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グランプリ青島・各階級概況×日本人選手勝ちあがり詳細

2011年12月30日



※eJudo携帯版「e柔道」12月17~19日掲載記事より転載・編集しています。

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グランプリ青島・各階級概況×日本人選手勝ちあがり詳細

48kg級
今季充実のファンスニックが優勝、十田美里は3位に食い込む


【入賞者】
1.VAN SNICK, Charline(BEL)
2.BLANCO, Oiana(ESP)
3.JEONG, Bo Kyeong(KOR)
3.TODA, Miri(JPN)
5.AKKUS, Sumeyye(TUR)
5.MORETTI, Elena(ITA)
5.PAYET, Laetitia(FRA)
5.XIE, Shishi(CHN)

前週のグランドスラム東京準決勝で浅見八瑠奈(コマツ・WR1位)と僅差3-0の激戦を繰り広げたファンスニック(ベルギー・WR6位)が優勝。2位にはコンドラチェバ(ロシア)を降してブランコ(スペイン・WR15位)が入った。
3位にはグランドスラム東京でジョシネ(フランス)を破ったジョン・ボギョン(韓国)と日本の十田美里(近畿第3年)が入賞。ジョンは準々決勝でパイト(フランス・WR16位)を破っておりどうやら実力は本物。十田は準決勝でファンスニックに「指導2」で敗れたが、ファンスニックはこの試合以外は全て一本勝ち。十田は善戦だった。

ファンスニックは11月のアムステルダムに続いて2大会連続のグランプリ優勝。日本の浅見、福見友子(了徳寺学園職)に続く海外勢の国際舞台3番手はここ2年間メネゼス(ブラジル)が務めてきた48kg級だが、ファンスニックはこれに取って代わる勢いだ。浅見との僅差の試合を見ても、五輪で何事か起こす可能性がある数少ない選手としてマークしておくべきだろう。

【日本選手勝ち上がり】
十田美里(近畿大3年)
成績:3位
[1回戦]
十田美里○崩上四方固(4:53)△モスカット(イタリア)
[2回戦]
十田美里○大外刈(2:24)△ムンクバット(モンゴル)
[3回戦]
十田美里○優勢[有効・小内刈]△アックス(トルコ)
[準決勝]
十田美里△優勢[指導2]○ファンスニック(ベルギー)

52kg級
ムンクフバータルが優勝、久々登場のアン・クンメが2位


【入賞者】
1.MUNKHBAATAR, Bundmaa(MGL)
2.AN, Kum Ae(PRK)
3.HASHIMOTO, Yuki(JPN)
3.MIRANDA, Erika(BRA)
5.GNETO, Priscilla(FRA)
5.GOMEZ, Laura(ESP)
5.HADDAD, Soraya(ALG)
5.HE, Hongmei(CHN)

第1シードのムンクフバータル(モンゴル・WR5位)と、アン・クンメ(北朝鮮)という東アジアのパワーファイター同士が決勝を争い、一本勝ちでムンクフバータルが大会を制した。アン・クンメはランキング的には「圏外」だが実力からしてまずまず妥当な結果。アンはベルモイ(キューバ)同様、国の事情で出場大会が少なく、かつ52kg級には数少ない、アップセットの要素を孕む柔道をする選手。日本は今後もその戦いぶりを注視する必要がある。

グランドスラム東京でパワフルな柔道を見せて2位入賞したネト(フランス・WR6位)は準々決勝でミランダ・エリカ(ブラジル・WR7位)に一本負け。腰の差しあいが得意な「大腰ファイター」だけにやや試合振りが大味な印象だ。

日本は講道館杯2位、グランドスラム東京3位の橋本優貴(金沢学院大4年)が3位入賞。初戦でカラスコサ(スペイン・WR5位)を合技で破る活躍を見せたが、アン・クンメに一本負けした。コンスタントに国際大会で成績を残せるようになってきた橋本、タイトル獲得が待たれる。

カラスコサはグランドスラム東京(宮川拓美に一本負け)に続き2大会連続の初戦敗退。失意のうちに東アジアツアーを終えることになった。年明けの欧州シリーズの内容を見る必要はあるが、この階級は五輪を前にして特に欧州勢に序列の変化が起こりつつある印象だ。

【日本選手勝ち上がり】
橋本優貴(金沢学院大4年)
成績:3位
[1回戦]
橋本優貴○合技(4:01)△カラスコサ(スペイン)
[2回戦]
橋本優貴○GS指導2(GS0:59)△カラエ(ドイツ)
[3回戦]
橋本優貴○横四方固(4:34)△ハダッド(アルジェリア)
[準決勝]
橋本優貴△小外刈(3:17)○アン・クンメ(北朝鮮)

