまい、惜しくも表彰台を逃した。

【日本人選手勝ちあがり】
吉田優也(東海大4年)
成績:5位
[2回戦]
吉田優也○体落(3:13)△ドバルバイ(スウェーデン)
[3回戦]
吉田優也○優勢[技有・体落]△ズムケ(ドイツ)
[4回戦]
吉田優也○合技[内股・上四方固](2:13)△ナバリ(ウクライナ)
[準決勝]
吉田優也△大内返(3:50)○グレコフ(ウクライナ)
[3位決定戦]
吉田優也△一本背負投(4:49)○イ・ギュウオン(韓国)

100㎏級
シード選手は総崩れ、羽賀龍之介は初戦敗退


【入賞者】
1.PETERS, Dimitri(GER)
2.MINASKIN, Grigori(EST)
3.BATTULGA, Temuulen(MGL)
3.VAN DER GEEST, Elco(BEL)
5.KOSTOEV, Askhab(RUS)
5.MARET, Cyril(FRA)
7.GASIMOV, Elmar(AZE)
7.LEITE, Leonardo(BRA)

第1シードのバンデギースト(ベルギー・WR位)、第3シードのコヘア(ブラジル・WR位)という「名前」で勝負するもと世界王者2人を抑えて決勝に進出したのはピータース(ドイツ・位)とミナスキン(エストニア・WR位)という無印の2人。決勝を一本勝ちしたピータースが優勝を決めた。

第2シードのバトトルガ・テムーレンは準々決勝でピータースに一本負けして3位。
ノーシードながら優勝候補の一角と目された羽賀龍之介(東海大2年)は1回戦でカザフスタンのタスキンに一本負け。タスキンは3回戦でピータースに敗退して入賞も出来ず、羽賀は映えない結果のまま今シリーズの派遣全戦を終了した。

【日本人選手勝ちあがり】
羽賀龍之介(東海大2年)
成績:1回戦敗退
[1回戦]
羽賀龍之介△隅返(2:05)○タスキン(カザフスタン)

100㎏超級
優勝はブライソン、高橋と上川は表彰台に上がれず5位に終わる


【入賞者】
1.BRYSON, Oscar(CUB)
2.OKROASHVILI, Adam(GEO)
3.KHANJALIASHVILI, Zviadi(GEO)
3.KIM, Sung-Min(KOR)
5.KAMIKAWA, Daiki(JPN)
5.TAKAHASHI, Kazuhiko(JPN)
7.EITEL, Grzegorz(POL)
7.PADAR, Martin(EST)

優勝はランキング12位のブライソン(キューバ)。2位のオクロアシビリ(グルジア・WR32位)はノーシード選手だが準々決勝で第1シードのキム・スンミン(韓国・WR5位)から僅か22秒で一本勝ち、準決勝では高橋和彦(新日本製鐵・WR15位)を「指導」2つに裏投「一本」で屠り去った。3回戦でもバタイユ(フランス・WR33位)を1分強で片付けており、この爆発力は今後の試合でも要警戒。

日本勢は高橋和彦、上川大樹(明治大4年・WR10位)がともに2敗して5位。
上川は4回戦までは投技「一本」で3連勝と素晴らしい内容だったが、準決勝ではブライソンに「指導」2つを奪われた末に「技有」失陥、3位決定戦ではキム・スンミンに小外掛「一本」で敗れている。
ワールドカップという非ハイレベル大会で日本の代表クラス2人が5位という結果も勿論情けないが、弱い相手には一本連発、メダルを狙う中位クラスには一気に連敗という上川の勝ち上がりからはアクシデント負けという要素を読み取ることは難しく、結果以上の寂寥感、絶望感を感じざるを得ない。日本の超級の現実的な立ち位置を突きつけられた印象だ。

上川の肩の負傷がたかだか1ヶ月の休養で完治するとは思えず、完調にほど遠い状態であろうことは想像に難くない。しかしそれを織り込んでもなお、「情けない」と形容するしかない低調な結果と内容だった。日本の超級はいよいよもって先が見えない状態。

【日本人選手勝ちあがり】
高橋和彦(新日本製鐵)
成績:5位
[2回戦]
高橋和彦○優勢[指導2]△トーレル(フランス)
[3回戦]
高橋和彦○大外刈(1:37)△オールエルストルファー(オーストリア)
[4回戦]
高橋和彦○優勢[指導3]△エイテル(ポーランド)
[準決勝]
高橋和彦△裏投(3:58)○オクロアシビリ(グルジア)
[3位決定戦]
高橋和彦△小外掛(2:35)○カンジャアリシビリ(グルジア)

上川大樹(明治大4年)
成績:5位
[2回戦]
上川大樹○小外掛(3:20)△ラモン(メキシコ)
[3回戦]
上川大樹○内股(0:16)△サルナック(ポーランド)
[4回戦]
上川大樹○送足払(1:27)△パダル(エストニア)
[準決勝]
上川大樹△優勢[技有・払腰]○ブライソン(キューバ)
[3位決定戦]
上川大樹△小外掛(2:05)○キム・スンミン(韓国)

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