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GPアムステルダム各階級概況×日本人選手勝ちあがり

2011年11月29日


※eJudo携帯版「e柔道」11月20、21日掲載記事より転載・編集しています。

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GPアムステルダム各階級概況×日本人選手勝ちあがり
1/2


60㎏級
ダバドルジが山本蹴散らし圧勝V、ザンタライヤは失速止まらず入賞なし


【入賞者】
1.DAVAADORJ, Tumurkhuleg(MGL)
2.PAPINASHVILI, Amiran(GEO)
3.CHIMED-YONDON, Boldbaatar(MGL)
3.MUDRANOV, Beslan(RUS)
5.ARSHANSKY, Artiom(ISR)
5.MILOUS, Sofiane(FRA)
5.SALMINEN, Mikos(NED)
5.YAMAMOTO, Hirofumi(JPN)

優勝はモンゴルのダバドルジ(WR15位)。ペイシャー(オーストリア・WR18位)、山本浩史(日体大4年)、ムドラノフ(ロシア・WR6位)、パピナシビリ(グルジア・WR5位)と錚々たるメンバーを降して優勝、ペイシャー戦以外は全て「一本」という圧勝だった。3位にはチメッドヨンドン(モンゴル・WR17位)が入賞しモンゴル勢は躍進。

気になるのは第1シードでエントリーされた09年ロッテルダム世界選手権王者ザンタライア(ウクライナ・WR3位)。初戦で無名のサルミネン(オランダ)に「技有」と「指導2」を奪われてあっさり敗退、ベスト8にすら進めなかった。ソビロフ(ウズベキスタン)が大きく抜け出したこともあり、60kg級は「2強時代」からソビロフの「1強時代」へと移行しつつある情勢。今年のザンタライアはパリ世界選手権以前の国際大会でも勝ちきれておらず、この流れを加速しかねない結果だった。

山本は前述の通りダバドルジに敗れて5位に終わった。

【日本選手勝ち上がり】
山本浩史(日体大4年)
成績:5位
[1回戦]
山本浩史○内股(4:38)△ミラー(イギリス)
[2回戦]
山本浩史○優勢[指導3]△レインバル(フィンランド)
[3回戦]
山本浩史△小外掛(1:03)ダバドルジ(モンゴル)


66㎏級
ドラクシック「新兵器」の肩車引っさげブレイク、準決勝で森下沈めてV


【入賞者】
1.DRAKSIC, Rok(SLO)
2.SANJAASUREN, Miyaragchaa(MGL)
3.KHASHBAATAR, Tsagaanbaatar(MGL)
3.MORISHITA, Junpei(JPN)
5.KHAN-MAGOMEDOV, Kamal(RUS)
5.KOWALSKI, Tomasz(POL)
5.LAROSE, David(FRA)
5.ZAGRODNIK, Pawel(POL)

優勝は中堅選手のドラクシック(スロベニア・WR7位)。4回戦のザグロドニック(ポーランド・WR26位)戦まで組み合わせに比較的恵まれ、余力を残して迎えた準決勝で森下純平(筑波大3年)に谷落で一本勝ち。決勝はミラグチャ・サンジャスレン(モンゴル・WR11位)を「一本」で降して堂々の優勝を飾った。

逆側の準決勝ではサンジャスレンと第1シードのハッシュバータル・ツァガンバータル(WR4位)のモンゴル対決が実現、従来2番手だったサンジャスレンが一本勝ちで決勝に進んでいる。60kg級でもモンゴル勢2人はいずれも準決勝以上に進んでおり今大会の好調が目立つ結果となった。

森下は4回戦の勝負どころ、コワルスキ(ポーランド・25位)戦を「技有」を奪われながらも内股「一本」で逆転勝利、準決勝に進んだが前述の通りドラクシックに敗退。国際大会での爆発力が売り、それゆえ国内大会で成績を残しきれずとも起用を続けられてきた森下だが、徐々にその立ち位置にも変化が出てきた印象だ。森下を破ったドラクシックの肩車は引き手、釣り手をしっかりもったまま森下の腹下に頭から潜り込む珍しい形。今後注視する必要がある。

【日本選手勝ち上がり】
森下純平(筑波大3年)
成績:3位
[2回戦]
森下純平○優勢[有効・大内刈]△レフェベレ(ベルギー)
[3回戦]
森下純平○優勢[有効・大内刈]△リム(カザフスタン)
[4回戦]
森下純平○内股(2:32)△コワルスキ(ポーランド)
[準決勝]
森下純平△谷落(3:00)○ドラクシック(スロベニア)


