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平成23年度全日本柔道形競技大会レポート

2011年11月10日


※eJudo携帯版「e柔道」10月25日掲載記事より転載・編集しています。

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平成23年度全日本柔道形競技大会レポート
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11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・開会式
写真:開会式の模様
平成23年度全日本柔道形競技大会は10月23日(日)に講道館で行われ、全7種目で講道館推薦と全国のブロック予選を勝ち抜いた精鋭78組が日頃の稽古の成果を競った。

6月にドイツ・フランクフルトで行われた第3回世界形選手権(5種目)で優勝したペアのうち4組が今大会にも推薦で出場、いずれも優勝を飾るなど実力を見せつけた大会だった。
大会の最高得点は極の形に出場した武石憲治・植松恒司(いずれも警視庁)の88.9、地区総合優勝は北信越で、2位は東海、3位は東京と常連地区が今年も上位を占め、レベルの高さを示した。

投の形

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・投の形・演武
写真:投の形優勝の坂本道人六段、
横山喬之五段による演武
【入賞者】
優勝:[推薦枠]86.6 [取]坂本道人(福岡大教)[受]横山喬之(摂南大教)
準優勝:[東京]78.9 [取]赤坂洋輔(警視庁)[受]若菜大介(警視庁)
第三位:[関東]72.7 [取]宮田裕介(埼玉県警察学校)[受]市東崇(埼玉県警察学校)

6月の世界形選手権で優勝した坂本道人(福岡大教)・横山喬之(摂南大学教)が86.6点と他を引き離して優勝。昨年は全日本2位、先に世界を制して「順番が逆」(坂本選手)となった今大会は相当なプレッシャーが掛かったとのことだったが、世界王者の面目を施す圧勝だった。

この日は「思い切り投げ、また思い切り投げられる感じに気を配った」とのこと。2人は筑波大の先輩後輩。それぞれの職場が福岡、大阪と遠距離のため、新幹線代を折半、週1回の割合で福岡大で稽古を積んだという努力が実を結んだ形だ。
「まだまだミスもある」という坂本選手、今後は「もっと演技の質を上げて完璧な投の形を目指したい」と抱負を語っていた。

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・投の形・坂本道人、横山喬之組
写真:世界選手権優勝の貫禄を見せた
坂本・横山組
【全出場者成績】
優勝:[推薦枠]86.6 [取]坂本道人[受]横山喬之
準優勝:[東京]78.9 [取]赤坂洋輔[受]若菜大介
第三位:[関東]72.7 [取]宮田裕介[受]市東崇
4位:[北信越]72.4 [取]冨沢和英[受]巻下広史
5位:[東海]70.7 [取]柘植久嗣[受]神谷昌利
6位:[北海道]68.7 [取]車 基至[受]工藤 瞬
7位:[東北]67.8 [取]佐藤英士[受]野田克海
8位:[中国]67.0 [取]井澤毅[受]田中光
9位:[四国]66.1 [取]近藤哲平[受]河野聖也
10位:[九州]58.0 [取]寶実[受]林田岬
11位:[近畿]欠場[取]高橋雄哉[受]森泰伸

【講評】中村良三審査員ほか
送足払が出足払になっていた人がいたが、これは正確に横に払わなければいけない。また、自護体の形が演技者によってバラバラだったことも気になった。技の理合について正確でない場合も散見された。浮落はぐっとこらえているのを投げるのだが、受けが勝手に飛んでいる。払腰の場合は下から掬い上げていくのだがそれが表れていない人もいた。他にも、巴投などアピールしようという気持ちが強すぎて両者が崩しを無視して演技をしている場合も見られた。練習不足で2人の呼吸が合っていない組や背負投げで膝が曲がっていた人もいた。また、摺り足で前に進む時に爪先が立っていた演技者がいたが、正確なやり方を学んでもらいたい。機械的に1、2、3と投げていたケースもあったが、緩急をつけること。

固の形

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・固の形・演武
写真:寝技のスペシャリストとしても有名な
小室宏二五段と高野賢司六段の
世界王者ペア
【入賞者】
優勝:[推薦枠]77.3 [取]小室宏二(都市大付中高教)[受]高野賢司(ランディコーポレーション)
準優勝:[東海]72.5 [取]中山智史(中山接骨院)[受]林聖治(三橋接骨院)
第三位:[北信越]72.0 [取]長田康秀(川口整骨院)[受]辻野祐紀((有)マックスシステム)

世界形選手権チャンピオン、第一人者である小室宏二(都市大付属中高教)・高野賢司(ランディコーポレーション)組が悠々優勝。2位に5点近くの差をつける圧勝だったが、演技に対する意識、練りこみ、迫力と他を圧する内容には80点台は確実という評もあり、得点発表後には「点が低い」との声も会場にはチラホラ。小室選手も「ぶっちぎって優勝したいと思っていたが残念。余裕を持ちすぎたというわけではないが、もう少し緊張感があったほうがよかったかもしれない」と自らの演武を振り返りながらも「地味な演技と言う先入観と、この種目が得意な先生たちが多いので点も辛くなるのではないか」と冷静に分析。高野選手も「点が出にくい種目ではあるので」と苦笑いだった。