浅海静香(ジェイアール東日本スポーツ)
成績:1回戦敗退
[1回戦]
浅海静香△裏投(0:47)○サマット(トルコ)

57kg級
キム・ジャンディが優勝、売り出し中のボウコウバラが2位


【入賞者】
1.KIM, Jan-Di(KOR)
2.BOUKOUVALA, Ioulietta(GRE)
3.LIU, Yang(CHN)
3.LU, Tongjuan(CHN)
5.DORJSUREN, Sumiya(MGL)
5.FRANSSEN, Juul(NED)
5.MALLOY, Marti(USA)
5.TUMEN-OD, Battugs(MGL)

第1シードのパヴィア(WR5位)が2回戦でチュメンド・バトトルガ(WR34位)に、グランドスラム東京で活躍したロコ(WR16位)が1回戦でドルジャスレンに、と有力フランス勢2人がともにモンゴル勢にあっさり敗退。

優勝はグランドスラム東京で山本杏(桐蔭学園高2年)と準々決勝で激戦を演じたキム・ジャンディ(韓国・WR8位)、2位にはグランプリ・アムステルダム覇者のボウコウバラ(ギリシャ・WR12位)が入った。ともに今季躍進の選手で勢いがそのまま結果に表れた印象だ。
フランス勢に限らず、欧州勢はクインタバレ(イタリア・WR9位)やベロリン(スペイン・WR17位)らも早々に敗退と振るわず。大会は全体として東アジア勢が優勢、過密日程もあり、地の利がクッキリと出た大会だった。

日本人選手の派遣はなかった。

63kg級
トップ選手軒並み参加も欧州勢振るわず、優勝は中国のシュ


【入賞者】
1.XU, Lili(CHN)
2.TSEDEVSUREN, Munkhzaya(MGL)
3.VAN EMDEN, Anicka(NED)
3.SCHLESINGER, Alice(ISR)
5.XU, Yuhua(CHN)
5.JOUNG, Da-Woon(KOR)
5.WILLEBOORDSE, Elisabeth(NED)
5.AGBEGNENOU, Clarisse(FRA)

第1シードのファンエムデン(オランダ・WR4位)を始め、第2シードに入ったウィルボーダス(オランダ・WR5位)、第3シードのシュレシンジャー(イスラエル・WR6位)にアグベニュー(フランス・WR9位)、マルザン(ドイツ・WR7位)にゲルビ(イスラエル・WR11位)とドップレベルで活躍してきた欧州勢が軒並み参加したが、決勝にはいずれも残れず。前週のグランドスラム東京同様成績は振るわなかった。アグベニューはシュレシンジャーに準々決勝で敗退(有効)したが欧州勢同士のつぶしあいはこれのみで、これら強豪が敗れたのは全て東アジア勢と地の利はくっきり。

優勝は地元中国のシュ・リリ(WR8位)。準決勝でファンエムデンに一本勝ち、決勝ではツェデフスレン(モンゴル・WR10位)を「技有」で降している。

日本の安松春香(環太平洋大2年)は1回戦でゲルビに一本勝ちしたが、2回戦で5位のシュ・ユンハ(中国)に一本負け。学生大会を席巻してきた安松だが、現状シニアの壁、国際大会の壁に跳ね返されている状況が続いている。

【日本選手勝ち上がり】
安松春香(環太平洋大2年)
成績:2位
[1回戦]
安松春香○大外刈(1:55)△ゲルビ(イスラエル)
[2回戦]
安松春香△小外刈(1:32)○シュ・ユンハ(中国)

70kg級
地元中国のチェン・フェイが優勝


【入賞者】
1.CHEN, Fei(CHN)
2.KIM, Seongyeon(KOR)
3.BARBIERI, Erica(ITA)
3.YAO, Yuting(CHN)
5.BLANCO, Cecilia(ESP)
5.SOL, Kyong(PRK)
5.MARZOK, Iljana(GER)
5.POLLING, Kim(NED)

欧州のメダルを争うレベルの選手が東アジアツアーに参戦しておらず、前週のグランドスラム東京同様この階級は寂しい顔ぶれ。第シードのブランコ(スペイン・WR8位)もベスト8で姿を消し、優勝は第2シードのチェン・フェイ(WR9位)がさらった。この階級もベスト4のうち3人が東アジア勢だった。
日本人選手の派遣はなかった。