73㎏級
地元のエルモントが優勝、西山雄希は元気なく3回戦敗退


【入賞者】
1.ELMONT, Dex(NED)
2.ISAEV, Mansur(RUS)
3.LEGRAND, Ugo(FRA)
3.UEMATSU, Kiyoshi(ESP)
5.DARBELET, Benjamin(FRA)
5.MENDONCA, Bruno(BRA)
5.SAINJARGAL, Nyam-Ochir(MGL)
5.TATALASHVILI, Nugzar(GEO)

第1シードのエルモント(オランダ・WR3位)が優勝、成績に波のある選手だが今回は地元の面目を保った格好。5戦して一本勝ちはひとつと、しぶとく戦っての勝利だった。
ほかランキング一桁台の強豪の参加はお隣ベルギーのファンティシェル(WR5位)とイサエフ(ロシア・WR7位)のみ。ファンティシェルはもちろん第2シードに配されたが初戦であっさりランキング外のカザフスタン選手に敗退。この選手は次戦で大ベテランのウエマツ(スペイン)に一本負け、評価は定まらず。ファンティシェルにとっては不本意な試合だったろう。

第3シードのイサエフは3回戦で日本の西山雄希(筑波大2年)を「指導2」で降してそのままセインジャルガル(モンゴル・WR12位)、ウエマツと連続一本勝ちで降して決勝へ。2位入賞を果たした。

西山雄希は今季の低調を覆すことが出来ず。講道館杯で力を出せなかっただけに捲土重来を期したいところだったが厳しい結果に終わった。

【日本選手勝ち上がり】
西山雄希(筑波大2年)
成績:3回戦敗退
[2回戦]
西山雄希○優勢[技有・体落]△ディ・クリスト(イタリア)
[3回戦]
西山雄希△優勢[指導2]○イサエフ(ロシア)

81㎏級
伏兵シュミットが優勝、川上は3回戦敗退でインパクト残せず


【入賞者】
1.SCHMITT, Alain(FRA)
2.SEDEJ, Aljaz(SLO)
3.ATTAF, Safouane(MAR)
3.NIFONTOV, Ivan(RUS)
5.ELMONT, Guillaume(NED)
5.MARIJANOVIC, Tomislav(CRO)
5.STSIASHENKA, Aliaksandr(BLR)
5.VASYLENKO, Artem(UKR)

第1シードのマゴメドフ(ロシア・WR6位)、第2シードのエルモント(オランダ・WR7位)、第4シードのバートン(イギリス・WR8位)にニフォントフ(ロシア・WR12位)、ビショフ(ドイツ・WR11位)あたりが客観的に見た優勝候補ではないかと思うが、この中でベスト4に駒を進めたのはニフォントフのみという状態でこの階級も荒れ気味。

決勝に進んだのはノーシード選手のシュミット(フランス)とセデジュ(スロベニア)で、「技有」による優勢勝ちでシュミットが優勝。シュミットは2回戦でバートン、3回戦でラジャビリ(アゼルバイジャン・WR19位)、準決勝でアタフ(モロッコ・WR14位)と破っての戴冠。大荒れの大会を反映して対戦者も小粒ではあったが、世界選手権終わりのこの時期に送り込まれたフランスの新戦力としてマークしておくべきだろう。

日本の川上智弘(國學院大學4年)は3回戦でスタシアシェンカ(ブルガリア)に一本負け。この選手は初戦でカント(ブラジル・WR20位)に一本勝ちしているが、川上に勝った次戦はセデジュにあっさり一本負けで評価保留。国内で当面追うべき中井貴裕(流通経済大3年)が国際大会ではコンスタントに入賞するだけの力を見せ始めているところでもあり、川上にとってはポジティブな結果ではなかった。

【日本選手勝ち上がり】
川上智弘(國學院大學4年)
成績:3回戦敗退
[1回戦]
川上智弘○背負投(2:53)△ムシル(チェコル)
[2回戦]
川上智弘○小外掛(3:38)△マレシュ(ドイツ)
[3回戦]
川上智弘△隅返(3:03)○マレシュ(ドイツ)


90㎏級
カミロ優勝、吉田優也は3位のアラーザに破れ5位


【入賞者】
1.CAMILO, Tiago(BRA)
2.VOPROSOV, Kirill(RUS)
3.ALARZA, David(ESP)
3.NYMAN, Marcus(SWE)
5.BOLAT, Timur(KAZ)
5.LIPARTELIANI, Varlam(GEO)
5.SYNYAVSKY, Vadym(UKR)
5.YOSHIDA, Yuya(JPN)

優勝は第1シードのカミロ(ブラジル)でこれは順当。優勝の力があると目された第2シード、昨月グランプリアブダビを制したばかりののリパルテリアニ(グルジア・WR9位)は2位のボプロソフ(ロシア・WR21位)に敗れたが、同大会2位でGPデッセルドルフ優勝のニマン(スウェーデン・WR11位)が3位に入るなど、メダリストレベルの選手は少なかったが中堅選手同士の食い合うなかなか密度の濃いトーナメントだった。グランドスラム以下、ワールドカップ以上というグランプリという大会の位置づけとしては適性なメンバーだったと言えよう。