筑波大の先輩・後輩コンビの次の夢は全日本柔道選手権での演武。確かに近年全日本選手権で固の形が演じられたことはない。「地味と言われる固の形でも見てもらって面白いと思ってもらえるようにしたい」という小室・高野組、「負けたら引退(笑)」(高野選手)というこのペアの夢は実現叶うか、長い目で見守りたいところだ。

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・固の形・小室宏二高野賢司組
写真:表彰後、恒例の「位取り」で
記念撮影に臨む小室・高野組
【全出場者成績】
優勝:[推薦枠]77.3 [取]小室宏二[受]高野賢司
準優勝:[東海]72.5 [取]中山智史[受]林聖治
第三位:[北信越]72.0 [取]長田康秀[受]辻野祐紀
4位:[関東]71.0 [取]市川洋文[受]佐久間善大
5位:[東京]69.5 [取]神宮武志[受]酒巻文孝
6位:[四国]68.8 [取]鏑木章充[受]平野聖二
7位:[近畿]64.3 [取]福田展樹[受]尾崎行雄
8位:[中国]63.6 [取]竹村千春[受]竹村典久
9位:[九州]54.1 [取]信國文孝[受]松尾浩一
10位:[東北]52.3 [取]鈴木一平[受]小竹邦元
11位:[北海道]34.9 [取]清野國安[受]工藤重孝

【講評】長谷川育夫審査員ほか
「位取りの構え方がぶれている人、最初に仰臥する位置が悪く、取の移動距離が長くなってしまう組がいくつかあった。また膝行についてはもっとスッと、スムーズに行うと良い。抑込技は3つの逃れ方を演じることになっているが、動きに沿った対応をすることは勿論、これが1つ1つ切れずに行われるべき。絞技については相手をどこかで制していないと不安定になって絞めが効かないということを考えて欲しい。関節技は、正しい掛け方、どう腕を捻れば良いのかをしっかり理解すると良いのではないかと思いました」

極の形

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・極の形・演武
写真:演武を行う竹石憲治六段と植松恒司六段
【入賞者】
優勝:[推薦枠]88.9 [取]竹石憲治(警視庁)[受]植松恒司(警視庁)
準優勝:[東海]83.6 [取]今尾省司(今尾NOUSAN)[受]清水和憲((有)ジーアール)
第三位:[関東]78.9 [取]菅澤壽一(神奈川県警察)[受]柴崎文伸(神奈川県警察)

この種目も世界選手権王者の竹石憲治・植松恒司(ともに警視庁)組が優勝。今大会最高の88.9点という高得点を挙げての圧勝だった。全日本制覇は05年の初優勝以来6年ぶり2回目。
この日は「最初の居取、特に両手取をスムーズに出来ればいい流れで演じられると思い、そこを特に意識した」(竹石選手)とのこと。「形というのは奥が深く、やればやるほど難しいと感じる。スピードや相手のさばきなどなどまだまだ改善の余地があるし、今日も完璧ではなかった。」(植松選手)と反省の弁も出たが、メリハリのある演技は他組とは明らかに差があり、世界王者の面目躍如と言える演武だった。

11年10月23日平成23年度全日本柔道形競技大会・極の形・竹石憲治、植松恒司組
写真:大会最高得点で優勝を飾った竹石・今尾組
【全選手成績】
優勝:[推薦枠]88.9 [取]竹石憲治[受]植松恒司
準優勝:[東海]83.6 [取]今尾省司[受]清水和憲
第三位:[関東]78.9 [取]菅澤壽一[受]柴崎文伸
4位:[北信越]76.8 [取]徳武宗昭[受]坪井清仁
5位:[北海道]70.9 [取]中澤伸一[受]中澤正
6位:[東京]69.7 [取]隈井昭典[受]長田忠
7位:[近畿]68.4 [取]岩永孝英[受]告下広伸
8位:[四国]66.0 [取]久米達也[受]
9位:[九州]63.0 [取]安東鉄男[受]重石雄大
10位:[東北]61.4 [取]野本義継[受]今立裕
11位:[中国]51.0 [取]石田崇[受]大橋優樹
12位:[全国枠][取][受]

【講評】貝瀬輝夫審査員ほか
全体的には練習の成果が出ていたが、個々には細かい点で差があったように思えた。一生懸命さは分かるが、瞬時に極めるには、ものすごい力を出すのではなく、流れるように、自然に極めるべき。爪先が死んでいた人がいたが、これでは相手を制することが出来ない。極める際の方向が違う人もおり、どちらへ極めればよいのか良く勉強してほしい。杖を上段に振りかぶる時に後へ杖が行き過ぎていた人もいた。点が良かった選手は概ねひとつひとつを正確にやっていたと思う。

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※eJudo携帯版「e柔道」10月25日掲載記事より転載・編集しています。

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