78kg級
佐藤瑠香は5位、優勝は安定感見せ始めたハリソン


【入賞者】
1.HARRISON, Kayla(USA)
2.YANG, Xiuli(CHN)
3.LOUETTE, Lucie(FRA)
3.ZHANG, Jie(CHN)
5.SATO, Ruika(JPN)
5.ZHU, Feng(CHN)
5.MALZAHN, Luise(GER)
5.JEONG, Gyeong-Mi(KOR)

優勝は第1シード、東京世界選手権王者で前週のグランドスラム東京で2位入賞のハリソン(アメリカ・WR3位)。東京世界選手権以後は大会ごとの波が大きく評価の分かれた選手だが、五輪前年のここに来て安定感が出てきた。相変わらず柔道は大味だが地力自体があがり、これが成績に繋がっている印象。

第2シードのもと欧州王者ジョー(ハンガリー・WR5位)は初戦で中国のザン(WR51位)に敗れたがこの選手も安定感がある選手ではなく、1位ハリソンに2位ヤン・シュウリ(中国・WR6位)、3位にロウテ(フランス・WR9位)という結果自体、入賞者の顔ぶれはほぼ順当といったところ。中国勢が2名入賞(5位)に入っているが五輪代表は九分どおりヤン・シュウリで今大会の地元の利を考えるとさほど警戒する必要はない印象だ。

日本代表の佐藤瑠香(コマツ・WR19位)は優勝が期待されたが2回戦(準々決勝)で早くもハリソンと対戦し「有効」で敗退。講道館杯でライバルの緒方亜香里(筑波大3年)に勝利したことで完全復活と騒がれたがまだ負傷前のパフォーマンスには戻っていない模様だ。国際大会2連敗、今回は前週に緒方が内股「一本」に屠っている相手からの敗戦で、グランドスラムを好パフォーマンスで制した緒方とは完全に水が空いてしまった。

評価を覆すにはハイレベル大会でそれこそチュメオ(フランス・WR1位)に勝って優勝するしかないが、1月のワールドマスターズに佐藤が出場できるかどうかは非常に微妙だ。大会開始前の佐藤のポイントは400点の19位。グランプリ5位のポイント上積みは40点のみで、18位のザンが442点であることを考えると佐藤の順位は19位以降に据え置きが確実、ワールドマスターズ圏内の16人には3人以上の辞退者が出ない限り入れない見込み。佐藤にとっては厳しい戦いが続く。

【日本選手勝ち上がり】
佐藤瑠香(コマツ)
成績:5位
[1回戦]
佐藤瑠香○反則[指導4](4:01)△ザン・ゼフィ(中国)
[2回戦]
佐藤瑠香△優勢[有効・一本背負投]○ハリソン(アメリカ)

78kg超級
トウブンがオール一本で優勝、日本の橋口はまたも結果出せず


【入賞者】
1.TONG, Wen(CHN)
2.QIN, Qian(CHN)
3.BRYANT, Karina(GBR)
3.KANG, Jie(CHN)
5.ADLINGTON, Sarah(GBR)
5.ISSANOVA, Gulzhan(KAZ)
5.UILENHOED, Carola(NED)
5.KIM, Ji-Youn(KOR)

世界選手権以来の登場となるトウブン(中国・WR7位)が圧勝優勝。2回戦アブドラスロバ(カザフスタン・WR41位)、準々決勝キム・ジヨン(韓国・WR36位)、準決勝カン(中国)、決勝で第1シードの泰茜(中国・WR3位)とオール一本勝ち。平均試合時間90秒という圧勝で優勝を決めた。

トウブンに背中を押されるように中国勢は躍進。2位の泰のほか、無名のカン(中国)が初戦でキム・ナヨン(韓国・WR5位)を「技有」で降して3位に食い込んだ。

日本は国内実績がなしに等しい橋口ななみ(近畿大3年)をまたもや派遣。しかし初戦でキム・ジヨン(韓国・WR36位)に敗退で早々にトーナメントから姿を消し、同ブロックに配されたトウブンとは対戦すらすることが出来なかった。結果を残せず、かつ派遣が続く状況は本人にも強化陣にも非常に辛いところ。期待に応える成長が待たれる。

【日本選手勝ち上がり】
橋口ななみ(近畿大3年)
成績:1回戦敗退
[1回戦]
橋口ななみ△GS有効・一本背負投○キム・ジヨン(韓国)


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