吉田優也(東海大4年)は準々決勝(3回戦敗退)で5位。相手のアラーザ(スペイン・WR26位)は2回戦でダフレビーユ(フランス)を破っているが準決勝ではカミロに「技有」「一本」と全く対抗できず敗退。西山大希(筑波大3年)と小野卓志(了徳寺学園職)を追うことを考えると到底吉田が敗退していいような相手ではないはずで、吉田にとってはは前週の講道館杯に続いて極めて厳しい結果。

【日本選手勝ち上がり】
吉田優也(東海大4年)
成績:5位
[1回戦]
吉田優也○上四方固(2:44)△レマレンコ(モルドバ)
[2回戦]
吉田優也○大内刈(1:13)△ヒデブランド(ドイツ)
[3回戦]
吉田優也△内股(2:52)○アラーザ(スペイン)


100㎏級
地元の業師・グロルがラコフ破って優勝


【入賞者】
1.GROL, Henk(NED)
2.RAKOV, Maxim(KAZ)
3.DARWISH, Ramadan(EGY)
3.SASSON, Or(ISR)
5.KRPALEK, Lukas(CZE)
5.NAIDAN, Tuvshinbayar(MGL)
5.PETERS, Dimitri(GER)
5.VAN DER GEEST, Elco(BEL)

東京世界選手権2位、第3シードに配された業師グロル(オランダ・WR5位)が地元の意地を見せて優勝した。2回戦でチレギゼ(グルジア)、準々決勝はクリパレク(チェコ・WR9位)、決勝は第1シードのラコフ(カザフスタン・WR3位)と組み合わせは楽ではなかったが、チレギゼ、ラコフからともに「一本」を奪い圧勝に近い形で優勝を飾っている。

3位入賞のサッソン(イスラエル)はランキングなしのニューフェイス。
サオモイロビッチ(ロシア・WR4位)、ゾルゾリアニ(グルジア・WR12位)、コヘア(ブラジル)らが揃う激戦ブロックを、3戦連続一本勝ちで勝ちぬけ。今後要注意の選手だ。

軽量級が好調だったモンゴル勢、100kg級はツブシンバヤル(WR14位)とテムーレン(WR13位)と好選手2人を揃えるがテムーレンは初戦でブラタ(ルーマニア)に一本負け。ツブシンバヤルは2回戦でそのブラタを破ったが準々決勝でラコフにあっさり一本負け。この2人は大会ごとの波の激しさが定番となってきた。

なお、日本はこの階級に代表を送り込んでいない。


100㎏超級
テルツァー優勝で上位の顔ぶれはほぼ順当、高橋和彦は3位に終わる


【入賞者】
1.TOELZER, Andreas(GER)
2.PASKEVICIUS, Marius(LTU)
3.BOR, Barna(HUN)
3.TAKAHASHI, Kazuhiko(JPN)
5.LIU, Jian(CHN)
5.MAKARAU, Ihar(BLR)
5.MIKHAYLIN, Alexander(RUS)
5.WOJNAROWICZ, Janusz(POL)

第2シードの世界選手権2大会連続銀メダリスト・テルツァー(ドイツ・WR3位)が優勝。第1シードのエルシャハビ(エジプト・WR2位)は初戦が中国の無名選手にあっさり一本負けしたものの、ベスト4にはテルツァーに第3シードのボル(ハンガリー)、高橋和彦(新日本製鐵)とほぼ納得の面子が勝ちあがっておりまずまず順当な結果。エルシャハビのブロックからは3回戦のパダル(エストニア・WR17位)戦を突破した伏兵パスケビシウス(ラトビア・WR18位)が勝ちあがり、高橋を破って決勝進出、2位に食い込んだ。

高橋は準々決勝(4回戦)でマカラウ(ベラルーシ・WR24位)を破り準決勝進出したがパスケビシウスを相手に小外掛「技有」を失い終戦。3位に終わった。本来、この大会のメンバーであればメダリストレベルのテルツァー、エルシャハビあたりと実力を競うべき高橋、ポジティブな結果と内容とは言いがたい大会だった。

【日本選手勝ち上がり】
高橋和彦(新日本製鐵)
成績:3位
[2回戦]
高橋和彦○払腰(1:35)△シェレンバーグ(オランダ)
[3回戦]
高橋和彦○優勢[指導3]△ボルコフ(ロシア)
[4回戦]
高橋和彦○優勢[技有・払腰]△マカラウ(ベラルーシ)
[準決勝]
高橋和彦△優勢[技有・小外掛]○バスケビジウス(ラトビア)


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